ご無沙汰。
いや、もうそのアレである。
仕事が閑散期となり、引っ越しの片付けもほぼ済んで、さらにその他諸々ヤル事が無くなってしまいヒマなんである。
まあ、忙しい毎日を送っていらっしゃる方には申し訳ないが、ヒマなの。
だったら模型作れと言われそうだが、こちらも仮住まい中なので部屋が激狭く新居に引っ越すまでは模型封印中なのである。今年の静岡用の新作は作例が2点、国本本で2点製作済みなので無理に増産する必要は無い。
仕方ないので録りためていたTV番組や映画放送などを片っ端から観たが、もう観るモノがない。金出して借りてくるほど懐が温かい訳でもない。しかもブログ更新するにもほぼネタが無い!といった状況。
あんまりヒマなので所有しているライカの貼り革の痛みが気になってきた。
ライカの貼り革は現在でこそ合成皮革らしいが、少し前まではグッタペルカまたはヴァルカナイトと呼ばれる植物由来の合成樹脂を湿布し表面に革シボのパターンを付けて作られる物だった。
ライカも何十年と経ってくるとこのグッタペルカが経年変化を起こし、亀裂が入ったりポロポロと剥がれ落ちてきたりとなかなか厄介で、見た目もかなりみすぼらしくなる。私の経験からして乾燥した状態で特に劣化が進む気がする。ドライボックスに入れておくと以前より状態が悪くなるのだが、しかし!ドライボックスに入れておかないと光学系にカビが発生しかねない。この辺がなかなかジレンマなのである。
これを貼り替えるべく、ネットで専用貼り替え革の販売を検索し良さげなモノを発見し早速注文。替えが見つかったのでぼろぼろになったグッタペルカを剥がしに掛かる。
革の剥がし方も革販売のサイトに載っていたので参考にしながら剥がしていく。剥離剤を使う事を勧めてあったがカメラの塗装を傷める事もあるし、所有しているカメラのものは結構派手に剥がれてくるので彫刻刀などでガシガシ削る。私のライカは銀色のこちらがM2。数年前にネットオークションで入手。
こちらがM5。発売当時はデカくて重くて評判が悪かったがその後、デカイのは還って持ちやすく高性能(ファインダー枠5種内蔵)と言う事で見直された実用型である。10数年前にウィーンのライカショップより個人輸入して手に入れた。見掛けの程度は悪いが機能はちゃんとしていた。革の方もさほど問題なかっったのだが使う機会が激減したのでドライボックスで長年眠っていたためかグッタペルカはボロボロになりつつあった。画像はグッタペルカをほぼ剥がし終わった状態。セルフタイマー枠にはグッタペルカが入り込んでいるので彫刻刀で剥がすのはかなり難儀した。最後に思いつきでガイアノーツのブラシクリンを使って剥がした跡を清掃したがコレがなかなか良かった。
到着した貼り革をM5の裏蓋に貼ってみたところ。多少苦労したが意外とすんなり残りの部分も貼り終える。
ご同様にM2の方も貼り替えた。無事終了!と言いたいトコロだったがM2の方はシャッター先膜のリボンが切れたようで皮を張る前には既に不調になってしまっていた。革も購入してたしそのままでは保管するのもはばかられる状態だったりで貼り替えておいた。シャッター修理となると数万は掛かるなあ。
勿論、当分修理しない(出来ない)けどね。金銭的理由

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