船体の工事がほとんど終了したので、これから所謂「艤装」工事に入る。
フジミのキットはなかなか素晴らしいのだが所々ヘンな部分があってちぐはぐな印象を受ける。上の16番17番パーツはどちらも12cm高角砲砲身パーツなのだが、シールドのありなしの違いだけの筈なのに明らかに砲の大きさが違う!シールドありの砲と無しの砲が全く別の大砲であると誤認していると思われる。
艦尾の飛行甲板トラス支柱をエデュアルドのエッチングパーツで再現。このエッチング、粘りがあって折れにくいのは有り難いが、折り曲げる部分よりトラス構造真ん中の方が強度がないので四角柱状に曲げる時はトラス中央も曲がってきてなかなか難儀。四角柱ではなくて八角柱っぽく仕上がる。元々ハセガワキット用なのだが、奇跡的に?長さ寸法が同じだったので流用出来た。ただ、このまま接着すると強度不足が心配だったので元のキットパーツを削りだしてダボを製作しトラス支柱の両端に接着して飛行甲板と船体に接着した。それでも左右で取り付け位置が微妙にズレて片側二本のトラス支柱の間隔が若干違ってしまった。
それでもまあココは舷側第二の見せ場となった。
飛行甲板は強着したので厳密に言うと平ではなくうねっている事だろう。
艦橋も製作。
ハセガワ純正エッチングパーツの信号マストのみ使用。フジミ純正エッチングにマスト類がないのは不思議。出来映えが全然違って見えるよ。シールド無し12cm高角砲も接着。
海魂と書いて「オーシャンスピリッツ」と読め!と言う事らしい、当該会社の日本海軍空母用汎用マストセットに入っていた「赤城」「加賀」「蒼龍」用と思われる無線マストを接着。こちらもなかなか秀逸なパーツです。
シールドつき12cm高角砲の砲身をカットして伸ばしランナーで作り替えた。左が元のヤツ。
三基分作り接着。
艦橋も別塗装して甲板上に接着。機銃は全てファインモールドのナノドレ(旧製品)と交換。
作りかけの「飛龍」と並べて士気を挙げる!
やはり「赤城」デカイね。製作してみて思ったのだが、この不格好な航空機格納庫を載っけた「赤城」「加賀」はもしかして後々戦艦に戻す計画があったんじゃないか?と言う気がしてくる。でも、まさかね。
空中線用の支柱を艦橋側面に取り付けた。それから全体にリギング開始!今回も「あゆゲッター」0.08mm形状記憶タングステン線を使う。向かうトコ敵無しだぜ!
しかしリギング中に無線マストを破損。折れ曲がったのを修正して使おうかとも思ったがかなり無理そうなので残っているパーツを使う。海魂万歳!
見えづらいけど無線マストにリギングしたところ。甲板外側に接着した「飛行機落下防止網」だが、どんなに写真を見ても確認出来ないので「赤城」には付いてなかった気がする。でも、付けた方が精密感が出るので付けちゃった!
これにてほぼ完成!
最後に各種旗を信号マストに掲揚して一応完成!もう少し旗を大量に掲げて、残る艦載機を作れば本当の完成だ!
時既に11月に入った頃。これにて、再び「飛龍」製作に戻る。

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