さて
私が「日本戦車キター!」と書いたのは、次回作に三式中戦車長砲身型を作ろうかと考えていたためである。もしかして皆さん、アーマーモデリング誌今月号付録の八九式の事かと思った?
べっ、別にそんなに日本戦車に興味があるわけじゃないからねっ(ある日のサビ屋さん風)!まあ、せいぜい九七式チハ位からが興味の対象だ。今回のアーマー誌もあまり買う気がなかった。
ところが!である。こちらでもアーマー誌が出回る頃になっても、いつもの書店で一冊も見当たらないのである。興味はないはずなのに、買うか買わないかという前に「入手不可能」と言う非常事態に理不尽さを憶えたのであった。どのみち買わないにしても「買うか買わないか」の決裁権を購買者から取り上げられてしまっては資本主義の恩恵に与れないではないか。いくら限定品的なキットでも大都市でしか入手不能なんて九州の片田舎をバカにしている!
とまあ、憤ってみてもアフターフェスティバル。そんなに欲しいのなら予約しておけ!と言う皇軍ファンのコメントが聞こえてきそうだが、そんなに欲しい訳でも無し。あとはヤフオクあたりで倍値位になった阿漕な商品にでも手を出すしか策はなさそうである・・・
と諦める前に、取り敢えず市内の書店巡りをしてアーマー誌の在庫確認をしてみんとてするモノなり。
TSUTAYA系の二店舗には影も形もなく、次は「帰ってきた」紀伊國屋書店へ。「帰ってきた」とは、一旦熊本から店舗が撤退したからで、昨年近所のショッピングモール内にテナントが復活した。しかし、天下の紀伊國屋でも在庫無し。中央にパイプのある書店だから期待したのになあ・・・
更に近所のいかがわしい書店へ。こちらは以前は普通の書店だったが経営が変わったのか売り場の半分がゲーセンとエロDVD販売になってしまったのだ。しかし本の在庫はマンガと趣味関係の雑誌類に限定され、還って有り難い店舗になった気もする。だが、こちらも坊主。手垢のついていないモデルグラフィクスが三冊も在庫中と悲しい状況であった。
いよいよ最後の手段である。熊本でも老舗のまるぶん書店本店へ行ってみることにする。繁華街の中にあるので若干遠いし、自家用車で行くと駐車料金が掛かるので最近はあまり行かないのだが、あそこに無ければ他も希望が少ないかと思い意を決する。
とは言え、まるぶんにない場合も想定して、行きと帰りに寄る店舗にも目星を付け出発。と言う事で繁華街へ行く途中にある本屋へ先に立ち寄る。
店舗内へ入るとホビー誌コーナーへ行き物色。なんとアッサリ同誌を確認!あまりにもフツーに置いてあるので感動すら憶える。しかも二冊もあるし。一応二冊を検分して痛みの少ない方を手に取る。オマケ付きで立ち読み出来ないので大して痛んでいる訳でもないけどサ!
レジにて精算。チーン!2800円也。買ってしまった、と言うか「買うか買わないか」を判断するために探してたんじゃなかったっけか?オレ。最近入金がないので現金がただでさえ少ないツウのに・・・元来欲しくないモノではなかったのか?八九式!
もしも入手出来なかった場合はマガジンキット化の功罪を問うつもりだったが、曲がりなりにもゲットしてしまったので消費者心理を突いた巧みな商売だったと評価しておこう。しかし必要以上に買いあさってネットオークションで銭を稼ぐ連中もいるかと思うと少し悲しい。本当に欲しい人々に適正価格で行き渡ったかどうか・・・ただ祈るばかりである。
でも、私の分は譲ってはあげないよ<(_ _)>。オレもヤフオクで稼ぐためにもう一冊も買っておけば良かったかな?と後悔している今日この頃である。ウソ

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