交歓会
会場に着くとあちこちでワイワイと盛り上がっている。またyamaneさんのグループなどの側で集まってワイワイ始める。海賊IV号さんなどがいるが「あれっ?こんだけ?」と少ないと思ったら、ちょっと離れたところに数人若い軍団が盛り上がっていた。「えと、会場は予約したんだよね?」とこまっちさんに訊くと「坂本さん達が来られないので一応10人で予約してます」との事。流石抜かりはねえぜ。
外は少々雨模様な事を思いだし傘を忘れてきているのに気が付いた。こまっちさんに促されて警備の人に断ってダッシュで傘を取りに行く。会場に戻り暫くすると例の松井アナのアナウンスで挨拶が始まる。今年はモデラーズ合同展20周年記念という事で挨拶、祝辞の後、連続参加の8団体の表彰も行われる。行事が長いのでみんな既にカップを取ってお酒を注いだり、料理を取ろうと身構えている。私は料理はこまっち方面軍に任せてドリンク配給所前で待機。
それからやっと乾杯に移る。「乾杯の挨拶を今年初参加の団体代表にお願いしたいと思います」という松井君の声が。「初参加でずいぶんと荷が重いな」とボソッと漏らすと「それでは御紹介いたします、『ろうがんず』代表、石坂浩二様お願いしまーす!」と松井アナが言うと会場に
おおっ!と言うどよめきが起きる!
画面ほぼ中央で挨拶をしているのが石坂浩二氏。「『なんでも鑑定団』も今年で20年を迎えましたが・・・」と言う出だしだったと思う。間違いだったらスマン。思わず用意してあったパイプ椅子に載っかって撮影した。挨拶も無事に終了し、ビールを貰って来て注ぎ合い、御発声に合わせて皆さんでカンパーイ!
私はドリンクコーナーからビールを貰って来てその辺の知り合いに注いだり、瓶ごと渡したり、食い物が欲しくなって取りに行ったりしていた。食糧も確保してみんなに注いで廻る。先程からむーさんの知り合いの「知らないおじさん」も側で盛り上がっていらっしゃるので何度かビールを注いであげると「この人ねー、大砲研究の大家なんだよ」とむーさんから御紹介いただく。ほう、そーですか、まあ一杯。とかやっていると「沢山お酌していただいたお礼に」と、持って来られたコピー誌を一部贈呈して頂く。タイトル「大和出撃」!こっ、これは・・・
「これは私の伯父の手記をまとめたモノで、私は大砲研究でライターなんかやってるKと言います」「・・・凄いですね!これ!・・・そう言われてみると、何処かでお名前を拝見したことがあるような・・」「あちこちで書いてますからきっと何処かで見かけられたかと」本屋では手に入らない、貴重な手記を頂いて喜ぶ。
Kさんはご機嫌になられたのかその冊子を友人達にも配り始め酒宴は更に盛り上がった!やっぱりmanさんの言うとおり、呑めない人にはこの気分はイマイチ判らないのかも知れないと思った。
今年はドリンク類がちょっと少なめの様な気もしたが、辺りはワイワイと盛り上がり、食料を独り占めする様な輩もなく楽しい一時でした。ビールが足りなくなってあちこちに調達に出掛けたりトイレ行ったりしていたらきららさんを見かけたのでご挨拶。そう言えばさっきお会いした時、フィン空メンバーの方が作ってこられた"I love Finnnsh air force"のバッヂを貰っていたりする。「あした一日ありますからまたヨロシク」と言って別れるがきららさんはどちらかへ拉致られていくのだった。おエラさんと一杯かな?
その後、会場にいた「かさぱのす」氏発見!どーすか?来年もまた来て下さいよ、みたいな事を話すと「作る気はあるんだけどなかなか・・沢山作れたらあちこち知り合いのサークルに1個ずつ置いていったりして」とか仰るので「そん時にはウチにも1個お願いします」と言っておく。潜在メンバー1人確保だ!
我々は既に「ハイエナ」化していたとみえ、食料・ドリンク類が尽きて来るとどんどん移動してさっき石坂氏が挨拶をした寸前にまで達していた!もしかしたらオイオイメンバーが一番「お行儀」が悪かったのかも知れない。でも独り占めはしなかったよ。食い意地が張ってるだけ!こちらにはまだ結構飲み食い出来るモノが残っている!
お給仕係の人が「勿体ないからこれに詰めて!」と半強制的にプラパックを呉れていたので我々も貰いに行き、余ったおいなりさんなんかを詰め2パック持ち帰る事に!実は翌朝メンバーの朝食となったりして。そろそろ時間が気になってきた。6:30を廻る頃になっていたのでぼちぼち2次会会場へ移動する事にする。まだ「元の場所」にいるyamaneさんなどに7:30から駅前南口「魚民」での2次会の確認をして一旦解散した。
我々は正面玄関まで歩きタクシーに分乗して南口へ。
二次会にて
既にホテルにチェックイン済みの我々オイオイメンバー4人と今晩帰る予定のKさんと南口でyamaneチームを待つ事に。彼らはこれからホテルにチェックインなので少々時間が掛かるのだ。今年は「金さん」ことF社のS社長も来て頂ける事になっているのでまた楽しみがひとつ増えた!伏せ字にする必要性がほとんど無いけど!
酔いが回ってきたのか、Kさんはいきなり「誰か『伊勢』作んない?ウチにイイ図面があるんだよ!」と仰る!「ええー『伊勢』ですか?manさんどお?」とムチャ振りをすると「イヤ!あんなヘンテコリンな軍艦は嫌いだ!」と秒殺!manさんは正統派好みらしい。私は正統派も好きだが実はヘンナフネも大好きで、戦艦「大和」や「伊勢」などは『実用度外視で戦後プラモデルになるために日本海軍が一生懸命作った』フネだと信じている!ホントカヨ!
・・・この場にmanさんと私以外、艦船モデラーもいないし・・・と考える。まだフジミのキットを未入手だという事がネックだが・・・・てか買う気無かったのだが・・・来年の製作テーマは決まっていたのだが・・・などと考えを巡らす。そのうちyamaneさんなどメンバー数人が集まって来て19:15位になったので「魚民」へ移動。私は移動中に遂に意志決定をする。「んじゃあ、誰もやらないなら私が『伊勢』作ります!」とKさんに意思表示。なんかダチョー倶楽部の「オレがやる!オレがやる!じゃあオレがやる!どうぞどうぞ!」みたい・・・
予約席は10人で一杯になりそうなスペース。ちょっと大丈夫かな・・・?今はまだ8人だからいいけど・・・yamaneチームは参加予定人数が不明だったから10人席予約だったんだけど・・・あと何人増えるの?海賊II号、IV号コンビもやって来て再びカンパ〜イ!であってる?どんどん人が増えたから前後関係の記憶がもうむちゃくちゃ曖昧です・・・暫くするとF社のS社長が登場!おお〜社長だぁ〜ご無沙汰です〜またまたカンパーイ!
その後も中盛行君やたればさん、kyotokingさんとつぎつぎにやって来る!もうハッキリ言ってぎゅうぎゅう詰めです!あとは誰かの膝の上しか空いてませんっ!
早速S社長に「あの五式中戦車のエンジンフード部分の形状はどういう資料を基にされているんですか?」とyamaneさんから質問が入る。「・・・あれはね、車体後部からエンジンを降ろしている写真があるんで、そこから強度を考慮して設計するとああなるんです!」一同「・・・。」何故か、しらじらしい空気が流れたので私が「・・・じゃ、まあ、ココにいる皆さんは取り敢えず最低1個ずつは買うという事なんですね?」と言うと取り敢えずドッと笑いが起き、ンなワケねーよ!みたいに盛り上がったのでヨシとする。
私は「ナノドレッドシリーズはいいアイディアですね、アレはメーカーも儲かって艦船モデラーも嬉しいという・・・」と言ってみると「ダメだよ!あんなん儲からないよ!」とダメ出しをされる。「値段も安いし手間も掛かるし、自分トコのエッチングパーツと競合するしねえ」「まあ確かにそうでしょうけど、でももう私はエッチング機銃には戻れませんよ」兎に角、ほぼ手間無しで機銃が完成するのは嬉しい事なのだ。
私は周りのみんなに両手を使ってF社のエッチング製25ミリ三連装機銃の作り方を説明する。「まず、キット本体パーツの真ん中の穴へ別パーツになっている中央銃を入れて接着。それから右銃と左銃をピンセットでググッと90度折り曲げて三連にしたら、今度は両サイドの座席をグッグッと2回ずつ曲げて椅子の形に。最後に前方に展開している枠を銃側にグイッと曲げてやっと完成なんだよ!こんなんいちいちヤッテられるかっ!」と「ノリツッコミ」風に説明したらオオウケ!でも実はエッチング機銃の中でもF社の物は作り易い方だと思うヨ。「それが、切り離すだけで完成するナノドレッドならこんなに楽な事はない」と言うとこまっちさん達は「エッチング機銃なんてオレ達には組めないっスよ〜」とか感心していた。更に「ディティールにしてもナノドレッドに比べたらエッチングの銃はミシンに見える」とか言っておく。
誰かが「でもアレは金型の保ちが悪いんでわ?」と言うとS社長は「ンなこたないよ、インジェクションつったって所詮プラだから」そりゃそうでしょう、採算がとれる方向で製品作りをしなければ企業としてオカシイですよね。「今後ナノドレッドは定番化するでしょうし、そうなれば・・・」「まあ確かに・・・」やっとS社長と意見が合った!ンもう社長ったらアマノジャクなんだからー!とか思う。
その後、暫く盛り上がってS社長は次の飲み会へ移動。社長は人気者なのだ!でも社長は帰ったが人が増えちゃって席はギュウギュウ寿司詰め!膝つき合わせて、肩寄せ合って盛り上がる。Kさんはあとから来た若人達にも「名刺代わりに」とか言って今度は陸軍モノの研究冊子を配布したりしている。私は「ホンモノ」の方の名刺もKさんに渡しておく。「伊勢」図面ヨロシク!とか・・・
そのうち2時間が経過し、Kさんも帰りの電車の時間が迫っていると言うので2次会お開きとなる。お疲れ様でしたー!

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