2016/5/17

The Wars of the Roses 2.Henry VI 2  ベネディクト・カンバーバッチ

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(物陰から兄が殺されるのを見るリチャード。とにかく戦争という名の殺人をひたすら見てた。)

ああ、面白かったです。

紅組ダメ王ヘンリー六世ダメっぷりがここまでダメとは想像を超えていましたし、
白組の末息子リチャードの暗闇ぶりと異形の魅力も以下同文でした。

詳しくは後で書くとして、それだけは言いたかったので・・・



ここからが「後で」です。

「薔薇戦争」と名前は華麗ですけど、またまたひたすら紅白チャンバラ合戦の続いたパート2でした。主な登場人物たちもグサグサッ!と斬られて倒れて。

印象的だったランカスター(紅)のイケメン騎士クリフォードは、ずっとどこかで見たと思っていましたがBBCのサイトを見たら「ポルダークの・・・」と書いてありやっと思い出しました!!ポルダークの従兄弟のダメ男の君でした。ああ、これですっきり。

ポルダークのダメ男は完全にダメだったけど、ダメ王ヘンリー6世も負けていませんでした。家臣達が勇敢に戦っていた間、茂みに隠れて見ていて何もせず、挙げ句の果てには王冠を沼に投げ捨てて戦場逃げ出して牧場で現実逃避していたという!

しかし彼のダメ歴史の中でも、寒いイングランドの牧場でパンツ1枚でうろついても死なずに、ロンドン塔へ幽閉されても聖書などに現実逃避して生きていたとはすごい生命力ではないでしょうか。

ヘンリ−6世を見ていると、美男で詩人きどりで政治も戦争もできなかった生まれながらの王、リチャード2世をどうしても思い出します。リチャードが仕事はできなくても神々しかったのに比べヘンリーは凡庸で神にもそれほど愛されなかったのだなと気の毒になるけれど、暗いロンドン塔で9年間も生きていて死ぬ前に実はまた1年だけ在位したとは、よほど身体が丈夫だったのですね。誰でも何かしら取り柄はあるものです。在位は40年間と、父ヘンリ−5世の4倍でした。

史実と、シェイクスピアの原作とも少し違うドラマ版らしいですが、そのヘンリー6世と、まだエドワード王の弟だったリチャードの最後のシーンが良かったです。

今日帰宅後、図書館から「ヘンリー六世」の文庫を借りてきました。ヘンリーとリチャードの最後の会話とリチャードの独白を照らし合わせたくて。

原作を少しカットしていましたが、ロンドン塔にやってきたリチャードに対して王は、「お前は死刑執行人だ」と状況をわかっていながらも「予言しよう。世界は醜いお前のせいで不幸になる。醜いお前が生まれた時母親は不幸になった」とリチャードの痛いところを突くんです。ずっとズレていた王様、自分の刺客に対して自分を殺させるのは悪魔のように上手かったです。

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(影から見る側から、こちらを見る側に回ったリチャード。でもいつも一人というのは同じ。)

そして最後の最後に、カメラの向こうの私たちに向かって語る(ゴッホの時に初めて体験した、ベネさんに見つめられるという体験再び!)リチャード、いわゆる「残忍な」とかそういう言葉がどれも当てはまらない、摩訶不思議な生き物のように見えました。ヘンリ−6世にも「生まれた時にすでに歯が生えていて人を噛み殺すために生まれてきた」と言われたばかりですし、自分をどんどんゴラムのように追い込んで生きるエネルギーに昇華しているかのようでした。

異形のヒーローを演じたら右に出る者はいないと思わせたベネディクト・カンバーバッチすごいです。「どこか憐れなすごい人」という発明家なんですかね。シャーロックといい、チューリングといい。

いよいよ「リチャード三世」で、最高に憐れな王様が見られるのでしょうか。

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2016/5/12

The Wars of the Roses:1.Henry VI 1  ベネディクト・カンバーバッチ

The Hollow Crownシリーズが英国BBC2で始まりました。日本でもhuluで今月下旬に配信予定とhuluさんからのメールに書いてありました。楽しみですね。

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シェイクスピア没後400年ということで世界的に作品がフューチャーされている今年は、去年までのように「ハムレットを見る数ヶ月後までに原作を読む」などしている余裕もありません!

本来ならば予習などせずとも、ビルさんことシェイクスピアは舞台で上演するために戯曲を書いたので、劇を聞けば原作を読むことと同じなんですよね。ところがシェイクスピアの英語は私には聞いても読んでも難しいので、もうズルしてあらすじだけを読んでドラマを見てしまいました!

The Wars of the Roses(薔薇戦争)の1作目は「 Henry VI / ヘンリー6世 1」

良き美しき王であったヘンリ−5世の死後から始まります。ヘンリ−5世の弟であるグロスター公はなんとダウントンの伯爵様=ヒュー・ボネヴィル!

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ううーん、ちょっと待った、前シリーズのホロウ・クラウン1のヘンリー5世で、トムヒ王子が戴冠するとき王の弟達は皆少年だったはず。ヘンリ−5世は35歳で亡くなったのに、弟がなぜすでに伯爵様の年齢なのかがミステリー・・・

ともかくヘンリー5世の亡骸から嘆きの王冠を外したのがグロスター公で、この時まだ9ヶ月だったヘンリ−6世の摂政となり実権を握ったのです。

赤ちゃん王も美しく成長しました。トム・スターリッジお似合いです。

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顔は父に似て綺麗だけど、頭や意志は受け継がなかったのが災いしたのはリチャード2世を思い出させました。ずる賢い家来に王妃を押し付けられて、赤ちゃんの時からお世話になってるはずのグロスター公夫妻を罠にかけられ、王妃にも影で裏切られてるのにグロスター公を失う羽目になるのです。

公夫妻は、宮廷ではあんなに立派だったのに(妻はサリー・ホーキンズ)、捉えられてからの扱いはひどかったようでボロボロの罪人に成り果てていたのが辛かったです。

いくら戦国の世とはいえど、あんなに身分の高い人でも陥れられたら簡単にやられてしまうなんて、ジャンヌ・ダルクも出てくるんですが、魔女で火あぶりなんて映像で見たのは初めてです。さらし者になって生きたまま焼かれる恐ろしさ・・・15世紀、中世が暗黒時代と呼ばれるのもごもっともです。

ヘンリ−6世の王妃マーガレットはソフィー・オコネドで、私は彼女を見るのは初めてなので役と一体化させて見てしまいます。王からは「メグちゃん」なんて呼ばれてるけど、恐ろしいったら(汗)。

今度の土曜日には「Henry VI 2」が放送され、この恐い王妃は戦場に行き、そしていよいよリチャード3世となるベネディクト・カンバーバッチも出てくるんですね。

今のヘンリーのおじいさんが威圧してリチャード2世から「ほらあげるよ」と放り投げられてもらった王冠、これからどういう風に渡り歩くのか。
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2016/4/25

シェイクスピア・デー  ベネディクト・カンバーバッチ

4/23(土)は、シェイクスピア没後400周年記念ということで、生誕地のストラトフォード・アポン・エイボン、ロイヤルオペラハウス、グローブ座などからライブパフォーマンスが配信されました。BBC2とUK~欧州の映画館368か所、それとオンラインでも見られたようです。

土曜日の夜、私は配信サイトで四苦八苦したのに残念ながらほとんどPCで見られませんでした。あきらめて寝て起きた日曜日の朝、トーストとコーヒーを持ってPCの前に座り、思いがけない寸劇で一気に目が覚めました。

もちろんこれのことですよ。



Paapa Essiedu(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで今年ハムレット役)
:To be, or not to be. That is the question.

Tim Minchin(コメディアン/ミュージシャン)
: いや、悪いね〜、ちょっといい? ORだよ。

PE:骸骨。骸骨のシーンじゃないから。

TM:ハムレットには骸骨が付いてくるんだよ。とにかくOR

PE:ふーん。君はハムレット演じたことあるの?

TM:デンマーク王子を? ・・・ない。どうせ赤毛だから。

Benedict Cumberbatch: あ、あ、あのちょっといいですか。こうでは?To be, or NOT to be....
or は強調するところじゃない・・・

TM:あんた誰?

BC:ただの一俳優です。

TM:ハムレットやったことあるんだろうね。

BC:まあ、実は。

TM:ええ〜!エディ・レッドメインじゃん。すっげ〜!すっげ〜!

BC:なんだ君は。

TM:「リリーのすべて」良かったよ〜

Harriet Walter(London Spyスコッティの旧友):すみません、すみません。落ち着いて、こうよ。To be, or not to BE.

TM:じゃああんたもハムレットやったことあるんだろうね。

HW:まだだけど。

TM:ムリだよね〜。だって、あんた、ないじゃん・・

HW:どうぞ言って。

TM:あんたぺ・・・ピアニスト!僕ピアニストだから!

David Tenant:いい加減にしろよ、頭冷やせ。カンタンなことだ。話戻して、To be, or not to be. THAT is the question.

TM:あんたもハムレットやったんだろうね。

DT:うん。

TM:ああ!ブロードチャーチ!

DT:だからなんだって?

TM:ハムレットを監督する人は広義派なんだね。

Rory Kinnear:ダメダメダメ!バカだなあ!To be, or not to be. That IS the question!

Ian McKellen : やあ、エディ。どれも違うよ。To be,or not to be. That is THE question.

Judi Dench : To be, or not TO be. That is the question.

・・・骸骨じゃないってのに・・・わさわさ・・・

TM:すみません、あんた誰?

JD:余はデンマーク王子ハムレットなり。

Prince Charles:言わせていただくとね・・・やあ諸君。ちょっとだけね、ちょっと。
To be, or not to be. That is the QUESTION.



とまあ、こんな感じに、若手ハムレットから始まって、コメディアンの狂言回しが加わって、あれよあれよとシェイクスピア・スター俳優がああでもない、こうでもない、と有名なセリフの言い方を主張しあってサー・イアンとデーム・ジュディまで出てきてどうなるのか?!ってところにチャールズ皇太子、デンマークじゃないけど本物のプリンスが出てきちゃったんですから?!

チャールズ皇太子は、ロンドン・ファッション・ウィークのセレモニーでもホストを務めたことがあり、自身も英国のアイコンとして国の宣伝に一役買ってることを踏まえて、英国の輸出品であるファッションや演劇芸能に箔をつけて国力増強に頑張ってますね!

BBC NEWSでも、このガラが終わった後の楽屋でヘレン・ミレンとジュデイ・デンチがこの皇太子の舞台デビューに対して「(もってかれるから)子供や動物と共演なんてするものじゃないんだけど、プリンス・チャールズもね!」と宣ったとのことです。(笑)


・・・ちょっとだけ残念なのは、今NYにいるベン・ウィショーもハムレットやったんだから、出てたかもしれなかったのになあ。

だけど、これだけ豪華キャスティングの寸劇を楽しむことができて、気がついたら英国ドラマを見始めて4年なんですね、まあ英語が全部わかるようにならなくて挫けそうになることもあるけど、ローリーさんのNTライブハムレットにブチブチ言ったこともあったけど、テナントさんハムレットはDVD買ったし、見続けてよかったなあ!と自分でも感慨深くなってしまいました。

世界は知るほどにおもしろいのですね。ALL THE WORLD'S A STAGE.
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2016/4/6


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この映画「ドクター・ストレンジ」NY撮影写真は、右上に桜の木があって、遠いNYだけど東京と同じで今桜が咲いているのね、と思えて好きです。しかもドクター・ストレンジのキャラってみんな忍者みたいな衣装だし、東京で撮ってくれてもよかったですのに。

世界の中心のひとつNYはいつでも熱いのでしょうが、私史上もっともHOTかもしれません。ベン・ウィショーさんの舞台「The Crucible」を同じベンでもカンバーバッチさんが見に行く日が来ようとはねえ・・・ソフィー・オコネドさんとはBBCドラマ「ホロウ・クラウン2」で共演してるはずだからそのつながりかな。

そして、その熱いNYに、私も行けそう度が急上昇しました。なんのことはない、夫の承諾をえた、というだけの話です。ただそれだけなのに、言い出すまでたぶん半年以上かかりました。家庭もちというのは気を使うもんです。でも話は、

私:I want to go to NY. Is that all right?
夫:Yes, if you want to go.

たったのこれだけ。
The Crucibleのチケットは買ってあるとは言ってないので、なぜ夏の暑くて飛行機の高い時に行くのかとは不思議がられましたけど。

ということで、オープニングのプレス評を読めば読むほど自分の首を締めることに気がつきました。フィリップ・グラスの音楽であたかも本当に悪魔が降りたような錯覚を起こさせる演出である、とか・・・あああ!

ネタバレは今回最終日を見る予定なので覚悟してはいるんですけど、やっぱり積極的に踏むのはやめよう。

NYは前職の出張が最後で、それもほんの1週間ほど2回行ったのみで土地勘もなく無事に劇場までたどり着けるかも自信ないです。

いや、その前に飛行機の切符を買わないと行けないんですわ!




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2016/2/4

Entertainment Weekly ドクター・ストレンジ  ベネディクト・カンバーバッチ

アメリカの映画/ドラマ誌「Entertainment Weeky」の2016/01/8~15つまりお正月合併号の表紙を飾ったマーベルの「ドクター・ストレンジ」、中も6ページ大特集でした。写真はネットでも見られますが、アメリカの週刊誌の記事でこんなに大々的に出てますよ〜ってことで中身のお裾分けです。

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この緋文字ならぬ火文字、かっこいい・・・

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原作コミックの紹介も

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共演者の紹介

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ティルダ・スウィントン、チューイテル・イジオフォー、レイチェル・マックアダムズ、マッツ・ミケルセン。楽しみな豪華配役。女性は誰だかわからないと思ったらダウニーJrホームズのアイリーンの人でしたか。
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