2022/3/15

キャトリン・モラン「女になる方法」  異文化

クリックすると元のサイズで表示します

映画「ビルド・ア・ガール」の原作小説の著者キャトリン・モランの別の本「女になる方法」が北村紗衣訳で何かで聞いたことがあったのでそちらも読んでみました。

映画とこの本はどちらも自伝的なのでかぶる内容もあり、先にビジュアルで見たので本も読みやすくなり助かりました。

乱暴に一言で言うとフェミニストのガイド本で、タイトル「女になる方法」もボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない。女になるのだ。」の言い換えでこの言葉も出てきます。

13歳の誕生日の思い出から始まるのですが、13歳とは、つまりティーンの始まり。日本語だと10代と訳される英語のteenagerには、11歳と12歳は含まれてないのです。eleven, twelveでthirteenとかforeteenとかteenが付いてないし、まだ子供なのです。

で、ティーンになった途端に女の子はセックスの対象としての視線にさらされ魅力的であることを期待される、ということに違和感と反逆を唱えるところから始まります。

この作者の特徴でかつ売れてる(ジャーナリストで作家でテレビ司会者で『タイムズ』のコラムニストという輝かしいキャリア)ポイントは、他の人には言い難いオープンな下ネタをあの手この手で表現し、その中には自分にも思い当たることもあり、それに音楽ジャーナリストならではのミュージシャンとかセレブネタが溢れてることだと思われます。

フェミニズムというテーマからして性の話題は避けては通れないとはいえ、途中あまりにもしつこく長く下ネタが登場するので閉口し掛かりました。しかし、著者がアンダークラス、訳者あとがきによると労働者階級より下の福祉で生きてるクラス出身(例えば、自分で働いてお金を得るまで家が貧乏すぎてパンツはママのお下がりデカパンだったという!)ということがある時ストンと腑に落ちました。

そして読んでて、イギリス(西洋)と日本(アジア)の文化の差を最初はより感じたのは、女の子のカースト上位タイプがセクシー系なイギリスに対し、一世代前の日本では未だ優等生タイプでセクシー系はヤンキー姉ちゃんしかいなかったので、不良グループにでも入らない限り13歳とか14歳とか15歳とか16歳でいつもセックスする時の心配なんてしなくて良かったから思考も違うと思いました。

とはいえ、納得できるところも随所にあり、笑えて、うなずけました。

例えば、「男性フェミニストは進化の最も素晴らしい最終形態」とか!
ボヘミアン・ラプソディーも録音された「ロック・フィールドでフレディになったつもりではしゃぐ」とか!
「女は結婚式の日1日だけ主役として生涯最良の日を過ごす。しかし全ての結婚式は、奇行の絶頂期だったマイケル・ジャクソンみたいに振舞うことに行き着きます。」!

そして最も共感できた部分は、あとがきの「わたしはプリンセスになりたくなかった。アーティスト(ミュージシャン)のミューズになりたかった。」でした。

・・・わたしもそう思ってた!!!なれなかったけど!それを読んで、わたしがティーンだった頃自分でも気づいてなかった願望に今気づいてしまいました。ミュージシャンと付き合いたかった。

ティーンをちょっと過ぎて22〜23歳の頃、音楽系の男子も含めて数人でクラブに遊びに行き仲良しグループができて、その中に密かに好きな男子ができました。私は彼の注意を引きたくて、UKインディーズに凝ってた当時の持てる知識をペラペラしゃべりまくって得意になり彼に尊敬されたかもしれないと思っていたら、女子だけの時はよくしゃべるけどその時寡黙だった女子といつの間にか付き合っていたのです。

私は密かにUKロックの知識では女子にしてはなかなかなんじゃと思っていたのに、猫をかぶっていたあの人と〜?!その後も、音楽系のイケてる男子と付き合ってる女の子って決して派手ではなくても小綺麗でスッキリしてて、そして喋らない!という共通項を発見してしまい、いったい彼女たちはなぜ私が得られないものを得ているのか?!どんなマジックがあるのかと落ち込みました。

この本は「じゃあ自分も喋らないでおとなしい女子になろう」なんて間違った方向に行かないためにも読んでおくといいんじゃないかと思いました。


0

2021/3/17

聖パトリックの祝日  異文化

クリックすると元のサイズで表示します

今日はセント・パトリック・デー、アイルランドの祝日。

通年なら世界中で緑色のパレードが行われる日です。

私はキーボードを緑色にしました!



アイルランド映画のお話ひとつ。
ブルックリン」はシアーシャ・ローナンが好きで見に行きました。その2週間ほど後にNYの「るつぼ」ステージドアでシアーシャに会えたので、「日本でブルックリンも今月見ました」と声をかけたら「Did you enjoy it?」と聞いてくれました。ブルックリンもアイルランドとNYの二つの場所が舞台なので、そのうちのひとつの場所で主演女優に会えたという嬉しい思い出に。
2

2021/3/7

羊飼い猫の日記/アイルランドの四季と暮らし  異文化

クリックすると元のサイズで表示します

こちらの本を知ったのは、アイルランド大使館のつぶやきがきっかけでした。アイルランドに羊飼い犬ならぬがいるよ、というつぶやきをRTしたら、相互さんでステキな友人のMayumiさんが返信でこの本を著者のアカウントを入れて教えてくれたんです。

その後、著者にもその返信が共有されたため、Mayumiさんへのお礼返信が私にも共有され、ほかにもその会話を目にとめた見ず知らずの方々が、この会話を「いいね!」したりして、アイルランドの羊飼い猫を巡り一瞬にして本の著者とも繋がってしまったというワクワク体験でした。

日本のツイッターだと第3者が会話に入る時に「フォロー外から失礼します」と挨拶するのをよく見かけますが、元々SNSは誰にでも開かれている場なので失礼でないと私は思いますし、時々私も英語でつぶやいたり返信しますが、知らない人同士でもまったく問題ないどころか、その広がりこそがSNSの意味ではないかと思うのです。

というわけで、著者に「ご紹介ありがとう」と言われたら本を読まずには生きていけない、とさっそく読みました。

いえ、正しくは、著者は牧羊猫ボディシャス、そして彼の代筆を務めたのが飼い主のスザンナ・クラプトンです。

とは言え、ボディシャス本人(猫)の牧場の暮しでは、相棒のスザンナさんから彼女の経験の話をたっぷりと聞いているのでその話も登場します。現在のアイルランド、キルケニーの話と、スザンヌさんの生まれ育ったアメリカの話、アイルランドに引っ越してからの話と、ボディシャスとスザンナさんの体験談が盛りだくさん。

アイルランドに比べたら広大で自由の国のはずのアメリカバージニア州での子供時代、ディスレクシア(読み書き障害)と訛りとイギリス英単語でいじめにあった。

アイルランドの畜産農家は、自分の牧場に侵入して家畜に危害を与えようとするいかなる犬についても、これを殺処分する権利を認められている。

スザンナさん=羊飼いさんがNYCで俳優を志望していたころ、多くの友人がエイズの犠牲になったこと。

ボディシャスの先代のボス猫オスカーの死を出先で知らされた時、悲しみを耐えるのに、イギリスからの独立を目指して敗れた兵士たちのブロンズ像の周りを、アイルランド反乱軍の歌を歌いながらぐるぐると歩いた話。

1年の季節の移り変わりを、アイルランドの神話ではヒイラギとオークの両王が覇権争いをして日と夜の時間が変わるとか。

田舎のクリスマスの朝は、トーストとジャムと濃い<バリーズ・ティー>で始まる話・・・

と、羊のお産の冬のクライマックスまで農業を地位眞としたいろんなお話が聞けますよ。アイルランドの農業には羊や馬や犬、猫、鳥にラマまで出てくるので、日本の田植えよりも単純に楽しそうだと、極寒の中の動物の命を預かる仕事は楽しいだけでは済まないことを含めても、そう思います。そして羊飼いさんの動物への愛情が、愛することが、愛する対象があって、それを仕事とする生き方が羨ましいです。



1

2019/12/26

ソウル4日目ホンデ付近  異文化

4日目最終日。
飛行機は夜9時に成田に着く便にしたけど、出発は6時50分、2時間前までのチェックインとソウル駅から1時間の電車に乗ることプラス地下鉄+歩きを考慮した結果、2時半にホテルを出る計画に。午後まで何かできる!と思ってたのにホテルに荷物を預けて出たのがすでに11時。

2日目に行ったイムブリーというショップでやっぱり買うと決めたジャケットを求めてまずはお買い物を決め、

ランチはおしゃれカフェで・・・

クリックすると元のサイズで表示します

・・・と思ったら、カフェはおしゃれだけどメニューはドリンクのみ!

クリックすると元のサイズで表示します

まあいろいろと可愛いしドリンクも超美味しかったです。

クリックすると元のサイズで表示します

トイレも可愛いです。テーブル席の隣には別室があってそこでは光を使ったインスタレーションのような空間になっていました。ギャラリーだったのかな。

クリックすると元のサイズで表示します

確かにデザイン性の高いものを取り揃えてセンス良いのですけども、私には完成度の高さがショールームぽくてリアルを感じないので好き・・・まではいかなかったかな。韓国人のお客様がふた組いましたが日本でも有名なところのようです。

お腹をすかしたままホテルに荷物を取りに戻り、明洞からソウル駅まで戻る途中駅のホームで無料チャージャーを発見!これどの駅にもあるといいのにね!

クリックすると元のサイズで表示します

飛行機が飛び立ってから、ややっやっと食べ物が・・・2時間フライトで食事が出るのはありがたや!
クリックすると元のサイズで表示します

ご飯食では普通食べないパン+バター、そして水まで全て平らげたのは初めてかもしれません。チキンにはコチュジャンがたっぷり付いていて、好きな量だけかけられたので私はほんのちょっと、韓国の方だったら全部かけられるのかも。

クリックすると元のサイズで表示します

フライトがアシアナだったため、機内食が行き帰りとも韓国料理、現地気分を味わえました。ごちそうさまでした!カムサムニダ!
0

2019/12/24

ソウル3日目エルメス・カフェ  異文化

ソウルは夜遅くまで開いてる店があるため心に余裕が出来すぎてまたもやお寝坊スタート!主な理由はJKのヘアメイクのせいなんですけど・・・

3日目はまたシャレオツなカロスキルとカンナムグチョンというあたりへ。

アックジョンという駅を出て目指す「10コルソ・コモ」(ミラノが本店のセレクトショップ)まで歩く途中、駐車してるのは欧州高級車ばかりですでに高級ムード立ち込め始め。美容外科クリニックもあるあたり、施術も高級品おしゃれなのだと悟る。

クリックすると元のサイズで表示します

さすがソウルのセレクト、(見たのは昔だけど)ミラノよりもカジュアルで攻めてました。普段見る機会のないアーデム、ジャンバティスタ・ヴァリなどのお洋服を見れて心が大満足。アウトレットで60%offでも10万円くらいなので購入はやめておきましたけど。

そのあともっとカジュアルなセレクトショップやコスメブランド店など見て、私はスポーティーでポップな韓国ヤングブランドが好きだと悟る。

移動してもっと高級ブランドショップエリアへ。目的はエルメス・カフェ。

おおお!エルメスも今季テーマはドラゴンではないかっ!嬉しいっ!でも店内でドラゴンプリントのショップは見つからず・・・買えないからいいんですけど、見たかったな。

クリックすると元のサイズで表示します

カフェは地下。中庭にはクリスマスツリー。オレンジのエルメスの箱がオーナメントなんていいなあ。

クリックすると元のサイズで表示します

食器はもちろんエルメス。カトラリーにも馬具モチーフが付いてます!

クリックすると元のサイズで表示します

店内は照明が暗めで、ティラミスに乗った「H」型チョコが見えませんね・・・

クリックすると元のサイズで表示します

スコーンはデヴォン式にジャムが先派に転向しました。

クリックすると元のサイズで表示します

この食器のタイルモチーフには高級感を感じないんですけど、これはギリシャ文化へのオマージュか何かなのでしょうか。お金持ちの考えることはよくわからない。

クリックすると元のサイズで表示します

アックジョン駅前に現代(ヒュンダイの漢字はこれだったと知りました!)百貨店がありまして、その外観はロッテ百貨店と同じくセンスはちっとも褒められない(なぜに上から目線?何様か私すみません)のだけどまだやっていたので入ってみたら、好きなブランド色々入っててロッテ百貨店と同じように楽しめました。セリーヌは大好きなエディ・スリマンがダイレクターなので服が見たかったけどこちらにはバッグのみ(ロッテで服は見れた)。バレンシアガのバッグもポップで可愛かったでーす。

クリックすると元のサイズで表示します

東京に住んでて東京の百貨店の高級ブランドは見ないけどどうして外国に行くと見る気になるのか不思議。休暇だからですかね!
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ