2019/6/12

Woodstockにたどり着く  モース&ショーン・エヴァンズ

イギリスから戻りました。第一報がソレかよ?!なご報告ですが、前の記事のクリフハンガーをまず終結いたします。

オックスフォード1日目の夕方、舞い上がりも落ち着いた頃に意を決してウッドストック行きのバスに乗りました。

ガイドさん(後で詳しく書きます)によると、コリン・デクスターによるモースシリーズ第1作目「ウッドストック行き最終バス」のタイトルは、はじめ「最終」の代わりに、特定の時間が付いていたそうです。


まずバス乗り場を探しました。

オックスフォードの街の中心にターミナルがあり、行き先から見つけました!

ふむふむ、30分おきに出てるな。

デジタル表示でも6分後に来ると。

車体も最新モデルでコリン翁がお話を書いた時代とはだいぶ違いますね。

あのお話ではバスがいつ来るかわからなかったので女の子たちがヒッチハイクをし、事件が起きるのです。

クリックすると元のサイズで表示します

バスの正面にはWOODSTOCKとでかでかと出ていたのに写真には映らないって何のトリックですか?!

クリックすると元のサイズで表示します

でもチケットにはちゃんと証拠がプリントされてます。往復で買えるとは知らなかった。

クリックすると元のサイズで表示します

中心の喧騒を出ると大きい一軒家の立ち並ぶ高級住宅地がバンバリー・ロードに沿ってあり、そこも過ぎると野原、そして最初の町、キドリントンが近いという標識が。ここまで20分くらい。

クリックすると元のサイズで表示します

中心はハイストリートと言ってイギリスの町には必ずある商店街、そこも少し過ぎると「ガレージ」が。イギリスでは中古車販売と修理を兼ねた店で、モース達もよく聞き込みに行ったし、コリン翁のお父さんの仕事でもありました。

クリックすると元のサイズで表示します

キドリントンを抜けて5〜7分くらいで停留所は「ブレナム宮殿」!

クリックすると元のサイズで表示します

これだ!モースやルイスだけでなく、「007/スペクター」や「ハリーポッター」「オーランドー」「バリーリンドン」などのロケ地としても有名な宮殿です。

クリックすると元のサイズで表示します

・・・なのに通り過ぎるだけ。

だって私の第一目的はその先のコチラ。

クリックすると元のサイズで表示します

今気づいたけど、停留所の「Woodstock」についてる「Malborough Arms」ってブレナム宮殿の持ち主マールボロー卿の兵器庫があったということですよね。あの「女王陛下のお気に入り」のレイチェル・ワイズの夫です。

日曜日の夕方、Woodstockで唯一開いてたカフェ。

クリックすると元のサイズで表示します

私は村って農家くらいしかないのかと思っていたのですが、実はコツウォルズみたいな蜂蜜色の家が立ち並び、ちゃんとお店やカフェのある街だったのです。

だってさ、ENDEAVOUR 0601でモースが勤務してたウッドストックの派出所って野原か山の麓みたいな所にあった・・・ロケは別の場所だったことは何かで読みましたが、それにしても似たような風景の場所を選んだと思っていたのです。

クリックすると元のサイズで表示します

が、しかし、実はこのオックスフォード1日目、日曜日だったので店は平日より早く閉まっていて、いやおそらく開いてない店もあったでしょう、ゴーストタウンのように人がいなく、この時頭痛にみまわれていた私は無人の街に留まり散策するパワーがゼロに近く、

クリックすると元のサイズで表示します

ふらつく頭を抱えてすごすごとオックスフォード中心地行きの次のバスに乗ったのでした。

「ブレナム宮殿」と「ウッドストックの街の」散策という、さらなる課題を掘り起こしてしまいました。
2

2019/6/2

ウッドストックまで  モース&ショーン・エヴァンズ

クリックすると元のサイズで表示します

モース原作の1作目が「ウッドストック行き最終バス」というタイトルで、

ENDEAVOUR 6 でもモースが左遷された先がウッドストックの派出所だったので、

その「ウッドストック」という地名に萌えを感じるファンとしては、短い滞在の中行けるだろうか、と案じておりまして、

そうだ、オックスフォードといえば自転車の街!レンタル自転車も街中にいくつもあることを突き止めました。

ちょっと南西にはキドリントンという、これまたモースシリーズではおなじみの街があるので、そこも通って行ける!

・・・と大興奮したのですが、距離を地図で見てもイマイチ行けるのかわからない。オックスフォード中心からウッドストックまでは13km。しかし??自転車でどれくらいで行けるのか。

そこで同じ縮尺で東京の地図も出してみました。

クリックすると元のサイズで表示します

ぬわーーーんと、南北に長い山手線のちょうど上下、豊島区〜品川区くらいの距離!!・・・そ、それは遠い!遠すぎる!!

ちょっと私には無理な芸当だとハッキリわかりました。

あああ、残るはやはりバスしかない!

しかし最終バスに乗っちゃったらもはやオックスフォードまでは帰ってこれないし、しかし1泊の旅で街中のコレッジも見ないで最初に田舎に旅発つのは荷物もあるから宿にチェックインできるまではしたくないし、

憧れの「ウッドストック行きバス」に私は乗車できるのだろうか。。。。
2

2019/5/30

オックスフォードを見張る  モース&ショーン・エヴァンズ

オックスフォードの中心地にブロード・ストリートという大通りがあります。

ここに観光インフォメーションセンターがあり、そこはオックスフォード公式ウォーキングツアーの集合場所でもあり、ハリーポッターでも有名なトリニティ・カレッジ、「モース」シリーズファンの聖地のひとつパブ「WHITE HORSE」やモースに出てきた「Blackwell書店」もあります。

4年前に私が行った日も、パブと別のカフェの外の席で「ルイス」の撮影が行われており、ルイスとハサウェイ、そしてこれはほんの最近気づいたのですが、モースの原作小説の著者コリン・デクスターもいらしたところです。

この通りを刻一刻とライブ放送するYouTubeがあります!



現在時刻から12時間の過去も一緒に公開されています。

これを撮影しているのは、Martin Schoolというオックスフォード大学の施設のひとつで、ココ ↓

クリックすると元のサイズで表示します

もうすぐENDEAVOURのシリーズ7も撮影が始まるとどこかで読みましたが、このライブを延々と見ていたら、もしかして撮影隊が写り込んだりしませんかねえ!ルイスの時は大きなトレーラー車がWHITE HORSEの前に止まってたんですが。。。


2

2019/5/19

コリン・デクスター  モース&ショーン・エヴァンズ

前の記事に書いたように、モース原作本を読んだので原作者のコリン・デクスターについてちょっと調べました。

と言ってもWikiなどをウロウロしただけ。

それでも作者がモースという主人公に自分を重ねたことがわかり面白い(そして膨らむ妄想!)ので、日本語のデクスター資料は探しにくいことだし書いておきます。


まず、デクスターの父親は小さな自動車修理工場とタクシー会社を経営していたとのこと。モースの父親はタクシードライバーだったことにリンクします。

(そういえばモースのドラマにはよく自動車修理工場や中古車店が出てくるような)

英語ではsmall garage and taxi companyなんですが、garageは車庫の意味だけでなく修理工場やはたまたガソリンスタンドまでの意味があり、タクシー経営をしていたとなると少なくとも修理工場もやっていた、smallと言ってもある程度の規模が考えられます。

コリンにはお兄さんがいて、古典学者となりグラマースクール(進学中高)で先生をしていたので、教育熱心な家庭だったようですね。

当のコリンは中学で奨学生の資格を得、16世紀からの歴史のあるその地方で名門の私立校スタンフォード・スクールへ進学します。

クリックすると元のサイズで表示します

こんな荘厳な校舎で絵に描いたような御坊ちゃまに囲まれて、ガレージ屋の息子デクスターは幸せだったのか。

きっとよく少女漫画に出てくるチビで赤ら顔で上の写真に出てくるようなブロンドの金持ち息子にいじめられてたんじゃ。。。(妄想)

それはともかく勉学には励み、ケンブリッジ大で古典学を専攻することになります。

そして彼は大学の前に、王立陸軍通信部隊で兵役(当時まだイギリスは徴兵制度)を務めます!これもモースと同じ!!

そういえば、若モースが射撃の腕をブライトさんに褒められて、モースは軍で経験したからと答えたらサーズデーが「おまえは通信だったよな」ってつぶやいてましたが、日本語字幕にはそれが出てませんでした。なんで?

下のマーキュリーがかわいい紋は、その通信部隊のもの。マーキュリーは神々のメッセンジャー。

    クリックすると元のサイズで表示します

ケンブリッジでマスターの学位を取りながらレスターのグラマースクールで古典教師アシスタントの職につきました。(1954年)

その後いくつかのグラマースクールで教職を続け、もうアシスタントではなく1959年にseniorの古典教師となります。seniorは長ではないけど平より上位。微妙(笑)1956年にはご結婚も。

ところが!順調に行けば古典教師長に・・・というコースを阻む事態が?!

1966年、難聴を患い教職を断念せねばならなくなりました。あああ、お勉強だけが取り柄だったのに・・・(いえ、クロスワードも得意だけど!)

しかし人生とは奇なるもの。これが原因で転職した先が、オックスフォード試験委員会の上級補佐秘書官/senior assistant secretary というわけのわからない地位の職!

この際役職はわからなくても、ここで彼はモースシリーズが売れて1988年に退職するまで勤務しオックスフォードに住み続けるのです。

ちなみに、その勤務先があったのはバンバリー・ロード沿いで1995年に廃止されましたが、「森を抜ける道」でモースがスナップ写真の背景から事件現場を割り出した先のパーク・タウンという道はその地区にあります。試験委員会22年間の勤務の間に、オックスフォードの街を、その郊外を、デクスターは歩きまわったのでしょうね。

彼が難聴にならなかったら、モースは生まれてなかった!

ところで、最初のモース小説は1975年に初出版されます。

1987年からドラマが始まった主任モースの物語が、話が何年から始まった設定かわからないんですけど、

若モースの物語では、シリーズ6は1969年。

・・・あとたったの6年でショーン・エヴァンズのエンデヴァーがジョン・ソーに生まれ変わるはずもなく、やっぱり主任モースは1987年からの姿、と考えるのが平和ですね。






2

2019/5/18

モース原作「森を抜ける道」  モース&ショーン・エヴァンズ

今月で契約が終了となる今の仕事のいいところのひとつは、フロントデスク(よくホテルのレセプションで待機しているスタッフをイメージしていただければ)でヒマがあったことです。

そこにいることが仕事で、ゲストが来ない時は事務をやっていますが、まったりヒマな時もあります。

そこにはPCという、ヒマな時には格好のオモチャとなりしかも訪れるゲストにはさも仕事で忙しそうに見せる装置があり、

最近の私の午後の楽しみはグーグルヴューでオックスフォードをウロウロすることでした。

PC地図を眺めていて思い出したのが、モースシリーズの原作小説によく地図が載っていたことです。

つまり、小説中、登場人物が移動する道や道順が事細かに書かれている・・・ということを思い出し(過去に何冊が読んだ)、ツンドクと化していた中からまた1冊読んでみました。

クリックすると元のサイズで表示します

これはタイトル通りワイタム/Wythamブレニム/Blenheimが事件の要所に出てくる話です。

しかしふたつの森は広大で、ここを犯行の舞台にして場所の詳細をリアルに書くとなると、土地勘がもともとあった上でさらに調べてからでないとできない技。

森となるとグーグルマップもあまり入れない領域で、車が通れるところはストリートヴューで見られるので、作中何度もモースとルイスが入った森の入り口のパブなども見られてオタクファンには嬉しいですが、

1992年出版ですので、著者コリン・デクスターも当時それはできない。笑

オックスフォードに1966年から住んで本作は90年代初めの発表ですのでよほど土地を熟知していたと思われます。

本を読みながらモースのたどるオックスフォード市街の道から森周辺をストリートビューで見るという読み方をしたので、ただでさえ読むのが遅い私の読書、しかも謎が謎を呼ぶモースの物語、1冊読んでぐったり。。。したけどおもしろかった!

モースの長編小説は全13冊あり、これは10冊目。

本作で、事件が起きたら死体を調べる病理学者のマックスが亡くなり、モースは数少ない友人の死に涙し、彼の部下だったローズが登場、マックスの仕事を引き継ぎます。この時のモースの胸の高鳴りとローズもモースに惹かれていた描写に、

すでにドラマ「ルイス」を見たファンとしては感動とともに複雑な心境。

話自体は、モースの文学趣味が私には行き過ぎたプロットでちょっと鼻白んだり、殺人があるともれなく付いてくる金と情欲、特に若くてキレイなスウェーデン美人の心境の描写が、21世紀#MeToo以降に読むと、男性視点だなあ!と何度も思いました。

そのスウェーデン美人やローズを見るモースのいやらしい思考も、ドラマのジョン・ソーだけを知ってると想像もつかないのですが、

はたと、これを立場を逆に自分に変えてみたら、主任モースはちと好みではないけれど、他のイケメンキャストを見る自分の視線か!と思ってみればいたしかたないかなと、思うことは自由だよ、とモースを許します。

実は思うだけでなく、ちらっと美人の膝が触れたことを「偶然ではないと思いたい」思い込み激しい系だったり、ローズと何やら良い感じになる行動派のモースなんですが、これは相手と合意のもとなのだからこれもいたしかたない。

でもこの経緯を知って、のちに「ルイス」でのルイスとローズの関係がものすご〜〜〜く時間がかかったことにすごく納得がいきました!


主任モースの若い頃、みんな若い!左からモース、ルイス、コリン 1980年代と思われ。
クリックすると元のサイズで表示します

2006年〜のルイスとハサウェイと。
クリックすると元のサイズで表示します

2012年〜の若モースと。
クリックすると元のサイズで表示します

1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ