2022/3/12

産婦人科医アダムの赤裸々日記  ベン・ウィショー

クリックすると元のサイズで表示します

先日イギリスBBCで放送されたばかりのドラマが、邦題「産婦人科医アダムの赤裸々日記」(ぷっ=3)となってWOWOWで放送されます。4/6です!エピ1は無料放送のようです。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

医療ドラマなので医療語彙を調べずともサクサクと見れる!
!WOWOWさんには縁がないかと思ってましたが今回ばかりはどうしましょう。

枝龍さんのブログでコリン・モーガン出演の「ロンドン、追う者たち追われる者たち2」がAXNミステリーで4/24に放送されることも教えてもらいながら、AXNミステリーはいったい何で契約しようか・・・ともまだ決められてないグズグズの私。

クリックすると元のサイズで表示します

春のイギリスドラマ祭りか〜!!!!!
ワッショイ!
ウィッショイ!
2

2022/2/20

The Sunday Times 08 Feb 2022  ベン・ウィショー

クリックすると元のサイズで表示します
ウィショーさん:セーター/PRIVATE WHITE VC. パンツ(見えないけど)/キングスマン ケイさん:ブレザー/ポール/スミス

やっと内容レポです。しかしウィショーさんとアダムさんがお揃いのような服を着てるので顔の形が▽と△で対照的なのが強調されてププッ。編集さん狙ったな。

この度サブスクしたので全文読めたのですが、長くてレポするのにプリントアウトしてみたらなんと12pにもなりました。ですので印象に残ったパートの抄訳となります。誰も求めてないかも知れませんが・・・


ー 自伝ということで自分を演じる配役について、アダムはジュディ・デンチにやってほしいとプレスに言っていた。「悪いことにならないように、劇場の大御所貴婦人をあげといたんだよ。」とは言え、始めから彼のウィッシュリストのトップにあったのはベンだった。

ー BBCドラマ化された「This Is Going to Hurt」は消耗しきったジュニアドクター時代の全てを綴ったもので、出てくる「brats(ガキ) and twats(陰部)」は大学医学部での産婦人科の通称。2017年に出版され記録を破砕する9ヶ月の間ベストセラーに留まり、150万部売れ、37語に翻訳され、ナショナルブック賞のブックオブイヤーに輝いた。ケイはセンセーションを起こし、政府に出向いて医療の状態について助言もした。この雑誌でのコラムも書いている。成功、というわけです。

ー この作品は広い意味では、トラウマを処理できず感情から遠ざかることとジョークで痛みを隠している人間のポートレイトだ。数年に及ぶ睡眠不足と過労をユーモアのマスクで隠し、残酷なコンサルタントが言うよう「産科のキャリアのどんな成功の果てにも君の名前が書かれた死んだベビーでバスが埋まるほどになる。」そう、ドラマはコメディだが、暗い方のやつだ。

ー インタビューはスタジオで、ちゃんと座れないほど豪華でオーバーサイズの椅子が設置されている。ケイはその端っこにちょんと座り前にかがんで、目には不安が浮かび悪戯っぽく口をひねって。もうひとりのアダムこと、スクリーンではデイム・ジュディ・デンチではなく映画スター=ベン・ウィショーが、もう一つの椅子の後ろの端に座った。

ー 「自分を演じる俳優を見つけるプロセスって、デートのように始まるんだよね。自分も選ばれなくてはならないから。」とケイ。脚本をベンのエージェントに送ったのち、二人はコヴェントガーデンのカフェで会った。「この男を演じられるかな?」
って考えながら僕を調査していた?とケイが聞くと、ウィショーは「それは考えないようにしていた。今でもまだ気まずいよ。」とキャラクターの解釈について触れる。
キャラが今ここに座ってるからというんじゃなくて、「あなたの書いたものは、とても容赦がなくて、そして私的なことでしょう。僕がそれをどう感じたらいいか、それをまた別の人にどうぶつけるか。奇妙な感じ。」「彼はアンチヒーローなところが好き。彼はとても笑えて、とても残酷で、そして賢いのに、あの無能さが・・・僕はあなたが無能だって言ってるんじゃないからね!」とケイの膝に手を置き安心させた。

〜ドラマのキャラ=アダムは実際のケイとはまた別のキャラを作った

ー 「スクリーンのケイはやなヤツだし。」書いてて1番楽しめたのは彼のことをあからさまに軽蔑している人たちとケイのやり取り。実はケイはカメオ出演もしていて、サイクリストになってアダムにひどいことをしている。

ー ウィショーにとって色々封印してこととドラマはタイムリーな関連性があるのが明らかだ。舞台は2006年だが(しましま注:え、じゃアダムさん当時25歳?!その役をウィショーさんが・・・)そのテーマは間違いなく2022年のパンデミック騒ぎと重なる。「僕たちはこれをNHSへのラブレターにしたかったんです。」ケイも同意して「この組織を『文明の最も偉大な功績』として描きました。」と。だが盲目的に讃えるのではなく事実をあるがままに伝える義務を感じていた。

ー 日記に綴ったNHSの官僚制度を一つ一つ伝えるにはドラマでは時間が足りなすぎるが、まとめて串刺しにして、患者、スタッフ、ドクターたちみんなの人種や階級問題で沸き起こる緊迫状態をうやむやにはしていない。ケイは簡単ではない人間関係の小さな軋みを感じる感度が高かった。『This Country』のアシュリー・マクガイアの演じたホートン・コンサルタントによってNHSないの階級問題が見事に表現されていた。

ー もともとのプランAでは、使われなくなった病院でロケをする予定だったのだが、パンデミックで廃病院がこぞって現役復帰したため、チームはプランBとして、使用されなくなったイーストロンドンの大学に病棟を再現した。細部まで恐ろしいほど本物のようだったとケイ。「超音波の機械も完全に2006年のものだったよ。」

ー ウィショーの準備もまた痛手を被った。アダムが実家に戻って母親と会話をし、シューベルトを弾くのは、小さいけれど重要なシーンだ。それに専門用語も覚えなくてはならない。医学部の学生はトレーニング中に5000もの単語を習得する。そして産科の手順のあれこれにも詳しくなくては。カメラの前で緊急帝王切開手術をした経験は感動だったという。「ショックでしたね。ベビーはあんなに小さくて、生きている。きっとあれを見た人たちは違う!ってそういう風にはやらないよ、って言うんだろうなあ。」

ー 本物のドクターやナースたちが見て「チッ」としたを打つ医療ドラマは多いけど、彼らが「正しくうちの病院だ」と思うようなものにしたかった、とケイ。

ー ふたり共興味をそそられたのは、(ウィショーにとっては「恐れた」)4番目の壁(しましま注:スクリーンのことですね)を破ってテレビの視聴者に直接語りかける手法だ。これによってケイの原作中の夥しい脚注を画面に持ち込むことができた。

ー ボンドのQからペルーから来たクマ、パディントンの声、バフタやエミー賞に輝いた「英国スキャンダル」のジェレミー・ソープとウィショーのキャリアは幅が広いが、これぞコメディというのは2005年の「Nathan Barley」以来となる。なんでコメディがないのでしょう?
「顔が悲しみを誘うからだと思う。」と真顔で言うウィショー「みんな僕が苦しんだり常に困難に陥いればいいと思ってる。」

ー 「医者をやめた時、次はどうするか決めてた?」とウィショーからの質問にケイは「辞めたら、パートナーとの関係も破綻した。端から見たら大失敗だった。事実、そうだったのかも。」でもカップルの家を売ったので、半年間、クリエイティブな道へ行くための経済的余裕ができた。「雇われ殺し屋」のようにライターとして働いて、エジンバラフェスで日記のパフォーマンスをしたら出版社への道が開けた。

ー ケイ家は医者の家系なので医者になるというのは若いうちから何も考えなくても当たり前のことだった。パブリックスクールからインペリアルコレッジへ進み卒業するどこかで、自分の選んだキャリアが好きではないと気づいた。がすでに遅かった。

ー ウィショーの場合は正しい仕事に就かねばというようなプレッシャーはなかった。初恋である「演技」は両親に励まされたのだ。「がんばれ、やりたいことをやりなさい。」2003年にRADAを終えた時にはすでにあちこちのユース劇団のクレジットに名前が出ていた。というウィショーの生い立ちを聞いたケイは一瞬寂しそうに「君のご両親がうちの親に何か言って欲しかったよ。」そして「親は子供に最善を尽くしたい。あれが彼らが知っていたことだった。」とも。

〜NHS問題が長めに語られたので長めに省略〜

ー ケイは「医学界は社会から10年遅れている。」と振り返る。「性差別、人種差別、同性愛嫌悪が減るのは頭の古い経営陣とコンサルタントが引退したら。」
(しましま注:日本なんか社会全体で100年遅れているとため息)

ー パンデミックで丸1年仕事ができなかったウィショーは家にこもって完全に目的を見失っていた。「精神分析医かセラピストを目指して勉強しようかと思ったんだけど・・・何をしなくちゃならないかを調べてみて、それはできないと。」

ー 3度目の出演となる「No Time To Die」公開が3度も延期されたのは休むチャンスにはならなかったのだろうか?「全然。全く休息にはならなかったよ。」

ー 演技でなければ、彼は何をしていたのだろうか?「僕は何もスキルがないし、役立たずなんです。よく思うんです、なんの役にも立たない人間だって。」

ー 「若い頃の自分にアドバイスするとしたら?アップルの株を買えってかな。と言い放つケイ。ウィショーは拷問されたような顔を空に向けて「僕は・・・賢くなったと思えない。」そしてついに口を開くと「年をとるのは嫌だし、見たくないし、自分の・・・」まで言って口を閉ざし、一瞬マーマレードサンドイッチを失くしたクマのように見えた。

〜この後ケイさんの話が続く〜
 さすがライターだけあり、それに元口の悪いドクターだけあり、よくしゃべる。(失礼!)私のブログ的にはウィショーさん周りは訳したのでこれにて十分かと。
 まあ、このふたり、同じ年なのに、16年前の役を演じたウィショーさんさすが超越してます。








3

2022/2/18

The Times サブスクリプション  ベン・ウィショー

クリックすると元のサイズで表示します

The Sunday Times」の表紙になったアダム・ケイ著(原作/脚本とも)の自伝ドラマの主演ウィショーさんとケイさん。すごい!国民的な騒ぎ!

上のリンク先へ飛ぶと、本文の冒頭だけ読めてその下は有料サイトになっているのがThe Timesのウェブ版です。今までも度々ウィショーさんの映画やドラマが公開になると表紙やインタを特集してくれてましたが写真を紙で欲しいのでイギリスから紙雑誌を購入しておりました。

それがこのたび遂にウェブ版のサブスクをしてしまいました!引越しで紙媒体の始末にほとほと困ったから・・・だけでなく、12ヶ月で£5というキャンペーンだったから・・・(値段につられたセールは買って後悔すると誰か言ってましたっけ)!

内容は追って紹介したいとは思っておりますが、今ひとつだけ・・・

この表紙のウィショーさんはポール・スミスのスーツでとてもかっこいいのですが、ウェブ版には表紙はなかったんです。涙

3

2022/2/11

This Is Going to Hurt感想  ベン・ウィショー

クリックすると元のサイズで表示します

2/8にBBCiPlayerが大盤振る舞い全7エピ一挙公開しましたが、ちびりちびりと見てました。ハードな内容につき1エピ見るとエネルギーを消耗してしまいました。

原作本を読んで内容は知っていたつもりが、ドラマ用のオリジナルもあるし、多分本の内容もほとんど忘れていたようでした。

オリジナルとしては南アジア系のジュニアドクターキャラは本には登場してなかったし、しかし彼女の存在がとても全体のストーリーに良い役割を果たしていてここは大納得。

本との対比で確かでないのが、本では確かパートナーは女性だったような。だとするとドラマ化にあたり、そして世の中の変化に伴い、作者アダム・ケイがNHSドクターとしての葛藤だけでなくゲイとしての心境も描きたくなったんだなと。

2000年初頭はまだマイノリティーへの理解も浅く、そのことはゲイだけでなくアジア人後輩の身にも襲いかかる差別で相乗効果ありでした。正直言うと彼女はアダム(ウィショーさん)のことが好きだし、教養のない白人労働者階級に差別されるしでたやすく感情移入してしまいました!

ところでドラマのトレイラーなどが公開されてから、ウィショーさんのクマ(目の下の方)のある無表情な顔がとても気になっていましたが、まあNHSの産科病棟の様子を1エピでも見れば、こっちの目の下にもクマができそうなくらい疲れるのがわかり納得でした。

病院以外のシーンも結構あって、ジャケットにタイというスマートなお洋服着ると、ウィショーさんのドラマだ!と嬉しくなりました。というのもウィショーさんそういう服は仕事以外で着ることがないような気がするからです。

原作にあまり存在感のなかったのが親と出身の家のことで、中の上くらいの多分イングリッシュ家庭だったんですね。それで母親はいつも保守的なきちんとした格好した女性でシューベルトとかがするりと出てくる会話があり、同じゲイでもパートナーの職業は弁護士の方がマシ、という。ドラマではそんな家庭とアダムの友人のやはりポッシュなカップルを見せて、そしてNHSに対比して高額な私立病院も批判的に描いていて、彼の人生のチョイス(アイリッシュのパートナーとか、その後のテレビやコメディ作家の職業)に説得力が感じられました。

さて、ドラマ、何回でも見たい。けど、医療ドラマだから仕方ないけど、また帝王切開とか血を見るのが怖いんです。

そうそう、私自身も2001年にNHSで出産しましたが、確かに待合室で待ったし、行くたびに違うドクターで同じお医者さんにずっと見てもらえたらなあなどと思いましたが、皆信頼できるドクター達でした。そして産まれる時へその緒が首に巻き付いていたので吸引されて私は急遽パチンと切られてしまいましたがその時縫合してくれたドクターはアフリカ系女性でしたので、日本に比べてダイバーシティは100歩も進んでいました。一方、その後入院した6人部屋の患者さんたちが「帝王切開の後が痛い」と夜中にナースコールする人とか三つ子がいつも泣いてるとか、私がゆっくり産後の体を休められない状況を作っていたのはよ〜く覚えています。(個室に変えてもらいました)ドクターたちから見たら、あの状況が毎日というわけか。。。

クリックすると元のサイズで表示します
3

2022/2/8

BBCのBBBBインタ  ベン・ウィショー

ドラマ「This Is Going To Hurt」が本日から放送ということでBBCサイトのインタビューです:

Ben Whishaw on a best seller, Bond and a Bear」リンク → 

新作ドラマのあたりをメインに、少し訳しますよ(少し痛みますよのイントネーションで):

ベン・ウィショーはPCを再起動した。Bafta、エミー、ゴールデングローブの受賞者も音声の不具合には困る。

「ハロー。少しは良くなりました?」と期待されたがまだ潜水艦で誰かがうがいをしてるような音しかしない。(この後ウィショーさんのネット改善がなく放送予定もあったためスマホ録音に切り替わった)

This Is Going to Hurtはアダム・ケイがNHS分娩室でのジュニアドクターとしての経験を書いた同名ベストセラーのドラマ化で全7エピソード。

「今でもアダムに関してはすっごく気まづい思いなんです。彼のことをよく知ってるわけではないというのに、彼の個人的な生活を綴る役を演じてしまったので。未だにとても変な感じがします。」

「まったく科学には縁がない」と自分のことを描写するウィショーは現場では「素晴らしい医師陣」に監修してもらえたと言う。

「毎日仕事のシフトから撮影に駆けつけてくれたはずです。そしてその日の撮影シーンが実際にはどういう動きになっているのかを教えてくれました。」

「人体模型のパーツで練習しました。お医者さん達は”こうしなくちゃ。手を置いて。こんな感じ。”とよく教えてくれました。」

人体模型は撮影中ずっと役に立ったのだろうか。

「えっと、僕は上手かったと思います。お医者さん達も悪くないって言ってくれたし。でも当然、模型から本物の人体に変わったら大きな違いがあります。あまり似てるわけじゃないんです。」


*ドラマに登場するジュニアドクターの現実がどうなのかを確認するため、実際大学病院に勤務する本物ジュニアドクターにエピ1を見てもらったところ、「とても笑えるし、リアリティーがあり、ジュニアドクターの仕事がいかにプライベートにまで影響を与え幸福を左右するかを描いています。思い当たる点がとても多いので笑えます。」「医療以外の友達に自分たちのことを理解してもらうのにいいと思います。患者が回復したり命が助かったり、新しい命をこの世に取り上げたりする時にどんなやりがいがあるかを描いてくれています。」「けれど別の側面として、一日の終わりには感情的になったり喪失感もあり、間違ったり途方にくれたり悲しくなったりする人間だと描いてもいます。」


この後、ボンドの次作については何も知らないこと、

もうひとつのイギリスの注目のキャスティングであるジョディ・ウィタカーの次のドクター・フーについて、

「それは僕の役ではない気がする。同じではないけれど、ちょっとQぽいし、その役にはもっと意外な別フィールドからの人じゃないとという気が。それが一視聴者として期待することかな。」


ひとつウィショーが言えるのは「パディントン3」がある、今年の終わりに撮影開始予定ということ。ひとつ重要なアドバイスとして、もしお子さん連れで彼に会うとしたら、クマの中の人が彼なんだと説明しようとしないでほしい。

「それってとても残念なことです。よく親御さんが子供たちに僕のことを指さしてると困惑しているのがわかるんです。いったいなんで僕がパディントンなんだろうと。子供たちには訳が分からない。そして僕が声を当てていると説明するのはさらに子供を混乱させてしまうんですよ。気の毒に。」


そしてこの後、あとはウィショーさんが極上の声の録音を送ってくれるだけとなり、テレビやラジオに乗せられるはずだったが、このテクノロジー天才のQは録音ボタンを押し忘れたとのことでした。


2



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ