2019/9/24

ノーマン・スコットでエミー賞  ベン・ウィショー

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アメリカのテレビ界最高峰の栄誉ある賞とのエミー賞が発表になり、ベン・ウィショーが「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件/A Very English Scandal」のノーマン・スコット役で最優秀助演俳優賞に輝きました!

今年はゴールデングローブ賞に続き同じ賞を受賞しました。すごい!アメリカでも評価されてるんだ!

まあ、ノーマン可愛かったですから!当然です!!

「前の晩エージェンシーに連れ出されて二日酔いです」が有名な受賞スピーチとなりましたが、

こちらのプレスのQ&Aも質問が来るまで間を持て余してる様子がまたまたカワイイです!



Q:アメリカでの受賞により仕事の状態に何か変化はありましたか?

A:うーん、特にないです。ボーナスをいただいたようなものです。


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右は実在のノーマン・スコットさん
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2019/5/8

THE SUNDAY TIMES Bashful Ben 2  ベン・ウィショー

*前の記事の続きの後半です。

確かに、多くのラベルが存在する;それでもなお、ウィショーは21世紀の人間である。前世紀のマッチョなロック・ハドソンのような俳優たちのことを考え起こすとエイズでこの世を去るという段になってゲイだと発覚していたのだから、今とはまったく違う。

ウィショーはマーク・ブラッドショーと2012年に市民パートナーシップ届けを出して以来もしばらくプライベートなことは語らなかった。

「俳優はセクシュアリティを公開すべきじゃない。分類されてしまうから。」

と当時は語っていた。しかし自身のこととなると、逆に隠し続けることは別の意味で難しくなってきていた。

「何か美味しい秘密があると思われてしまうんですよね。もう自分が言ったことも違うかなって思えてきて、最重要事項ではないと思って、そしてセクシュアリティを公開してから今まで否定的な影響はなかった。」

ここでウィショーさんがかつて「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリー役候補になっていた話題にー フレディが自分がゲイだと認めるのがいかに辛く、自分のことをバイセクシャルだと言ったのかと語り合った。だが確かに彼は女性とも付き合っていた。

「自分をバイセクシャルだという人達がゲイを非難することは本当におかしいと思う。もしみんなが正直になったらほとんどの人はスペクトラム(*様々な状態の連続体/つまり分類分けできない曖昧なセクシュアリティの集合体のどこかに位置していることを言ってるのだと思います)だよ。

セクシュアリティを公にするリスクを果敢にとったウィショーも肉親に明かすのはかえって辛かったと。

「20代前半、自分自身に良い感情を抱けない時期もあった。自分のセクシャリティをどうして良いか分からずどういう自分になれば良いのか分からず自分を好きになれなくて。誰にも言えなかった。」

両親に打ち明けた時、彼らは驚かなかったけれどそれでも苦しくて、セラピーを受けたのがとても助かったという。

全然似てないふたごの兄の話にー

「兄はブロンドでピンクでまるまる太って生まれてきた。続けて次の瞬間、僕みたいなくしゃっとして黒っぽいのが出てきたんだよ。全然共通点がないのに、いつも同じ服を着せられて同じところに連れて行かれた。サッカーとか僕全然興味がないのに一緒に。だからいつも僕は彼とは違うと思ってた。彼とは違うものがいつでも好きだった。でもひとつだけ、公園に行くとふたりとも危険な乗り物が好きだったことだけ共通してたっけ。」

ふたごには通常超自然的な共感やテレパシーがあるといいますがー

「ない。ない。僕がカムアウトした時も彼は驚かなかったけど、それでもやっぱりないよ。」

禁煙のために催眠療法を試してみたいウィショーさんー

「ひんしゅくをかうんだもの。タバコを吸ってると世界から追放されそうな勢いだよ。あと、この髪をいじる癖。」

とウィショーさん髪をクルクルしだした・・・(やめなくていいです!!!)

「この取材の間中、ずっとやってたんじゃないかな?ベビーの頃からやってたらしく、でもなんでかわからない。」(取材ちゅう実際彼はやってなかったそうです)

彼のお父さんはITの人だとよく書いてあるらしいですが、それは間違いで田舎の農場でチキンを育てていたそうです。サッカー選手でもあり今若い人たちとスポーツ関係の仕事をしている。

お母さんは化粧品関係の仕事。ご両親は彼が子供の頃に別れたそうですが、両親との関係は良好、と語る彼は愛に溢れていました。

ウィショーさんは人見知りが激しく、今でも克服していないそうで、特に有名な人、初めて会う人が苦手で、最近では「メリー・ポピンズ」で共演したメリル・ストリープと同じ部屋にいる間中固まっていたそうです。笑

「とてもいい人そうだったのに、おどおどして彼女がいるとシャイになっちゃった。」

取材後、去っていく彼はまたモフモフの帽子をかぶり、人間のような、モグラのようにも見えた。それは確かに何かの表明であるはず。だがウィショー氏について最も興味をかきたてられることは何かというと、我々にはそれが何の表明なのかまったく謎だということ。



記事以上。
最後の最後、ほぼ直訳なんですが、すごくわかる!ウィショーさんの魅力はわからないということ!猫みたいに、かわいいことは事実で固定してますが、その心は誰にもわからない・・・深く物事を知り考えていそうな、でも何にも考えてなさそうな・・・



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2019/5/7

THE SUNDAY TIMES Bashful Ben  ベン・ウィショー

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ウィショーさん表紙の雑誌(新聞日曜版の付録)をわざわざイギリス在住の友人にお願いしてはるばる送ってもらいました。表紙の服は大好きな「トワル・ド・ジュイ」というフランスの田園プリントのシャツ!

・・・なのに、ベッドでゆっくりと読もうと思って裏返しにベッドサイドに置いたらその存在を忘れてしまってました!(涙)

思い出したので今頃ですが抄訳ご紹介します。

*bashful・・・恥ずかしがりの

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こういう一般紙の俳優記事は、キャリア紹介が必ず付いてきます。今まで知らなかった人への導入部ですね。

「パディントンの声、ボンドのミレニアル世代Q、メリーポピンズの次世代のバンクスさん」とまずヒット大作から万人向けに出演作が。

「LA帰りのベンは、ネイビーのシャツ、暗い色のウールのズボンにモフモフのニットキャップをくるんとした睫毛の上までかぶり、奇妙な感じとエレガンスの絶妙なバランス。」ですって!ですって!

「今年初めには『英国スキャンダル』のノーマン・スコット役でゴールデン・グローブ賞および批評家協会賞を受賞しましたが、これからはもっとアメリカでの仕事が増えるのでしょうか?」の問いには、

「どうかな。自分の世界という感じはないです。ただちょっと行ってきた、みたいなのは楽しい。またちょくちょくフラッと行きたいです。そしたらチャンスも増えるかも。そのうちわかるだろうね。」

そしてこの時リハーサル中だった「Norma Jeane Baker of Troy」の話題へー

マリリン・モンローのドレスを着たがる男の役を演じるウィショーさん。

「ちょうど衣装が出来上がってきたところです。『7年目の浮気』の衣装のレプリカで、白くて風でめくれるやつ。あと、お尻と胸ももらった。マリリンほど大きくはないけど、僕の身体に合わせてあるんだよ。変でしょ、僕はマリリンを演じるのではなく、マリリンにとりつかれた男を演じるの。物語はマリリンが亡くなった年の設定で彼は喪中。その年は真似して自殺した人が多かったんだって。」

この役を演じるにあたり、マリリンの日記、メモ、詩をまとめた本を読んだというウィショーさん。

「アーサー・ミラー(劇作家/モンローの3番目の夫)が出てくるんだけど、「王子と踊り子」の撮影中、彼女は夫の日記を見てしまい、彼が彼女と結婚して失望したこと、彼が知的な友人たちと彼女と一緒にいていかに気まずい思いをするかを読んでしまう。これはマリリンには衝撃で男たちは皆彼女は扱いにくいと。絞め殺したくもなるようなことを言われたのに、彼女は悲しみを抱えながらも美しく振る舞い続けた。かわいそうに。当時のスターシステムと男たちの世界でスターでい続けるために。」

「あと50年遅く生まれてたら、マリリンは#MeToo運動に参加していたと思いますか」という問いにー

「絶対してるよ。彼女のインタビューをたくさん読んでるけど、彼女は何も恐れないみたいだもの。」

大胆不敵さと脆さ。この矛盾がふたり(マリリンとウィショーさん)の共通項かもしれないーという言葉にウィショーさんは

にこやかに「Yes.」

RADA卒業後すぐOld Vicにてトレヴァー・ナンの歴史に残るハムレットを演じてから15年。オリヴィエ賞にもノミネートされその後映画やテレビへの道が開けた。

パディントンは3は子供番組Nickelodeonのテレビアニメとして控えている。(え!!映画じゃなくてテレビアニメ?!)

マリリンの仕事が終わったらすぐにボンド映画の撮影に入る。もっとも関係者は次作について何も語ってはいけないことになってるシリーズだがー

「また同じ役を演じるってことだけは知ってます。誰かがQの猫のシーンがあるかもって言ってた。」

ウィショーは自ら自分の居場所としての隙間を絶え間なく広げてきた。映画、劇場、テレビの世界に、柔軟性があって感受性の強い男性キャラクターのスペースを作ってきたのだ。アンドロジナスと表現されることもあるが、実は性的に不明瞭なものだ。

「僕はアンドロジナス的だと思う?僕はかなり外見は男性的だと思うけど。両性具有とノン・バイナリー(男女のどちらにも限定しない第3の性)は違うけど、僕はそうやってラベルをはるのはとても嫌だ。混乱するだけだよ。」


*話は佳境にさしかかってますが後半はまた明日・・・

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2019/4/21

Norma Jeane Baker of Troy の様子  ベン・ウィショー

ニューヨークの最新アートセンターThe Shedでのウィショーさんの舞台「Norma Jeane Baker of Troy」が始まりレビューがいくつかオンラインに上がってきました。

上演が始まった4/7のブログでもわかることを書きましたが、その時はタイトルのBakerをパン屋と思っていた私ですが、単にマリリン・モンローの本名の続きでした、すみません。

勉強不足でその時は知らなかった重要な事実があったので今日は書いておきます。

本作の脚本は、2015年ロンドンで上演されたウィショーさん主演の「バッカイ」と同じアン・カーソンです。

「バッカイ」でもウィショーさんの役ディオニッソス(バッカス)は両性具有的だったし、男社会の権化のような男性が女だけの酒盛りを覗き見したくて女装をするというトランスジェンダー的な要素がありました。

本作も、その流れを組む興味深い、そしてアメリカでは珍しい新しいお芝居になっているようです。

というのはBloombergの記者も「(大ヒットした)ハミルトンになり得るような大勢の人向けではないけれど、そんなものを目指してもいない」と書いています。

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ウィショーさんはビジネスマン、オペラ歌手のフレミングは速記者という役なのですが、とにかく前半はウィショーさんのセリフが延々と続く。(タイヘンだな〜!でも延々とウィショーさんの生声を聞ける贅沢さよ!)

原作は詩だったものを舞台用に脚色したので、その詩を延々と語るウィショーさんの声にオペラのソプラノが被ってくるのですね。(ああ、美しいだろうな〜)

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設定は60年代初頭、マリリン・モンローは62年没なのでちょっとその生死は定かではないけれど、おそらくその死を受けての劇中のトピックなのかも。

でモンローが与えられたキャラは男性社会である戦争がもたらした女性美だとウィショービジネスマンは説いている。

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そして語るうちにマリリンが憑依してビジネスマンはモンローの有名な白いドレスを着てヒールの靴を履いて歩き出すと・・・?!

そしてマリリンと同じ女性美を体現する役割を与えられていたのはギリシャ悲劇の「トロイのヘレン」であるという内容も記事には出てきてますが、

それはつまり、時を超えて男性が勝手に理想とする女性らしい女性の偶像としての二人の美女のつながりがあり、ヘレンにもウィショーさんは憑依されるようなんですよ・・・いやもうその辺は私の乏しい想像力ではムリ。

しかし作られた女性美とか、トランスジェンダーとか、ライターのアン・カーソンさんはフェミニズムがついに一般社会問題となった今、やっとこうしてメジャーなアートセンターでスポットライトを浴びているわけで、

演じているのがウィショーさんということで私も遠くから知ることができたし、「バッカイ」を見たのだからこれも見たかったよな・・・としみじみ思うのでした。


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2019/4/7

Norma Jeane Baker of Troy  ベン・ウィショー

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ウィショーさん出演の舞台が昨日4/6からニューヨークで始まっている・・・はず。

日本とは時差も大きいので実質今日ですし、6、7日はプレビューなのでまだ記事にはなっていませんが、

NORMA HEANE BAKER OF TROY」はとても面白そうなのです。

ノーマ・ジーンとはマリリン・モンローの本名ですね。で、トロイはトロイのヘレンの、古代ギリシャの美女です。

この2人の女性をテーマに(しかもbakerってパン屋さんですよねー)、ソプラノ歌手のRenee Flemingさんとウィショーさんによるセリフと歌のパフォーマンスとのこと。

しかも、劇場がニューヨークの新しいアート総合施設のような「The Shed」というビルオープンのこけら落としです。すごい!

英国人アートダイレクターによる施設なので、英国の才能をどんどん同アートセンターで紹介する見込みだとイブニングスタンダード紙が書いてました。スティーヴ・マックイーン監督によるコンサートもあります。

ビルはマイケル・ブルームバーグ元NYC市長の出資で知られていてオフィスデザインにもめちゃくちゃこだわる会社の創始者でもありますので、The Shedの外観もモダンでアイコニック。

舞台のリハーサルの動画や画像を見るとウィショーさんが髪を染めてたりメイクしてたりコルセットしてたりヒールのサンダルで机の上を歩いてるんですが、これつまりマリリン・モンローの役ということでok?

でもタイトルが本名であるように、ノーマがマリリンになるまでのお話とのこと。

興味深く、想像もつかないのでやっぱりニューヨークに行けばよかったなあ〜!!



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