2018/12/11

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男  その他の映画・ドラマ・舞台

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去年のクリスマス映画なのでもうあきらめていたら1年経って日本に届きました!

主役がダン・スティーヴンスで、チャールズ・ディケンズがクリスマス・キャロルを生み出した秘話、ということでとても見たかったのです。

お恥ずかしながら、文学の素養がない私、「クリスマス・キャロル」も読んだことがない(試みては寝てしまった)のですが、

イギリスの人気小説家ですのでドラマや映画化も200年近く時が経ってもコンスタントにされていて、

すると好きな俳優が出てくることもあるので見る、というわけです。

ダンちゃんは本作でディケンズの若き日を演じていて、そのキャラはすごく真っ当で人当たりの良いところと作家としての内向性を持っていて、共感が持てます。

「オリバー・ツイスト」が売れてロンドンに家を構え紳士として暮らしている時期なので、ちょっとロングヘアでブルーのジャケットもおしゃれなダンちゃんが目の保養です。

そして、重いテーマを軽く見せる、これぞイギリス映画!でした。

とにかく本が売れなくてお金がなくて、執筆に集中したいのに親や兄弟一家まで家に来てしまい、せっかく構想が波に乗ったところで邪魔が入るという、かわいそうな役回り。

それと、奥さん役とメイド役の女優サンふたりがとても可愛いくて、これからが楽しみなんです。奥さん役のモーフィッド・クラークの自作はなんとディヴィッド・カパーフィールド(ディケンズの作)の映画です。

昔のロンドンの街はどこでロケしたのかなあと調べても、アイルランドしか出てきません。ロンドン中心部にディケンズ博物館がかつての住居跡にあるのですが、そこかなあとドキドキしたんですが・・・

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2018/12/6

ブライアン・メイ博士の「3-D QUEEN」  その他の映画・ドラマ・舞台

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を何度も見てます。

4人のクイーンが一緒のシーンは「きっと実際もこんな感じだったのかな、今見てもセリフが古くなく(脚本は21世紀に書かれてるから当然なんですけど)皆が皆それぞれの個性でかわいいな〜」とほのぼのと楽しめるのですが、

逆にフレディだけのシーンは初心の「映画=別物」という冷静さから見れば見るほど「フレディじゃない」という気持ちが勝っていき「本物が見たいよう!」となったので

この機会にブライアン・メイ博士が2017年に出版した本を購入しました!

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博士はもともと3Dカメラというものに強い執着を持っていて、何年も前にヴィクトリア時代の3-D写真集を出版したこともあります。

そして今回のは同じ手法で自ら撮影したクイーンの舞台裏3-D写真を中心とする本に!

本にはその特殊写真を3-Dで見るためのメガネつきです。

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私が買ったのは2018年に出たばかりの第二版で、去年の初版本は表紙が黒バックなのに比べ白になっています。

その他の違いとしては、メガネが初版ではフレディ・イエローこと山吹き色で立体になっており、かなり大仰なのですが、第二班はそれもフラットになり色もクリアになりました。また内容も新しい写真が追加されているようです。

ブライアンが子供の時にウィータビックスという英国ではメジャーな朝食シリアルのおまけについていた3-D写真シリーズに夢中になったことから始まり、

映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも長かったシーンの、農場にあるスタジオでのレコーディングの時のスナップ写真から、

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その時に撮影された写真が日本の雑誌の表紙になったのも出ています。そう、あの有名なアルバム「オペラ座の夜」レコーディングの場所は日本のファンにとっても懐かしい「MUSIC LIFE」で見た風景だったのです。

「ツアーで世界中を回ると異なる文化に触れる特権が付いてくる」とメイ博士は書いてますが、アメリカやヨーロッパ、南アメリカの写真ももちろんある中、日本での写真がとっても多いんですよ!!知的好奇心の強い博士の目には、西洋と全く異なるものが本当に新鮮に映ったのだなとわかってとっても嬉しい!

それに、これは私の想像ですが、日本にいると全てが日本語でオーガナイズされてますので色々プロモーターにお任せで口の出しようがない分、そして何が起きているのか同時進行でよくわからない分、周りを観察する時間が多かったのじゃないでしょうか。

しかも70年代中期、日本に関する情報なんてゼロだったはず。今、日本の私たちの大部分が「アルメニアについて述べよ」と言われても対応できないのと同じくらいイギリス人にとって日本は未知の世界だったはず。その中からけん玉や相撲の写真も掲載されています。

そして意外な喜びは、写真だけではなく、何十年に及ぶクイーンの活動について博士の文章が綴られています。文章、期待の500%増です。そう、実はクイーンによる初の自叙伝でもあったのです。

映画を見たことでの喪失感はこの本で慰めるのがパーフェクトです。英語でも読む気になります。

新し目の写真ではクイーン+アダム・ランバートのステージや

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」のキャストたちも写ってます!
そうか・・・
映画はクイーンの歴史の一部、最新ページだったのですね。

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それにしてもブライアンがマメな性格でありとあらゆるものを保存してくれてたからこそのこの出版。大英博物館を初めとする博物館大好きなイギリス人気質のおかげでファンもこのような恩恵があずかれますね。ブラボー。
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2018/11/28

メアリーの総て 試写会  その他の映画・ドラマ・舞台

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運良く試写会に招待していただき、12/15の公開に先駆け見ることができました。

「フランケンシュタイン」をメアリー・シェリーが執筆したのは18歳の時、というのは知っていましたが、

それを彼女がなぜその若さで完成することができたのかー

執筆するまで、それから出版にこぎつけるまでの彼女の人生を実に分かりやすく見せてくれている秀作です!

簡単に言ってしまえば、「フランケンシュタイン」の怪物の不幸と悲しみをメアリーはその若さで総て体験してしまっていたからです。

実は私、4年前のNTライブ「フランケンシュタイン」を見たとき、怪物は彼女自身ではないのだろうか、という仮説を立てたんですけど、当たりました!

というのも、劇中でビクター・フランケンシュタインが女性の知性と能力をまったく信じてなくて、ものすごい差別発言するんですね。聡明なメアリーが当時社会から受けた仕打ちを思わせたからです。

とここまでは、今、女性の解放が西洋からその他の世界までジワジワ広がりつつある中、世の中の人全員見るべき!と思う普遍的でタイムリーな切り口で配給会社さんもより多くの方々に訴えてるこの映画のメインテーマ。

実は、引っかかったのは、身勝手で詩を口ずさむ色男パーシー・シェリーの正体を知った後も、メアリーは彼を離れないことでした。

既婚の男と駆け落ちして愛に全てをかけたメアリーでしたが、生活力のない若いふたりはあっという間に惨めな暮らしで子供も失い彼女はどん底に沈みます。それなのに、詩のような綺麗事ばかり語り続けて現実に対処しない夫。(まあ、詩人だからね)

そしてパーシーに「現実を、私の様を見て。責任の大部分はあなたにある。」「そしてあなたを選んだ私にも責任はある。」と言い放つのです。

私的に「キター!!また!」とビクッと試写室のイスの中で少し飛び上がりました。

このテーマ、実は近々騒いでいた「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」とも共通していますが、

白状しますと、私も、いつも結婚した夫が不可解だったり突飛な行動で私の人生を苦しめる時、「この男を選んだ私の責任」と思っているんです。

仕事が長続きしないとか、次の仕事を本気で探してるのかわからないとか、今までに何回あったことかもう覚えてません。

もう私の人生リアル「モダンライフ・イズ・ラビッシュ」であり「メアリーの総て」です。

そんな私も結婚する前はよく優柔不断な男を選ぶ女が映画に出てくると「まったく理解できない」とバッサリ切り捨てたものでした。

しかし現実にひとりの人間と関わった時、とんでもないことになっても、例えばメアリーのようにその結果として執筆でき出版も間接的には夫のおかげで成功するということもあるわけです。トータルパッケージとでもいいましょうか。

私の場合は、今のようにドラマが生きがいになったきっかけは、夫が失業中にしばらくニュージーランドやイタリアに行ってしまった時期(当時は何でとっとと就活しないで遊びまわってるんだよっと思っていた)に、見る時間ができて、それ以来なんとか時間を工面してまで映画だお芝居だと騒げて幸せです。

また、一番最近夫が失業中には、何と娘が私立高校に進学したものですから私もそれまでオキラクなバイトを楽しんでいたのですがそんな悠長なことはしていられなくなり、何とか今のフルタイムの仕事に変わりました。その過程ではいろいろ辛いこともあったけど、結果今の職場でやっと普通に働けて社会人としての自信も取り戻せました。

もしも真っ当なお仕事をきっちりする家族思いで責任感のある夫だったら(私は夫がそうなると思ってたんですが・・・)私は頑張って長い仕事ブランクを克服して再就職しようなんてつゆにも思えなかったはずです。

「メアリーの総て」では本出版の数年後で映画が終わり、夫パーシーが45歳で事故死するまで一緒だったと字幕が出ます。その時までふたりはどんな風に生きたのか知りたかった。


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2018/11/22

ビリオネア・ボーイズ・クラブ  その他の映画・ドラマ・舞台

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アンセルくんとタロンくんは、ふたりとも「映画に出てたら見たい」くらいに好きな俳優さんたちで、今回ダブルですから初めてこの映画の話を聞いた時から「見に行く!」と決めていました。

しかもふたりともスーツで決めてるし、タイトルがかっこいい!

『お金持ちのボンボンイケメンたちが結成する社交クラブの欲望まみれのスキャンダル』

・・・だがこのコピーはあの最悪映画を思い出させる・・・「ライオット・クラブ」

そして見た結果は、やはりライオット・クラブだった!!

この映画は実話をもとになっているのですが、舞台は1980年初頭のLA。その時代を回想する主人公ジョー(アンセル・エルゴート)の目線で語られます。

だからそこには現代の目線も存在し、過去を俯瞰できているはずなんですが、

儲かる投資と富裕層から金を集め、実際には投資は失敗しているのを別の新たな投資から配当だと先の出資者に額を増やして渡すことで当面は金の集まる偽事業、

これって今の人が聞いたら「よくある詐欺」じゃないですか。

この事件の場合は、弾みで殺人まで犯してしまうものの、そこまで悪ではない若造詐欺師たちなのでボロが出て捕まる・・・という

あまりにも意外性がなさすぎる展開なのでした。

アンセルくんがスーツで決める(あの時代のステイタス「アルマーニ」で)のは今までの映画ではなかったので、櫛の通ったスマートな姿は良かったですけど、

同じ悪党の世界で光り輝いてた「ベイビー・ドライバー」の時とは違いました。

富裕層の世界に憧れて金を集めてはみたものの、ちっとも富裕な暮らしを楽しめない中途半端な男の役自体がダメなのかもしれません。

タロンくんの方は、甘い言葉でジョーを動かしながらも腹黒いディーンの役がうまかったです。「キングスマン」では心の優しい子に見えたタロンくん、ここでは本当に顔で演技して心はいつも裏切ってるだろー!って男にしか見えない。

ジョーの彼女役のエマ・ロバーツも私の好みでないので、ジョーが彼女に本気になったのもなんでかよくわからなかったです。

そして、ビリオネア・ボーイズ・クラブBBCって略すの、違和感ないのかな?!BBCですよ?!いくら30年近く前とはいえ、ロゴまで英国放送協会にしか見えなかった・・・

やっぱり、金で金を呼ぶという発想がケチな犯罪人にしか思えない昨今だから乗り切れなかったのかなあ。同じ実在の悪の世界を描いた「ブラック・スキャンダル」の方が心底「悪人ってやつは・・・」と未知の世界を見てしまったジーーンとくるものがありました。

でも、映画館「新宿武蔵野館」さんは、この映画のいいところ、打ち出すべきところがしっかりとお分かりでサービス精神にあふれているので、上の写真のようなふたりに挟まれるショットコーナーが用意されていました!
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2018/11/16


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前回書いた通りに、また「ボヘミアン・ラプソディ」の番がやってきてしまいました!

ななななんかですね、劇場リピするなら、どうせならIMAXと思ってTOHOシネマズ日比谷のIMAX行ったんです。

で私今までIMAXというのは必ず3Dと思ってたらメガネ渡されなかったんです!

今まではたまたまIMAX3Dというのばかり体験していたようです。

いいですね、2DIMAXは!メガネのストレスがないし、音響も良いのが通例だそうで、日比谷のシアターはまだ新しいので技術面での劣化もバージョンの古さもなさそうですし。

初回もドルビーアトモスTCXという大きなスクリーンで見ましたが、ニャンコたちのゴロゴロに気づかなかったのですが、IMAXではわかりました!ああ、デライラ!


と嬉しくなって、それなら噂に聞く「爆音上映」ってのはどうなんだろ???

鼓膜が破れそうであまり興味なかったけど、猫ゴロゴロが爆音で聴けるなら・・・

というわけで、噂の立川シネマシティ「極上音響上映」へと遠出してしまいました。


結果、猫ゴロゴロはIMAXと同じくらいかもうちょっと爆音、

何よりも迫ってきたのはブライアン・メイのギター音でした!!!

ふつうの音響でもフレディのヴォーカルはいちばんよく聞こえるように設定してありますが、ロックンロールのギターが、ドラムが、ベース音が、ヴォーカルとは別次元のところで映画館の空中真ん中らへんにズズーーーンと生き物のように空気を動かしてる感じです。

初めての爆音上映にぴったりの映画で体験できました。同じのを別の上映でも見てますので比べられますし。

というわけで1週間の間に3回も同じ映画に行ったのは初めてです。

回を重ねると聞き流してた意味がよくわからなかった台詞も理解できるようになって嬉しい驚きです。

始まるまでは1回見たら円盤まで待てると思ってたんですが、いろいろな発見があって面白いのでまた行きたいです。

・・・今月下旬からまた色々と楽しみにしている映画が始まるのでなんと忙しい!
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