2021/1/6

エクスカリバー1981  その他の映画・ドラマ・舞台

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正統派の「アーサー王物語」を読んでおかないとイギリス映画やドラマの引用についていけないし、BBC「マーリンの冒険」がどの程度原作を変えているのかわからない・・・

と思って早数年、ついに2時間強ですむ「とりあえず映画」でズルすることにしました。

伝説なので、そのつまらないことは・・・

想像通り。イギリス人がブリテン島に住む正当性を主帳するための作り話というのが一般説ですが、同じような伝説でもよっぽど日本武尊の話の方がおもしろそうと思うのは私が日本人だからでしょうか。

湖の乙女から差し出された最強のエクスカリバーの剣と聖杯を手にしたアーサー王の何がすごいのか、さっぱりわかりませんでした。

ウーサー・ペンドラゴンがマーリンの魔法で人妻を横取りして生まれたのがアーサー、そしてアーサーが異母姉のモーガーナをだまして産ませた実子モードレッドと相打ちで死ぬとは。。。

女性がみなケルトの踊り子か魔女、騎士道精神とかいいつつ美女に弱い男ばかり、怪しげな洞窟や宮殿の后の部屋か戦場の連続で、

北欧などの神話を参考にしたのと、「アーサー王像」が形作られた14世紀ごろの価値観が混じって、

そして映画がつくられたのは1981年、1977年のスターウォーズ路線なのかスペースオペラ風のファンファ-レで王の物語が演出されて、なかみのなさを雰囲気で繕ってた感がありました。そもそも伝説なので、アーサー王の人間性とか偉業、騎士たちの活躍は言わずもがなの前提かも知れませんね。

たぶんマーリンもアーサーもちっとも好みじゃないオジサン、オジイサンなので2時間強の我慢大会。

鑑賞が楽しいのが若きヘレン・ミレンさまのモルガーナ役と、その息子モードレッドを演じた俳優ロバート・アディ。ルイ14世のような黄金の鎧兜を身に着けた超絶キザな若者なんですが神話の神のようなルックスがピッタリでね。残念なことに若い時のジュリアン・サンズにも似ていると思ったら劣化ぐあいもジュリアン・サンズそっくり。本当に残念なことには若くしてお亡くなりになっていました。

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彼の神々しい存在に当時心を奪われた乙女は多かったらしいです。

モードレッドは「マーリンの冒険」でもかわいい造形で登場してましたが、アーサーと姉の子という神話の世界だと純血種みたいな存在でしょうか。

とんだケチをつけましたけど、円卓の騎士の話でもあるので、鎧兜と戦場シーンが好きな方にはまた別の魅力なのでしょう。

とりあえずは、本家のアーサー王は真剣に話を追うものではないことだけはなんとなく学びました。

BBCマーリンすごい。
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2020/12/22

ソング・オブ・ザ・シー海のうた  その他の映画・ドラマ・舞台

「ウルフウォーカー」から遡ってケルト伝説3部作、「ソング・オブ・ザ・シー海のうた」も見ましたかわいかった!

制作スタジオ「カートゥーン・サルーン」がポストジブリと言われるのがよくわかります。崖の上の灯台に暮らす、ママが妖精の女の子が主人公の本作はまるでアイルランド版ポニョ。

でも人間と妖精のハーフのシアーシャはサカナの子ではなく、アザラシの子だったんです。それで漆黒の髪と目を持っていて、ついでに丸顔なので大和民族としては親近感があります。

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↑シアーシャのパパとお兄ちゃんのベンはそっくりなブロンドの髪。「ウルフウォーカー」でも人間の主人公ロビンとパパはブロンドの父娘で、人狼の母娘は赤毛でした。西洋では赤毛は魔女のイメージだったり怪しげな偏見があったようでしたが、アイルランド人は世界1赤毛の人が多いそうです。本作でアザラシの妖精セルキーの人間の姿に真っ黒な髪を当てたのは、北西ヨーロッパあたりでは黒も赤のようにブロンドと比べるとエキゾチックなのかも知れません。

もうケルト神話アニメも3本見たら、すっかり苦手なケルト文様も神聖なる記号に見えるようになりました。

あとこの3部作、女の子の活躍が自然体で清々しいのです。特にウルフウォーカーでは人間と人狼の女の子同士の友情の話ですが、「ブレンダンとケルズの秘密」と「ソング・オブ・ザ・シー」では女の子は動物の妖精、軽やかで強い。それに比べて男の子は人類代表として妖精と対峙しているけど社会に縛られ不自由で、体は大きく力はあるのに自然や魔法の前では無力なのが共通しています。

そうそう、

本作では大型犬のクーがとてもかわいく頼りになる子で、走ると髪の毛とタレ耳がバッサバッサと上下に揺れて愛らしい〜〜〜

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これでまたアイルランドに詳しくなった=3 ふふっ
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2020/12/20

ブレンダンとケルズの秘密  その他の映画・ドラマ・舞台

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「ウルフウォーカー」が3部作の3作目ということを知り、1作目の「ブレンダンとケルズの秘密」を見てみました。アマゾンでなぜか吹替版のみ無料です。まずは恐る恐るの覗き見なので吹替でいいか、と。。。

9世紀に書かれ、今もダブリン大学に保存されているという「ケルズの書」伝説がアニメになったということです。

1番のインパクトは、実はあまり好きでなかったケルティック文様が、かわいらしい子供向けアニメの絵で動き、ホントウにかわいく見えたことです!ケルト文化の好感度500%UPです。

それだけで見た甲斐があるし、たぶん、制作のポイントではないかとも思います。

そしてかわいく見えたのは文様だけではなく、中世ヨーロッパの暗〜い、しかも修道院の真っ暗〜い世界も苦手なんですが、アニメなのでそこも見ないで済むのです。主役の少年は修道僧なのでその衣装で世界観はじゅうぶん伝わってきました。

「ウルフウォーカー」では17世紀のアイルランドはイングランドの護国卿によって圧政を強いられていましたが、9世紀にはバイキングによる襲撃にひどい目に遭っていて、体の大きな北欧の暴れん坊バイキングが黒い塊のモンスターのような絵で表されその怖かったアイルランドの民の気持ちがわかります。クリス・ヘムワーズ級の大男大群が砦を蹴破って押し寄せるんです、怖いです〜〜〜〜

オッドアイのニャンコが可愛かったです↓

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主役のブレンダンの吹き替えの声が、少年ではなく大人の女性によるのが違和感があったのですけど、成長して青年になったら声が変わってホッとしました。あとオリジナル版ではブレンダン・グレーソンも出演していますので、300円で字幕版も見たい。
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2020/12/16

ウルフウォーカー  その他の映画・ドラマ・舞台

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予告編を見て以来ずっと気になっていたアイルランドのアニメ映画「ウルフウォーカー」を見ました。先日見た「ケルティック・クリスマス・コンサート」のキーラというバンドがとてもかっこよくて、彼らがこの映画の音楽もやっている、と聞いたので、コロナへの恐怖を押して映画館へと!

ストーリー

17世紀のアイルランド、キルケニーへイングランドから護国卿がやってきて、狼を駆逐し農地を開発して生産性を上げさせようとしていた。
父親のオオカミハンターに連れられて来たイングランドの少女ロビンは得意の弓矢で父の手伝いをしたくてうずうずしているのに、子供は街を出てはいけない規則。ペットの鳥マーリンと一緒に街を抜け出し森へ入ってしまう。
そこで出会ったオオカミ少女メーヴと友達になり、いなくなったメーヴのお母さんを一緒に探すと約束する。
しかし、オオカミは父が捕まえるべき敵。友達との約束は、父の立場を苦しめることになる。。。

自然と人間の対立、アイルランドとイングランドの対立、友情か、家族か。

ロビンが、護国卿に雇われている身として娘を守るためにも圧政に屈服するしかない父と、森で出会いオオカミと自然の世界に案内してくれたメーヴとの約束の間で悩み、自分で決断して行動する姿がとてもよかったです!

監督トム・ムーアはジブリのファンとのこと、どうりで強く正義感に溢れ行動的な女の子が主役なわけです。日本のアニメに土着的な信仰が出てくるのを見てアイルランドにもあると気づいたそうです。バブル期(1990年〜2008年)には伝統的なものより偽アメリカ的なものに価値があるとされたがその反動だとも。アイルランドは小国なので世界的に認められたものしか国内でも評価されない傾向があるとも言っていて、とっても我らがニッポンに似ているなあ〜と親近感がわきます。

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左から、ロビン、マーリン、メーヴ、お父さん、メーヴのお母さん、護国卿

護国卿って社会で習いましたけど、要するにアイルランドから見れば侵略者ですね!クロムウェルの生涯はマーク・ライアンス主演でBBCドラマ「ウルフ・ホール」がありますが、なんで「ウルフ」なんでしょうね?!屋敷の名前なんですけどなぜにその名?

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実はこのアニメの絵柄は苦手だったんですが、何かグッズが欲しくて買ってしまいました。

ニュース:アップルTV+で配信が始まっているようですのでご契約者様は是非。
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2020/11/30

「ボブが遺してくれた最高のギフト」本  その他の映画・ドラマ・舞台

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英語のキンドル版を購入済みなため、迷いに迷って付録のクリアファイル目当てに密林予約を昨日したら、発売日前の本日もう届きました。

表紙のボブをよく見ると「舌のしまい忘れ」顔!

そしてクリアファイルは表裏でボブも正面と後ろ姿になっていて、私はダンゼン尻尾くるりの後ろ姿がより好きなんですが、こっちの方が実はファイルの表面でした。ブックデザイナーさん、グッジョブ!

そしてそして、帯の文字に注目ですよ〜

「映画原作
日本公開決定」


映画は日本で公開されます!!!

できれば3DIMAXで飛び出すモフモフと大音響のゴロゴロが聞きたいものです。

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