2012/5/19

大西厚樹の予言  大西厚樹

大西さんは私より確か11歳年上です。
その年齢差のせいか、上司と部下(姫と召使かも)という関係のせいか、
大西さんはよく「しましまさん、◆◆◆って◆◆◆よ!」
と世の中のアレコレを語られました。

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まあ、私にだけじゃなくて、部下全員に語っていたと思います。「おしゃべり」とも言えます・・・

長時間一緒に仕事してると、話題もそれは多岐に渡りますが、
私が宣伝/広告担当だったため、大西さんと長時間すごすのは、
おもに「広告撮影」「ショー」でした。
このふたつの共通点は、モデルを使うということ。

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このモデル・キャスティング、
デザイナーにとっては、自分の服を頭の中のイメージどおりか、
それ以上に見せてくれるモデルを選ぶのですから、それは真剣勝負。

そして、その真剣な仕事でも特に思わず全身全霊で打ち込んでしまうのが
大西さんにとっても、私にとっても「メンズ」部門でした。

映画監督のヴィスコンティの「ベニスに死す」ダジオ役のオーディション・シーンと同じ。
真剣な品定め。

オーディションに来たモデルさんに服を着て歩いてもらって、
顔のアップと全身のポラ写真を撮って、
来てくれたお礼を言って、モデルさん達が帰った後も
・・・さらに盛り上がりました!!

お仕事をしていただくか、そうでないかを決める仕事の真剣さ、
だけではないアドレナリンが、美男美女を見ると出るんだと思います。
それは神様に選ばれた才能としか思えない、魅力。

大西さんは基本的にお坊ちゃん系が好きですけど、
「きゃー、不良ーー!!でもかっこいい!女ならこんな男に泣かされたい」
・・・って、
結局「不良」とか言ってもかっこ良ければいい、ってことなんですね。

幸いなことに、大西さんと私のモデルの好みは90%一致していたので、
恐ろしく忙しくも楽しい時を過ごすことができました

知らないが故にやってしまったのは、モデルのダイレクト・ブッキング。
ルオモ・ヴォーグで見た大西さんのお気に入りジョナサン君に、
うちのショーだけのためにNYから来てもらったのです。

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左から3番目がジョナサンだと思います。1996年のルオモ・ヴォーグより

ところが彼のエージェントはなぜかパリにいて、フランス人と私の怪しい英語で
契約を進めたってんですから、今思うと、よく実現したもんだと感心します
しかも、たったひとりでショー前のプレス業務をし、
なぜか「話が盛り上がる」という理由で、ショーのスタイリングも
大西さんのアシスタントを私がしていたのですから、よく身体が足りてたなあ。。。

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↑ このイヴァン君にもショーに出てもらったことがありました。
大西さんも私もファンだったので、舞い上がってしまいました。
「記念に写真を一緒に撮ってもらったら?」と大西さんが気をきかしてくれて
私はなんとツーショット写真を撮ってもらったのですが、
彼、私より身長は20cmくらい高くて、顔は私の2/3くらいなんです!
遠近法が狂った写真は、嬉しいのに人に見せられないというつらいものに

ところで
あるショーに出たモデルで、ニュージーランド出身のエリオット君が来た時、
「素朴でいい子よね〜、ニュージーランドって田舎だから、
垢抜けてないんだけど、人がいいんですって!」と語っていました。

キウイのモデルって私も後にも先にも彼しか知りませんが、
確かにパリですでに活躍していたジェローム君とかと比べちゃったら
「田舎から出てきました」感は否めなかったかもしれませんが、
大西さんてばエリオット君見るたびに「田舎者」を繰り返してたので、
私の頭の中にはすっかり「ニュージーランド人」=「田舎者」の方程式が定着・・・

その数年後に私がキウイ人と結婚することになるとは、その時は夢にも思わず。

でも結婚後ロンドンに住んで、都会の愛想ないロンドンっ子に慣れてから
ニュージーランドに行った時、「みんないい人だ〜」と実感しました。

知らない間に大西さんの語りが私の人生を決めたとは思いたくないですけど。















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