2020/10/20

谷中レッドハウス  近況

「英国の間取り」という本の参考文献で図書館にあるものを借りてみました。ある間取りのことを調べたかったからで、それはわからずじまいだったのですが、「英国住宅に魅せられて」という本の著者が手がけた日本のイギリス住宅が我が家から徒歩圏の谷中という町にもあることがわかりました。

それがこちらです。

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アンティークボタンなどの展示と販売をしているギャラリーでもあります。コロナ対策で今は要予約となっていますが、今日は休日だったので外観だけ。

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著者さんは英国建材を取り寄せて全国各地にイギリスの家を手がけていてすごいです。私には発想も資金もないですが、ある所にはあるもので特に八ヶ岳、軽井沢、箱根など緑多い土地の一軒家は窓から外を眺めても日本だということを忘れてしまいそう。

10/21追記: 
こちらの家の少し先に、もう1軒同じ建築事務所によるイギリス建築があることがよく本を読んだらわかりました。あなどれないご近所?!そちらにも今度行ってみたいです。


谷中はうちからは隣町みたいな距離ですが、一応、都心だけあってすごい密集ぶりながら、まだまだマンションに駆逐されず一軒家や小型の集合住宅が多く味わいがあります。

イギリスから引っ越してきた時、娘は幼稚園年長の年齢で最寄りの公立幼稚園がここ谷中でした。マンションが少ない地域は高齢化して子供が少なく、本当の最寄りの園はなくなっていたからです。

5歳の子供と歩くと30分近くかかった通園ですが、ロンドンの小学校もそれくらいの距離を歩いていたので私たち親子は手をつないでテクテク歩きました。幼稚園は送り迎えに1日2度も往復したこともあり、また幼稚園仲間から誘われてお寺の和尚さんがやる花火大会(と言ってもただ子供向けのをやるだけ)に行ったりと東京下町を堪能することができました。

その後だんだん私も仕事をし出して谷中の散歩はご無沙汰してましたが、新しい家や店も町の個性に合っているものが多くて東京下町パワーアップしてます。

最近増えたのは古本屋で、猫の本、絵本、サブカル本など店主の趣味からやってる系が多くて、つい買いそびれた「WE ❤️ BOB」というボブの写真集がないかな〜とのぞいてしまいます。あとモダンなカフェも増えてます。

幼稚園は遠くて不便なはずでしたがおかげで土地に詳しくなり今でも散策を楽しめています。

余談ですが、ロンドンでも切羽詰まって想定外の地下鉄の駅がないモルトレイクに住んだ経験が、今では甘酸っぱい思い出になっています。だいたい外国人は便利な地下鉄沿線で住むところを決めるので、地上の電車駅しかないところには少なく、つまりは地元のイギリス人の多いロンドン都心ぽくなく地方の田舎町のような良さがありました。

地下鉄はなくてもそこはロンドン、バス停が家の目の前にあり、バスでリッチモンドまで10分くらいでした。リッチモンドパークには徒歩で。

マイナーな町に住む良さは、観光客は絶対行かないような隣町やその隣町を知ることができて、隣町はバーンズというクイーンが売れない時代にみんなで住んでた家やスタジオがある町でした。またテムズ川沿いにキューガーデンにも歩いて行けて、産後の約1年、毎日ベビーカーを押して歩き回ってそれだけで楽しかったです。

谷中の幼稚園といいモルトレイクのフラットといい、最初は辺鄙なところで「なんでそんな場所に」ってなったものでしたが、蓋を開けてみたら大当たりで、人生思い通り、計画通りに行かなくても後からその巡り合わせにとても感謝することってあるものです。
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