2019/4/29

All My Sons 高評価  コリン・モーガン

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先週プレスナイトがあったため、主要紙に記事がばんばん掲載され軒並み高評価を得ています。

私はコリンとジェナのことしか知らなかったため何も言えなかった親世代のアメリカ人名俳優たちサリー・フィールドとビル・プルマンの演技にやはり評価が集まり、

そのあとで若い二人もよかったよ、的な付け足しも(笑)。

原作の内容からしてまず主役はお父さんのジョー・ケラーではあるけれど、その妻も息子も三つ巴の地獄というのかここは切り離せないので、

父と子を全く別のフィールドからキャスティングしてきたことにより、それぞれが目立ってどちらも影にならない、という構造がいいような想像をしています。

はい、まだ見てないので妄想が広がるばかり。

写真は、劇場Old Vicのフェイスブック。

なぜか、クリス(コリン)が裸足!!

戦後の襟足が借り上げカットだし、無精髭もないクリーンなトゥルットゥルのコリン。

ジェナはこのきっちりセットももちろん似合うけど、個人的にはヴィクトリアのセンターパーツのアップや三つ編みの方が好みかしら。

しかしジェナって改めて考えると、歴代のドクター(フー)数代と渡り合ってきた最強のコンパニオンだったし、ヴィクトリアではトム・ヒューズが夫だし、そしてこの舞台ではコリンと相思相愛・・・なんて羨ましいのでしょう?!

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裸足!!
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2019/4/27

アベンジャーズ/エンドゲーム  ベネディクト・カンバーバッチ

3時間越えの長編のせいではなく、前夜に前編のインフィニティー・ウォーを復習して、よく眠れないまま朝8:50の回に臨んだ私が悪いんですが、

午前中いっぱいをエンドゲームし、午後以降は頭痛腹痛で寝ていたため、映画を切れ切れにしか覚えていません!!

し、しかし、スタートのタイミングで1度感想を書いておきたいです。

他の賢い方々の深い考察などを読む前の自分の感想は自分だけのものなので大切にしたいから。

ネタバレしますから、NGな方はこれから下は避けてくださいね

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もうこのポスターが物語っていますが、今までの数々のヒーロー映画&アベンジャーズの総集完結編、という普通に考えたら無茶なことを本当にやりのけたんですよね。

まず、それはすごい、3時間はかかるよ、そりゃ!

宇宙に散らばる6つのインフィニティー・ストーンのそれぞれををめぐる物語が1話完結の映画としてこの10年間にリリースされ、そのすべての背後でサノスが狙っていたという布石が一気に回収されるのですものね!

しかし、その大ボス=サノスが姿を現さなかったIW以前まではまだ私はこのシリーズをかなりかなり楽しめた。

それが、もうサノスのすべてが気に入らない私にとってIWとEGは好きなキャラクターが登場している間はワクワク、サノスと戦闘部隊が登場するとスクリーンに焦点を合わせたくない苦痛の時間になるのですから複雑。

そのルックスもさながら(スターロードが初対面で言ったセリフが忘れられないよぅ)大真面目に世の中のことを考えてる万能オーラが現実の政治家みたいで嫌なんですよ!まあ、「ウソはつかない」ってとこだけは政治家と違って好きですけど。

あと、もともとマーベルコミックは「ヒーロー物=戦闘物」という前提からして仕方ないんですが、大決戦の大群のぶつかる肉弾戦も我慢ならない。宇宙での戦闘だと嫌悪感はないのに、おそらく、ホビットでもそうでしたが、悪役軍の醜いモンスターが大量にスクリーンに溢れるのが生理的に苦手!

・・・ああ、苦しかった思いを文字にしただけでかなり胸が軽くなりました♪

そのふたつを除いては、気がついたらほとんど見た(ハルク以外)マーベル映画のヒーローたちがこれでもかこれでもかと絢爛豪華に登場するアベンジャーズは、スペクタクルショー、80年代のライブエイドのようなスターフェスでした。

上のポスター、よく見ると大好きなガーディアンズがちゃんと全員入ってるんですよね!実はサノスの顔がないこの画像気に入って選んだのですが、そのせいで右上のストレンジ先生と左上の大好きなヴィジョンも切れちゃったんです。でもパワーが絶大のそのお二方よりも前方で大きく描かれてるガーディアンズ、特にロケットの出番が多かったのは嬉しかったです。マンティスなんて肉弾戦でサノスの首にまたがってましたからね!

ガーディアンズの存在が大きいのは、マーベル作品の中で異色なはみ出しっ子な位置なのに、そのキャラのガモーラとネビュラがサノスの娘ということもあるでしょうか。

ソーは3の笑えるキャラをだいぶ引きずっていて、タイカ監督が声をやってるお笑いキャラもちゃんと出演してたのには顔がほころびましたが、あの3でのタイカ監督の絶妙なお笑いセンスと違い、EGでのソーは笑えない痛さが辛かった。3ではダメキャラにはならず尊厳があったのに。。。

これまでのシリーズの2本柱、アイアンマン/トニーとキャプテン・アメリカ/スティーヴ・ロジャースの物語はここで収束しました。

収束するのにアントマンの量子の世界が必要だったわけですが、

では、IWのラストでたったひとつの可能性のためにストレンジ先生が石を差し出さなくてはならない理由はなんだったの?

粒子の世界の時間とは無関係なのか?

どうも寝込んだせいかそこがつながりません。

インフィニティーストーンの元あった時と場所に戻る旅は、マーベルシリーズを見てきたファンへのプレゼントのようでしたね。

特にガーディアンズのオープニングシーンでスターロードが踊るシーンは大好きです♪

見てた最中は、量子のタイムトラベルで1970年に戻ったトニーがハワード父さんが自分の誕生をそれは楽しみにしている姿に出会い、子供を持った父として自分の父を見るシーンに感動したのですが、

彼は親との確執も解決して娘も得た幸せな息子/パパとして人生を終えたけど、ペッパー・ポッツは都合のいい秘書から妻のまま。なんか水木しげるの奥さんみたいで、マーベルの世界の女性として違和感たっぷり。

それに比べて、聖人君子として世の中につくしてきたキャプテン・アメリカが最後の最後に自分の人生を選んだというのが大きな救いでした。このシーンで全てが救われました。

今思いつくことはこんなものでしょうか。

また少し時間をおいてサノス軍団を見る勇気が出たら劇場へ戻りたいですが、できればそこはカットして見られる環境がいいです。
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2019/4/24

イギリス旅行計画 2019  イギリス

6月にイギリスに行こうとしています。4年ぶりです。

2015年には舞台「ハムレット」と「バッカイ」が目的で3週間も仕事を休んだのでスコットランドにもコツウォルズ、オックスフォードも行けた豪華版でした。

今回は職場も変わったのでそこまで休めず10日間で予定を立てています。目的はコリン・モーガン出演の「All My Sons」の舞台。

実はすでに飛行機&電車、チケット類、宿は予約済みなのですが、職場のボスには正式に休みを提出していないという綱渡り。。。

だってしましまさん、派遣社員で、まだ6月の契約もらってないし、いつも前の月に翌月の休み希望を出すのでその状態では申請するにもどうしていいのか。

ただ口頭では「6月に休みを取りたいんです」とボスに告げ、その下のシニアスタッフにも「イギリス行く予定なんです」と警告済みです。

現在6人いるスタッフ、私以外誰も長い休み取らないんですよ(苦!)。定休日とかないシフト制なので残されたスタッフの負担が大きくなるから、という理由のようですが、ボス帰国子女のくせになんでその日本的発想なのか。

でもとにかく予約するものしちゃったんですからねー!行きますからねー!

さて今回の計画はー


「All My Sons」2回以外に計画をふたつ

ひとつ目は、

マシュー・ボーンの「ロミオとジュリエット」が国内ツアー中、私のイギリス滞在中にはプリマス公演がありまして、

チケット見てみたら、オーノォウ!もう後ろの方の席しかないという人気ぶり!

それじゃよく見えないよ〜どうしよ〜と悩んだけどやっぱり行くことに。

プリマスってイギリスの南の海岸の真ん中らへんと思っていたら、それはポーツマスで、プリマスはもっともっと西にロンドンから3時間以上電車に乗る遠いところ・・・

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しかし私に勇気をもたらしたのは、そこがデヴォンのはずれ、コーンウォールの手前という位置でした。いえ、デヴォンでクリームティーができるな、ってだけです。

私に運転という技があれば「シャーロック」に出てきたダートムーア(バスカヴィルに出てきた)や、ちょっと先のコーンウォール(ポルダークの地)にも足を伸ばして本物のコーニッシュ・パスティが食べられるのですが。それは想像しただけ。

運転できなくても私の気持ちが急上昇したのは、これです。

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チャリティ・ショップがこんなに?!

寄付された服や日用品をチャリティのために売る店で店員さんもヴォランティア
。値段は店や品によるけどアンティークショップや古着屋よりも安い。イギリスのドラマや映画を見ていると、パーティーの服を探すシーンなどで出てきます。13代目のドクターも、あの衣装を揃えたのはチャリティ・ショップでした。しかもロンドンよりも地方のが楽しいんですよ。

プリマスといえば通常、ピューリタンのメイフラワー号や、スペインの無敵艦隊との開戦のためイギリス海軍がここから出航したという、軍港として有名なんですが、スコーンとショッピングとマシュー・ボーンで私は幸せです。。。


ふたつ目は、

オックスフォード再訪。実は4回目なんだけど最初の2回は「モース」を知る以前だったからあまり意味なし。

オックスフォードではまだどこに行くか決めていません。博物館行っちゃうと半日つぶれてしまうから、ボドリアン図書館の中に入れたら入ってみようかな。

前回モースツアーに参加したところ以外は、ルイス撮影に出くわしたためずっとルイスとハサウェイを見張っていたので出歩いてないんです。

カレッジはたくさんありすぎてどこが撮影に使われたのかわからなくなってます。中心部のジーザス・カレッジに宿泊するのですが、徒歩で行ける範囲でどなたかオススメあったらぜひ教えてくださいね。

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2019/4/23

みんな我が子byアーサー・ミラー  コリン・モーガン

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ロンドンはOld Vic劇場で始まっている「All My Sons」の原作戯曲を読みました。

なぜだかお気に入り俳優が出演とのことで読む戯曲は、これまでシェイクスピアだのギリシャ悲劇だのどうも文化的にも高難度のものだったせいか、

あっさりとすぐに読み終わってしまいました!

というのも舞台が「アメリカのとある町の郊外の家の裏庭」で住人は工場労働者上がりの成り上がり実業家一家ということで会話も(一見)平易。

しかも時は1947年と一応現代なのでアメリカ人にはすぐわかるのだろうけど日本では説明必要、というような単語もそれほど多くありませんでした。

とはいえ、内容はシビアで、

第二次世界大戦に行って戻らない一家の次男と、戦時中に特需でもうけた工場主の主人と息子の死を認めないその妻、元兄の恋人と結婚したい長男クリス、今はクリスの恋人アンの間の、

結婚話のこじれと工場主が裁判でごまかした欠陥品納品の責任とが、

家族のそれぞれの思いが熟し、クリスとアンが結婚したい、となった時から何が何でも反対するクリスの母の謎の言動で話がグチャグチャになっていきます。

結局戦争のはずみで罪を犯した工場主も、善人の部分と子供可愛さ(=家系の大切さ)に苦しむのですが、

一番弱くて善意の人に見せながら、実のところみんなを自分の都合でコントロールしてたのはその奥さんのケイトで、

これから人生の本番に入るという息子とその恋人が、過去のことは胸にしまいながらも未来に向けて足を踏み出すのをとことん執念で邪魔をしイライラしました!

ケイト役のサリー・フィールドが絶対に悪人には見えないのでキャスティングいいですね。

そしてコリン・モーガンのクリスの役というのは、残された不完全な弟という辛い役回り。

でも劇の初めでは、爽やかで純粋でアンを愛してて、と素敵な青年です。

後半も素敵な青年なんですが、母ケイトの呪いが強すぎて、

いつ幸せを求めた結婚をピシャリと握りつぶされるかわからない恐ろしさがありました。

コリンの幸せを妨害しないでほしい!という視点でずっと読んでいたものですから、なんて鬼母だ!と始終ケイトが憎かったですよ。

細かいところで、当時のアメリカ人も女性は男性に依存し、家計に口出ししないよう求められてたんだな、と、しみじみあれからアメリカは変わったんだなあと感じました。

だから母ケイトが家庭を支配して彼女のパラノイアに全員付き合わないといけないのですが、やり方が、父が直接的なのに対して、1歩引いてるようで手綱を握っているという典型的な女房型なんでした。弱さを全面広告で押し出して、みんなが気を使わないとならないよう仕向けるという。怖い怖い。

日本はまだこの70年前のアメリカの女性差別にどっぷりの社会システムが抜けてないよなあとトホホな気分になりました。

1947年でもクリスとアンの世代は彼らのキャラもあるでしょうが、アンは率直で強いし、クリスはお坊ちゃん特有の弱さもあるのだけれど支配的な父母にちゃんと対抗している素敵な息子さんでした。

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2019/4/21

Norma Jeane Baker of Troy の様子  ベン・ウィショー

ニューヨークの最新アートセンターThe Shedでのウィショーさんの舞台「Norma Jeane Baker of Troy」が始まりレビューがいくつかオンラインに上がってきました。

上演が始まった4/7のブログでもわかることを書きましたが、その時はタイトルのBakerをパン屋と思っていた私ですが、単にマリリン・モンローの本名の続きでした、すみません。

勉強不足でその時は知らなかった重要な事実があったので今日は書いておきます。

本作の脚本は、2015年ロンドンで上演されたウィショーさん主演の「バッカイ」と同じアン・カーソンです。

「バッカイ」でもウィショーさんの役ディオニッソス(バッカス)は両性具有的だったし、男社会の権化のような男性が女だけの酒盛りを覗き見したくて女装をするというトランスジェンダー的な要素がありました。

本作も、その流れを組む興味深い、そしてアメリカでは珍しい新しいお芝居になっているようです。

というのはBloombergの記者も「(大ヒットした)ハミルトンになり得るような大勢の人向けではないけれど、そんなものを目指してもいない」と書いています。

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ウィショーさんはビジネスマン、オペラ歌手のフレミングは速記者という役なのですが、とにかく前半はウィショーさんのセリフが延々と続く。(タイヘンだな〜!でも延々とウィショーさんの生声を聞ける贅沢さよ!)

原作は詩だったものを舞台用に脚色したので、その詩を延々と語るウィショーさんの声にオペラのソプラノが被ってくるのですね。(ああ、美しいだろうな〜)

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設定は60年代初頭、マリリン・モンローは62年没なのでちょっとその生死は定かではないけれど、おそらくその死を受けての劇中のトピックなのかも。

でモンローが与えられたキャラは男性社会である戦争がもたらした女性美だとウィショービジネスマンは説いている。

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そして語るうちにマリリンが憑依してビジネスマンはモンローの有名な白いドレスを着てヒールの靴を履いて歩き出すと・・・?!

そしてマリリンと同じ女性美を体現する役割を与えられていたのはギリシャ悲劇の「トロイのヘレン」であるという内容も記事には出てきてますが、

それはつまり、時を超えて男性が勝手に理想とする女性らしい女性の偶像としての二人の美女のつながりがあり、ヘレンにもウィショーさんは憑依されるようなんですよ・・・いやもうその辺は私の乏しい想像力ではムリ。

しかし作られた女性美とか、トランスジェンダーとか、ライターのアン・カーソンさんはフェミニズムがついに一般社会問題となった今、やっとこうしてメジャーなアートセンターでスポットライトを浴びているわけで、

演じているのがウィショーさんということで私も遠くから知ることができたし、「バッカイ」を見たのだからこれも見たかったよな・・・としみじみ思うのでした。


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