2018/9/6

好きだった君へのラブレター  その他の映画・ドラマ・舞台

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Netflixのホーム画面に現れる東洋人の女の子の写真、欧米ドラマにも邦画にも見えない異色のオーラを放っていると思ったら、

アジア系アメリカ人(と言っても役柄は韓国人と白人のハーフ)が主人公のアメリカ青春映画でした。

折しも今アジア人キャストの「クレイジー・リッチ」が全米でヒットしている中、この映画も原作が韓国系アメリカ人女性ジェニー・ハンのヤングアダルト小説で、映画化にあたり絶対に主役はアジア人でないと、というこだわりを貫いて映画化に至ったという作品だというので興味が湧いて見てみました!

いつもドラマや映画を見るとき、出ている俳優さんが好きかどうかが私の場合重要ポイントなのですけど、アジア人のアイデンティテイというテーマも、外国(欧米)に暮らしたことがあるアジア人としては気になるのです。

この映画の話は特にアジア人だという問題を取り上げるわけでなく、日常の話題として主人公のママの文化が出てくるだけ。とはいえ、なぜ原作者が彼女のベストセラー小説を映画化するにあたりキャスティングにこだわったかというと、

主人公は、学校の成績が良く、家庭はママはいないけどパパは医者で貧乏ではなく仲良しの3人姉妹、恋愛小説が好きで妄想家、そして現実の恋には奥手で、自分はいつも地味な存在だと思っていた・・・

この最後の自分の存在感に自信がない、アメリカ人として普通に生活してるけど自分は舞台の脇役、というアジア系アメリカ人のメンタリティを描いていて、でもアジア系の子も考えて感じてキラキラしたり落ち込んだりそして主役は自分なのだと、彼女たちに気づいて欲しくてこの映画は絶対にアジア系の主人公でなければならなかったのです。

主人公ララ・ジーンは黒髪のロングヘアでちょっとつり目で丸顔、小柄。マツエクかわからないけどクルンと上がった長い睫毛がベビーフェイスに似合って可愛い。

住んでる家も彼女たち姉妹の部屋も広くて可愛いものに溢れていて、普通にディズニーチャンネルとか見て育ったような女の子にとって憧れなんだと思う。私はロックな高校時代を送ってしまったから、ロンドンとかオーストラリアの汚い家に憧れてたけど。

でも主役のララ・ジーンと妹のキティのファッションがとても可愛くて、私が高校生の時にはこう言う服あまりなかったので、今着てますよ。

でも今のアメリカのティーンがいいなと思うのは、思いを言葉で家族や友達、男の子たちに伝え、つながりを持てるこ。アメリカでは昔からそうなのかも知れないけど羨ましい。私の高校時代は家族とも好きな男の子や友達とも気持ちを共有してお互いを尊敬しあい慈しむということはなかった。少なくても言葉で表したりしない・・・

でもアメリカではこうして家庭からして表現力を鍛えられて育つのだな。あうんの呼吸の日本文化出身の人間がこう言う文化と対等にやっていくなんて、日本人の英語レベルの低さの問題はそこだと思うのよ。

ああ話題がそれた、とにかくアメリカという白人社会でもブラックパンサーやクレイジーリッチやこのネッフリ映画が成功して、有色人種だっていつも脇役に好んでなってるわけじゃない、主役としてのロールモデルをやっと世間に定着させつつあるんだな、いいぞ!ということなのでした。

ところで、この「白人社会の中のアジア人体験」をしたことのないアジア人日本人にとって、本作や「クレイジー・リッチ」は意味があるのかしら?

本作はネッフリなのでちょっと反応が分かりにくいけど、「クレイジー・リッチ」は映画として興行成績が出ますから日本でどういう受け入れ方をされるのか興味深いです。



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