2018/2/27

ビガイルド欲望のめざめ  その他の映画・ドラマ・舞台

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確かにストーリーは欲望のめざめでもあるのですが、タイトルに持ってくるのが果たしてソフィア・コッポラ的なのか疑問が消えません。

ちなみに英単語「begile」の意味は「騙す、楽しませる、紛らす、魅了する」など。惑わされて、でもいい気分になるような、いい意味と悪い意味を併せ持つ感じですね。

ストーリーは、

南北戦争中、寄宿舎の女子校に取り残された先生と生徒の中に、敵軍の兵士が怪我して担ぎ込まれ、キリスト教の信仰厚く規律正しく協力して暮らす女子集団に男をめぐるひと騒ぎが繰り広げられるというもの。

ソフィア・コッポラはもともとそのガーリーな世界が私の大のお気に入りですが、彼女が昔のオーストラリア映画「ピクニック・アット・ハンギンロック」という私のもう一つのお気に入りにインスパイアされたと語っているのですから、私には好きの二乗です。自然の中の白っぽいドレスの世界です。

時代と舞台は違えど、女の集団というのはこの映画を見ていて例えば私が体験した日本での職場にもとても共通する空気がありました。

女子は規律が好き。言葉遣いもちゃんとして、「正しいこと」ならみんなの同意で推進される。けど時々、男という異質な存在が現れるとその規律にほころびができて、目撃した者はショックを受けるけれどそれを直には言わない。みんなで正しい軌道修正しようとしても思わぬ方向に進んでしまって、暴走者は止められないし、彼女を正面切って批難もしない。

よく言われる、「女同志の戦いは恐ろしい」などという単純なものではなく、物事を荒げないで解決策を練る女性の社会秩序とでも言いますのか。。。

途中、目を半分手で覆う恐ろしいシーンも出てくるのですが、それを美しく敢行した学長役のニコール・キッドマンはあっぱれでした。

私は若い頃の彼女には興味がなかったのですが、年齢を重ねてからの美しい、しかし重ねただけの奥の深い役割を演じる演技には最近目を惹かれます。

キルスティン・ダンストも可愛らしいマリー・アントワネットから気がついたら30代後半とは微妙な年齢で、純な女性を演じていてよかったし、

エル・ファニングはいつも天使のような美少女とか宇宙人とか心は少年とかのピュアな役柄だったのに、早熟な少女を演じるとは、やられたっ!こんな綺麗な子供に出し抜かれたら勝てっこない!という説得力がアリアリでした。

コリン・ファレルは女性の園に紛れ込むには男子の臭いプンプンしてる感じでこのストーリーにはあっていたと思います。個人的には特に好みというわけではないので、これが自分の推し俳優さんだったら、鑑賞する女性も女の園の一員になった気分を味わえるのでしょうね!でも私あまりオスの臭いプンプン的な人で推しがいないかも・・・クリス・プラットならできるかな?!あ、エイダン・ターナーがいた!彼なら見る人全員女学園の一員に!


スタチャンがソフィア・コッポラ特集をしているため映画館でもらえたトートバッグ入りのパンフレット。印刷もソフトフォーカスでステキです。

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真ん中の白い小さいのは有料パンフレットです。

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2018/2/25


Passenger

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いよいよモースとフライデーの勤務するオックスフォード・ポリスがテムズバレーへと統合するのにまたまた外部の変な輩が入り込んできて、警察内部で不穏な空気です。

Robbery(強盗)と呼ばれる部署の主任警部と巡査だったかな巡査部長だったかな、感じ悪くていかに今までがいいチームだったか改めてわかりました。

そしてミス・サーズデーことジョアンはまたママとはうまく行ってるようですが、まだパパとはちょっとぎこちなさそう。でも徐々に家庭内の関係は回復の兆しが感じられますが、

いつもヤキモキするジョアンとモースの関係は、また今回のエピでも「なんでそうなるの〜?!」的な・・・

だって上の写真でもそうですけど、2人の間にはいつも特別な空気が佇むというのに、どういうわけか親密になるのをお互いに避けている感じなんですよねー

それって、彼女のパパが彼の上司だから、というだけなのでしょうか?恋に発展するにはお互いを別の角度から知りすぎてしまったからいけないの?

今回はジョアンがフラットの引っ越し祝いパーティーにモースを呼んで、よりにもよって、モースに友達を紹介しようとするとは・・・(涙)

私はジョアンを特に好きというわけではないけれど、気が気でない2人です。

事件の方は、姉妹のすり替えというキーが、なぜか冒頭でわかってしまったのは私だけでしょうか。

今回も登場人物が多くて、鉄道マニアの男、駅長(てか1人しか従業員いないふう)とその奥さん、酒泥棒軍団、被害者女性の姉と経営に苦しむ男がどう絡んだのか正確に把握できないまま終わってしまいました。

でも母の愛を妹に取られたと思い込んでた姉が、妹に嫉妬するのに「バレエもフィギュアスケートも乗馬も彼女ばっかり・・・」って言ってましたが、そりゃひねくれもするわ!と同情してしまいました!

今回も美人さんがたくさん出てきて楽しいモースでした。やっぱり60年代が舞台なのはいいなあ!ラストでケネディ大統領が銃弾に倒れたとラジオが言ってました。ということは69年?もう60年代が終わってしまう?(私の聞き違いだといいけど)

モースは70年代まで続くのでしょうか。「ライフ・オン・マーズ」の時代に追いついちゃうのでしょうか?変な感じです。モースはベルボトム似合わない。

さてあらゆる疑問解決にもう1度見なくちゃ。


ところで、イギリス放送のコマーシャルには、警察の「あなたの協力が捜査の役に立っています」的なのがあってハッとしました。日本では、JRやJPはあっても警察の宣伝はテレビで見たことないような。


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2018/2/22

Translations  コリン・モーガン

今朝の早朝、と言いますか、日本式に言うと真夜中過ぎにNational Theatreからメールが来てコリン・モーガン主演のお芝居をやる!とお知らせいただきました。

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タイトルが「Translations」(リンク先は公式です)
5月22日から

以下、公式ページからの転載ですが、しましま式訳をつけてみました:

What happens when a land is robbed of its language?

(その土地が言語を略奪されたらどうなるのか?)

Owen, the prodigal son, returns to rural Donegal from Dublin. With him are two British army officers. Their ambition is to create a map of the area, replacing the Gaelic names with English. It is an administrative act with radical consequences.

(オウエンは、放蕩の果てにダブリンからドネガル地方に戻る。英国陸軍兵士を2人連れて。彼らはその地の地図を作成しようと熱望し、ゲール語の地名を英語にしてしまう。やがて行政措置は過激な影響をもたらす。)

Brian Friel’s modern classic is a powerful account of nationhood, which sees the turbulent relationship between England and Ireland play out in one quiet community.

(ブライアン・フレールによるモダン・クラシックは、パワフルな国家とは何かを語る、静かなコミュニティーで繰り広げられるイングランド/アイルランド間の波乱を描く。)


引用以上:

わ〜!コリンはアイルランドの物語でアイルランド人の役をやるのですね!今までにもなかったわけじゃないけど、シリアスそうだし、キリアン・ハインズも出てるし、ちょっと深くて重厚なお芝居そうです。
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2018/2/20

花園稲荷神社  いろいろ

羽生選手の快挙から映画「陰陽師」ときて、上野の「五条天神社」を通りかかったら梅が満開でしたので足を踏み入れました。

梅も綺麗でしたが、天気のいい日にこの神社の中にある「花園稲荷神社」というもう一つのお稲荷さんの狐たちが元気そうでした。野村萬斎や羽生くんに似た狐もいるような気がします。

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このお稲荷さんは、上野駅の方から来ると、五条天神社の赤い鳥居のトンネルをくぐって降りたところを左に曲がるとあります。

トンネルは階段になっていて、いつも観光客で賑わっているのですが、このお稲荷さんは、写真は入り口なのですが、鳥居の奥の柵を開けて入り、そのまた奥を曲がった穴倉にあるので、ほとんど人がいません。

いわば秘境のような奥地で、私の大好きなスポットです。柵を入ればすぐにあるのですが、曲がったところにあるので外からは見えないのです。空気が澄んで平和な気に満ちているようです。

実はここは写真撮影も禁止なので、皆さんにここでお見せすることができません。でもだからこそ、もし上野へいらっしゃることがあれば、ぜひ訪れてみてください。

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梅の枝ぶりは日本画を真似たのではないかと思うほどの完成度ですよね。実際はその逆なのに。

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2018/2/19


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ピョンチャンオリンピックの男子フィギュアスケートで、選手と曲のことを考えると感慨深い。

羽生くんの「SEIMEI」がど真ん中ストレートの「和」、宇野くんも「トゥーランドット」は中国のお話、フェルナンデスはドン・キホーテの曲、そしてネイサン・チェンもアメリカ代表ながら「小さな村の小さなダンサー」、アジア風の曲だなあと思ったら、なんと中国の村からアメリカへ亡命したダンサーの映画のサントラというではないですか、

一昔前まではロシアと欧米のスポーツであった世界で、マイノリティとしての自分を強烈に印象づける選曲だと思うとともに、

今やファイギュアのトップには日本と中国、それにアジア系アメリカ人、東欧の小国の選手もズラリと並び、もはやこの世界ではマジョリティになっているではありませんか。

そして改めて羽生くんの「SEIMEI」の元ネタ「陰陽師」を知りたくなり、遅ればせながら映画を見ました。

野村萬斎がカッコイイですね〜!!!ステキ!セクシー!
3回転や4回転はしないけど宙に舞い上がるのですね。

私はいつも洋画とか洋ドラばかり見ているくせに(というか、だからなのか)、昔から日本の人はお醤油テイストが好きです。古い話なので知らない方を承知であげると、少年隊なら東山くんや及川光博ミッチーの顔の気品にフラフラ〜っと引き寄せられます。

野村萬斎の安倍晴明も、身分は祈祷師のような聖職のようなものなのでしょうけど、貴公子然としつつこの世のものではない感がステキ!

時代劇のセリフの喋り方って、演技が上手いのかそうでないのか全く判別つきませんが、基本的に好きです。平安時代には本当は随分と言葉も発音も違ったはずですが、あの平坦な話し方は精神的に落ち着かせる効能があるのではないでしょうか。

私はあまり日本のドラマや映画を知らないとはいえ、こんないいものをなぜ知らなかったのかなと思ったら2001年の作品で、その年は私にとって妊娠・退職・ロンドンへ引越・出産・育児と自分のこと以外全く気に留める暇がなかったのでした。

強大な力を持った呪術師と天然系のパートナーといえば「日出ずる処の天子」を即座に思い出しましたが、映画は実写なので魔物や向こう側の世界を描くのは大変なのでしょうけど、スケール感では厩戸皇子&蝦夷の方が宇宙まで行ってしまって面白かったですが。

撮影技術と予算を考えると、あれから17年も経って進歩した映画製作技術と金メダル連覇で「陰陽師」の知名度が高まった今なら興行的にも期待でき、映画「陰陽師」をリメイクして壮大にやってほしいなと妄想してしまいます。

陰陽師は鬼や魔物を操る力を持つので、晴明が宿った羽生選手が「オリンピックの魔物」をも操れたのだな、と思いました。

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