2017/10/1

ドリーム Hidden Figures  その他の映画・ドラマ・舞台

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とてもいい映画でした。日の目を浴びることのなかったアメリカの宇宙計画に貢献した優れた女性達のことを知ることが出来ました。

よかったのは、このような高い教育を受けたアフリカ系アメリカ人の家族やコミュニティや人間関係のことって、外部の人にとってもっとステレオタイプの貧民街やひどい差別迫害を受けたアフリカ系の人に比べ注目される機会がなかったので、初めてまとめて彼らの世界を世界中の人が見るチャンスに恵まれたことだと思います。

仕事ができるのに黒人で女性だという理由で不当に扱われてきた人達の話だということで、

ブログを続けてお読みいただいてる方には周知のことですが、仕事で悩んでいる私は、励みになるかな?と見に行ったのでした。

その結果、映画として、史実の入った宇宙モノには胸が高鳴るし、ストーリーも人間の描き方もとてもいい出来栄えだったのですが、

自分の仕事の励みには、

ー 不当に扱われたとしてもお行儀よくベストの対応をすることが後の信頼につながる

とわかりはしたものの、

主人公の3人の女性が天才的に優秀なため、自分の仕事の参考にはならないことが超ガッカリでした。

さらに、この人種性別差別の雰囲気が、この舞台である1960年代から50年以上も過ぎた日本で別の形で残っていることを感じて、そこもガックリ。

というのは、今私が働いている職場での、アウトソーシング企業の社員に対する無意識的な見下しとも言いましょうか、要するにエリート企業社員から1段低い人間扱いされているような空気がありまして、

それが、「ドリーム」でキャサリンがコーヒーを白人男性とシェアできないような、日常の小さいところに潜んでいるような気がするのです。

それは、「ドリーム」にも出てきましたが、差別している方は特に失礼な言葉遣いをしているわけでもないのでその意識はないのですけども、

差別されている方には下に見られていることって感じるんですよね。

肌の色や性別といった自分で選んだわけではないことで嫌な目にあうのも嫌ですが、彼女たちには高い能力があったおかげでそれを改善していくことができました。

でも、そうでない、天才でない人間が能力のせいで下に見られるのは改善の余地もないのでは?とちょっと映画のポジティブなオーラとは反対のことを感じてしまいました。


ところで、60年代ファッションも可愛らしく、男性は現在とほとんど同じに見えますが、女性は皆ウエストマークにピンヒール、真っ赤な口紅のフェミニンなスタイル。衣装と同じくらい萌えるのは、「IBM」と呼ばれる初期の巨大な計算機でした。その頃キャサリンのような数学者の手計算をする人達がコンピューター=計算担当者と呼ばれていたので、機械の方は皆IBMと呼んでいました。

現代の双璧、マイクロソフトとアップルは70年代以降ですから、この時代の計算機はIBMのほぼ独占事業で、インターナショナル・ビジネス・マシーンがIBMの正式名称だったとこの映画で知りました!

「2001年宇宙の旅」のコンピューターHALがIBMのそれぞれ1個前のアルファベットにした名前だったのも、映画の製作時期を考えると納得です。



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