2016/12/6

美しすぎる母  エディ・レッドメイン

「黄色いハンカチ」のアメリカ〜ンなエディ・レッドメインも可愛かったけれど、このデカダンスな富豪の息子エディも想像を超えていました。

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この映画「美しすぎる母/Savege Grace(2008)」でもエディが演じるのはアメリカ人なのですが、舞台がパリやスペイン、ロンドンで時代も60~70年代というヒッピー文化が欧米を席巻した時代、そして主役ファミリーは大金持ち、ということで「サンローラン」の映画群を思い出させる倦怠とゴージャス感、そして悲劇でした。

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しかも実話というのですから、何10年にもわたる再現フィルムを見るようなスリリングさ。上の青文字タイトルのリンクから公式サイトに行くと、なかなか詳しい一家や個人の監督による解説も読めますよ。

大女優ジュリアン・ムーアがその美しすぎる母役で、私は彼女は苦手なのですが、この役には似合っているとは思うのです。労働者階級出身の美人女優として上流階級の男と結婚に成功した女性ですから。

その一人息子トニーがエディ。我の強い母親のそばで何不自由なく育ってますので、素直な坊やだけれどいつも伏し目がちな無気力な表情で、これが今までに見たことのないエディの魅力なのでした。

親が金持ちなので何の不自由もないため、恋人への執着はないのですが、両親が極端な人格の持ち主だったし、特に父親から満足な愛を感じずに育ち、その父に自分の恋人が寝返ってしまってその二人が母とトニーを置き去りにしたことが悲劇の始まりでした。

しかし恋人を取られたことはトニーには痛手ではなく、父に捨てられたこと、そして夫に捨てられた母を支えるにはトニー自身が弱すぎたことでこの母子はどんどん堕ちてしまうのでした。

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1972年あたりトニー25歳の美しさよ!

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このころのエディはとても細かった。役作り?これを見たら「リリーのすべて」に出したくもなるでしょう!

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この辺りの茶色のスーツはサヴィル・ロウのテイラーであつらえたという会話も出てきます。母は「ギーブス?」(ジェイムズ・ボンドで有名な店)と聞くのですが、トニーは字幕に出てる店を答え「ギーブズは一見でも買えるけどアンダーソンは紹介がないといけない」と答えるのです。

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ああ、70年代デカダン!ヘルムート・バーガーを思い出すなあ。

・・・と思うとこんな少年の顔になったりして。

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話の方は、最後の最後まで辛いのですが映像が美しいので後味が悪くないのです。いや、映像のせいだけじゃないのかな。お坊ちゃんの人生には何も実態がなかったので後味がするものも残ってなかったのかも。
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