2016/8/31

Victoria 2  トム・ヒューズ

「Victoria」のエピ1と2は連夜続けて放送されました。と言うのも8月の最終月曜日はイギリスではbank holidayつまり休日なのです。イギリスには残暑というものは存在せず、9月も待たずにこの三連休に気温が下がり秋が訪れ、夏休みの浮かれ気分も吹っ飛ぶ寂しい週末の最後の二夜にこのドラマは始まったのでした。

初回は90分でしたが、2回目以降は60分弱のようです。


物語

メルバーン首相がヴィクトリアのお気に入りとして個人秘書業に明け暮れるうちに、議会(ドラマでHouseと言っていてメルバーンの個人宅で何かあったのかと思ったら、House of Lords=貴族院のコトですね)ではトーリー党が勝利を納めてしまいます。メルバーンはホイッグなのでこれでイギリス首相と党首の座を退きます。・・・が、女王は立憲君主制の王族として教育を受けているとは思えないワガママさでメルバーンに執着し、メルバーンの助言でウェリントン公に会うも、この時の公は高齢で今度は自分の代わりにロバート・ピールを推す。しかし、首相の交代とともに側近の貴婦人メンバーも同じ党員を夫に持つ女性に何名か交代して欲しいとのピールの要求に、ヴィクトリアは断固として拒否。

一方、亡きケント公(ヴィクトリアの父)の家令サー・ジョンと、女王の叔父ケンブリッジ公も、ヴィクトリアを手なずけ権力を得るどころか散々嫌われているので、女王が精神異常だと主張して摂政になろうと企む。

折しもバッキンガムにガスが導入されたため、(たぶん)菅を伝ってネズミが宮殿中にはびこり、女王の誕生祝いの最中、ケーキにネズミが現れヴィクトリアはパニックして叫んだため、もう少しで「気違い説」に嵌められそうに。

女王が側近の婦人を誰も交代させないので、ピールは何か(ちょっとここわかりませんでした、すみません。ただ史実ではピールは1840年に首相なんですよね。女王の在位は1837~)を諦める。そして愛しのメルバーンが野党ながらも党首に戻ることになります。これでヴィクトリアの思い通り。


感想

まだトム・ヒューズのアルバート公が出てきませんでした!!

そのため、若き女王をめぐる王族の権力争いと議会の動きがエピ1から延々と続いただけだったかな・・・というのが正直なところです。

このエピで一番良かったのは、側近の貴婦人は誰も交替させないとピールに食い下がった時のヴィクトリアの本音。「あなたも戦士ならおわかりでしょう?私はまだ若くて一人で戦場には怖くて行けません。」(うろ覚えなんですけどね)

そういう女王の人間関係もドラマとしては面白くないとは言いませんが、もう少し女王としての任務も絡んだ活躍とドラマが見たいかな。まだ人の采配しか見てないけど、もっと仕事あるはずですよね?

アルバート公に関しては、エピ2のラストで、女王の秘書に戻ったメルバーンに仲間が「早く女王を結婚させて、君の役を夫に譲ることだ」と耳打ちしました。私も賛成!次のエピに期待です。



Forbesによるとエピ1の視聴率は29.6%、エピ2は25.2%だったそうです。これでも2匹目のダウントン狙いドラマなので期待値に届いてないと・・・大変ね。しかも来週は、BBCの「ポルダーク2」が始まりますし、ITVは民放なので、テレビでCMを見てくれる視聴者が大事なんですって。
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2016/8/30

キーリの来たハリコン  その他の映画・ドラマ・舞台

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もう終わっちゃったイベントですが、先週の土日に「ハリコン」という洋画俳優さんと交流するファンコンがあり、今回のゲストにエイダン・ターナーがいたことで、そのニュースを見た時から気になっておりました。公式サイト

私は諸事情により参加はしませんでしたが、SNSを始めネット記事で、参加者さんとゲスト俳優たちの楽しい写真をたくさん拝見し、とってもとっても楽しそうで見ているだけの自分も羨ましい気持ちとともに幸せになれました!!!

皆さん、小道具を用意したり、ポーズをおねだりしたりして、それに俳優さん達もノリノリで応えて、世にも楽しい写真群がたくさん出来上がってました。ゲストはエイダン・ターナーとディーン・オゴーマンというホビットのフィーリ&キーリ兄弟でしたが、エイダンはアイリッシュ、ディーンさんも出身はニュージーランド(しかも夫と同じオークランドだ?!)だけどアイルランド系というのもあり、共演で仲良くなっただけでなくそういう親近感もあり楽しい雰囲気になったのかな、とちょっと想像しました。あとはLOTRサウロン役のサラ・ベイカーのみ、小規模なイベントでの主役だったせいもあってリラックスできたのかもしれませんね。

もともと、ファンコンについて気になったのは、2、3年前「シャーロック」のコンが北イングランドであった時のことでした。その時に初めて、こう言うイベントがあり、写真チケット、サインチケットなどを購入してツーショットをプロのカメラマンに撮ってもらったりするということを知りました。

その時の自分の反応は、懐疑的で、商業的なシステムでベルトコンベア状態でお金で写真権利やサインを買うってどうなの?みたいのがあったんです。

きっと本当は、行ける人へのヤキモチもあったし、後もっと大事なのは、俳優さんとは街を歩いててバッタリ?!とか感動のシチュエーションで会うのがロマンチックでて夢である!!という乙女の願いというか無い物ねだりというか、そういうのに比べて、金で解決しようとするなんて〜〜〜!と、まるでお金の神様にたてつくようなことを考えたのだと思います。

でも行った方にお話聞いたり写真を見せてもらったら、そんなことどうでもよくなってしまったんですね。

こう言うイベント企画についての批判などを読む機会もあったのですが、その真偽のほどもわからないし、その後、アメリカのコミコン等、エンタメキャスト&スタッフとファンの交流の様子を見る機会も何度かあり、皆さんが本当に楽しそうな写真や映像を見ているうちに、すっかり初心は忘れまして、楽しければよく知りもしない裏の事情はどうでもよくない?と。自分もエイダンに会いに行こうかな、と思ったイベントをこうして心躍らせながら見ることができるようになり安らかです。

やはり世の中は、機会さえあれば、自分の気持ちに正直に行動するのが楽しいようにできているのですね。私も会いたい人が来た時に行ける状況に早くなりますように〜〜(色々と縛りのある所帯持ちの身は辛い)

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2016/8/29

Victoria 1  トム・ヒューズ

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イギリス時間8/28(日)夜9時から90分枠で始まった「Victoria」エピ1を見ました。ITV Hubがあまりご機嫌よくなくなかなか進まなかったのですが、英語字幕を読むスピードがちょうど良カッタという情けない私です。

物語

ヴィクトリアの祖父キング・ジョージ3世が亡くなり、王位を継承するとことから始まります。使いの者が前王崩御を知らせに来た時も、王女の寝室には母が寝ていた映像がありまして、その母=ケント公妃が娘を監視していたのがわかります。ケント家の家令サー・ジョンも、女王の個人秘書の地位を狙っている様子。この二人は共謀してヴィクトリアを操り権力を握る採算だったのですね。

しかしヴィクトリアは、母からファーストネーム=アレクサンドリナからの敬称ドリナと呼ばれるのも嫌い(ロシア名だったのでイギリス女王にふさわしくないと思ったようです)、ミドルネームのヴィクトリアと呼ばせたくらい、勝気で生まれながらの君主でしたから、自分に対して指示してくれば来るほどそういう輩は遠ざけたくなるようで、結局、個人秘書は首相のメルバーンを取り立てました。

戴冠式の舞踏会で、ヴィクトリアはメルバーンに「毎晩あなたと踊りたい」と言ったほど寵愛したことにドラマではなっていますが、事実はそういう感情はなかったらしいです。しかしドラマでは、母とサー・ジョンを敵に回して盛り上がるための脚色かもしれません・・・

ロイヤルファミリーものには珍しく、使用人のエピソードも出てくるのが、さすがダウントンのITVと思いました(笑)。自分が取り立てた衣装係が不正を働いたと暴かれても、「私が要らないものを売るならば別に」と、正義を追求するよりもお気に入りの使用人の見方をしたあたり、18歳の新米女王でも王様っぷりは一人前でした。

が、母とサー・ジョンの一派の若い令嬢がサー・ジョンとの子を妊娠し、サーを愛する母を欺いていると思い込み、その令嬢を「検査」しないと疑いが晴れないとし、結局令嬢は医者によって処女であると診断され、お腹のふくらみは病気によるものと判明、間も無く令嬢がその病気で死んでしまったため、ヴィクトリアの立場は辛いものとなりました。こう言うデリケートな疑いを大っぴらにしてしまうあたり、いかにも若干18歳の未熟者でしたが、本人も反省してました。


感想

ヴィクトリアは小柄だったらしいので、イギリス人にしては小柄でベビーフェイスのジェナ・コールマンはぴったりのキャスティング!と思ったら、なんと女王は身長145cm体重56kgだったそうで、さすがに背が低めのジェナでもかなり理想化された体格のようです。

ドラマで、王位継承者だと13歳で知ったと言ってましたが、その気位の高さと、王位が継げる最年少18歳の未熟さみたいな様子を私は見たかったのですけど、そこは実年齢30歳のジェナからはあまり感じられませんでした。行動の幼さは脚本で書かれてたけど、もっと表情とか細かい演技みたいなところが見たかったかな。

でも絵画や写真で見る史実をこうしてドラマで見られるのは楽しいです。コナン・ドイルが生きたヴィクトリア時代ですからね。ただ当時のバッキンガム宮殿(ヴィクトリアがそう呼ぶまでは「バッキンガム・ハウス」だったとドラマで言ってました)界隈などロンドンの街の様子も見たいけど遠景でしか出てこないんですよね。衣装と宮殿内装だけで予算がなくなったり・・・?

そして、エピ1ではまだ出てないアルバート公は一体いつから登場するのかな。そもそも目的はそっちなんですけど。

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トム・ヒューズさん!

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ドラマの写真はすべてMETROから

なかなか肖像画に近い感じですよネ。

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なんとエピ2は連夜放送で今日の夜なんですよ・・・またHubのご機嫌が斜めだったら嫌だなぁ。
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2016/8/26

ゴーストバスターズ  その他の映画・ドラマ・舞台

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さほど期待しないで見に行ったらすごく良かったです!!80年代のオリジナルは1本も見ていないのですが、そっちにも興味が少し沸いたくらいです。

もともと、あのオバケのキャラクターはかわいいので好きでして、それと舞台が先月行ったNYなので愛着が湧いて、大きいスクリーンに映るNYが見たかったのと、TOHOシネマズカードで6回見ると1回タダというのがちょうど溜まっていたのです。結果、いい映画に巡り合えて大変にハッピーです。

まず、オリジナルが4人の冴えない男だったのが(それが全く触手が動かなかった理由です)、新作は女性になったということで賛否両論だということは耳にしていました。しかし、このストーリー、4人が当たり前に説明も無理もなく女性だということに拍手したくなりました。

全く違う世界だけど、「ロンドン・スパイ」が純愛ドラマなんだけど当たり前にゲイのカップルだった、というのに近い気がします。女性やゲイであることにいちいち言及しないということは差別してないということ。

映画の話の中にも、「女性だけでそんな仕事できるのか」などという批判は全くなしで、あるのは「科学的に証明できるのか」「市民にパニックを与えるから民間人は黙っていろ」という男でも晒されるであろう他の科学者や政府からの攻撃です。

4人中3人がリケ女でもうひとりは地に足がついたおおらかタイプ。みんなそれぞれにちゃんとメイクもしてるけど男っ気はない。けど受付係りに応募してきたイケメンのケヴィンに対する反応は「あら、いいじゃない」って感じで、よくある男社会の全く裏返しバージョンなのが気持ちいいったらありません。

そのケヴィンの役割も全編通して「頭からっぽだけど可愛い」今まで女性が散々置かれていた役を徹底してやってるのがエンド・クレジットまで延々と続くのですもの。拍手喝采したかったですよ。

アメリカには、映画でどれだけ女性が差別されていないかを、役割やセリフの内容などで数字化する制度があると聞いたことがありますが、この映画は最高点を取れるのではないでしょうか?

さて、期待していてNYCもバンバン出てきて(舞台だから当たり前か)、先月以前だったら映画やドラマの舞台となっていても、どこか遠いところの話、下手すると次元も違うような目で見ていたのですけれど、ゴーストバスターズがマンハッタンの地図を囲んで住所を言いながら印をつける場面などは、数字から地図のどの辺かも脳内シュミレーションできてしまいました。現実には行ってない場所でも、コロンビア大学はハーレムの地図を見る時にランドマークとしてたな、とか覚えてたのです。すごいな、私^^;・・・いやマンハッタンの住所は座標だから誰でもできるんですけど。

そしてもう一つの期待、白いオバケちゃんも期待値以上に活躍してくれたし。ああ、あのグッズが欲しい。ユニクロがコラボしてた時にやっぱり買っておけばよかった。

涙が出たのは、クライマックスで「アントマンか?!」と思った展開でした。あのシーンからはずっと目がジメジメしておりました。エンド・クレジットのクリヘムケヴィンで立ち直れましたけれども。

科学的な理論はマーベル同様、納得いかない部分もあったのですけど(というか説明がない)こう言うコメディだとそんなことはもうどうでもよくなるので安心して見ていられました。

制作費がかさんでいるので興行成績も上げないとならないそうで、まだ公開中の日本で売り上げが伸びますように。そしたら続編もあるかもしれないし〜
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2016/8/23

ITVの新ドラマ「Victoria」  トム・ヒューズ




「ダウントン・アビー」のチャンネルITVからの新ドラマ「Victoria」が8/28に始まります。英国時間日曜夜9時。大ヒットの後釜を狙う意気込みを感じます。

ドクター・フーのコンパニオン、クララ役ですでにイギリスのお茶の間では誰もが知っている顔であろうジェナ・コールマンが、若き日のヴィクトリア女王をやるというのであれば、職場の誰とでも会話ができそうな(イギリスなら)広い話題性を感じます。ジェナはDWでは30歳の年相応の小学校の教師役でしたが、ベビーフェイスなので18歳の王女でも全く違和感がありません。さらにコンタクトレンズで目の色が薄くなっているので本当に少女のようです。

さらに見たい気持ちを倍増させるのはプリンス・アルバートにトム・ヒューズ!!!というところです!よね・・・?・・・映画「フラワーショー!」で無駄に振りまいてしまったセクシーな魅力も、本物王子役ならば本領発揮というものです。The Gameの謎スパイも似合っていたけど、そうです、正統派にはロイヤルな役が待ち受けているって、イギリスエンタメ界の大変な強みではないでしょうか。

しかし放送前の公式写真に、もう一人ヴィクトリアに近そうな男性がいまして、その顔に見覚えがあるけど思い出せない、と思ったらその彼Rufus Sewellは「パレーズ・エンド」にも出演していたと・・・あ!顔を見て嫌な気分もしたと思ったら、ヴァレンタインの友、エディスの夫のいやらしい牧師役のイメージが顔に染み込んでしまっていたのでした。その男は、もしやアルバートの恋敵とかだったら気持ち悪いかも・・・と思ったら、ロード・メルボーンとは若き女王に寵愛された首相でした。

こうした歴史的なエピソードを楽しみに見る層は絶対にいますから、美味しい題材ですね。

上のトレイラーに出てくる、階段の上での女王のセリフ「I can manage this, alone.」は、エミリー・ブラントがヴィクトリアを演じた2009年の映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」でも出てきた、それまで彼女は王位継承者としてとても大切に育てられていたので、階段は常に誰かの手をつないで降りなくてはならなかったのを、女王として拒否したというエピかと思います。

その女王が一目惚れして、プロポーズして、結婚して「彼は天使のよう」と言ったというアルバート公を楽しみにしているイギリスのおばちゃん達と一緒に私もとっても楽しみにしています。
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