2016/3/7

ダブリンの時計職人  コリン・モーガン



「魔術師マーリン」配信が終わってマーリン・ロスに陥ったので、マーリン役のコリン・モーガンの出演作「ダブリンの時計職人」(2011)を見ました。マーリンの合間に撮影された映画ですね。

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主役はこのおっさんフレッド(コルム・ミーニー)なのですが、コリン演じる青年カハルもほぼずっと出ていました。

あらすじ

フレッドはイングランドから故郷アイルランドに数十年ぶりに戻ったが、仕事もなく車に寝泊まりする生活を強いられてる。身なりを清潔にして尊厳を保ってはいるがホームレスだ。住所がないため失業手当も支給されない。駐車している海岸沿いの駐車場に同じく車に住む若者カハルと知り合う。カハルはドラッグ依存症だが無邪気でオープンな性格なのでフレッドは停滞して閉ざしていた心を開き始める。彼と行ったプールで美人の未亡人とも出会う。プライドが高いフレッドは彼女にホームレスだと言えないが、彼女もまた夫を亡くした後の生活に立ち往生していたので3人の魂がかすかに共鳴する。
しかしカハルのドラッグ依存はフレッドの知識を越えていて、薬物売人とのトラブルから事態は深刻な状況へと・・・



感想

途中までは、ダブリンの海岸沿いのちょい暗いけど平和な(?)ホームレス生活の中、コリンが中世の魔法使いではなく現代の衣装でおもしろいことをしているのを目を細めて楽しんでいました。それがこの映画の紹介から得た雰囲気だったのです。

「ダブリンの時計職人」がいつ出て来るのかと期待してたら、どうもフレッドおっさんが過去に経験した仕事のひとつが「時計の修理工」だった、というだけ。原題は「Parked」で時計なんてどこにも出て来ないんですね。おそらく日本のプロモーターが「駐車中」みたいな地味なタイトルでは売れない!ということで、ダブリン人気にあやかって、おっさんがかわいく見える呼び方を考案したのじゃないでしょうか。

そして、マーリン・ロス解決のつもりで見たのに、とんでもない、笑顔の時は妖精なのですが、カハルの役柄はなかなかハードで、私はもう途中から指の間からおそるおそるコリンを見守るはめに・・・!

とは言いながら、映像は美しく、ダブリンの夜景や山道の枯れ葉など・・・ちょっと「Third Star/僕が星になるまえに」のような風景の描写でした。

コリンは、ドラッグ依存のメイクで歯にシミをつけていたのもご愛嬌。おっさんと並ぶとますます細くて、ダブダブのジーンズにパーカ姿がかわいいです。そしてマーリンでは滅多に脱がなかったけど、この映画のボーナスポイントは、開始後わりとすぐプールへ行って水着姿が拝めることです!役作りで痩せたのでしょうか?肩のあたりが骨張るくらい細いです。それからドラッグの話をする時に腕を出すので、血管とか腕の体毛とかが見えて、いかにマーリンではあの小人みたいな服を脱がなかったか思い知りました。

あとDVDにはインタビューも入っていて、コリンが立て板に水のように喋るのでちょっと驚きました。マーリン役も「テンペスト」のエアリエル役も普通の人間ではないし、本作のカハルは一応人間とは言え見終わった後の印象はやっぱり妖精さんなので、あまり言葉で多くを語らない、直感的衝動的な役柄ばかり見たので。

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しかしこの映画のせいで私のロスはますます深まり、別のコリン出演作「戦場からのラブレター」をポチってしまいましたよ。それにはアリシア・ヴィキャンデルとタロン・エガートンも出ているので、万が一コリンの役がロスを誘うものであってもタロン君が埋めてくれないかな、と甘く見積もっておりますが・・・(ネタバレ恐いのであまりよく作品情報をみてません)
2

2016/3/5

ロブスター   ベン・ウィショー


The Lobster Official International Trailer #1... 投稿者 moviestrailers

評判どおりヘンテコな映画だけど、筋ははっきりしててわかりやすいです。

ネタバレあらすじ

独身者はホテルに監禁される45日間の間にパートナーを見つけないと動物にされてしまうので、主人公デヴィッドは、無理矢理「心なしの女」とパートナーを組み、気が合うよう努めます。しかし、犬にされていた自分の兄をその女に殺されて我慢の限界に達し、ホテルを脱走します。
森に逃げ込むと、そこには独身者のコミューンがあり、リーダーの元に「恋愛しない、セックスしない」という外の世界とは正反対のルールの社会でした。
皮肉なもので、禁止されていると逆に恋におちてしまい、しかも相思相愛に。
今度はふたりでそこから脱走するのですが、リーダーに目をつぶされた彼女に合わせようと逃亡の身でありながら自分も視力を自ら無くす・・・・


感想

全編アイルランドでロケされたというので、日本ではアイルランドのショップやアイリッシュ・ネットワークからも押され、どんな素敵なアイルランドが体験できるのかな〜と思っていましたが、牧歌的で美しいというよりも、森は怖い!というイメージの方が強かったり・・・

と、言うのも、つい昨日見た「チャイルド44 森に消えた子供達」のイメージや、近未来のディストピアってことで「わたしを離さないで」とも重なるから、「笑えるけど暗い」「そして痛い」映画なのでありました。

SFだけどファンタジーよりのところがあって、子供の読むお伽噺のようなわかりやすくて残酷なゾロゾロと出て来るのですね。それが、単純なだけに怖いんですよ。ほとうは恐いグリム童話みたいな。犬好きには耐えられない映画でもあります!


さて、会話はかなりおもしろいんだけど、やっぱり主人公を演じたコリン・ファレルと彼女のレイチェル・ワイズよりも、ウィショーさんとレア・セドゥ、そしてオリビア・コールマンが見に行って良かった!と思いました。ファレルさんは、顔はかわいいと思うんですがお腹が出過ぎですよねえ。

ウィショーさんは、ヘアスタイルが角刈りみたいな妙なカタチなのでてっきり暴力団の人とかの役かと思ってたら違いました。お母さんが狼になってしまったので、動物園にお母さんとハグしに行って、狼に噛まれて足に障害が残った男です。ほぼ前半に出番が集中していて、パートナーgetやる気満々の青年を演じています。
私が好きだったのは、後半、ヨットで娘ももらって家庭を築く試験中、家族3人が同じボーダーのTシャツを着ていたシーンです。理想的な仲良し家族の演出かと思いますが、シュールでかわいいので切り取って額に入れたいくらいです。

レアちゃんも、コミューンのリーダー役が似合っていて、日本語字幕が軍人とか官僚のような言葉づかいになってるのがブラボーでした。あんな美人さんでも独身者を貫くとは、よっぽどのわけでもあるのか知りたかったけどそのへんのストーリーはなかったです。

しかしですね、このストーリー、ありそうでなかったですよね。
私も30歳になる手前あたりで結婚に焦った時期がありましたが、自分のパートナーとしてどうか、という目で人を評価すると恋愛なんてできないって気づいてあきらめたことを思い出します。

で、その時は、相手のいい点を見つけようとしましたが、映画「ロブスター」ではパートナーとなるには共通点を見つけるんですよ。

それでウィショーさん演じるジョンは、鼻血を出す女性とカップルになるために、机に顔面をバンバン打ち付けて自分も鼻血を出すんですよぅ〜それが映画館で大音響で響いて痛そうなのなんのって!

4

2016/3/4

The Crucible/るつぼ  ベン・ウィショー

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in rehearsals for The Crucible. Photo: Jan Versweyveld
New York Magazineより


3/1よりブロードウェイのWalter Kerr Theatreにて「The Crucible」のプレビューが始まりました。
本公演が3/31より7/17まで。長い。ウィショーさんはリハも含めると約半年もNYに滞在するということですね。わあああ!羨ましい、ニューヨーカーの方々!

キャストがベン・ウィショー、シアーシャ・ローナン、ソフィー・オコネドのほか、Ciaran Hinds、 Jim Norton などベネレットのおじさん達や、ギークなファッションブロガーだったTavi Gevinsonちゃんも でています。

シアーシャ・ローナンは、映画「つぐない」で金髪ボブヘアがかわいかった少女でしたが、成長して清潔感のある美人女優になりました。

「The Crucible」こと「るつぼ」アメリカの劇作家アーサー・ミラーによる17世紀末のマサチューセッツ州、セイラムを舞台にした話だ、ということが本を読み始めてわかりました。

あれですよ、「イングランドではもう持てる者が幅をきかしてるから俺達の分け前はねえ。新天地で一旗揚げっぞ〜!」とメイフラワー号に乗ったピルグリム・ファーザーズが上陸したのがマサチューセッツです。

禁欲してせっせと働き、神のもとには人間は平等、故郷の大地主貴族と違って自分達で選んだ者が政治をし世の中を良くするのだ〜、とがんばったのでしょう・・・・

が、厳しい掟のあるところ、必ず掟破りが現れ、悪い行いは悪魔の仕業ぞ〜〜!魔女は処刑せんと世が乱れるで〜〜!

と、やってることは中世のマーリンの時代と変わりませんね?!


読んだ始めのあたりでは、アビゲイル(ローナン)が、一夜の関係を持った既婚の男プロクター(ウィショー)を手に入れるため、関係に気づき家から追い出した彼の奥さんエリザベス(オコネド)をまじないの魔法で殺そうとする儀式を夜中に執り行い、それを大人が見て大騒ぎ、少女のうちふたりは寝込んでしまい悪魔の仕業と牧師である父は恐れ、そこへ駆けつけた大人達の私欲争いが説明されています。

アビゲイルは早熟なギャルだからもっとセクシーなタイプの役者さんかと思えるのに、そこに凛とした清純派のシアーシャちゃんで、一夜の間違いを犯した現実派の農夫にウィショーさんとは、意外です!

ぜひ見たい・・・・ので、チケットはとりあえず買ってあるんですが、まだニューヨークに行けるかどうかはわかりません。

家族の状況などまだ未知数なので、運がよければ行けるかも。
マイルをためて無料航空券がもらえないかな、とか、かなり変なことを考えてはおりますが、まずは本を読んで、あとダニエル・ディ・ルイスとウィノナ・ライダーの映画も何とか見たいものです。
3

2016/3/1

魔術師マーリン GYAO配信完結  コリン・モーガン

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アーサー役のブラッドリー・ジェイムズとマーリン役のコリン・モーガン

動画配信サイトGYAOの「魔術師マーリン」がついに最終話まで配信されています。
途中いくつかのエピをぬかしてしまった人も、ぜひ最後の3話だけでもどうぞ!!

→ キャッスル 3/6までですよ!!


感想はこれからご覧になる方のためにネタバレは書きません。

アーサー役のブラッドリー・ジェイムズ、私は滅多に思わないんですが、こ、この人、シリーズ1の時は演技が下手なんじゃないの?と珍しく思ったんです。容姿は金髪で白馬の王子様らしいけど、どうも王子の人柄がわからないし、何かとぎこちないし・・・と。

それがシリーズ5ではずいぶんと上達して、王子から王になって一人前の君主になっていくのと同時に役者としても巧くなった気がします。最終話はすごかった!・・・と思ったのも脚本がよかった・・・?観てる側がアーサーに慣れた?

このドラマ、伝説のアーサー王と魔術師老マーリンが同世代の若者という設定の組み直しだけじゃなくて、他の人物設定とキャスティングもおもしろかったです。

例えば、最大の敵がアーサーの異母姉妹のモルガーナ姫で、彼女が物語1の美女であること。まるでドロンジョ様・・・

モードレッドがマーリンもびっくりのベビーフェイスの少年だったり。

最終話ではありませんが、トリスタンとイゾルデがこの伝説が出所とも知らなくて、神話のキャラクターかと思ってたら、中世だというのにやたらとパンクなキャラでラブラブで、アーサーの恋心を刺激したり。

あとドラゴンことKilgharrahの声はジョン・ハートなんですが、モーション・キャプチャーもしてたようです。画像を検索して眺めてたら、顔に白い点々つけて演技してる写真が出て来て笑ってしまいました。だってこのドラゴン、どちらかというとポーカーフェイスでホビットのスマウグみたいなキャピキャピしたところがなくて仙人のような賢いドラゴンなのに・・・w

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同じドラゴンでも、マーリンが最後のドラゴンの卵からとりあげたエイスーザという若いのもいますが、この子がなぜモルガーナについてしまったのかが私が見逃したのかわかりません。マーリンも最後のドラゴン・ロード(竜使い)でしょ?それなのになぜ・・・どなたかご存知ないでしょうかのう?

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ところでカタカナだとマーリンですけど英語だとメルリンっぽく聞こえることもありますね。発音記号だと [ mə'ːrlin ]でmの音の次は曖昧な母音だからアでもエでもないからどっちにも聞こえるわけか。


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