2015/11/4

London Spy トレイラー2と記事  London Spy



トレイラーなのか何なのか、もうこんな地味な会話をよくも切り取りましたな、自信のほどが伺えるBBC2。バランスとって喋って向き合ってるだけなのに、Dannyくんがバランスとれないもんだからついつい見守ってしまう罠。

イギリスでの放送は11月9日(月)9pmから5回のシリーズ。
と言うことは、日本時間は火曜の早朝6時!!

いくつか記事が出ています。

その中でThe Sunday Timesに、脚本のTom Rob Smith(「チャイルド44」すみません、見てません)が本編を書くきっかけになったニュースのことが書かれていたのが興味深いです。

そのニュースとは;

Gareth Williamsの死体が、ロンドンの自分のフラットのお風呂で鍵のかかったスポーツバッグに入れられて発見された。Williamsは英国政府通信本部からMI6に出向中のスパイだった。非合法に殺されたようだったが警察は事故死であろうと片付けた。

元KGB諜報員による「ロシアに二重スパイを拒否したため殺された」などの通告もあったが、すでに彼の死に関する中傷は拡散され、彼の見ていたボンデージサイト警察により明かされた。彼はゲイだった可能性もある。私生活は謎だった。
「殺害されたMI6員には実は女装癖があり、同性の愛人に手にかけられた」のような記事の見出しが出回った。

脚本家が興味を持ったのは、事件の事実そのものではなく、当事者不在の状況で噂が出回ることだった。(ニュース抄訳ここまで)

ふむふむ。
記事の続きの抄訳;ネタバレになると思われる方はストップしてね

エピ1は、unexpected romance(思いがけない恋か・・・くうう)
主人公が恋におちた相手Alexが突然の失踪をする。ヒッチコック・スリラーが始まり、残りのエピでDannyは、Alexに何が起きたのかを探し続ける。彼も視聴者も未知のスパイの世界に放り込まれてしまう。

ウィショーによれば「不思議の国のアリスのような物語」
「Dannyは自分の体験を他人の言葉によって再査定しなくてはならなくなる。人生でもっとも大切な人だと信じていた時に、その人について何も知らなかったのだから」

DannyはAlexの死体を秘密のSM部屋と思われる所で袋に入れられて発見する。この様子は再びSmithの調査による。60年代に書かれたCIAハンドブックには、ターゲットの殺し方についての記録が本当にあった。

後日Smithが語ったことにによれば「暗殺のベストな方法というのは・・・その人の日常に事故を紛れ込ませることだ。アル中にはアルコール。スピード違反常習者には、スピードの出し過ぎ。食べ過ぎの人間には喉を詰まらせる。誰もが信じるだろう。」
(*これってAlexがSM趣味だという意味か?)

London Spyの一部はSmith自身の人生でもある。彼は1979年生まれのゲイだ。「ゲイとして成長し、カミングアウトにまつわるあらゆる問題は経験した。と同時にエイズ危機をくぐり抜けて来た。僕の頭の中ではセックスと死とは一体化している。僕がママにカミングアウトした時はそれは悲しいことだった。彼女は僕がエイズになるんではと心配したんだ。彼女の頭の中でも一体化していたんだね。モラルの観点でというのではなく、子供を失うという恐怖だ。」

Gareth Williams事件で彼は似たパターンに気がついた。「死んだ気の毒な少年を目にして、人々は「む、セックスか」と言いつつも頭の後の方ではそれが死に繋がると知っている。そこに興味を惹かれた。」
(記事の抄訳おわり)


うーむむむ・・・
BBCメディアセンターにもベン・ウィショーとジム・ブロードベントのインタビューが掲載され、Dannyの相談相手Scottie(ジム・ブロードベント)もゲイで世代のまったく違うふたりの会話も見どころとのこと。ロンドンのスパイという未知の世界を見て行く楽しみとともに、ロンドンのゲイ世界のことも出て来るに違いない。イギリスのドラマにはキャラ化したゲイがお約束の今日このごろだが、ゲイ本人が脚本を真面目に書いたドラマというのはマイナーセクシュアリティにおいて大きな1歩ではないか。月曜の夜9時、すごい!


あとThe Scotsmanでは、最後のウィショーさんの発言のところで、「Dannyの心をより描いている。すべては彼の頭の中と経験のこと。興味深いロンドンの姿を見せられると思う」

同じスパイでも派手なボンドとはまた違う「憂鬱で厳しい」ロンドンの姿が見せてもらえる。それは、登場人物達にとってのロンドンの姿なのかな・・・楽しみですね?!





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