2015/6/29

アベンジャーズ!?  その他の映画・ドラマ・舞台

絶対に足を踏み入れないと思っていた陸(沼じゃありません)に2歩入れました。
「アイアンマン」と「アベンジャーズ」です。

ええ、たぶん、ドクター・ストレンジの師匠にティルダ・スウィントン様が、というニュースを聞いたあたりから、もはや自分の運命を知ったのです。英国ドラマだけで精一杯の私の容量にはもう空きがないというのに。

空きがないので知識も全然ないんですけれども、ないなりの感想を行きま〜す。

まず「アイアンマン」を見ました。以前たぶん「ソー」を10分も見る辛抱がなかった私でも、主役が一応普通の人間でメカによるヒーローという設定が前知識なしでいけたのでしょう、ラッキー!

さらにラッキーだったのは、たまたまアイアンマンを見た翌日にTVでアベンジャーズ放送だったので、波に乗るようにスイ〜ッと行きました。

思い起こすと「2001年宇宙の旅」の宇宙船以来、SFもののメカシーンにはロマンを感じるので、この2本は、特にアイアンマンのスーツ着脱にときめきました♡

逆に拷問なのは、肉弾戦です。「指輪」「ホビット」でも感じましたが、肉肉しいモンスターの戦闘シーンは特に辛いです。ロキちゃんがビタンビタンと振り回されているような特典でもあれば別ですが・・・。

そしてやはり!アブソルート・ビギナーとしては、ハイテクのアイアンマンと筋肉お化けのハルクや小槌で雷を呼ぶ神様が、同じリングに上がっている状態に、心の目をどの焦点に合わせたらいいのかわからずクラクラしました。

そしてやはり!多くの方が脳内再生したのでは?アメリカのヒーローが時空を超えて同じスクリーンに収まるのなら、イギリスの有名どころ探偵/警部達も収まってもいいんじゃないか?と・・・・

シャーロックとドクター・フーのクロスオーバーを期待している人って一体なんでそういう発想ができるのかと不思議に思っていましたが、アメコミ界を横目で見れば、そういうこともあってもいいんじゃないかと思える不思議。


では最後に、「アベンジャーズ」の私の好きな台詞です。
どちらもトニー・スタークの傲慢ぶりですが、・・・あら、とある有名な諮問探偵さんにもそっくり。

まずキャプテン・アメリカに「君なんてスーツを脱いだら何者だ?」と言われての答え

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英語では;A Genius Billionaire Playboy Philanthropist.


もうひとつは、ロキの行方を追っている時に、トニーがロキの行動形態を分析して、

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と、ここまで言ったら、「ディーバ」で「観客」に「パレード」して「花束」を要求し「空にそびえる記念碑に自分の名を」誇示していたのは自分だった、ロキは自分のタワーにいる!と気づいたシーンです。わははは!!!





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2015/6/28

ターナー、光に愛を求めて  その他の映画・ドラマ・舞台

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ターナー展を見て以来、気になっていた画家の人物像が見たくて行って参りました。

ティモシー・スポールは、夫によれば、夫の母が好きだった番組に出ていた、とか英語圏ではなんとなく皆知っている俳優のようですが、私を含めた一般的な日本人には「ハリー・ポッターの狡くて小物のネズミ男」なのが何とも。

しかしそのネズミ男、変な外見なんだけれども憎めない愛嬌があって、そこがターナーさんにぴったりでした。

ターナーさんと言えば、原題は「Mr. TURNER」で「ターナーさん」なんですよね。ふだん邦題に余計な飾りはいらないと思う私ですら、「直訳はまずいよな」と思わせたタイトルでした(笑)。

パンフレットによれば、監督はこの映画を事実のエピソードを繋いで作ったとのことです。監督自身も、ターナーという名前が有名なのに、画家その人についてはあまり知られていないので興味を持ったとのこと。

それで、同じ目的で見る人がかなり満足できる作品になったのかもしれません。
ターナーの生きた、時代、見たもの、おかれた環境、人となりなどなど。

出身がコベントガーデンの床屋の息子だったことは知られていますけれど、まあ、その粗野な労働者階級のすべてを成功後にも持ち続けたところが、頑固者というかイギリス人だなあと感心しました。

晩年は、若い時の成功ほど世間はターナーを認めなくなるのですが、それでも擁護した批評家ラスキンが真反対の、金持ちのお坊ちゃんで花輪くんのような浮世離れした人だったのもおもしろかったです。こう、お互いに歩み寄らないのに共存して、ターナーはラスキンを心情では受け入れなかったようですが現実は大分助けられたでしょう。

画家が傑作を描くにあたって見た風景を見られるのも映画のおもしろいところですが、それだけでなく、ターナーのいる旅先の風景、ボートが浮かぶ水面なども、ターナー色をしている世界がデジタル映像処理によって再現されています。CGはアベンジャーズみたいな活劇だけでなく、時間軸を遡る映像にも貢献しているのだなあと技術の進歩がありがたいです。

上の写真はロイヤル・アカデミー会員の集合写真で、ターナーやコンスタブルなど含め偉い人達のようですけど私には誰が誰だか・・・

それでもロイヤル・アカデミーの展示シーンは、今、私達が見られるような展示室でかつてこういう光景があったのか、と、日本からはるばる美術館に行くと、その部屋の広さと多さに「脚が疲れた〜、もう絵も死ぬ程見て頭に入らない〜」となる必要もなく余裕で鑑賞できるのもよかった(笑)。

もともとは、イギリスの威風堂々さかげんが好きな好きなので、多くの人が訪れた盛大なターナーの公葬は、監督が「ターナーのエッセンスではない」と映画には出て来なかったことが残念でなりません。それはわかるんですけれども、晩年世間から干されていたターナーの葬儀に多くの人が集まって来るなんて、「おみおくりの作法」みたいでいいなあと。

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2015/6/22

アレックス・ライダー  その他の映画・ドラマ・舞台

「The Game」でスパイものっておもしろい!と思った後にふと目についた「アレックス・ライダー(2006年)」。

イギリスのスパイアクション映画?聞いたことがないにしては、キャストが豪華・・・と見始めて、14歳設定の主人公もなかなかの美少年だし、ついつい豪華な脇役と、ミッキー・ローク演じる悪者の悪の動機が「イギリスで移民として虐められたからこの国に復讐する」というものなのと、フグにつられて最後まで見てしまいました。

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日本語台詞話してるんですよ。字幕もついてるけど。
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アレックスも日本語できるのw
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ハリセンボンのようなフグのアップ〜〜
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家でしろうとがフグをさばくとはスパイ行為よりも命がけではないのか

話がすっごくそれますが、「シャーロック」の兄マイクロフト役&クリエイターのゲイティスさんが去年の夏お忍び来日した時のツイ、




私はこの主人公アレックスの美人家政婦が家で日本刀を振り回して作った寿司とフグを食べるシーンを見て、ゲイティスさんはきっとこの映画を見た!!と確信したのです。


そして豪華なキャストとは、
ユアン・マクレガー・・・アレックスの叔父
ビル・ナイ・・・MI6のボス
ミッキー・ローク・・・IT会社のボス/イギリス人を憎むアメリカ人
アンディー・サーキス・・・その手下
スティーヴン・フライ・・・玩具の百貨店社員/スパイガジェット開発員
ロビー・コルトレーン・・・イギリス首相

そして舞台は、マン島ロケのコーンウォールのIT本社、これがシャーロックのバスカヴィルの基地を思わせる怪しいハイテク基地。それとアレックスの家や学校まわりとしてロンドンの高級住宅地、ロンドン市内各地で007並みのアクションが。クライマックス近くでは、乗馬クラブでレッスン中のガールフレンドと馬に乗って、女王陛下の騎兵隊に紛れてカーチェイスならぬホースチェイス・・・・

こんなにしたのに、この映画はボシャッたらしい。

実はシリーズものにしてハリー・ポッターのようなドル箱にする壮大な計画があったからこそできた第1作・・・・はとっても受けなかったらしい。

子供に人気の任天堂とタイアップまでして、俳優陣にアメリカ人を加えたのはアメリカも見込んだマーケティングだったのであろうに。

原作小説の著者はアンソニー・ホロヴィッツで、なんと、先頃話題となった大英帝国勲章のひとつOBEを持つくらいに功績のある作家です。後にドラマの「ポワロ」や「バーナビー警部」の脚本も書いている。2011年にはシャーロック・ホームズのシリーズとしてThe House of Silkなんて新作も書いている。

世の中ってわからないものですね。




追記

なぜアレックス・ライダーはハリー・ポッターになれなかったか^^;
脚本がよくなかったと言われてしまってはOBE作家も木から落ちる・・・で終わってしまうけれど、私は、主人公がかっこよすぎたのでは?と思いました。

アレックスはブロンドの美少年で、スパイの叔父に意図的にスパイになれるよう文武両道で仕込まれている。性格は素直なお坊ちゃんで、お嬢さんのガールフレンドもいる。両親はいないけど若くて美人のアメリカ人家政婦がいていい家に住んでいる。「スパイアクション」で誰もが思い出す007を意識した映画なのは明白なのだけど、主人公までジェイムズ・ボンドをそのまま若くしたような非の打ち所のなさです。

大人なら、ボンドなら、それでいい、と言うより、だからボンドなのだけど、14歳の主人公がそれでは少年少女にとっては感情移入できる対象ではないですよね・・・ハリーは叔父サンちで惨めに育ち、体格も貧弱なメガネくんで、初恋も実らないけど正義感と勇気があって、自分の過酷な運命と闘うという、全世界の悩める少年少女が自分に重ねられるキャラでしたもんね〜。映画版アレックスはボンドとハリーの良いとこどりしようとしてブレンド具合に失敗、ということかな。
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タグ: Stormbreaker

2015/6/21

バッカイ リハにお花  ベン・ウィショー

書いておこうかどうしようかと迷っていたけど、やっぱり残しておこうっと。







と、7/23から上演される「バッカイ」のリハーサルにベン・ウィショーが女性達にお花を持って現れたとツイッターに報告されていて感動してしまいました・・・!

上は、バッカイの1人である俳優さんで、キャストリスト(下に劇場公式からコピペしますね)に載っています。

バッカイとはバッカス(ディオニューソス)に憑かれた女性達のことを言うそうで、その人達に逆にお花の贈り物をするなんて、なんて素敵なウィショーさん!きっとバッカイ達は本当に虜になってしまったかも・・・♡

同じ俳優さんによるリハーサルスタート時の挨拶写真と思われるものがこちら。ウィショーさんが右よりにさり気なく立っています。




下のお花写真は別の俳優さんによるのですが、そのお名前はリストには載っていません。でもお花の写真がとてもキレイなのでこちらもペタリさせていただきました。

以下は6/1に発表された配役&スタッフAlmeida Theatreより

Cast & Creatives

Pentheus Bertie Carvel
Dionysos Ben Whishaw
Kadmos Kevin Harvey

Bakkhai
Amiera Darwish
Eugenia Georgieva
Kaisa Hammarlund
Helen Hobson
Hazel Holder
Melanie La Barrie
Elinor Lawless
Catherine May
Belinda Sykes

Version Anne Carson
Direction James Macdonald
Design Antony McDonald
Composition Orlando Gough
Light Peter Mumford
Sound Paul Arditti
Choreography Jonathan Burrows
and Gillie Kleiman
Musical Direction
Lindy Tennent-Brown
Casting Anne McNulty CDG
Assistant Direction Jessica Edwards
Costume Supervision Ilona Karas
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2015/6/20


2009年12月30日にTV放送されたBBCドラマをDVDで見ました。
動機はダウントン・アビーで愛着のあるミシェル・ドックリー(メアリー役)とダン・スティーブンス(マシュー役)が出ているからでした。



お話は有名な小説だし何度も映画ドラマになっているのでご存知の方も多いでしょうか。私は原作は未読です。

ダウントンは2010年からなので、直前の作品、しかも原作は1898年に出版されたのですがこのドラマは時代が1921年という設定ですので、ふたりの容姿はダウントンの時とほぼ同じです。(笑)

ミシェルはガヴァネスと呼ばれる家庭教師アンの役。お化粧なしの素顔という設定のシーンがあるのですが、それがとっても美しかったです。ダウントンで見た時は「変な顔のお嬢様だな」と思った私の目が慣れたのか、本当に素顔がきれいなのか、両方だという気がします。(笑)

ダンちゃんの役は、精神科医で、ダウントンでの弁護士に並ぶ中産階級です。しかもいい人。ますますマシュー。

フタを開けてみたら、目の保養は、この2人だけでなく、お屋敷の子供達が昔の少女マンガから抜け出たような退廃美なんですよ。プラチナブロンドに完璧な衣装。もう、外見でこの子達に惑わされるのがわかる・・・それから子供達の叔父、家庭教師の雇い主も美男です。

イギリスの田舎ブライの朽ちたお屋敷に赴任した家庭教師の身に起こった、不思議で怖いお話を、医者が聞き出すというかたちをとっています。

第一次世界大戦直後で男性が減った時代ですが、お屋敷には美少年のお坊ちゃん以外に男性はおらず、執事の代わりに家政婦長が取り仕切り、運転手も女性が男装しているちょっと異様な「男不在」の状況で、アンにとって男性の存在は、美男の雇い主からの仕事への期待と、前任の家庭教師とできていてお屋敷中の女性に暴力をふるったという男の幽霊のみ。

主人公は家庭教師アンですが、彼女の視点で語られるにもかかわらず、回想シーンが第3者による解釈や彼女の妄想なのでは?と思わせるつくりになっていて、お屋敷での出来事が、彼女が語った通りだったのか否かが、幽霊の存在のように見た人に委ねられるところがまた怖かったです。

と言うのも、「若い女性には性的願望や妄想があるに違いない」という原作の書かれた当時(今もかな?)の男性側の妄想を感じたからです。

ダンちゃんのお医者様はそんな妄想を持たず、アンを信じる爽やかな青年なのが、このドラマの後味を良くしてくれます。


ひとつリアルな疑問が残りました。
アンの幽霊の話を誰も信じないのなら、彼女の精神は正常ではなかったと判断されてるはずで、それでなぜあのラストシーンなのか。精神疾患ではなく嘘だと判断された?それじゃすてきな精神科医がカウンセリングした意味はなんだったのか?


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