2015/5/18

The Game 3  トム・ヒューズ

ご注意!エピ3、今回はラストまでネタバレ満載です。

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冒頭からユリアとの回想シーン、ロンドンのジョーのフラット。(あれ?ユリアとのことはポーランドやロシアで起きたと思っていたので意外でした。)室内の壁ははげてる所もあるし、絵も写真も飾ってないので、ユリアに「ホテルみたいにつまらない。あなたらしいものがない。」と言われます。そういう部屋がジョーの匿名性を表していて、実は非常に彼らしいのですよね。この時にジョーはユリアにやっと本名を明かした、付き合い始めの頃だったから、ユリアは彼のことを知りたかったんでしょうが。

アルカディはすでにソビエトの信用は失っているかもと疑うジョーに、ダディは「The Game is still on.」と言ってタイトルに入ります。「まだ獲物は泳いでいる」くらいの意味?(キャビプレのファンはヘンリー5世→シャーロック・ホームズに受け継がれたこの台詞を勉強しましたね!)

このタイトルバックが、当時の新聞やロンドンのスカイライン(当然シャードやロンドンアイはない)がセピア色で重ねられ、そこに赤くソビエトの象徴が差し込まれ、渋〜〜い。ここで、視聴者を70年代の空気に引き込む狙いを感じます。ベルリンの壁崩壊前でしたからね。西側にとってソビエトの怖さは本物だった時代。

Katharine(ケイト) Wilkinsonという女性がアルカディからコンタクトされます。MI5チームがレストランで彼女を観察しましたが、プロにはプロの見分けがつくようです。ボビーにも「36歳、独身、親戚なし、職業は・・・、米国国防省の愛人あり」と調べられてる。(スパイには狙われたくないですな。)肝心の彼女が受け取ったアルカディからの伝言は「Detained by Bears.」。彼女が何を伝えられたかを捜査するのが今回の使命です。

サラとアランはケイトのフラットに盗聴器を仕掛けに侵入。ドアの前にある小さなガスか電気のレンジ、私も使った事あります。あれでもオーブンがちゃんとついてるんですよ。この時代、ちゃんとしたフラット(家の間借りでない)もbed-sit(ドア開けたらいきなりワンルーム)が多かったのかしら。ジョーのフラットといい。

その頃ジョーとジムはケイトを尾行して駅のカフェです。ケンブリッジ経由Lakenheathと向かったいうことは、キングスクロス駅の設定ですね。パリッとベルベットのジャケットを着て盛ったヘアスタイルのケイトのことを
ジム「あんな普通の女の子がどうして国を裏切ったりできるんだ?」
ジョー「かわいい(pretty)って意味?」
ジム「いや・・・あ、そうかな。人生苦労ないだろうに。」
・・・・ジムにもジョーにも彼女は美人の範疇に入っているということですね。私、このドラマの美人基準ちょっとよくわからないけど、若くて金髪でというステレオタイプじゃないことは良しとしよう。

ケイトが向かった場所は空軍基地のある土地、アメリカの飛行機が到着した情報をMI5は入手していますが、そのことをアメリカに知られてはならないので早まった行動は許されません。うむ、イミテーション・ゲームの時からスパイ行為の鉄則か。アメリカは核兵器をイギリスに持ち込んでいるのか?秘密編成チームがジョー&ジムとは別に向かいます。

ケイトと同じ電車の同じ個室に乗ったジョー、同じペーパーバックを駅の売店で買い込み作戦開始。戦闘態勢に入ったジョーはいつもと違う顔が見えておもしろい。エピ2の娼婦の視線でも思ったけれど、こんな女に困らなそうな男が積極的に女性に接近するのはそれだけで不自然なのに、人好きしそうな人格まで装ってかなり怪しいです。でも美人スパイに要人がコロコロやられるように、そのまた逆もありなん。でも美女の媚態は見慣れてるけど美男のそれは見慣れないので平静では見られないです。私が焦っても意味ないけど。

しかしジョーは尾行を悟られ、車内チェイスをした挙げ句、ケイトはMI6だと自己申請・・・?!
地下駐車場のような所でケイトに質問するジョー。車内でもみ合った時にケイトがロシア語で話したのはなぜか知りたいジョー。はい、私も知りたい。しかし彼女は解放され(MI6だと確認とれたのかな)謎は残った。

ジョーが身体を張っていた頃、ダディは中国人ダンサーの元へ通い、なんと亡命をお願いされてしまう・・・そうか、この頃、中国ももうひとつの共産党国家(一応今もだけど)、私がわからないのは、彼女は香港人だけど72年当時は英国植民地、それでも亡命しないと長期で外国には住めなかった・・・?

ダディはダンサー、メイの書類をウェンディに処理するよう渡し、これが結局ボビーの手にも渡って来ます。(状況はニクソンの中国への出方にもよる、と同僚も言ってましたが、イギリスにとっての冷戦とはアメリカと組んで、ソビエトだけでなく中国も向こうに回していたのだと改めて。)ボビーの家に間借りしているウェンディは、話のついでにうまくボビーに丸め込まれてメイの楽屋に盗聴器入りの花を送ることになります。ボビー、うまい。

ところでダディがこっそり会った男は、ケイトの上司、MI6の幹部Cですね。MI5のジョーがロシアスパイと思って拘束したのがMI6の人間だったことで2人の間にちょっとした緊張が。ダディによればC、ケイトの愛人チャンバーズと何やら取引していると。そしてCがLakenheathにケイトを送ったこともわかりました。(ところでC、アントン・レッサーだ。暗いトンネルの中で顔はよく見えなくても声でわかるよ、新米モースでも裏切りのニュースでも偉い人w)

チームの会議にて:アランの盗聴でケイトがロシア人カスミアと会うのを知り、ダディはチームに現場を押さえるよう命令します。ダディはボビーがカスミアについての情報を逃していたと示唆、ボビーはカチン。さらにダディはジョーに彼女を誘惑して二重スパイに仕立てる命令を。ここでジョーの脳裏に過ったのがユリアとの過去。つまりユリアとの出会いも似たような状況だったということか。(色男スパイも辛いですね。女スパイの方が非情になりきれるような。男の方が恋愛に後を引くとは言いますが、本当だなあ・・・)

と言いつつ、作戦決行するジョーを見るのはまたおもしろい。別の人格を演じるスパイを演じるなんて俳優として楽しいでしょうね。あ、この感情は下手な芝居をうつシャーロックに受けるのと同じかな。
ワインを片手にケイトのフラットににっこりと現れるジョー。
「Boy Scouts. Book club president. ボーイ・スカウト、読書部部長です。」
わはは。ケイトを拘束した時に彼女がジョーをなじった時の言葉を逆手にとってます。これ日本のドラマでやったら「ふざけないでよ!」とドアを閉められそうですが、受けたケイトは入れてくれる。いや日本でも関西だったら受けをとれば入れてくれるのかな?(私だったらマジ読書部マネージャーやりたい!)
ジョーが真っ向からやって来たことにケイトは呆れてますが、ひるまぬジョーがワインボトルで戦闘態勢を崩しません。とその時停電で部屋は真っ暗に。

ジョーは、電車で会った時にケイトが自分を恐がった理由をきくと、
K「口では口説いてるみたいなのに、ボディランゲージが、目が、そういう時の男のものじゃなかった。」
J「僕が流し目を送らなかったからKGBだって?」
K「本当は、主に、本よ。同じ手を私も使った事あるから。でも違うのはね、いつもまず本の背を折るのを忘れないようにしてたわ。」
ケイト、互角!とジョーも思ったのだろう、単刀直入に彼女がなぜカスミアと会ったのか尋ねました。この辺で逆にケイトの方が質問してきます。なぜカスミアと彼女にMI5が目をつけているのかと。(最初6とか5とか意味わかりませんでしたが、MIを略してたのですね。)ジョーがケイトのことを「Boundless.」(無限)だから、と言い寄る姿勢を崩さないので、ケイトはますます呆れたお姉さん顔に。
K「本当?たしかにいいでしょうね。あなたはキレイだし、ふたりともプロなわけですもの。で、それで?私がプロの訓練を忘れて、あなたにクラっときちゃう?ペラペラしゃべっちゃう?」
J「チェンバーズとは6の命令で寝ていたのか?」
K「6は決して私に命令しないわ。何をしろなんて。あなたは5に私とヤレって言われたの?」
J「何をしろとは言われていない。」
K「こうしない?あなたは今晩はお休みなの。そしてただ知りたいことを私にきけば?」
J「君はソビエトの工作員か?」
K「ノー。どうしてそう思うか教えてくれる?」
J「ノー。」
この後、ジョーは、尻尾を捕まえられて一生刑務所暮らしをするか、二重スパイとなり5に協力するかどちらを選ぶかききます。この時オーデンの名前にケイトは反応しませんでしたね。そして彼女の答えはどちらでもなく、尻尾は出さずにダディが賭けに負け仕事を失う、と。でもジョーのことはいいお友達だから弁護する、と。(ケイト姐さんかっこいい・・・この2人は同類の絆を持つのかな?)

同時刻、サラ&アラン、ダディ、ジムはカスミアの家を張り込み。街も真っ暗。家の主が外出したので2人は侵入して盗聴を仕掛ける。意外にも主はすぐに帰宅するが、サラは壁の絵の後に何か見つけて取り出した。それは銀行明細とアンナ・カレーニナからの1節。サラは何とケイトのフラットに電話し、ジョーにケイトの本棚にあるアンナ・カレーニナの本を調べるよう命令する。果たして本には数枚の紙が挟んであった・・・!驚くケイト。

それはLakenheath(基地)の核爆弾搬送を含む詳細な情報だった。KGBに気を取られている間にアメリカが核爆弾を運び込んでいたのだった。ダディチームは、ケイトはその爆弾をアメリカ側の事故に見せかけ破壊する計画だったと推理。チームは当初、ケイトの情報入手先はアメリカ人チェンバーズと読んでいたが、ジョーがケイトとの会話により疑わしいことに気づいた。

そのチームミーティングが解散した後、ジョーはアランを捕まえ情報をもう一度調べるよう頼みます。ちょっとここ、私話がよくわからなかったのだけど・・・・?

そしてジョーはケイトをもう一度取り調べ。レストランで男からの電話伝言「Detained by bears」の意味を尋ねますが、「ただの2人の隠語『二日酔い』でKGB暗号ではない。本の情報は見た事もない。カス
ミアが私が6だと気づき罠にかけたんだ。」と。彼女のうろたえよう・・・確かにそれが本にあったことは知らないようだけど、だからシロとも言えない・・・と私は思ったけど、ジョーはこの尋問中に本名をケイトに明かします。それって彼女を信頼したってことでしょうか。

そのカスミアは行方不明となったので、彼の追跡をケイトが協力することに。

結局ウェンディはボビーの命でバレリーナ・メイに盗聴花束を送ったことはダディにばれてしまいます。ここでウェンディはダディに彼女の行動規範を尋ねられるんですよね。数年秘書だった彼女にはボスの命令を聞くことしか知らなかったのですから、彼女の職業意識が揺れます。
そして調査によりメイには夫があることを知ったダディ。どうする?!ダディ。

ボビーの家の屋根裏に間借りしているウェンディは、帰宅してボビーと猛烈ママの会話を聞いてしまいます。ボビーが公に結婚さえしていれば、誰と何をしようが勝手だけれど・・・って、ウェンディとの仲を身分違いの情事だとでも勘違い?
盗聴テープをダディに知られたとは知らないボビーに、ウェンディは破棄したと伝えます。そして何と彼女によれば、ダディはメイを国外退去にすると。バレエ団からクビにも。(え?!そんな勝手だぞダディ)そして、間借りは続けると宣言します。あれ?ウェンディの真意がちょっとわからない。ウェンディは猛烈ママの勘違いを利用してボビーを助けることで優位に立とうとしている?ゲイだと気づいてる?ボビーも複雑な表情で部屋を出ました。

ケイトの情報を頼りに失踪したカシミアを追うジョーとジム。(MEN’S BATHって店に書いてあるけどこれってゲイのナンパ場?と思った私は間違いですか?この時代はホモは犯罪だし??)スチームの中に見つけたのは、刺されてバスタブで瀕死のカスミア。カスミアは果たしてオーディンを知っていました。オーディンに操られ、10年間彼女に騙されたと思いケイトを陥れたとジョーは聞き出しました。

シャツに血をつけたままチームに戻りミーティングのジョー。ジョーの説はカスミアがソビエトスパイで、ケイトはシロ。ダディの解釈は、アルカディの裏切りを嗅ぎ付けたKGBが前エピで死んだトムの失敗以来MI5にカモフラージュのため意味のない捜査をさせたと。しかしそれではなぜ核爆弾情報を犠牲にしたのか説明がつかないが、アランが再チェックしたアンナ・カレーニナ情報はロシア製ではなく、おそらくケイトが作ったのだと言って来ました。しかも60%は本物で40%は精巧なねつ造だと。それもKGBのMI5を惑わす作戦か?

ここでこのエピは終わりですが、捜査の途中に、おしどり夫婦のサラ&アランのプライベートがさりげなく出て来ました。彼らは子供が欲しいけどなかなか恵まれないのですが、アランはサラが避妊薬を持っていることを知ります。!!サラが表面上は夫ラブラブな妻なのにアランを騙しているのは、彼女がKGBスパイだからでしょうか。

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<単語集>

このドラマで使われた状況での意味をピックアップしてます。主に英辞郎。
ボビーの台詞に、私がよく調べなくてはならない単語や表現が出現するんですが、
彼の高学歴、上(中)流出身の語彙、今では私語となったこの時代特有の表現を使っている、
古風で気取ったキャラクターなんでしょうね。
あとケイトの台詞にはお品のない成句(簡単な単語の組み合わせ)が多い。つまり美人だけど育ちは良くないみたい。

sit on one's hands やる気がない
rattled 狼狽した
activate 始動させる
detained  拘束された
get wind of 嗅ぎ付ける
on a plate 努力せずに、簡単に
sod 罵る
tear down  中傷する
persuasively 説得力をもって
RAF =Royal Air Force イギリス空軍
handover  引き継ぎ
dignitary 要人
pond  USとUKの間では大西洋のこと
scout 偵察に出る、探しまわる
discreet 目立たない
do a runner  逃げる
a good seeing to = a good, hard, fuck 痛い目、または文字通りセックス
harridan 意地悪ばばあ
put on ice  中止/延期する
PRC = People's Republic of China
on the cards ありそうな
cut out for 向いている
muggins マヌケ
kindred spirit 気の合う人
bloomer  ミス(という意味も。なんで?)
delegate 代表
check out 裏付けがとれている
incompetent 無能者
angle 不正な手段、策略
undermine (名声などを)ひそかに傷つける
leer 色目を使う、流し目を送る (*これ、現代語?70年代だからいい?)
not in so many words はっきりと口に出して(言ったわけではない)
screw (俗、軽蔑的)セックスする
put in a good word for someone (人)を弁護する
covert 秘密の
meticulous 極めて注意深い
warhead  爆弾
sabotage 破壊/妨害工作
negligence 不注意、過失
sinister 悪意のある
pass out 飲んだくれる
set someone up (人)を罠にかける
perceive 〜に気づく
dense 頭の回転が鈍い
render 〜の状態にする
surveillance 監視
deport 本国送還する
wild goose chase 骨折り損
schematic 図表
fabricate ねつ造する
nonetheless それでもなお
codswallop たわごと
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2015/5/14

トム・ヒューズ&トビー・ウィザウス インタ  トム・ヒューズ

2014/11/9付けColliderにて、The Gameについて主役俳優と脚本家のインタビューが掲載されていたので、和訳してみました。原文はこちら→カラオケ


トム・ヒューズと製作者トビー・ウィザウス、THE GAMEと70年代スパイについての研究、ストーリー構成、シーズン2の行方などを語る


ドラマシリーズThe Gameは、闇の活動というリスクの高い世界で訓練を受けた、スキルのあるスパイによって闘われる複雑な目に見えない戦争ものだ。1972年のロンドン、英国を屈服させる致命的に危険なソビエトの陰謀が計画され、MI5諜報員でプロのスパイであるジョー・ラム(トム・ヒューズ)は潜伏するソビエトの諜報員を1人1人、彼らが計画を実行する前に見つけ出さねばならない。ドビー・ウィザウス(Beng Human)製作による、6話からなるスリラーで、共演はBrian Cox、Paul Ritter、Victoria Hamilton、Jonathan Aris、Shaun Dooley、Chloe Pirrie、Marcel Iuers、 Jevgenij Sitochin、 Zana Marjanovic。

Collider独占インタビューにて、エグゼクティブプロデューサーのトビー・ウィザウスは、この番組のアイディアの由来や、正確さを得るためにどれほどのリサーチが必要だったか、明言せずに暗示したりほのめかすことによるキャラクター描写がこのストーリーには要求されたこと、キャストが登場人物に命を吹き込むのを見るのがいかにすばらしいか、シーズン2について知っていること、一方、俳優トム・ヒューズは、このプロジェクトの何が一番魅力だったか、なぜこのような役を待っていたか、ストーリー構成の好きなところ、Brian Coxとの仕事が楽しかったことを語ってくれた。

Collider:トビー、最近は特に、あなたはBeing Humanやドクター・フーなど独自のジャンル作品で知られて来ています。この番組はどうやって生まれたのでしょう?

トビー・ウィザウス:自我自賛したり直感的になりすぎなければ、自分のアイディアに固まらないと思う。1番好きなのはSFやホラーものだと思うけど、この番組のアイディアはこう、ただ出て来た。アイディアというものは浮かんでは消える。それが根をはるかどうかの問題で、これはよく根をはった。Being HumanからThe Gameには、一貫したトーンがあると思う。奇妙な事に、力強さも似ている。どちらの番組でも、結束の強い小さな集団が、世界の秩序を守るために影で働いている。僕は匿名で働くという概念が大好きだ。だが、このアイディアは、弟(兄かも)から勧められた「寒い国から帰って来たスパイ」を読んで出て来た。まったく素晴らしいと思った。あれは調度「裏切りのサーカス」が公開された頃だった。まさしく僕が「誰かがこれを番組にしないと」と思ってたあの時代の冷戦ものだった。それで、純粋に「僕にもできる」と思った。丁度その時、BBCのシリーズのアイディアを出すように言われていて、この話を始めた。なぜかこのアイディアは根をはり続け、そこから僕は発展させた。

Collider:このような仕事をする時、できるだけ正確性を持たせるため念入りなリサーチをする必要があると感じますか?

ウィザウス:はい。僕は70年代にそれを設定したかった。第1に、とてもローファイな時代だったから。今のスパイ番組を見れば、顔認識とかGPS追跡とかがある。ライターにしてみれば、そういうのは実際に近道をたどったドラマだ。それでは話が簡単に運びすぎることにもなる。僕はローファイの世界の困難さとか制限のあるところが好きだ。それ故に、シークレットサービスについて調べた。元MI6役員でとても興味深い話の数々をしてくれる専門的なアドバイザーもいた。あの時は政治犯についてのリサーチもたくさんした。現代、2014年の見方だと、1970年代にはソビエトの侵略はまったく本物の恐怖であったことを忘れるのは容易く、ある意味、今それを理解するのは難しい。とても不安定で被害妄想的な時代で、あの番組に完全に適しているようだったので、たくさんリサーチしたんだ。シークレットサービスに関しては、彼らはその技術や目的をオープンにはしていないので、大幅に創作に頼らずをえなかった。僕が正しく把握していたかを確認してくれるでもなく否定もしない状況ではね。

Collider:トム、このプロジェクトの何に1番ひかれましたか?

トム・ヒューズ:1番ひかれたのは、ジョーのキャラクター。僕はまだ20代だけど、20代前半の時というのは、キャラクターの多くが1次元や2次元になってしまう。ドラマを体現する役をやりたい、ひとりの人間の心理を分析するだけじゃなくて。それが僕を演技にひきつけた。特に人間のかかえる矛盾が。そしてジョーとはそういう矛盾の存在だ。言葉に出されないことがたくさんある。彼にはずっと警戒し続け、しまい込んで、隠しているものがたくさんある。彼は内面の弱みを露にせず、その謎が人を引きつける。それは彼がこれまでの生涯ずっとかかえて来た何かなんだと思う。何も表に出さないようなキャラクターを作ることはやりがいがあった。流れる深い感情を持ちながら、冷酷でストイック、分析的な顔を持つという。それは素晴らしい挑戦だと思った。こういう役を本当にずっと辛抱強く待っていた。不良少年役でそれを得ることもよくある。20代半ばの頃は僕には、それがそういう矛盾をかかえた役だった。僕はそれを掘り下げて、それでもなお複雑さを持つことのできる役を見つけたかった。だから、これは僕にとってどうしてもやりたい夢の役だった。それから、あの政治状況は誰にとってもどの階級にも危険が大きかった。複雑さをかかえるキャラクターのことを発掘したり見つけたりすることは興味深かった。時代も複雑で僕がまったく知らない世界でのことだったし。複雑なんだ。現実がとても秘密主義だったから。全ての要素が重なって僕が演じたくて仕方なかった何かになったんだ。

Collider:「Dancing on the Edge」でした仕事に匹敵しうるキャラクターを見つけることはハードでしたか?

ヒューズ:あの2人は似ている。子供の頃の体験ででできあがった自分自身から逃げようとしている。どんな精神分析医と話しても、まず彼らが聞く事は「子供のころ何がありましたか?」だし。Dancing on the Edgeの美しさは、僕にとっては、Stephen Poliakoffの脚本だ。あの役は、表面上は、ただ若くて、愛想のいい貴族だけれど、心の底には彼を蝕むすごい暗さがある。ジョーにとても似ている。彼らは表れ方は対極に異なるのだけれど、彼らの矛盾は似ている。それは実際には普遍的なことだから。誰でも裏に抱えていることや、自分自身について受け入れられないことがある。僕はいつもそういう役に心を捉えられる。日常で僕が捉えられるのは、人は実際に感じることを言わないことだ。ドラマでは、物事は強調されているから、僕達が普段怖くて直面できない核心に実際に目を向けることができる。

Collider:アメリカのドラマは、何でも説明しすぎる傾向がありますが、イギリスのドラマにはありません。

ウィザウス:それがイギリス的な特徴だと思う。僕たちが無口だとは言わないけれど、たぶん抑制されているのかな。それに、あの時代は分析が一般化する前だったから、何でも自分でどうにかするものだった。満を持して始動した戦後世代だ。それは確かに僕がキャラクターに求めたものだった。脚本家にしてみれば、発言しないで暗示したり、明言しないでほのめかしたりするキャラクターを書く事は、やりがいもあるが、それ以上に楽しいことだ。

ヒューズ:役者としても楽しい。もし全てがページに書かれていて、それを観客にスプーンで食べさせるとしたら、自分の仕事は単に台詞をはっきりと発音することだと感じるだろう。物語の構造が自己完結してるわけだから。トビーの脚本で僕が大好きなのは、構成がそこで、しっかりとしていて、それが物語を進めて行く点だ。キャラクターが抱える秘密は観客には見せられないで、それを握っているというのは楽しい。各シーンを演じている時、その役者として自分自身に没頭させてくれる自分との対話が生まれて来るんだ。演じているすべてのシーンで。説明的だと感じるものはない。物語を進めるためにやっていると役者が感じるようなことはない。キャラクター達が何か喋っているのには喋る理由があるんだ。それはひとつの才能だ。まさに。

Collider:物語にどっぷりと浸った観客が、次に何が起きるかさらにじっくりと見たくなる手法をとりたいですか?

ウィザウス:The Gameはじっくり見るものであって欲しい。信じられないほど入り組んだ筋立てだ、僕や他のエグゼブティブプロデューサー達も「そうか、彼はあれは知っている、でもこれは疑ってるな」となってしまうほどに。だから、3次元の数独みたいなものだった。そこにこの情報を出したらダメだな、ここにあるこっちの情報と相反するからなという具合に。自分自身とこの物語の6つのエピソードの脚本を制御しなくてはならなかった。脚本会議は長くなって、終わると脳は完全にフリーズ、だけど、それが僕のやりたいことだった。入り組んで複雑で、観客に要求するような何かを。よく、観客の知性というのは過小評価されている。その結果、よくできた番組を見ると、例えば「True Detective」など、観客に要求して、観客はそれを喜んでいる。彼らはそのような番組に出て来る多義性のあるシーンが好きなんだ。

Collider:トム、ブライアン・コックスと一緒に仕事するのはどうでした?特に、ふたりの役はダイナミックでしたが。

ヒューズ: 信じられないくらい楽しかった。ブライアンはすごい人。キャスト全員、実はすごかった。ひとりひとりがすごくて、信じられないほど集中して、これは余計に大変な仕事だと思わずに、いい仕事ができた。みんなでひとつという感じを共有していた。全員同じように力のあるキャスティング。あるキャラクターとはより長い時間を一緒に過ごすけれど、機械の歯車には歯ひとつひとつがなくてはならない。全体の物語にも、そこで起こる捜査にも。共同作業のような感覚だった。ブライアンは驚異的な俳優で、親切で度量の広い人。だから彼のような人のすぐ近くで働くことはとにかく勉強になった。僕は彼に比べたらこの世界のことにはまだ新人だから、自分がちょっとスポンジになったように吸収していると思う。どんなことでも有り難いサポートだ。彼のすぐ近くで働くことそのものが素晴らしいことだった。本当に楽しめた。

Collider:ブライアン・コックスを「Daddy」と呼ぶのは、キャラクター名だとしてもちょっと奇妙では?

ウィザウス:あのキャラクターについては、完全に仕事で消耗してしまった、言わば仕事に食われた人間にしたかった。人格すべてを食われ、名前さえも。僕のバージョンのMI5は、「Daddy」とは総裁に与えられる名前なんだ。MI6のトップが「C」と、ボンド映画では「M」と呼ばれるのと同じだ。それらの名前は本質的には地位だ。彼らの役職であり、仕事であって、人そのものではない。

Collider:トビー、このような興味深いキャラクター達の集合体に、俳優達が命をふきこむのを見るのはどうでしたか?

ウィザウス:ああ、素晴らしいよ!トムやブライアンのようなキャストを得て、ラッシュ(取り終えたばかりの未編集のフィルム)を見る時の喜びは言葉にできない。あれはいつも1日のご褒美だった。午前中ずっと働き、そしてランチの時に前日撮影したラッシュを見た。形あるものとなり、それが並外れたやり方でもって、熟練業と洗練さのある仕上がりで、細部やニュアンスまで見る事は、まさにこの世で最大のスリルだ。驚異的だ。この仕事で好きなことに、スクリーンに突然現れたものを見るというのがある。そして、それを会議に送って、彼らが各シーンを大体の順番につなぐのはスリルそのもの。Being Humanでは、僕が最後の2エピソードを書いていた時に、最初の2エピソードが放送されていて、それが自分のやっていることに情報を与えるんだ。すぐに、僕はトムの声やブライアンの声で書く事になるだろう。それはそれ自身で継続できるものになる。それが起こるプロセスはわからないけれど、気がついたらそういうやり方で進んでいるんだ。すごいよ。どんどん有機的でオーダーメイドなプロセスになっていく。

Collider:私達は、最後にストーリーが完結した感覚を味わうのでしょうか、それとも、疑問を残すことになりますか?

ウィザウス:他の戦争と同様、冷戦も数10年続いた。これはその戦争のほんの一瞬のことだ。そして、シーズン2とそれ以降に、シーズン1から派生していく。次の冒険や次の章があるだろう。とは言え、6話の最後には完結したという感覚があると良いよね。僕はシーズン2のあらすじと、最初のエピソードはもう書いてある。あれは夢じゃなかった。物語は続いて行く。




Dancing on the Edge Chester Chronicleより
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チュイテル・イジオフォーやマシュー・グードがもっとメインの役で出ていますが、トムが地元出身の俳優ということで紹介されています。地元の華なのね・・・(キラキラ
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2015/5/11

ミニボストン  ファッション

クリックすると元のサイズで表示します公式さんより

またボストン・バッグを買いました。
ボストンは黒とゴールド、2つ持っていたので、実はもっと小振りなショルダーと迷ったのですが、結局また(笑)。

でもこのボストンは大変優秀なんです。

クリックすると元のサイズで表示します同じモデル/色違い

@薄型。↑ ふつうのボストンはマチが高さと同じくらいありますけど、
これは肩にかけて脇にはさんでも持ちやすいです。

A軽い。革そのものが軽いのと余分な金具がないのも軽量ポイント。

BA4。スマホがあると雑誌は持ち歩きませんが映画のチラシとか紙を折らずに入れられるのは大切。

Cグレー欲しかった。服を選ばないから! 2色のポケットがモダンアートみたいでかわいい。
 
Dジッパー。トートだと無防備だから。




・・・実はこの優秀ポイント、夏のイギリス行きが念頭にあります。
(顔がにやけます)
合計7年ほど住んだロンドンでも、今回は久しぶりなのでちょっぴり緊張しています。
要するに泥棒に会いたくないのです。
友人知人が被害にあった時、バッグごとひったくられるよりも、バッグから財布を抜かれるケースがほとんどでした。
ですので、ジッパーつきは大切。
それと、ある程度の大きさがあると買物しても小さいものは入るので、荷物をひとつにできます。ロンドン育児経験上、荷物が多いと財布や携帯を落としました。注意力は一点集中にしておく方が安全です。
あとは旅先ですから、バッグ1個でどんな服にも合うのは必須。



実は緊張しすぎて、斜めがけできるナイロン製の軽いのにしようか、とも考えたのですけど、東京の生活で普通に使えるものを持って行く方が自然だよな・・・と思い直しました。いつもの自分でいられることが泥棒に狙われない、目立たない条件ですよね〜

私も1度パリの路上で財布を盗られたことがあります。あの時はおニューのショルダーバッグを斜めがけして、肩で風を切って両手をポケットに入れて歩いていたのでした。顔には「私はパリを歩いてるんだわ!キャー」と書いてあったに違いありません。

今から毎日このボストンを持って身体の一部にしてロンドンへ向かうぞ! 

また力が入って狙われそう



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2015/5/9

動物園  いろいろ

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娘が学校の吹奏楽部として演奏するというので動物園に行きました。

行ってみると、それは東京都警察署と動物園のコラボ・交通安全キャンペーンでした。
園内でも特に子供が動物に近づける一角にステージがあり、そのイベントは「アルパカのモコちゃん1日警察署長任命式」というものから始まりました。飼育係のおねえさんに綱を引かれてステージに上がったモコちゃん。子供が観客席から見守る中スムーズに出て来たということは、こうして皆の前に出た経験はあるのでしょうが、本物の警察署長さんから名前入りのピンクの毛布を背中にかけられたモコちゃんは、それが嫌いだったと見え、しきりに足を蹴って何か後ろのものを取り除きたいという仕草をしたのです。

「式」とは真面目に執り行うものなのは人間のルールではありますが、それをアルパカさんも守ってくれるとは限りません。折しもその後の動物園長さんのお話では、「動物の社会にもよく見るとルールがあります。よい子の皆さんも交通ルールを守りましょう!」とのことでした。アルパカさんは人間のルールに同意した覚えはないので、ピンクの毛布をとってもらえないとわかると、警察署長さんから差し出された「任命状」にプイと顔を背け、お客さんの方におしりを向けその場に座り込んでしまいました。

吹奏楽の演奏後にアルパカさんの檻へ行ってみたら元気に歩きまわっていたので安心しました。

しかしその子供向けの動物エリアを一回りして、動物に人間が触れるくらい柵が低く距離が近いのはいいけれど、地面がコンクリートで、そこにブタなどがゴロゴロ寝そべっているのを見てちょっぴり可哀想になりました。

人間と動物が共存するエリアだからこそ清潔に保つために掃除しやすいコンクリートにしたのだとは思います。

ふとオーストラリアの動物園でカンガルーの大きな檻に自分が入ったことを思い出しました。あそこはサファリのように、カンガルーの生活圏に人間が入って見せていただくつくりになっていましたが中は植物園のように緑いっぱいの印象でした。地面も土があって草が生えていました。

東京の動物園も、像とかゴリラとかパンダはかなり大きな檻で飼育されているので、ブタよりも自然に近い環境で暮らしています。だからオーストラリアのはよくて日本はダメだと言うのではなく、今日は小さい檻の中の小動物ばかりを見たし、アルパカのモコちゃんも見たので、ちょっと人間でいることが恥ずかしくなっただけなんです。

そう言えば東京の動物園を見る前に、ロンドン動物園にも行ったのですけど、まったく印象を覚えてないです。よくも悪くもなかったのかな?元気なテナガザルは覚えてるんだけど。

ところで、カピバラという動物の大きさってご存知ですか?
私はてっきりフェレットとかミーアキャットみたいなものと思い込んでいたのですが、もっと大きいんですよ?!中型犬以上、大型犬よりは小さい感じです。しかも動物園では目立たない隅っこに小さな檻があって、私がそのサイズに驚いて網に近づいたら、向こうからもすぐ近くまでは来てくれたのですが、なぜか背を向けて座られてしまいました。

クリックすると元のサイズで表示しますかろうじて横顔

サイズと言えば、ジャイアント・パンダの方は、グリズリー並みに大きいとその名から想像していたのに、実際は大型犬くらいしかなくて「どこがジャイアント?!」とがっかりした覚えも。いったい何と比べてのジャイアントなのか。比べる対象はレッサー・パンダくらいしか思いつきませんが。
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タグ: 動物 動物園

2015/5/9

The Game 2  トム・ヒューズ

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前回の時点ではエピ2以降を書くかどうかは決めてませんでしたが、やっぱり楽しいので気になったところどころの感想を書くことにしました。ちょいネタバレあり。大筋バレなし。

ソ連から寝返ったと自称するアルカディの提供した「Operation Glass」とは何かを追うMI5特別チーム、彼とコンタクトをとっているトムという男を追います。

ポーカーフェイスのジョーのことがひとつわかった。・・・お父さんは死んでいる

もうひとりのポーカーフェイス、ダディのことも・・・中国人ダンサーと交際(?)

アランに内部の噂話を報告する任務を与えたダディは、自分のことを老いぼれ扱い、中国人ダンサーとの関係などを詮索したボビーの発言を聞き、さっそく報復に出ました。
「君は独身を決め込んでると意味ありげな噂の的だ。ワシの言ってることはわかるだろ?仕事は所詮、強欲な愛人だ。結婚してこそ一人前。母上だって孫の顔が見たいはずだ。君にはより観測的な役割を担ってもらいたい。自分のこと、他の誰かを考えるいいチャンスになる。」
うーん、ここ、ダディはボビーのことゲイだと知ってて、余計なことを噂してると第1線から外すぞ、という戒めなのかな?それとも結婚できないと知ってていじめ?

二重スパイかも知れないアルカディの仲間トムを追って、売春婦と交渉する役目はもちろんジョー。家の外に立ってる別の売春婦が必ず彼を目で追う・・・そりゃあそうです、どうせならお客に来て欲しい(笑)。だけど彼のように女には困らないような男が女を買うことって、特殊なケースに違いないですよね。どんなケースにせよ、危険を伴いそう。でも危険な愛は魅力的・・・はっ!すっかり娼婦目線に。

その娼婦アリスの言葉「ポッシュな男だったけど、そう簡単にはすませたくないから起訴は取り下げないわ。このまま訴えたら、私はどうなるの?」が印象的。ジョーの答えは「階級は関係ない。国を守るためにあの男を監視下におく必要がある。」アリス「関係あるわよ。国は守っても私のことは守らないのね。」

国に仕える諜報員には階級は存在しないこともあるのでしょうか?ボビーのようにポッシュな出身だと要人の情報に最初から近い特権があるのも事実ですが、ジョーのような工作員の場合、実力次第で上流のエージェントと肩を並べることもある?チームに秘書ウェンディが抜擢されたように、一般社会のヒエラルキーの1歩先を行っているかもしれません。

「Mother Goose, Bobbington Bob.」
これはボビーがお母さんに電話した時の第一声でした。かわいい〜

TV「パノラマ」(1953年から現在まで続くドキュメンタリー番組)では「1926年のスト以降我が国最悪の工業危機で何が起こるのでしょうか。」「ストライキ中の炭坑夫は・・・政府は・・・」
と言っています。日本人の感覚だとオイル危機の時代ですが、70年代、国際競争力が低下、イギリスの工業は衰退し200万人の失業者を出したそうです。労働党のもと労働組合が強大化し、スト→サッチャーという流れ。The Gameは72年だからまだその初期的段階。

TVでは「もし原子爆弾が降って来たら」という対処法も報じていました。Operation Glassはソ連の核攻撃計画らしいし、冷戦とは実戦の可能性との抱き合わせなのですね。

さあ、ちょっとエピ2ハイライトのひとつボビーとウェンディ。ジョーの留守中にボビーの独断でアルカディとふたりがコンタクトして仕事が進展した後、ボビーがシェリーのグラスを持ってウェンディの部屋へ。この部屋はMI5ビル内にある宿泊室なのかな?ボビーはウェンディを祝って「半年で秘書補佐への昇進
とは」と言うとすかさず「4年よ」と返され(笑)きまりの悪いボビー。ボビーのようなエリートには事務の女子が4年かけて重役の秘書になることなど考えられなかったのでしょう。「Good heavens, four…」だって。・・・

そしてその後のボビーの奇襲作戦!
対するウェンディの台詞「I have to call a halt.」ってcall a haltを辞書で引いたら「停止を命じる」ですって!
ボビーの嫌な任務遂行のようなぎこちなさと、ウェンディの真っ当な台詞が、こういうシーンにどっちもかみ合ってなくて傑作(笑)。「You can't court your boss and expect peaple to respect you.」
拒まれたボビーは修正案として、難ありフラットに住むウェンディに自宅の部屋を提供します。さすがエリート、そうやって世間の目を欺こうと・・・(笑)

サラとジョーはトムを尋問しますが、その理由は彼が「the letter of the last resort」を知っているからです。その手紙って何?と思ったらwikiによれば、「英国の原子力潜水艦4機の最高司令官宛に書かれた首相による手紙」だそうで「英国が核攻撃を受け首相が死んで潜水艦に命令を下せない場合の対抗措置が書いてある」のだそうです。ほほう。

トムはその手紙と、ジョーにとってユリアの仇オーディン情報を握っているのか・・・・?!






[予告]来週はいよいよ女スパイらしき人物も登場!ジョーの本領発揮だろうか?!ワクワク。



<単語集> あ〜大変

MoD  =Ministry of Defence  英国国防省
vet 入念に検査する
rule (it) out 除外する
one time pad 一回限りの暗号
on a need-to-know basis  関係者以外極秘で
cook up でっち上げる
wangle だまし取る
acquittal 無罪放免
bail  保釈
pique 怒らせる、傷つける
nudge つつくこと
ravenous 飢えた、強欲な
observational  観測的な
surveillance  監視
conflict of interest 利益の衝突
volatile 危険な、不安定な
drop the charges 起訴を取り下げる
treason 国家への反逆
retaliate 応酬する
stalemate こう着状態
intact 損傷のない
pre-emptive 先制攻撃の
FO =Foreign Office 外交機関
entice (相手が喜ぶものを提示して)気を引く
muck in  (口)協力する
confine 制限する、閉じ込める
fallout フォールアウト、放射性下降物
protocol 外交儀礼、協定、手順
consistent 一致した、一貫性のある
Are you decent? 決まり文句「ちゃんと服を着ているかたずねる表現。古」
turn in =go to bed
unfettered 自由な
halt  休止 *軍などの「止まれ」の号令もこれ
court  言い寄る
null and void 無効の
light fitting 照明設備
constellation 星座、集まり
MBE 大英勲章第5位
shadow この単語にも「尾行する探偵/刑事/スパイ」という意味がある
double-cross 裏切る、寝返る
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