2015/4/29

バードマンと宇宙人ポール  その他の映画・ドラマ・舞台

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アカデミー賞4冠などで話題の映画「バードマン」を見ました。
どんなにすごいんだろう???と期待していました。
ハリウッドとブロードウェイに詳しくなくても笑える台詞も多く(むしろ劇場で笑ってる数少ない人のひとりだったと思う。というのも他の人の笑い声はほとんど聞こえなかった)、劇場の文字通り「舞台裏」を覗いているような興味深さはあったのですが、休日を半分使って劇場で見る価値があったと思うほど私には楽しめなかったのです。

絶賛の声が多い中、私に良さがわからないのは映画、俳優、業界に無知だからだわ。予告からの期待値が高すぎたのもいけなかった。
とか、
私がケチなバイト主婦で映画に行く機会をあまり作れない(独身貴族の皆様が見に行ける夕方は度々子供や夫を放置できないと心のブレーキが働く)から、貴重な時間がもったいなかった、「パレードへようこそ」をもう1回見た方がまだよかった、とケチな感想を抱くんだわ。
とか思ってケリをつけたつもりでした。

がしかし、今日、ずっと見たかった「宇宙人ポール」を見て前言撤回しました。
ポールの方も、SF映画ネタのパロディが盛りだくさんなようなのですが、私は「ET」も見てないし「未知との遭遇」は見たけど覚えてないし、「エイリアン」大好きなのにシガニー・ウィーバーが出演していたことにも気づかなかった不甲斐なさ。

・・・・にもかかわらず、「ああ、見てよかった」と思えたのはDVDレンタル料が安かったからではなく、この映画なら映画館で見ても「来てよかった」と思いながら劇場を出られたと思いました。

パロディがわからなくても楽しめる映画は楽しめる!ことがわかった以上、もう、残る原因はもう生理的な好みでしかないのかもしれません。

バードマンはアメリカのエンターテイメント界を自虐的に笑いをとり、業界の厳しさと魅力、そこが好きでそこで生きたい人間達の内面を描いていると私には思えた。バードマンの俳優だからその役の視点での表現も、それに俳優の個人的な妄想ワールドもありファンタジー的なんだけど、私にはそのテーマがストレートすぎてハードだし、何と言うのか、「So what?」なんですね。うん、・・・きっと何か肝心なことがわかっていないのだとは思う。もしや登場人物達と同じようにアメリカのショウビズ界が好きな人には共感できるのかな。いや、そもそも共感を求める事自体が間違いなのかな。脚本や演出の出来に唸り評価するべきなの?

一方、ポールの方はSFオタクを自虐的に笑いをとり、2次元の世界を楽しみにはるばる英国からアメリカの田舎くんだりまで来たのに、3次元の宇宙人と政府に巻き込まれて大災難。この設定からしてリアルでないから人が死んでも爆発が起きてもちっともハードどころか、出て来る人が皆ヘンテコでかわいくて、見終わった直後の感想は「広い世間様に堂々と顔向けできない生き方(オタク)でもいい」でした。大惨事でも怒鳴ったりせずに冷静さを努めるペグ兄さんがかっこ良かったです。

「汚い/下品な言葉遣い」も両方の映画に出て来ます。
バードマンの方ではそれがあたかもカッコいいかのように、または本当にブロードウエイの幕の裏ではそういうレトリックなのかと思わせるような感じで、一応、見ていて笑ったんですけど、私にはどちらかというと苦手です。
それがポールの方では、それ自体をネタにしたり、そんな言葉言いそうもない宇宙人に言わせるので苦手を感じないのですよね。

あとバードマンだったリーガンが劇場の控え室で物に当たってメチャメチャにする暴力も恐かった。
だがポールでは人間ごと車が崖下へ落ちて大爆発しても恐くない。

と、ない脳をしぼって分析しようとはしたのですけれども、自分でも1番納得が行った理由は、バードマンに好みの俳優がいなかったからかしら?
・・・・いや、それで言ったらポールにもいわゆるイケメンは出てないしそれどころかデブ俳優まで出てるし。

きっと、寿司もキャビアも好きでない、よいものがわからない私だからに違いない。
「こんな美味しいもの食べないなんて人生損してる」とよく言われますが、寿司と同じでバードマンは私の味覚に合わなかったというだけのことでしょう。

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2015/4/28

POLDARK 08  POLDARK

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CORNWALL todayより

D「ジュリアの歯がまた生えて来た」(と言うことは1歳前後でしょう)
R「もうすぐギャリックなみに噛むな」
デメルザがかいがいしくスコーンのようなものを焼いて銅鉱に届けても、まだロスの表情は硬いままですが、冗談を言うくらいには2人の仲は冷たくはない、と言ったところでしょうか。でも家に届いていたヴァリティからの手紙にはノーコメントです。まだtrying to forgiveのようですね。

喉の病気が流行っていて、フランシスの家も使用人ごと全員やられたようです。
喉が痛いフランシスが「posset(ミルク酒)を持って来させろ」と言えば、
おばあちゃんは「バリティだったらhoney and liquorice(蜂蜜入り甘草)を処方するよ」と言い、
フランシスは「チョーク先生(家庭医)ならleechesを処方するな」・・・! 
leechってヒルのことですよね、ああ、フランシスのお父さんが重病の時に血を抜いてた医者がいました!辞書には、本物のヒルを医療用の吸血に使ったとも、また人口放決血器のこともこの名を使ったとあります(goo)。ああ、また何の役にも立たない英語を調べてしまった・・・

ロスの製錬会社Cornmoreの命運を賭けた競りがやって来ました。資本がないながらもかき集めてチャンスを掴もう(製錬する銅を買えないと会社運営しようがないわけです)とするロスに、デメルザは自分の宝石やドレスも使うようにオファーします。ううう、見ているのも辛いぞ。さすがにそこまで貧窮してないとロス。

しかしオークションではジョージの会社に買い漁られてしまいました。ロスの銅山の鉱石でさえも。ここでCornmore社は解散せざるを得なくなりました。暗〜〜い影を背負ってひとり寂しくパブを出たロスに明るく話しかけて来たのはジョージ。
G「Ross! You're becoming a hermit.(隠遁生活に入るのかい)」
G「It goes without saying I would offer a generous price.
  僕が良い値をつけるからああなるんじゃない。」
「What is it that offend you, Ross? 何を怒っているんだ、ロス?
That we Warleggans have dared to drag ourselves out of poverty and aspire to gentility?
  ウォレガンズ家が貧困から這い上がって上流を目指すことかい?」
R「Poverty doesn't offend me. Nor does aspiration. 貧困も野心もかまわん。
  But you're mistaken if you think greed and exploitation are the marks of a gentleman.
だがもし貪欲さと搾取が紳士の証とでも思っているなら間違っているぞ。
G「You know, one of these days you'll find yourself without means, without colleagues,
without friends, and no-one to blame but yourself.
なあ、そのうち、打つ手も、仕事仲間も、友も失うことになるぞ。自分で種を蒔いてるんだぞ。」

この明るい口調、いつもジョージはロスには仲良さそうに口をききます。フランシスにはビジネスライクなのに。硬派なロスに比べ、洒落もののジョージで、全てが対照的な2人ですが、ジョージは自分にないものを持つロスが好きなんでしょうね。でももちろん、それだけではないのが男の感情の複雑さよ。
家では一族で「ウチが高値をつけるまでは奴の銅の値上がり策も功を奏していたが、今や会社も仕事もなく銅は値下がり、巨額の負債をかかえるだろう」なんて話してますよ。

ロスは弁護士(会計士の仕事もしてるみたいですね)に立寄り、ジョージに負債返却のため船を売った人の話を聞き、自分の負債も予定外に多いことを知ります。そして彼の銅鉱資産を負債を上回る額で買値をつけた人がいることも聞きます。ロスはその人がジョージの手先であると見抜きます。銅鉱を売る代わりに更なる負債額をかかえようとするロス。

ロスがオークション後にパブに泊まると知っているデメルザは、フランシスの家が病人だらけと聞き、行って自分も病人なのに子供の世話をするエリザベスの代わりに看病をします。家に帰り、その話を聞いたロスはまた不機嫌に。まあ、村の半分が病に倒れているのに確かにそれは自殺行為・・・でも死にそうな子供を誰が見殺しにできるのでしょう。案の定その夜、娘ジュリアとデメルザが発病・・・すぐにドゥワイト医師に見てもらうも治療法はなく、今夜が峠と。こんなうろたえたロスは見た事ないくらい心配していても、デメルザは熱で悪夢を。それが恐いんですよね、ロスに愚行を責められているの・・・そしてエリザベスがロスを奪って行ってしまうという・・・病床では私も悪いことを考えてしまうけれど、これは、辛すぎる(涙)。

そしてジュリアはドゥワイトの看護もむなしく死んでしまいます。デメルザの意識も戻らないうちに葬儀が執り行われたのは、病気だから?早すぎる?!と思ったのですが、フランシスや村人も集まってるので、2日くらいは経過しているのでしょうか。自宅でロスの娘の死を知ったジョージも複雑な表情を浮かべます。こういう顔をするのでやっぱり単なる悪役じゃないのですよね。彼は。

ドゥワイトの勧めで外出したロスが見つけたものは、悪天候に遭難し座礁したジョージの親戚の帆船でした。一族の旗艦船事業として先日処女航海に出航したのを彼は見ているので、閃きに微かに目がキラリ。ジュリア埋葬の参列者に食事も提供できなかったと悔やんでいた彼に思わぬ幸運だったのです。領主様、村の者を海岸に集めて船から食料を運ばせました。飢えていた村人は大喜びです。

・・・しかしロスの幸運、船がポルダークの土地に流れ着いた知らせを受けたジョージの父を激怒させます。確証もないのにと動かぬジョージを怒鳴りつけ、略奪の罪に問うと。この災害を利用せよと。恐い!じいさま。金持ち2世のジョージよりもやはり叩き上げの親父さんは容赦ない。

難破船の生存者が見つかったのでロスが自宅に案内し医師に見せると、家ではエリザベスがデメルザを看病していました。自分の子の代わりにロスの子を死なせた辛さから「助けたい」と言う彼女に
R「You can pray to God I do not lose the love of my life. 俺の愛するたったひとりの人を奪わないでと神に祈ってくれ」と言うんですね。エリザベスは目を見張って一瞬沈黙するんですが、私の推測ではこの時「もう私を愛してないのだ」と一筋の希望が消えたのでしょう。ああ、この言葉デメルザに聞かせたかった。

この時、ロスの手の中で意識が戻ったデメルザはエリザベスを見て「あなたを連れに来たの?」と悪夢の続きをまだ見ていますが
R「No, she'll never take me.」と返事するロスです。

夜が明け、海岸で夜の騒ぎの片付けの中顔を合わせるロスとジョージ。
ジョージはお悔やみを言い、「敵同士だと君は言うが僕たちは似た者同士だ。同盟を結ぶべきじゃ?」
しかしロスの答えは
「God forbid I should ever be so desperate.」
うううむ、寂しそうだぞ、ジョージは。

娘を失った事を知って悲しむデメルザとロスは、海岸で洗礼式に結んだリボンを風に放します。ロスは「フランシスを自分の銅鉱に誘って協力しあう」と、彼女が壊し罪を感じている一族の仲の修正を約束します。

しかし希望を見たふたりに近づき、ロスを逮捕したのは、ジョージの家で「積み荷は漂着した土地の所有」と言ったら賄賂を渡された警察官でした。崖っぷちに取り残されるデメルザ・・・・


POLDARK WILL RETURN


そうですか?!えぇーーー?!
そうですかぁ〜〜〜〜〜?!?!?!

4

2015/4/25

THE MUSE 感想  ベン・ウィショー

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We Are Colonyが配信しているベン・ウィショー出演の短編映画「THE MUSE」見ました。
サイトはこちら → 映画
トレイラーもあります。

ペイパルかカードで購入可。
購入しなくても作品情報や画像など一部は閲覧可。
写真はその無料ページからお借りしました。



監督のTim Walkerティム・ウォーカーは前にも書いたのですがファッション・フォトグラファーとして有名です。映画は、人魚を演じたKristen McMenamyで雑誌の撮影で人魚を撮った時に構想が閃いたとのこと。


物語 ー 無料のページに出ていますのでちょっと書いておきます。ネタばれあり

一般にアーティストをインスパイアさせるモデルはミューズと呼ばれる。ティムは、人魚をモデル、人間の男(エドワード)を写真家/映像作家に見立てた。人魚はアーティストに愛され崇拝されてはいるが、小さな水槽に入れられた言わば囚われの身。アンデルセンの人魚姫では、人魚は人間の男に愛させれば脚がはえてくる魔法をかけられた。愛され脚を手に入れた人魚は、アーティストの元からいなくなってしまった。アーティストは彼女を探す日々、自分の作品に捕らえた彼女と同様、自身が囚われの身となった。ミューズがいなくなって魔法だけが残ったら、アーティストはどうしたらいいのか・・・?それはアーティスト自身がミューズになるしかない。





ティムが撮影した過去のウィショーくんの写真を見た時、正直言ってほかの作品ほど力が入ってなく見えたので、ウィショーくんを気に入ってたとは知りませんでした。しかしエドワード役は言わば本人役ってことでしょ?き、気に入ってたんだ・・・・

15分の短編とは言え、出て来るのはアーティストと人魚だけ、しかも人魚は水の中の記憶と記録だけですから、ほぼウィショーくんの独り舞台。ミューズを失った苦悩と思慕の眼差しのアップの演技が素晴らしいです。斜め下からのアングルが最高です。カメラか何かと覗き込むウィショーくんのカーキ色の瞳のアップもあります。ウィショーくんの軽い身のこなしも出て来ます。この撮り方をしたことで監督のウィショーくんお気に入りぶりがうかがえます。

タイプライターとかレコードプレイヤーとか、時代は1940-50年代かな。その他の小道具も無料ページで見られます。いちいち選んでるものがこっていて、さすが作り込みの得意なファッション写真家です。静止した写真だと細部まで読者の目が届くのでスタイリストさん腕がありそうです。

ウィショーくんは、レコードに合わせて歌も歌ってくれます♪
曲のタイトルは「A Perfect Day」

When you come to the end of a Perfect Day
And you sit alone with your thought
While the chimes ring out with a carol gay
For the joy that the day has brought.

Do you think what the end of a Perfect Day
Can mean to tired heart
When the sun goes down with a flaming ray
And the dear hearts have to part?

Carrie Jacobs-Bond
1909

(この曲は多くの歌手がカバーしているとのことで、映画のレコードの歌手はわかりません)

こうしてミューズに執着するエドワードを見ている私達が、じーっとエドワードを見ることになるので、ロシアの入り子人形のような関係ができるのも、この映画のおもしろさです。




私の場合、購入してもSafariとFirefoxでは見られず、ブラウザChromeでやっと見る事ができました。本編はOKなのですが、実は今でも「最終Script」と「削除シーン」が表示されません(涙)(涙)。私だけの問題なのかな。全部ご覧になられる方もいらっしゃいます?どちらもとっても見たいのですが・・・^^;
2

2015/4/23

POLDARK 07  POLDARK

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緊張に耐えられないワン!

今まではデメルザは運命に(ロスに?)突き動かされてここまで来た・・・という感じでしたが、いよいよエピ7にして自分の行動と責任に直面します。ずーっとずーっと気にかかっていたことがついに?!舞台は18世紀、原作の出版が1945年とは言え、他力本願なヒロインじゃおとぎ話で終わっちゃいますものね。そこが魅力でもあるのも事実だけれど。

<ちょっとお話を整理しますネ>

*ロスは鉱石製錬事業を裏で営み、値下がりした鉱石の値段の回復を計画。

*デメルザはヴァリティとキャプテン・ブレミーの手紙を仲介。もともと再会を企てたのも彼女。

*ジョージはロスの製錬会社の出資者へローン提供している立場から彼の事業を攻める情報収集中。

・・・・

ついにヴァリティは駆け落ち家出を決行しました。彼女が残した手紙で事を知ったフランシスは怒り心頭。そしてその計画が実行できたのは誰かの手助けがあったに違いないと、それはロスだと勘ぐります。以前にもふたりが会うのを取り持ったことがありましたからね。「You're too hast(性急な)!」とエリザベスにたしなめられますが、フランシス今回は鋭かった。でも自分の妻が自分よりもロスを味方していると怒りは増すばかり。
E「But it is the merest justice not to condemn people unheard.話も聞かずに決めつけない方が公正というだけのことよ」
しかし彼はいよいよ泣き叫びエリザベスに八つ当たり・・・確かに妻にも味方してもらえないのは涙を誘いますが。
F「Damn Ross! Damn this family, damn this entire pitiful excuse for an existence! ロスがなんだ!この家がなんだ、まったく哀れな名ばかりの存在が!」

その修羅場に現れたのはジョージです。夫妻からヴァリティの駆け落ち話を親身に聞き、フランシスに「自分の親戚が賭けで勝ったのは不正だろうから一族として補償したい」と。「このままでは一族の面子に傷がつくので修正のため謝罪と負債の一部無効を」と申し入れて来ました。この話術、うまいですね。「慈悲はいらない」と言う夫妻のプライドを傷つけずにお金を受け取らせるツボを心得ている。
G「I have his best interests at heart.心から彼(フランシス)のためを思っていますよ。
  You see…I did mend your smile, after all. ほら・・あなたの笑顔もやっと戻りました」
とエリザベスに語り、3人の笑い声となります。成金銀行家の凄腕営業術、ブラボー!

金をもらい心を許したフランシスはジョージと酒をかわし、「ロスが妹の駆け落ちに手を貸した」と愚痴り、それに対しジョージは「それは君が彼の愛する人と結婚したから」と、フランシスはなるほど〜!という顔を見せ、ますますジョージのペースに乗せられます。(ああ!)そして「新しい製錬会社には身に覚えのない目に合わせられている」と、フランシスがロスに感じている感情を自分も味わっているのだとアピールして、フランシスの心を鷲掴み、ついに会社の出資者の名前を聞き出します。ああ・・・フランシスよ・・・


ロスの友人&従業員であるマークと結婚した女優のカレンは、夫の仕事中足しげく医師ドゥワイトに近づいていましたが、ついに誘惑に成功します。このドラマのいいところは、不倫女の嫌らしさは滲み出させながらも描写に品があることです。相手がロスの友人という理由もありましょうが、文芸作品のようにポエティックな情事。日曜日9時台のTV前の人達を不快にさせない配慮上手。
 
その頃ロスの銅山で岩の崩れる事故がおき、怪我をしたマークが家に帰るも妻は不在・・・夜、カレンが帰宅して口論からもつれ合い、殴りかかる妻を抱きしめたマークの腕の中で彼女は動かなくなっていました。首の骨が折れて死んでしまったのです。

事故ながら、罪に問われそうなマークは、実は銅鉱の仲間達とフランスからの密輸をしていました。それを嗅ぎ付けられ軍人がこの土地に捜査に来ます。マークには2重の意味で処刑される危険があるので、ロスはマークをボートで逃がす計画を立てました。

軍人とはロスの戦友キャプテン・McNeil(マックニール)ですが、ロスはそれでも計画を実行に移し自ら逃亡のためのボートを用意し仲間と海へ。警備兵に見つかり、仲間がその兵を撃ち殺し、マークは出発、ロスが帰宅したところにマックニールが訪ねて来ます。彼はロスの加担に気づいていますが、戦場での友情もあり、その晩は引き上げて行きます。

フランシスからの手紙でヴァリティの駆け落ちを知ったロスは、ボートの帰りにフランシス宅へ。駆け落ちはロスのせいだとするフランシスvs否定するロス、フランシスはついに「I have no cousin!」と絶交を叫びました。

それを家でロスから聞いたデメルザは、それは自分のせいだから誤解を解かなくてはとフランシスの家へ出向き、自分のヴェリティへの加担を告白しました。しかしフランシスは「直接手をくださずともこんなバカと結婚したロスのせいには変わりない」とデメルザにも絶交状を・・・

ロスは調度その時、緊急招集された会議で、株主達が全員ジョージの銀行からのローン返済を迫られたと告げられます。出資はおろか、メンバーの家計にまで影響が。

ふたりとも帰宅し、デメルザが今度は夫に「愛し合う2人が幸福になればと思っただけ」と告白をすると、なぜジョージが出資者の名前を入手したかを悟ったロスは「君のしたことはそれだけじゃない。自分の家、出資者の家、これまで2人で築き上げたものを壊した」と、更に4か月の間嘘をついたデメルザへの信用を失い失望します。
*ここ、ロスの推理の理論は、「デメルザの愚行」→「フランシスの怒り」→「フランシスがジョージに陥落」→「ロスの銅山事業の崩壊」

自分のしたことの重大さにやっと気づいたデメルザは、跪いて
「Can you forgive me?」とすがりますが、ロスの答えは

「I'll try.」

ううう・・・ロスもデメルザには事の行方が予想できなかったのはわかっているけど、その愚かさと嘘を許すのは難しく、それを正直に言ってしまう直球な性格です。デメルザもポルダーク家が和解するまで辛い想いが続くという・・・


来週は最終回!!わ〜〜ん!どう収集がつくと言うのか?!
1

2015/4/21

テレンス・ラティガンの世界   その他の映画・ドラマ・舞台

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東京・新国立劇場で開かれた演劇講座「テレンス・ラティガンの世界」へ行って来ました。
上演中のラティガン作品「ウィンズロウ・ボーイ」と同じ舞台の劇セットにての講演でしたので、無料で参加できるのに大道具を見ることできるよい機会でした。

講師の広川先生は演劇/映画研究家だけあり、「ベネディクト・カンバーバッチは現在英国で1番の人気俳優です」「彼はBBC製作のラティガンのドキュメンタリーの進行役も務めました」「上映中の映画『イミテーション・ゲーム』にてアラン・チューリングを演じています」と、最新情報にも詳しく、またお話もユーモアがありとても楽しめました。

ラティガン作風とは、私の汚いメモにも書いてありますが、「もの言えぬ愛」を主題にしているとのこと。
そしてそれは、作家自身が、禁じられた時代に同性愛者であったことから、公にできない感情や関係の昇華であった、とのことです。(それで「イミテーション・ゲーム」に言及)

せっかくなのでパンフレットをブログに保存しておきます。写真はクリックで拡大になります。

最後のページに、ラティガン劇と同時代の劇の年譜が出ています。その下の方を見ると、1966年にはトム・ストッパードの「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」が出ていて、ラティガンはそれよりも後、1977年まで劇を書いていたのですね。そう考えると今まで前時代の劇作家というイメージを抱いていたのですが、ストッパードが現役であることで、ラティガンに親近感を持ちました。

再演でベネディクトが出演した「ダンスの後で」は、主人公がひとりの時と回りに人がいる時で、ピアノで弾く曲が変わるという演出だそうです。表向きの顔を明るいジャズの曲「ダイナ」で、内面をショパンの内向的な曲で表していると・・・本気で見たいなあ!

私が1番見たいと思ったのは、1番下欄外の2本です。
「ニジンスキー」(ニコラス・ライトがラティがンの未発表の映画脚本を舞台化)
「心の色を隠す術」ラティガンを主人公にした劇(ジャイルズ・コール作)

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タグ: ラティガン



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