2014/8/31

マリンのフィッシュ&チップス  たべもの

クリックすると元のサイズで表示します
箱の後には娘のM、右側にはイモを盗む夫Jの手が・・・

家族で六本木に出かけたのでフィッシュ&チップスの「マリン」へ行って来ました。

リンク先にもメニューが出ていますが、フィッシュ&チップスにマッシュピーズがついたセットの他にも、ソーセージフライ、フィッシュケーキ、フィッシュフィンガー、パイのセットもあります。

今日は基本から、ということでフィッシュ&チップスにしました。魚の身がコロンコロンしてるのと衣の厚みとサクサク具合がイギリスのフィッシュと同じ。チップスも太めでいい感じ。写真はレギュラーの量でイギリスのレギュラーに比べたら小さいのですが、私のお腹にはぴったりでした。夫はラージにして「たったの200enの差でサイズの差はそれ以上あってお得だ」と自慢しておりましたが、7分目くらいのあたりで「もうお腹いっぱい・・・・」ともらしながら完食してました。

次回からは、ソーセージフライとフィッシュケーキに挑戦したいです。
フィッシュフィンガーはマット・スミス・ドクターの好物でもありますので、ご興味のある方にはあるのではないでしょうか?
私が最も興味をひかれたのはフィッシュケーキです。そうです!キャビン・プレッシャー0201ヘルシンキに登場したあれです!日本ではお目にかかれないイギリスのB級食品だと思っていたのに・・・


あとこのお店は、アクセスマップで見ると裏通りにあるみたいに見えますが、実際はミッドタウンの向い側でわかりやすいです。お店のイメージカラーがピンクでオシャレで高級そうなロゴ「MALINS」が目印。ウサちゃんだと思ったら木のフォークだったピンクのマスコットもかわいい♪

クリックすると元のサイズで表示します


9/1追記
余計なお世話ですが、フィッシュ&チップスのクオリティについてその後ダーリンと話をしました。魚については、本文に書いたように満足の出来で、「グルメ・フィッシュ&チップス」と言うだけありイギリスの不味い店よりも美味しかったんですが、チップスの方はもう1歩!な感じでした。たまたま私達の分だけかも知れませんけれども、私と夫の理想のチップスは、端っこの方は焦げかかっていて茶色くなるくらい、全体にカリッとするくらい揚げてあるものなのに対し、出て来たのは焦げるのをシェフが恐がり油から早く上げすぎた感じ。レアーミディアムーウエルダンとありましたら、ミディアム。思い出してみると、イギリスではビネガーをかけて食べるのは、あれは口の中で堅いと感じるくらいのチップスにかけるから柔らかくなって調度いいんです。最初から柔らかめのチップスにかけてはグチャグチャになって食感的に不味いではないですか!道理でビネガーをちょっと試したけど試しただけでもっとかけようという気にならなかったはずだ・・・次回は「チップスはウエルダンで」と注文してみようかな〜
3

2014/8/29

本「戦火の馬/War Horse」  その他の映画・ドラマ・舞台

クリックすると元のサイズで表示しますwikiに掲載の初版本(1982)

原作本を読みました。日本語と英語と揃えて、日本語で何かひっかかった時には原文を見て・・・という早さと正確さで1番好きなやり方です。日本語になると「his」が抜けて別の人のものとも意味がとれたりして紛らわしかったり、「血反吐が出る」という言葉に違和感を感じて英語を見たら「to bleed」で、これなら「血が出る」でいいと思うんですが、訳者さんの感覚で誇張されたのかもね、なんて思ったり。

そうそう、映画でベネディクトが演じたジェイミー・スチュワートの階級は「major/少佐」でトムヒさんのニコルス「captain/大尉」よりも1階級上なんですが、原作ではふたりともcaptainでした。

ストーリーの大筋は、舞台や映画でも同じでした。でもジョーイの感じたことは本ではなくては読めませんでしたので、やはり舞台で盛り上がった人にはぜひお勧めです!ストーリーで舞台にも映画にもないのは、ジョーイがアルバートに再会してからイギリスの故郷に帰るまでの、更なる困難。ジョーイに起った試練と第一次世界大戦で軍馬が政府に強いられた境遇が描かれています。とは言え、舞台と映画でもちゃんと原作の意図はしっかり反映されています。

日本語訳は佐藤見果夢という人です。「あとがき」がよかったので紹介します。

作者のマイケル・モーパーゴのこの本を書いた動機をあげています。

そのうちのひとつが、第二次世界大戦中に生まれた本人にとって、大人に戦争の話を聞くことが多かったこと。戦地へ行った老人が、帰れなかった友を思って涙を流しながら、「死を恐れる話は誰にも言えなかったから馬に話した」と語ってくれたそうです。

もうひとつは第一次世界大戦での馬のようすの絵を見たことがきっかけとなり、馬の使われ方を調べたのだそうです。馬は過酷な環境で闘い、多くの馬が命を失った。何とか戦闘や病気を生き抜いても、馬を終戦後に待っていたものは、本国に輸送するには費用がかかるのでフランスの肉屋に食肉用に売るという決定だったと。

モーパーゴは、児童小説家としてイギリスではよく知られているようで、著作は300作以上もあります。
私が勤務先内にある図書館にWar Horseの英語本を探しに行った時も、書名を言ったら「ああ、モーパーゴの!」とスタッフの人も知っていました。彼女、たぶんイギリス人です。「お芝居が日本に来るってきいたけど・・・」と言われたので「見て来ました。よかったから2回も。それで本読みたくなって。」と答えました。そしたら「映画もあったわよ!」と言われ、私も「そっちも見ました」と即答したんですが、ベネディクトがきっかけで・・・とはまだ言ってません。まだあわよくば知的な人と思われていたい(笑)。
2

2014/8/28

テンペスト(2010) 感想   ベン・ウィショー

ベン・ウィショーがエアリエル役の映画「テンペスト」(2010)を見ました。(おかげで楽しみにしていたNHKカルチャーラジオの「十二夜」をすっかり忘れてしまいました!)同じシェイクスピアで、筋も家族間の争いと復讐ですが、「リア王」とは違って血は出ません(笑)。

クリックすると元のサイズで表示します

エアリエルはその名の通り、空気の妖精です。でも妖精と言えば「羽のはえた美少女の魔法使い」みたいな印象ですが、テンペストのエアリエルは、ウィショー君なので美少女は美少女だけど「ハリーポッターの屋敷しもべドビー」のような、妖精と言うよりは妖怪のような感じでした。そして人間でない存在なので、あのりっぱな眉毛は半分ないし、常にエフェクトのかかった映像で現れるので、ウィショー・ファンとしては嬉しいのかそうでないのかよくわかりませんでした。このエアリアル、何の説明もなく両性具有で、時々少女になるんです。どうして?どうやって?CGでお肌ツルツルとは言え、あのウィショ君の顔で少女に。あれをやったせいで、「十二夜のヴァイオラを演じたい」になったのかしら?楽しかったのかしら?

よかったのは、ナポリやミラノというイタリアが都市国家だった時代っぽい衣装が、現代的にアレンジされてて、CGも多く使われ、さらに、喜劇担当の役が2人いて彼らは60~70年代のヒッピー風な衣装で、時代劇の重さがなかったこと。もうひとつ、音楽がロックな感じで、しかもウィショ君が歌ってる曲も3曲あることでした。あと王子役のリーヴ・カーニーが歌う曲もよかった。彼はミュージシャンでもあります。このロックな歌の歌詞がシェイクスピアの詩なんです。

では一曲

Where the Bee Sucks - Elliot Goldenthal feat. Ben Whishaw

それから、リハーサルシーンの動画がありました。エフェクトなし♪
エアリエルがプロスペラに「Do you love me?」とささやくシーンがあって、映画では映ってないのですが、リハではウィショ君がヘレン様の腕をなでなでしているんです。こっちの方が生々しいのに、ウィショ君が妖精に見えるんですが・・・・
CGシーンでも、ウィショ君は実際に身体を宙に釣られてクルクルまわってます。「パフューム」の時も逆さ吊りになって水攻めにあっていたし、実は肉体派俳優なのでした!!

Making of "The Tempest" (Ben Whishaw)
1

2014/8/27


クリックすると元のサイズで表示します

アマゾンUKさんからお知らせ(誘惑とも言う)が来まして、「Endeavour」(新米刑事モース)のこれまでのエピソード全部を集めた「The Collection(Pilot Film and Series 1-2)」が発売になったとのことです。

写真がとってもステキなんですけれども、「もしまだ買ってない人どうですかぜひ!」と大きな声で叫べないのは、お値段が既存の「Pilot & Series 1」と「Series 2」を足した金額より£2.48お高くなっているんです・・・。日本から買う場合のDVD1枚あたりの発送手数料£1.49はひとつにまとまった分減るとしても、それでもまだ£1ポンド高いとは・・・。

もしや既存のにはなかった特典が?!とも思いましたが、ボーナス映像は「Series 2」のと同じなんですよ。

ええい!これは文字通り、コレクション用か!
・・・せめて「努クンステッカー」とか「サーズデイの警察手帳」とかつけてくれたら買うんですけどね、まったく商売する気はあるのかい???itvさん〜〜〜〜







1

2014/8/26


ナショナル・シアター・ライヴが「フランケンシュタイン」で始まった時には、見ないであろうと思っていた「リア王」を見ました。改心の理由はふたつ。王室ものということ以外に期待してなかった「オーディエンス」が逸秀だったので欲が出て来たのと、ベネディクトの「ハムレット」でにわかにシェイクスピアへの興味が湧いたからです。

シェイクスピア戯曲は読むのが間に合わなかったので、あらすじの予習に『こんなに面白かった「シェイクスピア」(PHP文庫)』河合祥一郎 監修、鑑賞の参考にはNHKカルチャーラジオのテキスト「生誕450年 シェークスピアと名優たち」前沢浩子、を読みました。

古典なので、「王様に3人娘がいて、意地悪な上の2人にはだまされて財産をとられ虐められ、正直者の末娘に助けられました。めでたし、めでたし。」という子供向けにハッピーエンドに改められた話は読んだ覚えはありました。がしかし、シェイクスピアの4大悲劇のひとつですから、まあ、血は出る、人は死ぬ・・・(ナショナル・シアター・ライブ日本版ラインナップは6タイトルありますが、血みどろにならないのは「オーディエンス」のみで、これから来る「ハムレット」と「オセロ」も血は間逃れないでありましょう。)


Telegraphより

あらすじ:爆弾ネタばれ注意!

引退を決意したブリトンのリア王は、口の巧い長女と次女に国土を2分して譲るも、認知症のため疎まれ追い出される。3女は巧いお世辞を言わなかったので無一文でフランスに嫁に出してしまったので頼れない。一方、家臣のグロスターには嫡子の長男と庶子の次男がいて、野心家の次男は父をだまして長男を勘当させる。次男はリア王の長女と次女にそれぞれ取り入り出世を虎視眈々と計る。荒野でボロボロに放浪するリア王は、リアに味方したため長女&次女達に目を潰されたグロスターとその長男エドガーに出会い、フランス軍を引き連れた末娘に助けられる。リア王の末娘とグロスターの長男は、最後には父達の誤解もとけ、リア王の長女&次女と、グロスターの次男の陰謀は暴かれたのはいいが・・・老いた父達は力尽きて死ぬし、若者達も自殺したり殺し合ったりみんな死んでしまう・・・エドガーだけ残して。


この話、老いた親達と次の世代の成人した子供達の家庭の争いですよね。こんなことは言いたくないけど、私の友人にも思い当たります。お姉さんや妹と親の世話や相続をめぐって大ケンカになった話が。私は親をめぐって兄弟喧嘩はしたことないけど、親がいつまでたっても私に説教するのは勘弁してもらいたいし、私の弟は私よりも「老人の言うことは腹が立つ。老いては子に従え。」って尊敬のかけらもないです。それくらい親は子供が成人しても親の威厳を振りかざすのをやめられない(というかそれ以外の子供への接し方がわからないのかも)のは、リア王と同じです。

ところで、エドガーだけがなぜ最後に生き残るのか。

ほぼ全員死ぬ、という暗い重い結末だけど、ヘラヘラとエドガーが立っているのが私には妙に救いに感じました。リア王の末娘も善人キャラだけど、冒頭で王に「ワシに賛美の言葉を述べよ」と命じられても頑に拒否しました。シェイクスピアの台詞は理屈に理屈を重ねて進んで行くことが多いけど、それでも末娘が「父を愛しているから美しい言葉にすると逆に噓となる(とかなんとか)」と言った時には、なんて頑固者なんだ!と思いました。自分の正しさにこだわって愛する父を怒らせるとは、怒鳴り散らす父に似ているとさえ。それに比べてエドガーは、弟に謀られて父に勘当されてもひょうひょうと変装して父やリア王の近くにいて、皆死んだ後にも残る。

あらすじには書かなかったんですが、リア王は道化を雇っていたけど、放浪の途中、道化は殺されるんです。これにはビックリ。なんとなく道化は半分妖精のような人間じゃない存在に感じていたのに。この道化はリア王に「知恵がつく前に年とっちゃダメ」と説教もするし。そして人間のはずが、貴族の嫡子で長男のエドガーは、誤解されて勘当されても怒るでもなく、貴公子なのに浮浪者のフリをして、おどけてさえいるんです。生きる執念とかは見せないのだけど、父や父の主人を助け、最後に悲劇を見届ける・・・道化にとって変わってしまったようでした。道化は口上を述べて、客観的に物語を見て参加はしません。だから生き残ったのかなあ。争いに参加したらたとえ善人でも同レベルの愚かな存在になってしまうよ、ということなんだろうか。


このエドガー役は、シャーロック03でビリー役のTom Brookeです。

あと次女役のAnna Maxwell Martin、ファニー・フェイスで見たことあると思ったら、まかぼい君が超かわいかった「ジェイン・オースティン 秘められた恋」にジェインの姉役で出てました。

演出のサム・メンデスは、「007スカイフォール」と、これも好きな「アメリカン・ビューティー」の監督もしてました。(そうだったのか・・・)
2002年までドンマー・ウエアハウスの芸術監督だったそうです。おお、「コリオレイナス」の劇場でしたね。
彼がキャリアを始めたのが、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーとチチェスター・フェスティバル劇場での演出だそうですが、チチェスターって、先日ブログに書いた「ショーン・エヴァンズが令嬢ジュリー/ブラック・コメディを演じた」劇場です。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーと並ぶ由緒ある劇場とは、ガラにトム・ストッパードが来ていた写真を見た時からうすうすは感じてましたが、やっぱりすごい所なんですね。(やったー!ショーン!)それもそのはず、そこの初代の芸術監督はローレンス・オリヴィエでThe National Theatre Companyは最初チチェスターで結成され、上映作品はロンドンのオールド・ヴィック・シアターに移って上演されるんですって。以上サム・メンデスに関してはウィキからです。色々とつながって勉強になりました!
2



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ