2013/11/21

火に飛び込み救出したいシーン  ベネディクト・カンバーバッチ

新しいバイトを始めて2週間。やっと生活リズムに慣れて来ました。ずっと大都会暮らしなのに満員電車も今世紀初だけど慣れてきました。今までの仕事は、変な時間に変な方角へ移動したり、自転車やバスだったりと通勤電車に乗らずにすんでいたので。おかげでキャビンプレッシャーを車内で聞けるのですが、幸か不幸かあと3、4分でエピソード終わるのに〜!ってところで勤務先に着いてしまうのです。毎朝クリフハンガー気分・・・

さて1週間くらい前に「Interview」誌の、フランスに釣りに来たゲイリー・オールドマンが電話でロンドンのベネディクトをインタビューするという記事を読みました。なんか企画というかそのシチュエーションだけでもかわいくて顔がニマニマしてしまうんですが、しかも電波の具合が悪くてつながらない様子などの実況を含み、カンビー(とゲイリーが言ってる)の子供〜学生時代の舞台の話、ゲイリーが俳優を目差した若い頃の話、ふたりが見たテレビやお芝居、映画の話、The Fifth Estateについてアサンジを演じた感想、その映画の意味、etc.と盛りだくさんな内容でした。

私達が日本で未だ見られないアサンジ役を演じた本人が、アサンジのキャラクターについいて言及してるのも面白いので英語を頑張って読むのにいい教材ですね!

しかし、実は、そういう知的な内容よりもしっかりと心に残ってニマニマしてしまったのは、ゲイリーからの最後の質問。

「あなたの出演作が火事になりました。飛び込んで救いたいシーンをひとつあげろと言われたら・・・?」

これに対してカンビー君は、「ひえええ。難しい。ブリリアントな質問だ。」と質問を褒めてるのに、しっかりと「ひとつ」って指示はスルーして3つもシーンをあげてます。でも、そのチョイスがね、ファンとしても、すごく感動的なチョイスでした。

1「裏切りのサーカス」のラストで、スマイリーとギラムがサーカスですれ違った後、ふたりが達成したことを思ってギラムが微笑むシーン。あ〜もう!あ〜もう!ここの3:00あたりですね!!



2「シャーロック」の屋根の上の端っこからのジョンとの会話のシーン。そりゃあね!!

3「パレーズエンド」エピソード2のヴァレンタインとの会話。(たぶん暖炉の前のシーンですよね)あそこは大好きなキャラ=クリストファーとして、自分と祖国について語ったシーンなので、自分が俳優として成し遂げた事を紹介されるとしたら、このシーンが嬉しいとまで言ってます。

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ここ、すっかりヴァレンタインに感情移入して「なぜキスしなかったのよ・・・!」って言ったらもうあなたどこ行っちゃったの?!と思ってたけど、もう一度クリストファーをしっかり見ます!聴きます!
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2013/11/19

レモンカード、done!  たべもの

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ターナー展のミュージアム・ショップで見て以来くすぶっていた私のレモン・カード願望、夫にレシピを見せられたけど、その後やる気はアップしないまま、ついに既製品が我家に来ました。(夫が買って来てくれた。アリガトマース!)

蓋を開けるとそれはこんな世界・・・

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トーストにのせるとこんな世界・・・

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輸入酒類+食料品のチェーン店、YAMAYAに売っているそうです。
夫は定期的に買い出しに行ってすごく重い袋をかかえて帰って来るのですが、今サイトを初めて見たら3000円以上送料無料でオンラインショッピングができることを発見しました・・・・



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2013/11/17

ヘンリー5世:The game's afoot.  Cabin Pressure

キャビンプレッシャー0104 Douz の感想とトリビアをもう一個いきます。個人的に「おお?!」となったんですが、実はあまりキャビンプレッシャーとしては重要じゃありません。

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帰途を目差してスコットランドのクリケットチームにダグラスが言ってしまった「 Then onwards for England, Harry and St George! 」スコットランド人は基本的にイングランド人が嫌いですからブーイングされます。和訳中にも簡単に書いておきましたが、元はシェイクスピア;「ヘンリー5世」の台詞でリンク先のAct IIIの3つ目の固まりの中にあります。フランス軍に突撃するのに部下を鼓舞した台詞ですね。で、注目は2行前の「The game's afoot;」

シャーロック・ホームズ聖典/アビー荘園で、コナン・ドイルがここから引用した、ホームズがワトソンに叫んだ台詞がこれ。「The game is afoot. Not a word! Into your clothes and come!」。gameとはこの場合、狩猟の対象となる動物/追求・攻撃の的、という意味で使われています。コチラのサイトによると「獲物が飛びだしたぞ。問答無用だ! 着替えをして、ついてきたまえ!」という訳になってて、ホームズの有名な台詞なんだそうですね。

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そして我ら21世紀SHERLOCKの「The game is on!」となるのですね〜〜〜♪

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afootは古語で今では on foot と言う「歩いて」という大きな意味があるそうですので、18世紀のホームズがafootと言ったのを21世紀のシャーロックがonと言うのは自然なのですね?!それで、gameの意味も、18世紀には「獲物」だったのが今では「ゲーム」!!

元々シャーロキアンだった方々には周知の事実だったのでしょうが、私はそれほどヴィクトリアンのホームズには興味がなかったので、キャビンプレッシャーを訳してて、この流れを知り喜んでいます。そして、イギリスの創作物へのシェイクスピアの影響をまた思い知りました。無人島に流されても聖書とシェイクスピア全集は自動的に付いて来るわけです。(Desert Island Discsについてはコチラの5をどうぞ)
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2013/11/16

I have control  Cabin Pressure

クリックすると元のサイズで表示しますskids75さんの写真

キャビンプレッシャー0104 Douz の感想とトリビアです。

ジョン・フィネモアはいつも伏線を何本も張り、エピソードの終わりまでにその複数の線がシュッと1本の太い綱となるように編むので、線が織り込まれる瞬間の快感も魅力ですよね。(よくできたドラマはみなそうでしょうが)

和訳して丁寧に台詞を読むと、伏線というほどでもない小さい台詞も、後で回収されることも多くて楽しいです。例えば、アーサーがDouzに着いてボロボロのパンダ・チャーター機を見て「サハラにはハイエナがいるの?」と口にしますが、それはガメツいマネージャーの正体がわかってくると、「ハイエナとはこいつのことだったのか!」とリスナーはニヤニヤできるという仕掛け。

あと和訳しきれない面白い台詞、今回はマーティンの「I have control.」でした。
Douzに厳しい条件で着陸に入る前のマーティンが何度も主張し、最後にダグラスが「.....you have control.」と譲ります。和訳ではビグルズ帽のマーティンの写真の下あたり。この「I have control.」「You have control.」は操縦を二人のパイロット間で誰がするのか明確にし、二人とも操縦席の目の前にある操縦桿に手を当てていてお互いに相手が操縦しているのだと思い込んで、その実誰も操縦していないという事態や、二人とも同時に操縦してしまい、コンピューターを混乱させるのをふせぐ操作の受け渡し手順です。(Wiki「操縦桿」などに出ています。また、少し前に日本にもキムタク出演の航空会社ドラマがあったそうで、このような台詞があったとネットで見つけました・・・?!)
そして着陸後も、ダグラスに暗に「機長として見くびられているかも」とそそのかされたマーティンは、躍起になって水増し請求書を解決しようとマネージャーと交渉し、ダグラスに言います。「 just a matter of showing them who's in control. /ただ誰が操縦権を握ってるかを示しただけだ。」さらに「 he's just one of those little men who've got a little job and so have to spend the whole time proving they're just as good as anyone else, you know the type./あれはつまらない仕事をしてるもんだから、常に誰よりも自分をよく見せようとしてばかりいる器の小さい人間の1例だ。いるだろそういうタイプ。」とまで言ってダグラスの失笑をかいますね。「It rings a faint bell./ピンときたような気がする。」

しかしその後さらに増額された請求書が来て、キャロリンにするりと交渉権をとられたマーティンが抗議する台詞にも「Carolyn! I'm dealing with this―it's under control! /キャロリン!僕がこの話はしてる ー 操縦中なんだ!」と出て来ます。it's under control.はどう見てもI have controlに呼応した台詞なので、control自体に操縦という意味はないけど和訳もあえて呼応させました。日本語として「話を操縦する」は変だけど、そこに固執するマーティンを出したかったので。

その後、ハイエナ・マネージャーが正体を見せ、キャロリンがダグラスを呼び出して「どうする?」と詰め寄った時のダグラスの台詞もこれが続くのですよね。「But don't you worry, Martin's in control./でも心配は無用だ、マーティンが操縦中だ。」・・・・そうとうダグラスは拗ねてますね。

でもそのダグラスとマーティンの険悪ムードがあったからこそ、最後に二人仲良く並んで操縦室での、DOUGLAS:「 Do you want me to drive for a bit, darling?/ちょっと僕に運転して欲しかったりする?」 MARTIN:「 No thanks, dear.  /いやいいんだ、ありがとう。」が気持ち悪いくらい友好モード。私もキャビンプレッシャーの和訳20エピソードやって来てdarlingとdearが二人の間に交わされたのはここくらいだと思います・・・コントロール争いの後、協力して危機脱出して築いた友情が、(たとえ一時だとしても)熱いのがわかります。


飛行機




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2013/11/14

0104 Douz  Cabin Pressure

ライターのジョン・フィネモアからのニュース「キャビンプレッシャー最後のエピソードZurichを年明けに録音する予定だよ」を知ったのはこの和訳をちまちまタイプしていた時でした。ちょっとまだ自分チェック入れてないのでミスあると思います。訂正/加筆を順次しますが、気持ち的にアップしておきます。間違い発見した方、直しが早くできて嬉しいのでぜひ教えてください!(他力本願)(さー、シャワー入って寝る〜)



(bing bong!)

MARTIN: Good afternoon. This is your captain speaking. Just to say there is absolutely nothing to worry about. こんにちは。こちら機長です。ご心配は何もありませんとだけ申し上げておきます。

(bing bong!)

MARTIN: Hello. Captain Crieff here again. Still no need to panic. I repeat, there is no need to panic. Or to look out of the windows. Everything's fine. どうも。再びクリフ機長です。まだあわてなくていいからね。繰り返します、あわてる必要はありません。窓から外も見なくていいし。万事順調です。

(bing bong!)

MARTIN: Actually, I wasn't being entirely straight with you just now. You see, it's this damnable sleeping sickness of mine. [Yawns.] Normally I control it with a mysterious stimulant from South America but blast it, my supply's run out. I'm afraid our only hope now is if by some chance someone on board knows how to prepare this stimulant and could―  あのさ、今率直に言うつもりは全然なかったんだよね。ほら、ただの呪わしい睡眠病でさ、はぅ〜、普通は謎の南米産の刺激物でなんとかしてるんだけど、クソっ、支給分は切れてさ。こうなったら残る唯一の希望は、もしかしたら、機内の誰かがその刺激物の入れ方なんて知っててー

CAROLYN: Yes, we get the message. Arthur, take Martin his coffee. はい、メッセージは伝わりました。アーサー、マーティンにコーヒー持ってって。



OPENING CREDITS: This week: Douz!



ARTHUR: Here you are, skipper! Wow, is that the Sahara? はいどうぞ、スキッパー!わあ、あれがサハラ?

DOUGLAS: The vast sandy thing on the ground? That's the chap, yes. 広大な砂の物体のこと? それが奴さ、イエース。

ARTHUR: Wow. It's brilliant! わ〜。ブリリアント!

DOUGLAS: Always at hand with the mot juste, aren't you, Arthur? Yes, the Sahara Desert is brilliant, just as the Niagara Falls were brilliant, the Northern Lights were brilliant, and that chap from RyanAir burping the theme to the Muppets was really brilliant. いつもモウ・ジュースト(仏語;「適切な言葉」という意味)がぱっと出るよね、アーサー? うむ、サハラ砂漠はブリリアント、ナイアガラの滝やオーロラがブリリアントなように、そしてライアンエアのあいつがマペッツにテーマ曲を吹きかけるのもまったくブリリアントだよ。

ARTHUR: Come on, that was brilliant. Wow, camels! だってさ、あれはブリリアントだったよ。わお、ラクダ!

DOUGLAS: And how would you describe them, in a word? そしてあれはなんて描写する?ひと言で言うなら?

ARTHUR: Brilliant!  ブリリアント!

DOUGLAS: Thought so. だろうね。

ARTHUR: What are they all doing there? あそこで何してるのかな?

DOUGLAS: Filling up. Douz is the last town in Tunisia before the desert. It's like a big camel petrol station.  満タンにしてる。ドゥーズはチュニジアで砂漠に入る前の最後の町だ。ラクダの大きいガソリンスタンドみたいなものだ。

MARTIN: [scoffs] What would you know about petrol stations? ふふっ、君がガソリンスタンドの何を知ってるって?

DOUGLAS: I've . . . seen them; I drive past them; sometimes I stop for a Kit-Kat. 見たことあるし;車で通ったし、キットカット買いに停まることもあるよ。

ARTHUR: What, doesn't―doesn't your car need petrol, Douglas? なに、君の車はガソリンいらないの?ダグラス?

MARTIN: No, Douglas's car does not need petrol. そう、ダグラスの車はガソリン要らないんだ。

ARTHUR: Wow. Well, maybe I should get one― わ〜。じゃ、僕もそれにしたらいいかもー

DOUGLAS: Yes, Arthur, you keep lumbering on after the uptake. It's sure to tire eventually. What Martin's getting at (and this isn't for your mother's ears) is: you know how we have to run off a couple of litres of fuel before every trip to check for water droplets? Well, there's nothing in the book to say where you have to run it off to.  うん、アーサー、わかったのにまた話が違ってるね。そのうち疲れるな。マーティンが言ってるのは(君のお母さんには内緒だけど):あのさ、飛ぶ前にはいつも水の液滴を点検するのに燃料を2ℓほど流さなきゃいけないのは知ってるだろ? それをだ、どこに流すかとはマニュアルにも書いてない。

ARTHUR: Ah. あー。

MARTIN: I think there's a general understanding that they didn't mean "into the tank of the first officer's Lexus". だからって「副操縦士のレグザスのタンクに」という意味ではないことは普遍的な理解だと思うけど。

DOUGLAS: Then they should have said so. I'm not a mind reader. それならそうと言ってるはずじゃないか。読心術はできない。

ARTHUR: What, you can run a car on aviation fuel? じゃなに、飛行機燃料で車動くの?

DOUGLAS: Oh, yes! It's a bit like giving a bunny rabbit cheetah food, but it doesn't half make it go―as I imagine it would do the bunny rabbit. オー、イエス!ちょっと兎ちゃんにチータの餌をやるようなもんだが、すごく効くってわけじゃない ー 僕が兎ちゃんにはさそがしと想像したほどには。

DOUZ ATC: Golf Tango India, good evening. You're cleared to land at your discretion on 2-7. Wind is 200 at 25. ゴルフ・タンゴ・インディア、こんばんは。着陸を許可します。2−7より選択下さい。風は200度方向より25ノット。

DOUGLAS: Roger. Ooh, breezy. 了解。おぉ・・そよ風だ。

MARTIN: You still happy to take the landing, or shall I? 君が着陸するのでいいのかい?僕がやる?

DOUGLAS: Oh, I suspect I'll muddle through, Martin. I was doing my logbook the other day and I noticed that this happens to be my 2,000th landing. ああ、なんとか切り抜けると思うよ、マーティン。この前航空日誌をつけてたんだけど、これが2000回目の着陸になるって気がついた。

ARTHUR: Oh, wow! Is that true? That's amazing. おお、わお!本当?すごいね。

DOUGLAS: Oh. Not "brilliant"? I'm crushed. おー。「ブリリアント」じゃないの?へこむな。

MARTIN: No, it's not true, Arthur, it's just another transparent attempt to remind me what a mighty Sky God he is. いや、本当ではない、アーサー、今のはまた見え見えになんて全能の空神だろう彼は、と僕に思い出させようとしているんだ。

DOUGLAS: Of course it's true! Why would you doubt it? 本当のことだからな!なぜ疑う?

MARTIN: Well, my suspicions were first aroused by the use of the phrase "I was doing my logbook". The last time you did your logbook, you could've had it signed off by Douglas Bader. いや、まず「航空日誌をつけてた」というフレーズから怪しかったね。君が最後に航空日誌をつけた時は、ダグラス・バーダーがサインして終わるような書きっぷりだった。(*ダグラス・バーダー;第二次世界大戦で活躍した両足義足のエース・パイロット)

DOUGLAS: Don't listen to him, Arthur. Two thousand landings precisely. 聞かなくていい、アーサー。2000回きっかりの着陸だ。

ARTHUR: Wow. And how many takeoffs? わあ。それで離陸は何回?

DOUGLAS: Oh, nothing like as many. ああ、それほどには多くない。

ARTHUR: Right. そう。

MARTIN: Mmm, because of course takeoffs are cancelled all the time; landings almost never. んんー、離陸はよくキャンセルになるもんだからね;着陸はほとんどならないけど。

DOUGLAS: That's right. それはそうだ。

ARTHUR: Ah, yes. Of course.  あ、うん。もちろんだね。

MARTIN:Oh, hang on, we've lost one of the hydro systems. あ、待てよ、油圧システムがひとつ動いてない。

DOUGLAS: Mmm, possibly. The thing about Gertie though, bless her, is she is rather The Aeroplane Who Cries Wolf. I particularly enjoyed her last ground proximity warning―the one when we were on the ground.  ううむ、そうかも。ガーディーのことだけど、可哀想に、狼が来たと叫ぶ飛行機なんだ。特に楽しかったのはこの前の地上接近警報だよ ー あれはすでに着陸してた時だった。

MARTIN: The contents have fallen to zero. Stand by Pump 2 on, check pressure . . . Pressure's falling. No, we really have lost No. 1 hydraulic system! 残量はゼロに落ちてる。代替ポンプ2スイッチオン、圧力チェック・・・圧力が落ちてる。まずい、本当に第1油圧システムはダメだ!

DOUGLAS: Oooh, what fun! ううう、楽しいね!

MARTIN: Right. Er, right, right. Erm, No. 1 hydraulic system lost. Uh . . . no special procedures! "Notes: lack of rudder will reduce max crosswind limit to 25 knots." よし。えと、よし、よし。んーー、第1油圧システム損失。あー・・・特別処置方はなし!「注:方向舵の欠落で最大横風制限は25ノットに低下。」

DOUGLAS: Won't it just! Arthur, break the emergency glass! I require my Biggles hat. そうはさせないぞ!アーサー、非常ガラスを割れ!僕のビグルズ帽が必要だな。

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Bigglesは映画や本のシリーズでこういう帽子を被っています
MARTIN: Douglas, this is serious! ダグラス、冗談ごとじゃない!

DOUGLAS: [beep] Douz tower, this is Golf Tango India, we've lost our No. 1 hydraulic system, no operational effects, we continue to make our approach. ドゥーズ管制、こちらゴルフ・タンゴ・インディア、第1油圧システムを損失、操作上の影響はなし、接近を継続します。

DOUZ ATC: Roger that, Golf Tango India. We'll have the fire truck on standby. 了解、ゴルフ・タンゴ・インディア。消防車を待機させます。

DOUGLAS: You're quite the little ray of sunshine, aren't you, Tower? [beep] (bing-bong!) Hello Carolyn, this is the pointy end. Just to let you know I'll be landing today without No. 1 hydro. 君ってまったく一条の日差しじゃないかい?タワー? ハロー、キャロリン、ここが終点だよ。お知らせしておくけど僕今日は第1油圧なしで着陸するからね。 

CAROLYN: WHAT? Why?  何ですって?どうして?

DOUGLAS: Oh, I don't know, just to see if I can. All right, everyone, hang on, we're going in! んー、わからないけど、できるかどうかはやってみないと。いいかい、みんな、捕まって、行くぞ!

MARTIN: I have control. 操縦は僕だ。

DOUGLAS: What? 何と?

MARTIN: I have control. I have control! Control, I have it! 操縦は僕。操縦は僕!任せろ、僕がやる!

DOUGLAS: Martin, you gave me this sector, and I'm well within my limits― マーティン、君は僕にこの領域を渡すんだ、そして僕はその範囲内では優秀だ。

MARTIN: I know, I know, I'm sorry, but we can't be too careful. 知ってる、知ってる、ごめん、だけどどんなに慎重にでも慎重すぎるってことはない。

DOUGLAS: Too careful?  慎重すぎ?

MARTIN: [forcefully] I have control. 操縦は僕だ。

DOUGLAS: How do you mean, "too careful"? 「慎重すぎ」ってなんだ?

MARTIN: [firmly] Douglas. I have control. ダグラス。操縦は僕だからな。

DOUGLAS: . . . you have control. ・・・操縦は任せました。


***



MARTIN: . . . and shutdown checks complete. ・・・そして操業停止チェック完了。ふー

DOUGLAS: Well done, Captain. よくできました、機長。

[Flight deck door opens.]

CAROLYN: Good lord, Douglas. You made a right old meal of that, didn't you? まったくもう、ダグラス。随分と正当で古風な料理をしてくれたじゃないの?

DOUGLAS: Not really. いやべつに。

CAROLYN: What? You did two go-arounds, then you finally slammed it onto the ground like you were trying to wipe out the dinosaurs. なんですって? 2度旋回して、それからついにドシンと地面に降りて。恐竜を全滅させるつもりかと思ったわ。

DOUGLAS: Oh, I'm not denying a right old meal was made of it, but I was not the chef du jour. Captain Crieff kindly took control. ああ、それで正当で古風な食事ができたのは否定しないが、本日のシェフは僕じゃない。クリフ機長が快く操縦してくれた。

CAROLYN: What? Martin landed it? With a hydro failure and a crosswind? Martin, you get flustered trying to parallel-park! Why on earth would you take control? なんですって?マーティンが着陸したの?油圧の故障と横風があったのに?マーティン、縦列駐車しようとしてあたふたするあなたが!一体なんだって操縦するわけ?

MARTIN: I'm the senior pilot on board, Carolyn. 僕は上位のパイロットだ、キャロリン。

CAROLYN: Yes, but Douglas is the better pilot on board. You do see how "better" trumps "senior", don't you? ええ、でもダグラスの方がより良パイロットよ。「より良い」が「上位の」に勝つことがわかる?

MARTIN: For your information, a firm landing is generally the safest. 参考までだけど、ぐらつかない着陸が一般的に一番安全なんだ。

CAROLYN: If that landing had been any safer it would've killed us.  もしもあの着陸があれ以上安全だったら私達は死んでたわね。

DOUGLAS: You know what they say―a good landing's any landing you can walk away from. A great landing is one where they can re-use the plane. こんな言い方もあるよ ー 乗客が生きて降りられるならどんな着陸でも良い着陸。その飛行機を再利用できるならそれは素晴らしい着陸。

ARTHUR: Mum, I was just taking a look outside and, um . . . the company who sub-contracted to us, are they called Panda Charters? ママ、ちょっと外見て来たんだけど、あの・・僕達に下請け契約した会社って、パンダ・チャーターっていうの?

CAROLYN: Yes, why? ええ、なぜ?

ARTHUR: And they're hiring us because they have a tech failure? それで僕達を雇ったのは技術的欠陥があるから?

CAROLYN: Yes, why? ええ、なぜ?

ARTHUR: Look over there. It looks like quite a big tech failure. あそこを見てよ。かなり大きい技術的欠陥みたいだよ。

CAROLYN: Good lord. あらまあ。

DOUGLAS: That is a very broken plane. こりゃあひどいボロ飛行機だ。

ARTHUR: Do they have hyenas in the Sahara? ハイエナいるの?サハラに?

MARTIN: Not big enough to attack 737s, but I take your point. 737機を襲うほど大きくはないけど、言いたいことはわかる。

CAROLYN: Well, let's turn this 'round as quickly as possible. I'll be back in an hour, and watch out for anyone trying to steal our engines. じゃあ、折り返すとしましょ、なるべく早く。1時間したら戻るから、エンジンを盗もうとするような輩には気をつけてね。

DOUGLAS: Have no fear! Martin will be in control throughout. 心配ない!マーティンが始終仕切ってくれる。

CAROLYN: Whew! ふう!

ARTHUR: Are you all right, mum? 大丈夫?ママ。

CAROLYN: Gosh, it's hot! ええい、熱いわ!

DOUGLAS: Ah! Sahara not only brilliant, but hot! I see where Arthur gets his way with words. ああ!サハラはブリリアントなだけじゃなかった、しかも熱い!アーサーの言葉選びは独り善がりなとこもあるね。


***


MARTIN: So . . . they're officially the national cricket team? それじゃ・・・あの人達公式にナショナル・クリケット・チームなの?

DOUGLAS: Apparently. Of Scotland. そのようだ。スコットランドの。

MARTIN: Didn't think Scots played cricket. スコットランドがクリケットやるとは思わなかった。

DOUGLAS: It seems at least eleven of them do. 少なくともあの11人はやるようだ。

MARTIN: And the Scotland-Tunisia cricket match, is that a regular thing? それでクリケットのスコットランドーチュニジア戦って、普通のもの?

DOUGLAS: A hotly-contested Hiberno-African derby, I've no doubt. 熱く競われるアイルランド系とアフリカの競技だ、疑いもない。

(カメラの音)

MARTIN: What are you doing now, Arthur? 今度は何やってる?アーサー?

ARTHUR: Oh, nothing! You two carry on. Act natural. あー、何でも!続けて。普通にしてて。

DOUGLAS: Why are you taking our pictures? なんで僕らの写真を撮ってる?

ARTHUR: Mum's reprinting our company brochure, and she said I could have a go at taking the picture of the cover. ママが会社のパンフレットを再版するんだ、それで僕が表紙の写真を撮影していいって。

DOUGLAS: Oh dear, does that mean we're losing the current one? なんだい、じゃあ現行のはなくなるってことか?

MARTIN: The one with Carolyn strangling a customer?  あのキャロリンが乗客の首をしめてるやつ?

DOUGLAS: I always thought that summed up MJN Air rather well. 僕はいつもあれはMJNエアをうまく要約してると思ってたが。

ARTHUR: She's adjusting his pillow! . . . But yeah, it does look a bit strangle-y. ママは彼の枕を調節してるんだよ!・・・でも、うん、ちょっと首締めっぽいな。

DOUGLAS: Hello?  ハロー?

HABIB: Hello, captain. Compliments of the airfield manager and would you please be able to settle the bill? こんにちは、機長。飛行場マネージャーからあいさつをと。それとお支払いの方よろしいでしょうか?

MARTIN: Yeah, actually I'm the captain. Hello, the one in the captain's seat wearing the captain's hat? うん、ところで僕が機長だ。こんにちは、機長の帽子を被って機長の席にいるこの僕が。

HABIB: Sorry, captain. Compliments of the― すみません、機長。ごあいさつー 

MARTIN: Yes, all right, give it here. [Flips pages] Yes, fine, fine . . . what's this? はい、いいよ、こっちに。はい、よし、よし・・・コレなんだ?

HABIB: Um . . . fire truck. あの・・・消防車です。

MARTIN: Yes, I can read what it says. What does it mean? うん、書いてあるのは読める。どういう意味なんだ?

(カメラの音)

DOUGLAS: Really, Arthur? The front page of MJN's brochure, our gallant captain quibbles over a bill? いいの?アーサー?MJNパンフレットの表紙は、我らの勇ましい機長が請求書に言いがかり。

MARTIN: I'm not quibbling, Douglas, it says three hundred dollars here for a fire truck!  言いがかりじゃないぞ、ダグラス、ここに消防車300ドルって書いてある!

HABIB: I don't know, it's not usual. わかりません、いつもはないので。

DOUGLAS: Oh really? [lowers voice] You know, Martin, these little airfields do rather try things on sometimes if they suspect you're not . . .  ああそうかい? ねえ、マーティン、こういう小さな飛行場はあえてやってみるんだよ、もし君のこと疑って・・・

MARTIN: What? Not what? 何?僕の何を?

DOUGLAS: Oh . . . nothing. んん・・なんでも。

HABIB: Would you like to speak to the airfield manager, sir? 飛行場マネージャーにお会いになりますか?

MARTIN: Yes, yes I would. I'll show him whether or not I'm . . . that.  うん、いいだろう。僕が・・・かどうか見てみろよ。

***

AIRFIELD MANAGER: Entrez! Ah, you have. どうぞ!あ、もう入ってた。

MARTIN: Hello. Are you the airfield manager? ハロー。こちら飛行場マネージャーですか?

AIRFIELD MANAGER: I am, yes. Yves Jutteau, at your service. You must be the captain. はい、そうです。イヴ・ジュトーがお伺いします。あなたは機長ですね。

MARTIN: No, actually I'm the―oh. Yes. Martin Crieff. いや、実は僕が ー あ。はい。マーティン・クリフです。

YVES JUTTEAU: I am delighted to meet you. お目にかかれて嬉しいです。

MARTIN: Are you French? フランス人ですか?

YVES JUTTEAU: Ah! My cover is blown. Originally, yes―you're not the only ones who used to have an empire, hein? Now, will you take café? あ!ばれました。元々は、そうです ー あなた方だけではないですね、帝国領を持っていたのは。さて、カフェ飲みますか?

MARTIN: No, I don't want coffee. いいえ、コーヒーはけっこう。

YVES JUTTEAU: Oh, then café you shall not have. So, how can I help you? おお、カフェはお飲みにならない。では、なんのご入用で?

MARTIN: It's this bill. この請求書だ。

YVES JUTTEAU: Yes? はい?

MARTIN: Well, firstly you're charging us for three hours on stand―we've only been here, what, one hour fifty-four? まず、3時間分と待機に書いてあるが ー 僕達はまだ、なんだ、1時間54分ですが?

YVES JUTTEAU: I regret we charge per hour. Or per part of per hour. 申し訳ないですが請求は時間単位です。または各時間単位が合算されます。

MARTIN: That's still only two hours. それでもまだ2時間だ。

YVES JUTTEAU: You're expecting to leave within the next six minutes? You'd better, if I may attempt an idiom, get your skates on? [Chuckles] But yes, by all means, between friends, let us call it two. これから6分以内に出発の予定ですか? 熟語に挑戦させてもらえるなら、スケート靴履く(急ぐという意味)方がいいんじゃ?ふふん、いいですとも、友人ですから、2としておきましょう。

MARTIN: Thank you. Now, this weather report. Eighty dollars? すまないね。では、この天気予報だ。80ドル?

YVES JUTTEAU: Yes. はい。

MARTIN: It's a very glossy folder― やけに高級なファイルだがー

YVES JUTTEAU: Thank you. それはどうも。

MARTIN: ―containing one sheet of A4 printed off from Google Weather Maps! ー中身はグーグル天気マップを印刷したA4の紙1枚じゃないか!

YVES JUTTEAU: You would prefer two sheets? 2枚の方がよかったですか?

MARTIN: Which says it's going to be hot! 暑くなるでしょうと書いてある!

YVES JUTTEAU: It is going to be hot. 暑くなりますよ。

MARTIN: D'you really think that's information worth eighty dollars? その情報が本当に80ドルもすると思っているのか?

YVES JUTTEAU: Without it, you cannot take off! So . . . I would say so. Anything else? それがなくては、あなたは離陸できません!だから・・・そういうことです。他には何か?

MARTIN: Yes, actually. Fire truck. うむ、そうだ。消防車。

YVES JUTTEAU: Yes? はい?

MARTIN: Well, what do you mean, "fire truck"? いや、どういう意味だ「消防車」とは?

YVES JUTTEAU: I can find no words that describe a fire truck better than "fire truck". 「消防車」以上にうまく「消防車」を描写する言葉を知りません。

MARTIN: But why are we paying for it? だがなぜそれをうちが払うのだ?

YVES JUTTEAU: Because you called it up! You radioed you were landing with a hydraulics failure. We mobilized the fire truck. あなた方が呼んだからですよ!あなたは油圧1機故障で着陸と無線しました。私達は消防車を動員した。

MARTIN: But we don't pay for that! だがうちは払わないぞ!

YVES JUTTEAU: Then who pays for that? では誰が払いますか?

MARTIN: Nobody pays for that! It just happens! 誰も払わない!それはたまたま来たんだ!

YVES JUTTEAU: I don't know what your fire trucks do, Captain, but our fire trucks do not "just happen". あなた方の消防車はどうだか知りませんが、機長、私達の消防車は「たまたま来た」りしません。

MARTIN: Oh, I suppose you think I'll believe anything, do you? ああ、僕が何でも信じるとでも思っているんだな?

YVES JUTTEAU: I'm sure you will believe almost nothing. However, if you pass me the bill, I will send you an amended one. あなたはほとんど信じないですね。しかしながら、その請求書を私に渡せば、修正したものを届けましょう。

MARTIN: You're taking off the fire truck? 消防車はなくなるな?

YVES JUTTEAU: No, I'm taking off the third hour. The fire truck remains. いいえ、3時間目はとりますが、消防車は残ります。

MARTIN: Right. Well, I've made my point, anyway. わかった。まあ、僕の言い分は通った、ともかく。

YVES JUTTEAU: You've made it. I have disagreed with it; I'm going to do nothing about it. 通りました。私は不賛成でした;それについては何もしません。

***

CAROLYN: Gentlemen! Gentlemen! I don't mind the singing, but if you could possibly all keep to the inside of the minibus, that would be super! 皆様〜!皆様〜!お歌は結構なんですが、できる限りミニバスの中で続けていただけると申し分ありません!

RANDOM SCOT: On yer bike, hen! あんたの自転車に〜、コケッ!

CAROLYN: Thank you! A very spirited bunch, aren't they? I was expecting the Scottish cricket team to have a certain dour quality. 結構!まあ元気な軍団ねえ? スコットランドのクリケット・チームはこう固苦しいものかと思ってたわ。

CAPT. JESSOP: Well, you can't blame them. They're just delighted to be getting home. We all are. Really, on behalf of my crew, I can't thank you enough. We are so, so grateful. まあ、大目に見て下さいよ。家へ帰れるって大喜びしてるだけです。私も含めて。本当に、チームを代表して、何とお礼を言ったらいいか。とても、とても喜んでいます。

CAROLYN: Oh, [chuckles] thank you! Really, really there's no need. あら、ありがとう!いいえ、そんな必要ないんですのよ。

CAPT. JESSOP: Oh, but there is! We can't get over it―it's so public-spirited of you! So generous! いいえ、ありますよ!まったくの驚きです ー なんて公共心のあるお方でしょう!とても寛大で!

CAROLYN: [slams on the brakes] What? How do you mean, "generous"? What's "generous"? 何ですって?「寛大」ってどういう意味?何が「寛大」なの?

CAPT. JESSOP: Well, to come and rescue us like this. いやあ、来てこうして救ってくれまして。

CAROLYN: Well, it's my job, isn't it? I mean, I'm getting paid. あら、それが仕事じゃないですか?つまり、お支払いいただくんですから。

CAPT. JESSOP: Oh, really? Who by? え、そうですか?誰に?

CAROLYN: What? By your firm, Panda Charters! 何ですって?そちらの会社にです、パンダ・チャーターズ!

CAPT. JESSOP: Er . . . no, I don't think so. I mean, they went bust, you know. You did know that, didn't you? えー・・・いえ、それはないです。だって、あそこは破産ですよね。ご存知だったでしょ?

CAROLYN: No, I did not. They omitted to mention it. いいえ、知らなかったわ。彼らは言ってないわよ。

CAPT. JESSOP: That's why we're here. The airport manager wouldn't let us leave without paying our bill. Oh incidentally, don't cross him, whatever you do―he's a right bastard. それでここにこうしてるんです。空港マネージャーが支払いしないと出発させないんです。ところで、彼に逆らわないに限る、何をしたって、 ー あいつはとんでもない悪党だから。

***

DOUGLAS: Ah, Martin. How did you get on? ああ、マーティン。どうだった?

MARTIN: Oh yes, pretty well. They're just sending out the new, amended, lower bill now. うん、まあね、上々だよ。新しく作り直した、低い金額の請求書を送って来るよ。

DOUGLAS: Gosh, well done. こりゃ、たいしたものだ。

MARTIN: Oh, it's nothing really, just a matter of showing them who's in control. He's a nice enough fellow―really, he's just one of those little men who've got a little job and so have to spend the whole time proving they're just as good as anyone else, you know the type. ああ、別になんでもない、ただ誰が操縦権を握ってるかを示しただけだ。まあいい奴だったよ ー 本当、あれはつまらない仕事をしてるもんだから、常に誰よりも自分をよく見せようとしてばかりいる器の小さい人間の1例だ。いるだろそういうタイプ。

DOUGLAS: It rings a faint bell. ピンときたような気がする。

CAROLYN: Right! Come on then, let's get out of this hellhole! [camera click] ARTHUR WILL YOU PUT THAT DAMN THING AWAY BEFORE I MAKE YOU EAT IT! さあて!いいこと、この地獄を抜け出さなきゃ!(カメラ音)アーサー、その苛つく物をどこかにやらないとそれを食べさせるわよ!

ARTHUR: Sorry, Mum. ごめん、ママ。

DOUGLAS: Everything tickety-boo, Carolyn? すべてうまくいってる?キャロリン?

CAROLYN: No, it's not. We're doing this whole damn trip for free! Panda Charters went bust! That's why their plane looks like that! The airfield manager stripped it of parts in lieu of payment. だめよ。ここまで来てただ働きなのよ!パンダ・チャーターは倒産しました!だからあの飛行機はあんななのよ!飛行場マネージャーが支払いの代わりにパーツを身包み剥いだのよ。

DOUGLAS: Goodness, that's hard-core. なんと、ハードコアな。

HABIB: Excuse me, Monsieur Jutteau's compliments, and the revised bill. 失礼します、ムッシュー・ジュトーからのご挨拶を、そして改めて請求書を。

MARTIN: Right! [Flips pages] A-ha! Two hours! See, not so hard-core as all that, not when stood up to. よし!ははん!2時間だ!ほら、それほどハードコアでもない、立ち向かえば。

DOUGLAS: And the fire truck? それで消防車は?

MARTIN: [quickly] Doesn't matter about the fire truck. 消防車はいいんだ。

CAROLYN: What about the fire truck? 消防車がどうかした?

MARTIN: Nothing! Doesn't matter. [To HABIB] Right, do you have a card reader, or . . . なんでも!いいんだ。よし、カードリーダーはある?それか・・・

DOUGLAS: Er, what's this? Safety infringement penalty: six hundred dollars? えー、これは?安全違反罰則金:600ドル?

MARTIN: Wha―What?! な ー なに?!

HABIB: Yes, er, the manager anticipated you might like to talk to him about that. He is on the radio. はい、え〜、マネージャーもそれについてはお話したいのではないかと案じてます。無線が繋がってます。

MARTIN: "Safety infringement"―what safety infringement? 「安全違反」 ー 何の安全違反ですか?

YVES JUTTEAU: Ah! Good afternoon, Captain Crieff. I hope you are enjoying your free hour? あ〜!ごきげんよう、クリフ機長!時間ができて楽しんでおられるでしょうか?

MARTIN: Never mind about that―what's this about a "safety infringement"? それは気にするな ー この「安全違反」とは何なんだ?

YVES JUTTEAU: Sadly, there was a small one. 残念ですが、小さなことが。

MARTIN: What, it wasn't there on the last bill!  何だ、前の請求書にはなかったぞ!
 
YVES JUTTEAU: Indeed not. But when you did me the honour of visiting my office to complain about the last bill, you crossed the apron, did you not? さようです。私のオフィスを光栄にも前の請求書の苦情をいいに訪ねてくれた時、エプロンを横切りましたね?

MARTIN: Yes. はい。

YVES JUTTEAU: And were you wearing the regulation yellow reflective safety vest? そしてあなたは規定通りの黄色い反射性の安全ベストを着ていましたか?

MARTIN: I . . .  僕は・・・

YVES JUTTEAU: Voila. ほうら。

MARTIN: But it's a deserted airfield. In the middle of the day. In the Tunisian sunshine! だが、ここは何もない飛行場だ。日中のさなかだ。チュニジアの太陽の下で!

YVES JUTTEAU: Nevertheless, it is wise to be in good habits. それはそうでも、良い習慣を保つことが賢明です。

MARTIN: Well, we're not paying for it. だが、それは払わないぞ。

YVES JUTTEAU: Ah! Then we have a problem. あ!それでは私達には問題があります。

MARTIN: Yes, we do. そうだな。

CAROLYN: No, we don't. いえ、ありません。

MARTIN: Carolyn! I'm dealing with this―it's under control!  キャロリン!僕がこの話はしてる ー 操縦中なんだ!

CAROLYN: Shut up, Martin. We're already thousands of pounds down on this trip; all I want to do is get home. Monsieur Jutteau, hello! So sorry about the misunderstanding. Yes, of course we'll pay the bill. お黙り、マーティン。この旅にはすでに何千ポンドもかかってるの;いいかげん帰りたいのよ。ムッシュー・ジュトー、ごきげんよう!誤解がありましてすみません。ええ、もちろんお支払いします。

YVES JUTTEAU: Well, if you'll just give your credit card to Habib there― では、そこにいるハビブにクレジットカードを渡して下されば ー

MARTIN: Well, well done, m'sieu! It's a good week for you, isn't it? Bankrupted these guys, fleeced us―hope you feel really big now! お見事ですね、ムシュウ!楽しい週でしょうね?この人達を破産させて、うちから巻き上げ、実にビッグな気分だといいですね!

YVES JUTTEAU: "These guys"? The gentlemen from Panda Charters? They are with you? 「この人達」? パンダ・チャーターの紳士達のことです?一緒ですか?

MARTIN: Yes they are, poor sods, because you wrecked their business and pulled their plane to shreds― そうだよ、気の毒な奴らだ、君があの人達の会社をつぶして飛行機をボロくずにしたんだからな ー

CAROLYN: Martin, that is enough! マーティン、それくらいにして!

MARTIN: Hello? Are you listening to me? もしもし?聞いてる?

YVES JUTTEAU: I'm sorry, I was just . . . arranging something . . . すみません、ちょっと今・・・やることがあったので・・・

CAROLYN: Hello? The payment's gone through. もしもし?支払いは通りましたよ。

YVES JUTTEAU: Ah, excellent. Thank you. Regrettably, though, as you are carrying Panda Charters's crew and passengers, I must hold you responsible for their debts. I'm afraid you may not leave until they are paid off. ああ、素晴らしい。ありがとう。遺憾なのですが、あなた方がパンダ・チャーターの乗務員と乗客を乗せますから、あなた方に彼らの負債責任をとってもらわないといけません。申し訳ないがその支払いが済むまでは出発できません。

MARTIN: Oh now, come on!  今度はなんだい!

CAROLYN: How much? いくらですか?

YVES JUTTEAU: Twelve thousand three hundred and six dollars. But let us call it twelve thousand. 12,306ドルです。ですが12,000にしときますよ。

MARTIN: Yes, well, nice try, but that's entirely illegal. はい、まあ、いい案だけど、それは全くの違法だね。

YVES JUTTEAU: That's debatable. それには異論があります。

MARTIN: Unfortunately we don't have time to debate it, must be off now, see you in court. Maybe. あいにくと我々には異論を唱える時間はない。もう行かないと。法廷で会おう。たぶんね。

YVES JUTTEAU: Of course, what is not debatable is whether it is illegal or not to take off without clearance from air traffic control. It definitely is. もちろん、異論がないのは、空港管制の許可なしに離陸するのが違法かそうでないかという事です。確実に違法です。

MARTIN: Who's gonna stop us? 誰が僕達を止めるって言うんだ?

YVES JUTTEAU: No one is going to stop you. But when you get home, your national authorities (whom I would notify) would immediately suspend your operator's licence. [Suddenly there is the sound of trucks moving outside.] Also, I was playing for time. I am going to stop you. By parking the fire truck across your nose―although on the upside, this time I will not charge you for mobilizing it. 誰も止めません。しかしお帰りの空港で、あなたのお国の当局が(私が通告するんですけどね)直ちにあなたの営業を免停にするでしょう。加えて、私は時間をかせいでました。私があなたを止めます。消防車をあなたの目の前に駐車しましたからね ー でもせめてもの救いは、今度はその運搬料は請求しませんよ。


ARTHUR: Chaps, I was just taking a look outside, and― みんな、ちょっと今外見てみたら、ー

CAROLYN, MARTIN, DOUGLAS: Yes, we know. わかってる。

***

[In the passenger cabin.]

LACHLAN: Hey. [snaps fingers] Hey, pal! おーい。なあ、にいちゃん!

ARTHUR: Yes, sir? How can myself be of assistance to yourself? はい?何かご用命はありますでしょうか?

LACHLAN: When are we gettin' this thing moving? (RANDOM SCOT: Aye!) こいつはいつ動くんだい?

ARTHUR: Ah. I do regret to inform yourselves that the delay that's going on currently is still currently ongoing. But we will keep you fully informed as to the developments of any developments as they develop.  えー、皆様にはこの度の遅れが現在も続行中でありますことを誠にお詫び申し上げます。しかし改善がありましたらどんな改善の改善でも全て逐一ご報告します。

LACHLAN: Eh? あ?

CAPT. JESSOP: Well, how about breaking out the drinks trolley?  んじゃ、飲み物サービスでもしたらどうだ?

LACHLAN: [Chuckles] Heh, aye, nice one. あ〜、んだ、うまいのな。

ARTHUR: Unfortunately no drinks service is scheduled at this time due to technical difficulties. We do apologize for any inconvenience. あいにくとドリンクサービスは只今のお時間技術上の問題により予定されておりません。ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。

LACHLAN: What technical difficulties stop you givin' out drinks? 何の技術上の問題で飲めねえんだ?

ARTHUR: Mum's locked the cupboard. ママが戸棚に鍵かけちゃった。

***

CAROLYN: [enters] All right, I've had a look. As well as the fire truck, he's put a tractor behind us and a baggage truck on each side. とにかく、見て来たわ。消防車だけじゃなくて、トラクターをガーティーの後に、荷物トラックを両脇にとめてるわ。

DOUGLAS: Okay, so we can't go backwards or sideways. そうか、じゃ後と横には行けないな。

MARTIN: Explain to me how we were planning to go sideways. どうやって横に行こうとしてたのか聞きたいもんだ。

DOUGLAS: All right then, Captain, I'll just sit back and watch you masterfully sort it out, shall I? よくわかった、機長、僕はゆっくりと機長のお手並み拝見させてもらおうか?

CAROLYN: I don't have time for your stupid squabbles―this is serious. バカな喧嘩をしてる時間ないわよ ー 深刻な事態なのよ。

MARTIN: Yes. Yes, you're right. We can find a way out of this. The most important thing is to keep cool. [On cue, the air conditioning shuts down.] What was that? うん。そうだもっともだ。ここから脱出しなくては。最重要事項は温度維持だ。(シューンという音)何だ今のは?

DOUGLAS: That was the air conditioning dying, Captain. But carry on―you were just telling us about the most important thing. エアコンが切れたんです、機長。でもどうぞ続けて ー 今一番大切なことを話してましたから。

MARTIN: But why? Why? I mean, why? Why? しかしなんでだ?なんで?だから、なんで?なんで?

DOUGLAS: Four excellent questions. And the answer to all four is: because we've run out of fuel. 4つの素晴らしい質問です。その4つの疑問全ての答えは:燃料切れ。

MARTIN: What? We can't have done! I mean, we'd just refueled! なんだって?そんなことがあるか!たった今補給したばかりじゃないか!

(客室から「エアコンはどうした?」の叫び)

CAROLYN: [switches radio on] Monsieur Jutteau? ムッシュー・ジュトー?

YVES JUTTEAU: Good afternoon. ごきげんよう。

CAROLYN: We seem to find ourselves a little light on fuel. You wouldn't know anything about that, would you? 燃料がいささか軽くなってるように見受けられますの。もしや何かご存知ではありませんかしら?

YVES JUTTEAU: Yes, we have retrieved our fuel from your aircraft in lieu of payment.  ええ、支払いに替わり飛行機から燃料は回収しました。

CAROLYN: Monsieur. Without fuel our air conditioning unit will not work! ムシュウ。燃料なしではエアコンが効かないんですが!

YVES JUTTEAU: Oh dear me. What an unintended consequence. May I suggest, then, that you work fast to resolve the situation? The temperature is currently 35 degrees―that's in the shade, not in a metal tube in direct sunlight.  それはしまった。これはなんと不意の事態。よろしければ、早めに事態の解決を決意なさることを提案します。現在の気温35度 ー ただし、日陰です、直射日光下の金属チューブの中ではありません。

***

MARTIN: All right. All right, Carolyn, I've been looking at the chart. There's an airstrip at Kebili only about 20 miles away. If we could just get as far as there we could refuel properly. わかった。わかった、キャロリン、ずっと地図を調べてたんだ。緊急時滑走路がケビリにあって、たったの20マイルの距離だ。そこにさえ行ければ燃料を補給し直せる。

CAROLYN: Well that's great. Problem solved! All we need now is enough fuel to get there, our enemy to give us takeoff clearance, and for that fire truck to disappear. It's simple. それは結構なことね。一件落着!ならあとはそこまでの燃料さえあって、敵さんが離陸許可をくれて、あの消防車がいなくなればいいのね。簡単だわ。

(クリケットチームとアーサーの声)

ARTHUR: (I'll tell them! O―Ow!) The passengers have a few requests. 乗客からのリクエストが少しあるよ。

CAROLYN: What? 何なの?

ARTHUR: Um, well, more beer. They were very clear about that. Look, to make sure I remember they wrote it on . . . me. うん、あのね、ビールをもっと。それは確かだったよ。見て、僕が必ず覚えてるようにって書いたんだよ・・・僕に。

MARTIN: Oh yes, so they did. ほんとだ、書いてる。

ARTHUR: Yeah. So beer, definitely; um, water, some of them are keen on; uh, and . . . an umpire. うん。だからビールは、絶対だね;あと、水、欲しい人が何人かいて;えーとあと・・・審判ひとり。

MARTIN: An umpire? 審判ひとり?

ARTHUR: Yes. うん。

MARTIN: Why do they need an― なんでそんなの必ー

(ボールの音)

ARTHUR: Ah, they started without. あー、なしで始めちゃった。

CAROLYN: All right! わかったわ!

ARTHUR: Mum! Mum, you can't go in there. ママ!ママ、そこ入れないよ。

CAROLYN: Why not? なぜなの?

ARTHUR: They're . . . they're in their swimming trunks. 彼ら・・・彼ら水着なんだ。

CAROLYN: In their swimming trunks? 水着を着てる?

ARTHUR: Yes, it's got really hot in there . . . and in here. I mean, it's just hot generally. I think it's because we're so near the Sahara Desert. うん、あそこすごく暑くなって・・・ここもだね。だから、どこも暑いんだよね。サハラ砂漠にすごく近いからだと思うんだ。

CAROLYN: Yes, all right. Very well. Martin, you and Do―where is Douglas, anyway? ええ、わかったわ。そうね。マーティン、あなたとダ・・・ダグラスはどこ行ったの、ところで?

(客室からダグラスの"HOWZAT?"(クリケット用語) の声)

CAROLYN: (bing bong!) Douglas, I wish to have a little word. Under the wing. Now. (ビンボーン!)ダグラス、少しお話があります。翼の下へ。ただちに。

(ヒュ〜・・・!)

***

DOUGLAS: Carolyn, what can I do for you? キャロリン、お呼びですか?

CAROLYN: What are we going to do? 私達どうするの?

DOUGLAS: I don't know. What are we going to do? さあねえ。どうするのか。

CAROLYN: No, seriously, what are we going to do? なによ、真面目に、何をするの?

DOUGLAS: I really don't know. 本当にわからない。

CAROLYN: Of course you know! あなたは知ってるでしょうに!

DOUGLAS: You've slightly lost me. 言ってることがちょっとわからなくなったけど。

CAROLYN: You always know! You've always got some sort of trick or loophole or knows someone who knows someone! What is it this time? あなたはいつも知ってるでしょ!いつも偽装とか、抜け穴とか考えて、誰かを知ってる誰かとかも!今回は何?

DOUGLAS: No, really, this time I'm stumped. But don't you worry, Martin's in control―I have no doubt he'll come up with something. いや、本当に、今回は困惑してるなあ。でも心配は無用だ、マーティンが操縦中だ ー 彼が何かしら思いつくのは疑いもない。

CAROLYN: I thought so. This is all because Martin took the landing off you, isn't it? So now you're not going to help? そうだと思ったわ。マーティンがあなたを差し置いて着陸したからなのね?だから助けないってことね?

DOUGLAS: Martin needs no help from the humble likes of I. Martin is― マーティンは助けなど要らない。僕のような卑しいものからは。マーティンは・・・

CAROLYN: Oh stop it! Just stop it, will you? I need you to get us out of this. This is serious! やめて、とにかくやめてくれない?ここから抜け出すのにあなたが必要なのよ。本当よ!

DOUGLAS: No it isn't! As it happens I don't even have the answer. I mean, the fire truck's easy enough, but not the rest of it. But in any case we both know that if you really want to get away, you can. そんなことない! あいにくといい答なんてない。いやその、消防車は簡単だ。が他はお手上げだ。しかしどっちしても僕達にはわかってるじゃないか。もし君が本当にどうにかしたいのならできるって。

CAROLYN: How? どうするの?

DOUGLAS: By swallowing your pride and paying the man! プライドを飲み込んであの男に支払うことで!

CAROLYN: What with?! 何で払うって?

DOUGLAS: With a little tiny bit of all your money! 君の全財産からほんの端た金を出すだけだ!

CAROLYN: I don't have any money! 私はお金なんてないわよ!

DOUGLAS: Oh, don't be ridiculous. I've seen your house, I've seen your car. I am currently standing underneath your aeroplane. あ〜、バカはよしてくれ。君の家、君の車。今現在僕の生活は君の飛行機あってだ。

CAROLYN: I had money. Eight years ago I had money after the divorce. More money than I knew what to do with. And as you say, an aeroplane. More aeroplane than I knew what to do with. But then I started to run an air charter business. Now I have three mortgages on the house! I have to keep the car because I have to have something smart to pick clients up in, and I have to keep the plane because―well, the minimum number of planes for a viable airline is one. But I don't have any money. Why do you think I'm always going on at you two for how much you spend―do you think I enjoy it?  お金はあったわ。8年前に離婚した時にはあった。どうしていいかわからないほど。そしておっしゃる通り、飛行機が。それもどうしていいかわからなかった。でもそれでチャーター航空ビジネスを始めたわ。今やあの家のローンは3つ!車は維持しなくてはいけない。カッコいいのがないとお客の送迎にはね。そして飛行機も維持しないと ー まあ、航空会社の生存可能な飛行機の最少数は1だから。だけどお金はいっさいないのよ。私があなた達にいくらつかったとガミガミ言い続けてるはなぜだと思うの? ー 楽しいからやってるとでも?

DOUGLAS: Well, yes. まあ、そうだよ。

CAROLYN: Yes, well, all right, I do a bit. But also literally every trip we do has the potential to bankrupt the company, and this one could bankrupt me. ええ、まあ、そうね、少しわね。だけど現実に毎回飛ぶ度に会社の倒産の可能性をかかえてるの。そして今回のは私を破産させかねないわ。

DOUGLAS: Gosh. I had no idea. う〜む。知らなかったな。

CAROLYN: No. Well. でしょうね。

DOUGLAS: But if you've been losing all this money, why have you kept on doing it all these years? だけどそんなに損益を出し続けているのなら、いったい何故ずっと続けているの?

CAROLYN: Because I am the Chief Executive Officer of MJN Air. It's a good thing to be. It's better than . . . [sighs] a little old lady. それは私がMJNエアの最高経営責任者だからよ。いいものだわ。よっぽど、ただの、・・・(息)老女よりも。

DOUGLAS: I see. なるほど。

CAROLYN: So, will you please return to the aircraft, put on the rest of your clothes, sit down nicely with Martin, and think of something. だから、飛行機に戻り、服をちゃんと着て、マーティンと仲良く座って、何か考えなさい。

DOUGLAS: Right you are.  了解。

CAROLYN: Oh, and Douglas? Your solution to the fire truck? You're not thinking "set fire to the manager's office so it has to move", are you? あ、そうだダグラス? 消防車の解決法だけど、「マネージャーのオフィスに火をつけて駆けつけさせる」なんて考えてなかったわよね?

DOUGLAS: I wasn't, no, but I am now―you up for that? ないけど、でも、今はそうだな ー その気なら?

CAROLYN: No! だめよ!

***

MARTIN: Douglas, that's―that's a terrific idea! Would it work? ダグラス、それ、ー 名案だよ!うまくいくかな?

DOUGLAS: It worked when old G.W. and I did it with that snowplow in Vancouver, but I don't really see how it helps us, I'm afraid―we still won't have any fuel, and we still won't have clearance to take off. うまく行ったよ。古いG.W.とでバンクーバーの除雪車をやった時にはね。だけど正直あれが今回どうなるかはわからないな、 まだ燃料調達の見込みもないし、離陸許可だってまだ出ないだろうし。

ARTHUR: Could we go and get fuel in jerry cans and bring it back here? ジェリカンで燃料運んでここまで取り返せない?

DOUGLAS: If we had about eight years, yes. もし8年もあれば、できる。

ARTHUR: We can't steal back the fuel he took off us. 彼に盗られたのをまた僕達が盗み返せないかな。

DOUGLAS: I'm sure he's locked it away somewhere. どこかに隠して鍵かけてるに決まってる。

MARTIN: Besides, it no longer meets the quality criteria. それに、もう基準のクオリティじゃなくなってる。

DOUGLAS: Martin, that really doesn't matter. I think we can give ourselves licence to bend the rules just a tiny bit in this situation. マーティン、それはどうでもいいんだ。うちはこの状況に合わせて規則をほんの少し変える権限を自分に与えていいと思うんだ。

MARTIN: [scoffs] Like you need an excuse! The man who hasn't bought a gallon of petrol since―oh.  はっはっは!君に言い訳が必要なようにだな!ガソリンを1ガロンとも買ったことのない男 ー あ・・。

DOUGLAS: What? 何?

MARTIN: Well, just a thought―if you could feed a rabbit on a tiny bit of cheetah food, can you feed a cheetah on lots of rabbit food? あのさ、例えばだけど ー もし兎にチータのエサをちょっとあげてもいいのなら、チータに兎のエサをたくさんやってもいいのかな?

DOUGLAS: Oh! You mean― おお!つまり ー

MARTIN: What do you think? どう思う?

DOUGLAS: Yes. I like it! うん。いいんじゃないか!

ARTHUR: Yeah. That might. Just. Work. うーん。うまく、いく、かも。

MARTIN: What might? 何が?

ARTHUR: I don't know. I just. Like. Talking like this. さあ。ただ、いいよね。こういう、話し方。

DOUGLAS: It's a great idea, Martin, but it'll only give us a couple of dozen litres at most. We couldn't even fly the 20 miles to Kebili on that, even if we had clearance. すごくいい思いつきだよ、マーティン、でもそれだとせいぜいが2ダースℓだな。それじゃ20マイル先のケビリにも飛んで行けないな。たとえ許可が降りても。

ARTHUR: Could we just drive there? そこまで地上を走れないかな?

MARTIN: No! ムリ!

ARTHUR: . . . Sorry, Skipper. ・・・ごめん、スキッパー。

MARTIN: Sorry, Arthur, I know you're trying to help, but no, we can't just taxi our plane out onto the main road and drive it 20 miles to Kebili! ごめん、アーサー、手伝おうとしてるのは知ってる、でもだめだ、飛行機で幹線道路に出てって20マイルも運転してカビリまで行くなんて!

DOUGLAS: Why can't we? なんでダメだ?

MARTIN: What? 何だ?

DOUGLAS: The deserted main road―straight road through the desert― 砂漠の幹線道路 ー 砂漠を横切る1本道 ー

MARTIN: No, we couldn't! . . . Could we? ムリ、できない!・・・・かな?

DOUGLAS: Arthur! You know what you are? In a word? アーサー!自分が何だかわかるか?ひと言でいうなら?

ARTHUR: Yeah. んー。

DOUGLAS: Brilliant. ブリリアント。

ARTHUR: Oh! おー!

***

(全スコットランド・クリケット・チームの歓声)

DOUGLAS: All right, boys, Martin and I have done the sneaky bit, and I don't think anyone saw. Now, the less sneaky bit, which people will see. So it's all about speed―we get out, we do it, we get back in. Understand? いいか、君たち、マーティンと僕でコッソリ作戦に出た、誰にも見られてないはずだ。今度は、そんなコッソリじゃないぞ、白昼堂々とやる。だからスピードが肝心だ ー 外に出る、やる、戻って終わり。わかるか?

THE SCOTS: Aye! アイ!

DOUGLAS: Are you ready?  準備はいいか?

THE SCOTS: Aye!  アイ!

DOUGLAS: Then onwards for England, Harry and St George! では前進!イングランドと、ハリーと、守護聖人セント・ジョージのために!
(注:ハリーはヘンリー5世の愛称、シェイクスピアの「ヘンリ5世」がフランス軍に向かう時に鼓舞するThe game is afoot,(略)…の台詞の後にこの台詞が続くのだそうです)

THE SCOTS: Boo!  ブー!

DOUGLAS: Sorry, sorry, sorry. For Scotland, cricket, and St . . . Wisden. すまん、すまん、すまん。スコットランドと、クリケットと、そして守護聖人・・・ウィズデンのために!
(注:ウィズデンはクリケットの聖書といわれる書物)

(イエーーーーイ!!!)

***

[The team + DOUGLAS and MARTIN pile out of the plane and rush to the trucks.]

DOUGLAS: Places, places! Okay, remember―bend from the knees and not from the back. And three, two, one, lift! [the sound of machinery creaking from the collective effort of the S.N.C.T.] . . . Yes! It's coming, it's coming! . . . Yes, and . . . Carry, carry . . . bit more, nearly there, nearly there . . . and drop! [Crash!] 各持ち場に!いいか、忘れるな、膝から曲げるんだぞ、腰じゃなくて。それ3、2、1、持ち上げ!・・・・いいぞ!もうすぐ、もうすぐだ!・・・うん、そして・・・動かせ、動かせ・・・もうちょっと、もうちょっと、もうちょっと・・・そこで降ろせ!

AIRPORT WORKER: Hey! Heeeeeeeey! おい!おーーい!

DOUGLAS: Back on the plane, back on the plane! Go! Go! Go! Go! 飛行機に戻れ、飛行機だ!さあ!さあ!さあ!さあ!

MARTIN: [out of breath] Engine bleeds on, auxiliary power off― (はーはーはーはー)エンジン ブリーズ、オン、補助パワー、オフ ー

DOUGLAS: Martin, we don't have time for the checks. マーティン、チェックの時間はない。

YVES JUTTEAU: [over the radio] Golf Tango India, what do you think you're doing? ゴルフ・タンゴ・インディア、何をするつもりですか?

DOUGLAS: Hello there, Douz tower. Sorry about this, love to stay but we've just remembered a pressing engagement. やあどうも、ドゥーズ管制。悪いね、滞在したいけど差し迫った約束を思い出しちゃった。

YVES JUTTEAU: You cannot take off! You are forbidden from taking off! 離陸できません!離陸は禁止です!

MARTIN: Duly noted. I'm afraid your little fire truck was slightly in our way. Hope you don't mind us moving it. 承知しました。申し訳ないけどおたくの小さな消防車がちょっと邪魔になってます。動かしても気にならないといいですが。

YVES JUTTEAU: And how far do you think you'll get with no fuel? そして燃料なしでどこまで行けると思うのですか?

CAROLYN: [innocently] No fuel? 燃料なし?

MARTIN: Whatever gave you that idea? 何だってそんなこと考えるんだ?

CAROLYN: We’ve got fuel. 燃料ならあるわ。

YVES JUTTEAU: How? どうやって?

MARTIN: Let's just say next time you want to starve an aircraft of fuel don't surround it with four petrol-driven vehicles. 次に飛行機を飢え死にさせたかったらガソリン動力車4台で囲わない方がいいとだけ言っておく。

YVES JUTTEAU: You . . . you stole the petrol from my trucks?! おまえ・・・トラックからガソリンを盗んだ?

DOUGLAS: As the voice recorder in this flight deck will forever record for posterity: Absolutely not! . . . Wouldn't it have been clever if we had, though? この操縦室のボイスレコーダーは後世まで永遠に記録する:・・・とんでもない!でももし盗んでたら賢いよね?

YVES JUTTEAU: It doesn't matter. You do not have clearance! Repeat, do not have clearance to take off!  そんなことはいい。許可しません!繰り返します、離陸許可はしません!

DOUGLAS: Take off? 離陸?

MARTIN: Who said anything about taking off? 誰か離陸のことなんて言った?

CAROLYN: Wouldn't dream of it! Against the law, you know. 夢でもありえないわね!違法ですものねえ。

DOUGLAS: Plus we've nothing like enough fuel to get us there! . . . In the air.  それに充分な燃料もないことだし。

MARTIN: On the ground, though― 地上なら別 ー

CAROLYN: Taxiing down the long, straight, deserted highway to Kebili― 滑走よ、遥かな、まっすぐな、砂漠の高速をカビリまで ー

DOUGLAS: We should be fine! 大丈夫なはず!

MARTIN: Right hand down a bit, Number One! And be sure to indicate when joining the road. 右手下げて、1番!(海軍コメディドラマThe Navy Larkの決り文句)そして道路に出る時には表示すること。

DOUGLAS: Right hand down a bit it is, Captain! 右手は下です、艦長!

YVES JUTTEAU: You CAN'T take that on the road! It's . . . it's against the law. 道路に出てはいけない!・・・違法です。

DOUGLAS: Is it? I'm not sure it is. What do you think, Carolyn? ですか?さあどうかなあ。どう思う?キャロリン。

CAROLYN: It might be. Not very well up on the Tunisian Highway Code. かもね。チュニジアの高速慣例にはあまり詳しくないけど。

DOUGLAS: Well, I'll tell you what, Yves old chum, if you can get the Sahara Desert traffic police mobilized in the next forty minutes or so, I suppose we'll find out. Bye-eee. [switches radio off] じゃあ、よく聞いて、イヴ大先輩、もしサハラ砂漠警察交通課を40分以内に動かしてくれるのなら、きっときいてみる。バ〜〜イ。

MARTIN: Do they drive on the left, or the right in Tunisia? 車は左?それとも右?チュニジアでは。

DOUGLAS: I think when they're driving on an empty highway through the desert in an aeroplane, they probably drive pretty much wherever the hell they like. チュニジア人が誰もいない砂漠の真ん中の高速を飛行機で走る時には、たぶんどこでも好きな所を走るんじゃないかと思うよ。

***

(クリケットチームの酔っぱらった歌声)

DOUGLAS: Two miles to go, Martin. あと2マイル、マーティン。

MARTIN: Thank you, Douglas.  助かるよ、ダグラス。

DOUGLAS: Do you want me to drive for a bit, darling? ちょっと僕に運転して欲しかったりする?

MARTIN: No thanks, dear. You know I get carsick in the passenger seat. Are they ready for us in Kebili? いやいいんだ、ありがとう。客席だと車酔いするんだよね。カビリの方では準備できてるかな?

DOUGLAS: They are. できてる。

DOUGLAS and MARTIN: Arthur!  アーサー!

ARTHUR: [giddily] Today . . . has been the most fun . . . I have ever had . . . in my life! 今日は・・・1番楽しい・・・今まででずっと・・・生きて来た中で!

DOUGLAS: Good. Arthur, is it possible you've had a little drink? おや。アーサー、君ちょっと飲んだりしたってこと?

ARTHUR: I have had . . . a little drink. Oh, and look! I think I've found the photo for the brochure! 飲んでる・・・ちょおっと。あー、そうだ見て!パンフレット用にいい写真見つけた!

DOUGLAS: Oh, yes? Let's see. . . . Ah. Martin? うん、どれ?見せて・・・あー。マーティン?

MARTIN: Hmm, striking. ふーん、すごいな。

DOUGLAS: So, Arthur. In your quest to find the one image which perfectly sums up MJN Air and everything it stands for, you've elected for a shot of twelve Scottish cricketers in the Sahara Desert wearing swimsuits and carrying a fire engine. じゃ、アーサー。君が探索した、完璧にMJNエアを要約して全てを表している1枚の写真として選んだのは、スコットランドのクリケットチーム12人がサハラ砂漠で水着姿で消防車を運んでいる図。

ARTHUR: Yes. うん。

DOUGLAS: Hmm. The awful thing is, I sort of know what you mean. ふーーーむ。恐ろしいことにだな、言い得て妙だ。





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