2013/4/30

パレーズ・エンド 舞台裏    パレーズ・エンド

日本放送されたパレーズ・エンドは、イギリス版に比べ30分近くカットされているようなので(英版DVDでは287分)そのシーンも見たいとDVD/BRをご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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日本アマゾンでも取り扱いありですが在庫が残り僅か

ご参考まで、特典として舞台裏シーンが約50分ついています。内容は、監督のスザンナ・ホワイトと脚本のトム・ストッパードとキャストの語りが本人の映像とドラマのダイジェスト版を見せながら続きます。本編撮影中にインタビューされた部分もあってちょっと臨場感あります。汚い軍服着て語るクリストファーの顔じゃないベネディクトさんとか、シルクハットなのにダウン着て語るロジャー・アラムさんとか楽しいです。かなりビックリしたのはグロービー・ツリーが作り物だと言う事!いや〜〜あの杉の木はまるでティジュンズ家の守り神のような存在感だったので、本物とばかり思ってたんで、大道具係さん達がパーツを組み立てているのを見てショックでした。
本編、舞台裏ともに英語の字幕はついています。

以前私のブログ記事に貼った短い動画も、今見たらことごとく削除されていまして、イギリスはけっこう流出に緩いのかと思ってましたが、北米や日本、そしてニュージーランドでも5月上旬のようですから検閲も厳しくなったいるのですね。この特典舞台裏も動画サイトでは探せませんでしたが、イギリスのドラマ放送に合わせてテレビ放送されたドキュメンタリーはまだ見られますので、貼っておきます。内容はDVD収録のものとは違いますが、撮影シーンや原作者フォード・マドックス・フォードのことも取り上げられています。


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2013/4/28

パレーズ・エンド テレビ放送  パレーズ・エンド

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この日のためにWOWOW入会して見ましたよ!
ベネディクト・カンバーバッチ主演「パレーズ・エンド」←これ全部がタイトル!

クリックすると元のサイズで表示しますHBO北米版ポスター

今でこそ日本の雑誌がCumberbatchedなんて海外でも話題になっておりますが、
去年の8月下旬にイギリス放送された時、その直前の週にはクリストファーの顔が雑誌の表紙という表紙に並んだ写真を見たのを覚えております!!想像してください、あなたがキヨスクをふと見ると、各雑誌にクリストファーの顔がズラリと!イギリスのファン・ガールズはそんないい想いもしてたんだわ!

それから8か月、ついに日本のお茶の間に(WOWOWに加入していれば)。
しかもGW初日、土曜の午後に一挙放送です。これはいったい優遇されているのかいないのか。
今月見逃した方、来月再放送がありますので、今から加入しても遅くはありません。
再放送は、5/22(水)~24(金)16:00~ 全3話です。

さて今回、リアタイ鑑賞の皆さんのつぶやきでクリストファーへの愛の他に多かったのが@役者の声を聞いて意味もわかりたいから(吹替えじゃなく)ぜひ字幕放送をAノーカット版お願いします、の2点でした。

@はただそのとおりなのですが、Aはいったいどこでカットされたのでしょうね。日本放送されたのは、一挙放送とは言え、一応全体が3話に分割されたもので、北米版をもとにしています。しかし北米で放送されたものもカットシーン
があったかどうかは私もわかりません。

上のポスターや写真に書いてあるHBOとは、このドラマをBBCと共同制作した北米の会社です。パレーズ・エンドのHPもあり、とてもきれいなのでぜひ一見を!

クリックすると元のサイズで表示します会議室机にあわない!

しかし、BBC版の1時間×5話に慣れていると、なぜHBOは変な所で切って繋いで3話にしたの?!という思いを抱いたのは私だけじゃないと思います。理由はわからないけど、それでも、このHBOがなければこの高品質のテレビドラマは現実化しなかったと、脚本のトム・ストッパードも何かで(ううう、思い出せないけど)言ってました。製作を進めるにあたり、まだ無名だったベネディクトをアメリカの業界人は「ベネディクトって誰?」と言ったとは有名な話。そして日本版もHBO経由で作られたということは、文句は言えないのです。

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あと吹替えで見て思ったのは、カットは残念だけど、うまくわかりやすく作ったのね、ということ。ホントは100年前の英語ってこんな言い回ししたの?って台詞も、すんなり話がわかるように平坦になってた。これはもう、文化やレトリックの違いというハードルがすでにある世界を見ている人が楽しめるよう理解しやすくなってる。それ以上の脚本のニュアンスを知りたい人はもう英語をちまちま解明するしかないのですね。その作業を去年の秋頃やってブログ書いてましたので、ご興味のある方は、カテゴリーParade's Endからどうぞご覧下さい。

クリックすると元のサイズで表示しますクリストファーが笑顔だとほっとするね byばあや


4/29追記
hedgehogさんにご指摘いただきハッと思い出しました。
北米版は、英国版の1&2、3&4をくっつけて、1回目と2回目は2時間ずつ
そして最後は1時間、という全3回の放送だったんでした。
日本も全3話と知った時に北米版をそのままやると思い込んでしまって。
ですので変な切り方したのは日本版です。なんてこった・・・
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2013/4/27

0303 Newcastle  Cabin Pressure

キャビン・プレッシャー 0303ニューキャッスル和訳です

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マーティン代役のエピソードです。皆さん聴くモチベーションがどんなに落ちたことかと考えますと、和訳しても誰も喜ばないだろうな・・・と思いつつ、ジョン・フィネモアへの私の気持ちとして、捧げます。

内容は、後にシリーズ4へと続く大きな布石があるので、
皆さん、いつものように「ドラマを聞きながら読んでね!」とは申しませんが、
ぜひご一読くださるとキャビン・プレッシャー全体が楽しめると思います。


CAROLYN: Boys, we’ve just picked up an extra job. There shall be buns for tea. Where’s Martin? 諸君、飛び込みの仕事が入ったわ。お茶のお菓子にはなるわね。マーティンはどこ?

DOUGLAS: He’s not in yet. まだ来てない。

ARTHUR: What’s the job, Mum? 何の仕事なの、ママ?

CAROLYN: For Air Caledonian, the wee Scottish airline. One of their pilots has gone sick in Newcastle. They want us to fly out the covering crew. I do like flying other pilots! You don’t have to hold back with them. カレドニアン航空、小さいスコットランドの会社よ。そこのパイロットがひとりニューキャッスルで具合が悪くなったの。そこで代りの乗務員を乗せていくのよ。よそのパイロットを乗せるのは好きよ! 仕切らなくていいんですもの。

DOUGLAS: Do you do much holding back with the passengers normally, then? じゃあ、いつもは乗客の仕切りを頑張っているのかい?

CAROLYN: Of course I do! もちろんよ!

DOUGLAS: Good Lord. こりゃあ驚きだ。

ARTHUR: Mum, we’ve only got two pilots. What would we do if one of them went sick? ママ、うちにはパイロットふたりしかいないよね。もし1人病気になったらどうするの?

CAROLYN: They wouldn’t dare. 彼らはなったりしません。

ARTHUR: But what if they did? でももしなったら?

CAROLYN: Then I’m sure we’d think of something. そしたらそりゃあ何か考えないとね。

CAROLYN: Ah, there you are, Martin. ああ、来たわね、マーティン。

MARTIN : Hullo, Carolyn. What have I missed? はろー、キャロリン。何かあったの?

ARTHUR: Hi, Skip! You’re looking very well. やあ、スキップ!元気そうだね。

MARTIN: Oh. Thank you, Arthur. ああ。ありがと、アーサー。

ARTHUR: Don’t you think, Douglas? そう思わない、ダグラス?

DOUGLAS: Not specially. I think he looks exactly the same as always. いや別に。いつもとまったく同じに見えると思うけど。

*しましま注;この会場の盛り上がりはマーティン代役を受けてますよね。(病気になったベネディクト・カンバーバッチまでネタにして)「病気になったらどうするの?」なんてアドリブ?

This week, Newcastle!


DOUGLAS: Hullo, Martin. Are the pilots here yet? はろー、マーティン。パイロットはもう来た?

MARTIN: We’re the pilots, Douglas. 僕達はパイロットだけど、ダグラス。

DOUGLAS: Yes, but the proper pilots. うん、だが適切なパイロットという意味だ。

MARTIN: Not yet, no. まだ、かな。

DOUGLAS: Ah, is that the flight plan? ああ、それは飛行計画書?

MARTIN: No, it’s mine. Leave it. いや、これは私物だ。見なくていい。

DOUGLAS: Oh, Martin. Please don’t tell me you’ve written a slim volume of verse! おお、マーティン!どうか短編詩集を書いたなんて言わないでくれよ!
(プリントアウトされた書類をとって)
DOUGLAS: Oh. A c.v. おお。履歴書か。

MARTIN: Umm ... んんん・・・
 
DOUGLAS: Goodness. Feeling the call of the Highlands, are we? Fancy ourselves in tartan epaulettes and a flying kilt? これはどうだ。ハイランドからの呼び声でも感じる?タータンチェックの肩章を付けたり空飛ぶキルトの妄想でも?

MARTIN: There’s nothing wrong with trying to advance one’s career. より高いキャリアを目差すことは何も悪いことではない。

DOUGLAS: Not at all! So, what’s the plan? Fly them to Newcastle with such panache and élan that the captain feels compelled to recommend you to their Chief McPilot? まったくだ!ではどんな筋書きかな? 二ューキャッスルまで飛行機に乗せるのに、君を推薦せよとチーフ・パイロットに真っ向から強いる勢いじゃないか?

MARTIN: Look, I know it’s a long shot, but if the captain and I should happen to hit it off, you never know. だけどね、簡単じゃないだろうけど、もしかして万が一向こうの機長と僕が意気投合することでもあれば、わからないさ。

DOUGLAS: You never do. What flight time do you have from Fitton to Newcastle? わからないね。飛行時間はどれだけ?フィットンからニューキャッスルまで。

MARTIN: Twenty-five minutes. 25分。

DOUGLAS: Hmm. Let’s hope he’s the sort who makes friends quickly. ふむ。彼がすぐ友人になれることを望もうではないか。

CAROLYN : All right, look sharp. The pilots are here. さあ、ビシッとして。パイロットが来たわ。

MARTIN: We are the pilots. 僕達はパイロットだよ。

CAROLYN: I mean the proper pilots. 適切なパイロットのことを言ってるのよ。

MARTIN: Could everyone please stop calling them that?! そういう呼び方はやめてもらてもらえないか?!

HERC : Good morning. MJN Air? おはようございます。MJNエアーですか?

DOUGLAS: Herc! ハーク!

HERC: Douglas! ダグラス!

(They promptly simultaneously go into what sounds like an old rugby or drinking chant.同時にラグビーチームや酔っぱらいの歌になだれ込んで=意気投合)

MARTIN: Oh, terrific(!) おお、なんて素晴らしい(!)

HERC: How the devil are you? Not seen you since ... well, well, for a long time. But haven’t you done well for yourself? I see from your uniform you’ve become a Bolivian tank commander. どうしてたんだい?ええといつから・・・いや、いや、随分たつよなあ。でもうまくいってるんだな?その制服から察するにボリビア戦車の指揮官かい?

DOUGLAS: Yes, it’s an exuberant little number, isn’t it? And you’re a Scotsman now, are you? うん、熱狂的なちょっとした仕事だろ?で君は今やスコッツマンかい?

HERC: Ah, you don’t have to be Scottish to fly for a Scottish airline, you know? ああ、スコットランドの会社で飛ぶのはスコットランド人じゃなくてもいいのは知ってるだろ?

DOUGLAS: Don’t you? That’s interesting, isn’t it, Martin? Oh, Martin, this is Captain Herc Shipwright – old friend of mine from Air England. そうなのかい?それは興味深いじゃないか、マーティン?ああ、ハーク・シップライト機長を紹介するよ ー エアー・イングランド時代の古い友人だ。

MARTIN: Yes, I thought he might be. はい、そうかと思いました。

HERC: Martin, pleasure. Hope this lazy old sod doesn’t work you too hard. マーティン、よろしく。この怠惰な古狸が君をこき使ってないといいんだが。

MARTIN: Not really, no. I’m the captain. ないですよ、まあ。僕が機長ですので。

HERC: Oh, gosh, so you are. Terribly sorry. So, Douglas, does that mean you’re ...  おお、なんと、君が。まことに失礼を。すると、ダグラス、つまり君は・・・

DOUGLAS: And this is Carolyn. こちらはキャロリンだ。

HERC: Charmed. Herc. 光栄です。ハークです。

CAROLYN: “Herc”? 「ハーク」?

HERC: That’s it, yes, yes. Short for “Hercules”. Dad was rather eccentric. After the aircraft, though, rather than the hero. I find I never know if that makes it better or worse. そうです、ええ、ええ。ハーキュリーズの略です。父はなかなかエキセントリックでした。飛行機にちなんでます、ヒーローの方でなく。それがマシなのか更に悪いかはついぞわかりませんがね。

CAROLYN: Do you have any brothers? ご兄弟はいらっしゃる?

HERC: Wellington and Harrier. ウェリントンとハリアーです。

CAROLYN: Sisters? ご姉妹は?

HERC: Sarah. He was eccentric, not mad. You’re the cabin crew, then, I take it. セイラ。父はエキセントリックでしたが狂っていたわけでは。あなたは客室乗務員ということですよね。

CAROLYN: I am the owner and the CEO. 私はオーナーで会長です。

HERC: Oh gosh, are you? Well done! おお、これは、そうでしたか? お見事です。

CAROLYN: What do you mean, “Well done”? どういう意味ですか「お見事」って?

HERC: I don’t know. Nothing, really. わかりません。別に、特に意味は。

CAROLYN: “Well done for running a big scary company all by yourself, you clever little lady”? 「お見事に、大きくて恐ろしい会社経営をひとりで、これは賢いご婦人ですな」?

HERC: No, no, absolutely not. No, just a general ... you know ... “good for you”. いえ、いえ、違いますよ。ただのよくある・・ほら・・・「いいですね」。

CAROLYN: I see. So you’d still have said “Well done” if I’d been an ugly middle-aged man in a suit, would you? ふうん。ではあなたは、もし私がスーツ姿の気難しい中年男性だったとしても「お見事」と言ったのね?

HERC: The thought is inconceivable. So, it’s you I do the forms and what-not with, is it? その仮定は想像し難いですな。では、あなたに、書類だの何だのの手続きをするのですね?

CAROLYN: Yes. So please step into my office from where I administrate my airline. ええ。ではどうぞ私の航空会社執務コーナーから私のオフィスへお入りください。

HERC: Right you are. Ah, here’s my first officer. わかりました。ああ、副操縦士が来ました。

HERC: I thought I’d lost you. Chaps, this is Linda Fairben. Linda, these are some chaps. 君迷ったかと思ったよ。皆さん、リンダ・フェアベンです。リンダ、こちらが皆さんだよ。

LINDA : Hello. ハロー。

MARTIN: Oh! おお! 

HERC: Back in a tick. ちょっと失礼。

LINDA: “Oh”? 「おお」?

MARTIN: Oh – how lovely to see you. あー ー お会いできて嬉しいです。

LINDA: Have we met before? 前にお会いしました?

MARTIN: I don’t think so, no. People haven’t usually met me before. そんなことはないかと、いえ。普通は僕に会ったことはないですね。

LINDA: Sorry? すみません?

MARTIN: I mean, they’ve-they’ve normally met Douglas before if they’ve met anyone. I mean, obviously the people who’ve met me before have met me before, but there aren’t many of those because I-I haven’t ... met ... most people. その、普通は、ダグラスだから、もし前に会ったことがあるとすれば。つまり、そりゃ僕に会ったことある人は僕に会ったことあるけど、そんなに多くなくて、だって僕はたいていの人に・・・会ったことないから。

DOUGLAS: Douglas Richardson. How lovely to meet you. ダグラス・リチャードソンです。お目にかかれて嬉しい。

LINDA: And you. Oh, is that your plane out there? こちらこそ。あら、あれがあなた方の飛行機です?

DOUGLAS: That rather swish Gulfstream? Alas, no. You see the forlorn object facing it and thereby providing it with a rather grim memento mori? That’s Gerti. あのスイス・ガルフストリームですと?とんでもない。あの寂しそうな物体がその向いに見えますかな?そしてその存在でぞっとする死の警告をそれに与えている、それがガーティーです。

LINDA: Yes, that’s what I meant. The Lockheed McDonnell 312. ええ、それのことを言ったんです。ロッキード・マクダネル312。

MARTIN: Oh! Yes, that’s it! おお!それですよ!

LINDA: Fantastic! I didn’t realise there were any of those still flying. 素晴らしいわ!あのモデルでまだ飛んでるのがあるなんて気づかなかった。

MARTIN: Well, there aren’t many. ああ、多くはないよ。

DOUGLAS: And those there are barely do. ほとんどないね。
 
MARTIN: That’s very impressive, though. Not many people know what it is. 感銘深いことだが。知ってる人はあまりいないんだ。

DOUGLAS: Most people have to stop and think before saying, “Aeroplane.” 大抵の人は「飛行機」と言葉が出るまでさえ一瞬止まって考える。

LINDA: Well, I was a big plane spotter when I was a girl, so ... それは、私飛行機を見るのが大好きだったから。少女時代のことだけど・・・

MARTIN: Really?! Me too! 本当に?!僕もだよ!

LINDA: What, when you were a girl? 何ですって、あなたも少女時代に?

MARTIN: What? No, no. Oh ... Yes, when I was a girl. No – when I was a boy. I-I was never a girl. 何だって?いや、違う。あ・・うん、少女時代に。いや、少年時代。少女だったことは1度もない。

DOUGLAS: Yes. Good. To be absolutely clear. はい。結構。完全明瞭となりました。

********

ARTHUR: OK, chaps. Cabin cross-checked and ready for take-off. オーケー、みんな。客室クロスチェック済み、陸準備完了。

MARTIN: Thank you, Arthur – and how’s Captain Shipwright looking? Happy? Relaxed? ご苦労、アーサー ー でシップライト機長はどんな様子?機嫌いい?くつろいでる?

ARTHUR: I wouldn’t say “relaxed”. くつろいでとは言えないな。

MARTIN: Oh? Why not? え?なんで?

ARTHUR: Well, he’s talking to Mum. うん、ママと話してる。

MARTIN: Why’s she still on board? I can’t ask him for a job with her sitting there. Tell her to get off the plane. なんでまだ彼女が乗ってるんだ?そこに座られてたら仕事のことをきけないじゃないか。降りるように言ってくれよ。

ARTHUR: Tell her to? って言うの?

MARTIN: Yes! そうだよ!

ARTHUR: Mum? ママに?

MARTIN: Yes! How hard can it be? そう!そんなに大変ってことないだろ?

ARTHUR: It can be impossible. 不可能かも。

MARTIN: Go! やってくれ!

DOUGLAS: You’re sure it’s Herc you want to speak to? 話をしたいのは確かにハークでいいのかい?

MARTIN: What do you mean? どういう意味だい?

DOUGLAS: Not First Officer Linda, the plane-spotting pride of Penicuik?
副操縦士リンダじゃないの?飛行機目利きのペニクイクの自慢。

MARTIN: Well, she can’t recommend me, can she? She’s only my age; she’s hardly going to know the chief pilot. ああ、彼女には僕を推薦なんてできないだろ?僕と同じくらいの歳じゃ、チーフ・パイロットとはほとんど接点ないんじゃないか。

DOUGLAS: She is about your age, yes, and rather nice, I thought. 君くらいの歳で、そう、かなり上出来だと、思うけど。

MARTIN: Why, d’you think ... d’you think she ... なんで、じゃ君・・・君彼女が・・・

DOUGLAS: So, by the time we land in Newcastle, you’d ideally like a job recommendation from one of our passengers and a date from the other. それで、ニューキャッスルに着陸するまでには、君はできれば仕事の推薦状を乗客のひとりから、デートの約束をもうひとりから取り付けたい。

MARTIN: That’s not really feasible, is it? ありえそうだって気はしないけど?

DOUGLAS: It’s an ambitious programme, certainly. 高望みの計画ではある、確かに。

********

HERC: All right, I admit it: I said, “Good for you,” because you’re a woman. ああ、わかった、それは認めよう:「よかったね」と言ったのは君が女性だからだ。

CAROLYN: Ha! はん!

HERC: Because you’re clearly doing a fine job in what is, unfortunately, a male-dominated profession. 君は確かに上等な仕事をしているからね、しかも、残念ながら、男性優位である職業で。

CAROLYN: Well now you’re changing the terms of the argument. で今度はあなた争点を変えようって言うの。

HERC: Yes, I am. うん、そう。

CAROLYN: And you’re still wrong. それでもあなたは間違ってるわ。

ARTHUR: Er, Mum? Captain says to tell you we’re leaving now. えっと、ママ?機長から当機は今離陸するとの伝言です。

CAROLYN: Right. Thank you. ええ。ありがと。

ARTHUR: Yes. はい。

CAROLYN: Anything else? まだ何かあるの?

ARTHUR: No, well, just, um, if you’re gonna get off, you should probably get off. ううん、えっと、ただ、もしママ降りるなら、たぶん降りた方がって。

CAROLYN: I’m not going anywhere. 私はどこにも行かないわよ。

ARTHUR: Well, you sort of will, uh, because by not going anywhere, you will go to Newcastle, if you see what I mean. だけど、行くんじゃないかな、あの、どこにも行かないってことは、ニューキャッスルに行くってことで、僕の言ってることわかってもらえてれば。

CAROLYN: All right, then, I’ll go to Newcastle. ああそうなの、じゃあ、私はニューキャッスルに行きますよ。

ARTHUR: Yeah, fine. Um, only I think the skipper’s done the weight calculations based on five people and ... ああ、そうなんだ。うん、ただ僕思うんだけど、スキッパーは5人で重量計算しちゃったから・・・

CAROLYN: Arthur. If you are about to suggest my weight is going to make us too heavy to take off, very bad things will happen to you. アーサー。もし私の体重が離陸にオーバーとでも提案するつもりだったら、とっても悪いことがあなたに降り掛かるわよ。

********

DOUGLAS: Post take-off checks complete. 離陸後チェック完了。

MARTIN: Thank you. ご苦労。

DOUGLAS: Which means today the pre-landing check’s pretty much about to start. と言うことは本日の着陸前チェックが開始寸前であるということだ。

MARTIN: Right. OK, I think I’ve decided. I’m going to concentrate on getting Herc alone and giving him my c.v. そうか。OK、決心はついたぞ。ハークひとりでいるところで履歴書を渡すことに専念することにする。

DOUGLAS: Awwww. ああああ。

MARTIN: What? D’you think that’s the wrong decision? 何?間違った判断だと思うの?

DOUGLAS: No, I think it’s probably the right one. I’m just an old romantic. いや、たぶんそれは正しい方のだな。僕がただ古風なロマンチストだってだけだ。

DOUGLAS: Come in. どうぞ。

LINDA: Hello, sorry to intrude. It’s ... the conversation back there was getting a little heated. ハロー、割り込んでごめんなさい。あの・・・さっきの会話はちょっと熱かったわね。

MARTIN: Oh no, you’re welcome. It’s lovely to see you and very nice to ... see you. ああ、全然、歓迎しますよ。お会いできて楽しいですし、とても良かった・・・会えて。

LINDA: Thank you, Martin. 嬉しいわ、マーティン。

MARTIN: So, Linda, you’re a pilot. でさ、リンダ、君はパイロットなんだ。

LINDA: Yes. ええ。

MARTIN: Yes, obviously. Sorry. That wasn’t a question. That was just a preliminary statement before the actual question that I was going to ask, which is: how long have you been a pilot? うん、そのとおりだな。ごめん。今のは質問じゃない。ただの、今きこうと思ってた質問の前置きで、つまりどれくらいパイロットをやってるの?って。

LINDA: Twelve years. 12年よ。

MARTIN: Twelve years, right. Twelve years. Well, that’s not a long time or a short time. Umm, do you like it? 12年か、そうか。12年。まあ、長くも、短くもないよね。うーん、気に入ってる?

LINDA: What? 何を?

MARTIN: Being a pilot. パイロットやってること。

LINDA: Yes, I do. Do you? ええ、好きよ。あなたは?

MARTIN: Yes, I do. I like it, like you. I mean, I like it like you do, not I like it like I like you. I don’t like you. I mean, I don’t not like you, I just, I don’t like you as much as I like being a pilot. うん、僕も好きだ、君のように。あ、つまり、僕も君がそうなように好きだ、僕が君を好きなようにそれが好きって意味じゃない。僕は君を好きじゃない。つまり、君を好きじゃなくはない。ただ、パイロットやってるのが好きなのと同じくらい君が好きではない。

LINDA: Don’t you? そうなの?

MARTIN: Well, not yet. I mean, I’m sure if I got to know you, I’d like you more than being ... well, probably not more than, because I love being a pilot and I don’t suppose I’d love you ... well, I suppose I might ... no, I mean, I’m just gonna go and have a wander down the cabin now. ええと、まだね、ってこと。きっともっと知るようになったら、君をもっと好きに・・・えっと、たぶんもっと、ではないな、だって僕はパイロットやってることは大好きだから、おそらく君を大好きってことには・・・ああ、たぶんなるかな・・・いや、つまり、ちょっとこれから客室の方へ行ってひとまわりしてくるよ。

LINDA: Is he always like that? 彼っていつもああなの?

DOUGLAS: No. He’s not terribly good at talking to other pilots, I’m afraid. いや。彼はほかのパイロットと話をするのはとんでもなく苦手なんだと思う。

LINDA: Oh. I thought it was because I was a woman. あら。てっきり私が女だからかと思ったわ。

DOUGLAS: And he’s atrocious at talking to women, so I’m afraid you represent something of a Perfect Storm. そして彼は女性と話をするのはとてつもなく苦手で、あなたは厄災の同時発生から破滅的な事態を体現してしまったようです。

********


MARTIN: Arthur! アーサー!

ARTHUR: Oh, hello, Skip! Have you come to talk to me? あ、ハロー、スキップ!僕に話に来たの?

MARTIN: No. いや。

ARTHUR: OK. オーケー。

MARTIN: I’ve come to talk to Captain Shipwright. シップライト機長に話に来たんだ。

ARTHUR: Oh, right. Well, he’s just, uh, through there ... ああ、そうか。ええっと、彼はたしか、うん、あのへんに・・・

MARTIN: I know where he is, but he’s still talking to your mum. I want you to go and get her, bring her back here. どこにいるかは知ってる、だけどまだ君のママと話てるじゃないか。行って彼女つかまえて、ここに連れて来てよ。

ARTHUR: How? どうやって?

MARTIN: Just tell her you need to speak to her in the galley. ただキッチンで話があるとか言ってさ。

ARTHUR: Why? なんで?

MARTIN: It doesn’t matter! Anything! Just make something up! どうでもいいじゃないか!何でもない!ただやってくれよ!

ARTHUR: OK! オーケー!

********

CAROLYN: ... because the sexism inherent in the whole aviation industry is now so institutionalised, we falsely imagine it must be justified – that’s why. ・・・航空業界全体に受け継がれている性差別は今や非常に組織化されているから、私達は間違って正統化されているに違いないと想像してしまうのよ ー だから・・・

HERC: I know! That’s what I was saying, hence “Well done”! やっぱり!それを言いたかったんだな、だから「お見事」!なんだよ。

CAROLYN: Yes! ええ!

ARTHUR: Er, could I have a word? えー、ちょっとよろしいですか?

CAROLYN: Arthur, I am busy. アーサー、私は忙しいの。

ARTHUR: Yeah, but there’s a problem in the galley. Can you come and have a look? うん、でもそれがキッチンで困ったことがあって。見てくれる?

CAROLYN: Sort it out for yourself, Arthur. I wasn’t even supposed to be on this flight, remember? 自分でどうにかしなさい、アーサー。私は搭乗の予定すらなかったんだから、覚えてる?

ARTHUR: Yeah. Still, since you are here, I think it’s something you should take a look at. うん。それでも、ここにいるから、見た方がいいと思うんだよ。

CAROLYN: Well, what is it? まあ、何なの?

ARTHUR: It’s hard to describe. Come and have a look. 言うのは難しくて。来て、見てよ。

CAROLYN: Just tell me! You can say it in front of Herc – he’s not a real passenger. お言いなさい!ハークの前でもいいのよ ー 本物の乗客ではないんだから。

ARTHUR: Right. Well. It’s ... a fire. わかった。あの。それが・・・火事なんだ。

HERC: A fire? 火事?

ARTHUR: Only a little fire. ちっちゃいんだけど。

MARTIN : Ah, hello, hello again, Herc. I don’t suppose it’s a fire, is it, Arthur? ああ、ハロー、また会ったね、ハーク。火事じゃないと思うんだけど、そうかい、アーサー?

HERC: He says it’s a fire. 彼は火事だと言ったぞ。

MARTIN: No he doesn’t. いや言ってない。

ARTHUR: No I don’t. うん言ってない。

MARTIN: See? でしょ?

ARTHUR: No, not a fire. I didn’t mean a fire. うん、火事じゃない。そういう意味じゃないんだ。

MARTIN: Course he didn’t. もちろんだよ。

HERC: Well, what did you mean? なら、どういう意味だったのかな?

ARTHUR: Just ... smoke. ただの・・・煙。

MARTIN: No. いや。

HERC: Smoke? Where from? 煙?どこから?

ARTHUR: I’m not sure. よくわからない。

MARTIN: From something you’ve cooked, probably. Explicable smoke from cooking. 調理した何かだよ、きっと。解明可能な調理の煙だ。

ARTHUR: Yes, that’s right, yes. うん、それだ、だよ。

CAROLYN: You’re not cooking anything, Arthur. 何も調理してないでしょ、アーサー。

ARTHUR : I’m not cooking anything, Skip. 僕なにも調理してない、スキップ。

MARTIN: Right. わかった。

HERC: So, Captain, I imagine you’ll be wanting to land immediately. では機長、どうやら今すぐ着陸したいことになりそうだが。

MARTIN: Umm ... うんん・・・

HERC: I mean, I’m not wanting to tell you your job, Captain, but obviously this counts as an emergency and you need to land now. つまりね、君の仕事を言いたくはないが、機長、これは明らかに非常事態としてただちに着陸する必要がある。

MARTIN: Yes I do. そうしますよ。


********


EDDIE : Right, then. Mornin’ all. Welcome to Birmingham. Nice of you to drop in. I’m Eddie, Chief Engineer. Now, Captain – I’ve had a look round ... ええ、それでは。おはよう、皆さん。バーミンガムへようこそ、お立ち寄り下さいました。私はエディー、エンジニア長です。では、機長 ー ひと通り見た感じでは・・・

HERC: Actually, I’m merely a passenger on this flight. 実は、私は一乗客でして、このフライトでは。

EDDIE: Oh, sorry. I’ve ’ad a look round, Captain ... ああ、すみません。見た限りでは、機長・・・

DOUGLAS: You’re getting warmer, but no. より近いところに来ましたが、ノーです。

EDDIE: Bloody ’ell. Someone give me a clue then. なんだってぇ。誰かヒントを下さいよ。

MARTIN: Oh, for goodness’ sake, it’s me! Look at my arm! Look at my hat! ああ、なんなんだよ、もう、僕です!腕を見ればわかる!帽子だって!

EDDIE: Very nice. So, Captain, I’ve ’ad – as I may have said – a look round and there’s absolutely nothing wrong at all. Well, I say that – there’s about a dozen things wrong, but nothing that’d cause smoke in the galley. いいですね。では、機長、私が ー もう言ったかもしれませんが ー ひと通り見たところ、おかしい箇所はまったくひとつもありません。まあ、あえて言えば ー 1ダースくらいは変なところもありますけど、煙を発生するようなものはキッチンにありませんね。

DOUGLAS: Just one of life’s mysteries, then: the self-igniting and -extinguishing galley. Perhaps we’ll never know its secrets. 実に人生の謎のひとつじゃないか:自動点火および消火するキッチン。おそらく我々にはその秘密を知る由もない。

CAROLYN: All right, can we just get back up in the air, please? それでは、もう飛行に戻ってよいということでしょうね?

DOUGLAS: Maybe it was the ghost of some of Arthur’s cruelly-burned toast. きっとあれはアーサーが無惨にも真っ黒に焦がしたトーストの幽霊だったのでは。

MARTIN: Yes, if you’d all like to get back on board ... うん、もしみんな機内に戻って・・・

DOUGLAS: No takers for the ghost toast? Shame. 幽霊トーストの支持者はなしか?残念だ。

MARTIN: Er, Linda, this way. えっと、リンダ、こっちだよ。

LINDA: Yeah, I just wanted to ask Eddie, though: sorry, what did you mean, “a dozen things wrong”? ええ、ちょっとエディに聞きたくて: すみません、先ほどの「1ダースくらいの変」ってどういうことですか?

EDDIE: Well, look at it. It’s only gaffer tape and hope keeping it together.  ああ、ここ見て下さい。ただのガムテープですが持ちこたえるといいんですが。

MARTIN: Er, actually, this is a perfectly airworthy craft. There may be a few superficial cosmetic snags, but I conduct a meticulous walk-round before every flight. えと、実際には、この飛行機の耐空性は完全です。少しは表面に修正した箇所はあるかもしれませんが、僕はフライト毎に事前の正確な点検を指揮しているんです。

EDDIE: Oh yeah? Where’s your tail navigation light, then? Or doesn’t your meticulous walk-round extend to looking up? そうですか?では尾翼の航空灯はどこかな? 正確な点検は上の方までは届いてないのかな?

MARTIN: It ... Oh. Well, I’m sure it was fine when we left. I would have noticed. The bulb must have blown while we were in the air. それは・・・ああ。でも、確かに出る時には大丈夫だった。僕が気づくはず。空中で電球が切れたに違いない。

EDDIE: Probably, yeah. ’ow long was that, again? Seven minutes, did you say? そうかもねえ。どのくらいでした?7分でしたっけ?

MARTIN: Well, then, you’d better replace it, hadn’t you? ああ、なら、変えた方がいいですよね?

EDDIE: Eh? え?

MARTIN: You’ve identified a fault on my aircraft. Thank you. Now, naturally, I expect you to make it good. 僕の飛行機に不備を確認してくれた。助かるよ。その次は、当然、直してもらえるのですよね。

LINDA: Martin, d’you not think we’d be better off getting under way? マーティン、ここで始めない方がいいと思わない?

EDDIE: It’s a light, Captain, a little twinkly light so no-one flies into the back of you in the dark. I reckon you can risk going without it at midday. ライト一個ですよ、機長、キラキラ光るお星様みたいに小さいライトは暗闇で誰も後方にぶつからないためだ。昼時ならそのくらいのリスクはおかせると思いますが。

MARTIN: We might be delayed. It might get dark. 遅れることもある。そしたら暗くなるかもしれない。

EDDIE: You’re flying from Birmingham to Newcastle. Which way round the globe are you plannin’ on going? バーミンガムからニューキャッソルのフライトか。地球をどっち廻りでいくつもり?

MARTIN : Look, I happen to be the commander of this vessel, and if you want me to sign off your tech log, we will do this – please – by the book. いいか、この機の司令官は僕になってる、もし僕に君のテク・ログにサインして欲しいなら、こうして ーいただけますかー 規則通りに。

EDDIE: All right then, Commander. By the book it shall be. わかりました、司令官。規則どおりにしましょう。

MARTIN: Thank you. 助かるよ。

EDDIE: So the first thing we’ll need is a cherry picker. ならまず最初に必要なのは移動クレーンだな。

MARTIN: What? What for? 何だって?なんでまた?

EDDIE: To reach the tail light. 尾翼ライトに届くように。

MARTIN: But it’s right here! You can reach it! You only need a stepladder! 
でもすぐあそこじゃないか!届くよ!脚立で充分だ!

EDDIE: A stepladder, Commander?! Oh, you daredevil! No, no, the book specifically forbids the use of the stepladder or – as it’s better known round ’ere – the widow-maker. What we will be requiring is a cherry picker and, of course, a safety harness, hard hat and high-vis vest. See you in an hour or so. 脚立ですか、司令官?!おお、そんな大胆な!いえ、いえ、規則によればそんな恐ろしい脚立 ー この辺では別名未亡人製造機ですがー の使用は特わけ禁じられています。要求されますのは、移動クレーンと、そしてもちろん、命綱、ヘルメットに安全ベストです。では1時間後くらいに、また。

MARTIN: Right. Still, I think the principle was ... was worth ... いいだろう。それでも、基本方針は・・・意味がある・・・と思う・・

********



MARTIN : Er, hello, chaps. Um, just to say everything’s absolutely under control but the ground engineer – and I – did, er, at the last minute, jointly notice a minor performance defect which he’s going to put right now. So, we should be taking off in ... about an hour. あ〜、ハロー皆さん。全ては順調ですが、地上エンジニアと ー 僕とで ー え〜、どたん場で、共同確認がありまして、わずかな機能の不具合を修正中です。と言うことで、離陸は・・・約1時間後となります。

CAROLYN: Martin! What have you done now?! マーティン!何をやらかしたの?!

MARTIN: So sorry about the delay – which is not, incidentally, because of anything I’ve done now. 遅れまして大変申し訳ありません ー そちらに関して、ついでながら、僕の関与ではございません。

CAROLYN: I’m sorry about this, Herc. 申し訳ないわ、ハーク。

HERC: No, not to worry. We’ve still got two hours in hand. いえ、心配なさらず。まだ2時間の余裕があるし。

ARTHUR: Brilliant! I love take-off delays! ブリリアント!離陸の遅れって大好き!

DOUGLAS: Oh, Arthur, please! Even you cannot love take-off delays! おお、アーサー、たのむよ!いくら君でも離陸の遅れが好きってことはないだろ!

CAROLYN : No, he does. いえ、好きなのよ。

ARTHUR: Yeah. Yeah, because take-off’s the best bit of the whole flight, isn’t it, and normally it’s over before you can enjoy it, whereas this way we get to really build up to it! Right, I’m gonna get some teas and coffees on and – er, Mum? うん。ん、だって、離陸ってフライトののなかでも最高の時じゃないか、でも普通は楽しいな〜って思う前に終わるんだけど、こうなると、ますます楽しみが大きくなる!そうだ、ティーやコーヒーを入れるよ、あと ー えー、ママ?

CAROLYN: What? なあに?

ARTHUR: It’s gonna be an hour. Can we open the games cupboard? あと1時間だ。ゲームの棚を開けていい?

********


MARTIN: Hello, Linda. I’ve, er, I’ve appraised them of the situation. Is Eddie back yet? ハロー、リンダ。僕、えー、状況は判断しておいた。エディーはまだかな?

LINDA: No. まだね。

MARTIN: Oh. Right. So, Linda, apart from being a pilot, are you anything else? I mean, do you do anything else, or do you like ... anything? ああ。そうか。じゃさ、リンダ、パイロットやってること以外に、何かやってる?つまり他にやってることは、ってか、何か好きなこと・・・ある?

LINDA: Do I like anything? Er, well, I’m a rally driver, if that’s the sort of thing you mean. 何か好きですって?えーと、そうね、私はラリー・ドライバーなの、そういうことを言ってるのだったら。

MARTIN: Oh, right! Wow! How exciting! Rally driving. That’s amazing! Gosh! So many questions. Um, for instance, do you do it by yourself or with your ... I dunno if you have ... if you have a ...  え〜、そうなんだ!うわあ!かっこいい!ラリー・ドライビングか。すごいな!まったく!色々聞きたいなあ。ん〜、たとえばさ、君、ひとりでやってるのか、それとも誰かと・・・いやもしも君の・・・・君の・・・

LINDA: ... a navigator, yes. ・・・ナビゲーターと、ええ。

MARTIN: Right, yes. And do you drive or does he ...? そうか。うん。それで君が運転するのかそれとも彼が・・・

LINDA: Well, because I’m the driver and Sam’s the navigator, I tend to do the driving. そうね、それは私がドライバーでサムはナビゲーターだから、たいてい私が運転するわね。

MARTIN: Oh, yes, of course, silly of me! And Sam – is he your ... I mean, is he also ...? ああ、うん、そりゃそうだ、バカなこと言って!で、サムは ー彼は君の・・・つまり、彼も・・・?

LINDA: Well, for a start, she’s a woman. あら、まず、彼女は女性よ。

MARTIN: Oh, right. Oh, I see. I’m sorry. Of course. ああ、そっか。あーそう。ごめん。もちろんだ。

LINDA: What do you mean “of course”? どういう意味「もちろん」って?

MARTIN: I don’t mean anything. いや別に意味はないけど。

LINDA: Are you assuming that because I’m a pilot and a rally driver that I must be a lesbian? 私がパイロットでラリー・ドライバーだからってレズビアンに違いないと思ってるの?

MARTIN: No! I’m not assuming that! I hope you’re not! ううん!そんな思ってないよ!違うといいと思ってる!

LINDA: You hope I’m not?! 違うといいですって?

MARTIN: I mean, not because it’s bad. It’s not! Lesbians are great! I just meant, I hope you’re not for my sake. No, not my sake! I mean for all men’s sake. No, that’s worse. God. あのさ、それが悪いとは言ってないよ。ちっとも悪くない!レズビアンは素晴らしい!僕はただ、君が僕のためには違うといいなって。いや、僕のためじゃなくて、つまり世の男のためにはってこと。いや、それじゃもっとダメだ。ああ。

LINDA: Let’s just change the subject.  話題を変えましょう。

MARTIN: Yes. Um, so ... how did you come to join Caledonian? うん。あの、じゃ・・・どうしてカレドニアンに入ることになったの?

LINDA : Oh for goodness’ sake! Because I was the best candidate for the job, OK? My father deliberately didn’t sit on the panel and I applied under my mother’s maiden name. んまあ、なんてことを!それは私が候補者で1番だったからよ、いい? 父は故意に審査席には座らなかったし、私は母の旧姓で応募したのよ。

MARTIN: What? なんて?

LINDA: Well, you’re insinuating I only got the job because my dad is Chief Pilot, aren’t you? だって、あなたは私が仕事についたのは父がチーフ・パイロットだからだって言いたかったんでしょ?

MARTIN: No! No, not at all. I didn’t ... I didn’t ... I didn’t even know. Your dad’s the Chief Pilot? Of Caledonian? ううん。そんなことない。だって僕・・・僕は・・・知りもしなかった。君のお父さんがチーフ・パイロット?カレドニアンの?

LINDA: Yes! So what? It doesn’t matter! ええ!だからなんなの?関係ないわ!

MARTIN: No! Not in the least. That’s a totally, totally ... un-mattering thing. ない!ちっともない。それはまったく、ちっとも・・・重要なことではない。

********


CAROLYN: So, the deal is that I pay you £362 now ... それじゃ、取引は、私が今362ポンド払うわけね・・・

HERC: Yes. うん。

CAROLYN: ... plus you don’t pay any rent next time you land on any of my greens, my yellows – excluding Leicester Square – or Park Lane ... unless I’ve built a hotel on it, unless you mortgage something, unless it’s a station. ・・・しかも次回あなたが私の緑と黄色に止まっても家賃を払わないと ーレスター・スクエアか ー パーク・レーン以外は・・・私がそこにホテルを建てない限りは、あなたがローンを組まない限りは、それが駅でない限りは。

HERC: Unless it’s King’s Cross. キングス・クロスは例外。

CAROLYN: Yes. Well, that seems straightforward enough. Deal. ええ。なら、それでどうしたって充分のようだわ。取引成立。

DOUGLAS: I must say, Herc, Monopoly’s a very different game with you than it is with Arthur. これは確かに、ハーク、モノポリーは君がいるとまったく別のゲームだな、アーサーとやる時とは。

ARTHUR : Hey! なんだい!

DOUGLAS: Arthur’s strategy tends to be pretty ruthlessly focussed on getting Marylebone and Covent Garden because those are the ones he’s been to. アーサーの戦略は、かなり容赦なくメリルボーンとコベント・ガーデンを攻略する傾向にある。それが行ったことがあるという理由で。

CAROLYN: He also once did a deal whereby he gave Martin Mayfair so long as he was also allowed to give him the Electric Company. しかも以前、マーティンに電力会社をあげることを許されたらメイフェアをあげるという取引もしたわ。

ARTHUR: Well, I kept having to times things by four. That’s not fun, that’s maths! だってそれは、僕何でも4倍にし続けなければいけなくなって。それが嫌だったんだ、それじゃ算数だよ!

********

(In the hangar)
EDDIE : All right, I’ve made it! I’m up here! Can you hear me down there, Commander? これでいい、できたぞ!上のここにいる!下のそこで聞こえてるかな、司令官?

MARTIN : Yes. ああ。

EDDIE: All right. Safety visor on, noise cancelling headphones on. Stand by, Commander! I’m now about to commence the operation! さあいいな。安全マスクした、防音ヘッドフォンもした。準備オーケー、司令官!私は操作開始します!

MARTIN: Right. よし。

EDDIE: And ... そして・・・
(とってつけかえるネジの音)
EDDIE: And there we are! One brand new navigation tail light shining like a beacon! And now let the descent begin! そしてできたぞ!ピッカピカの航空尾翼ライトは灯台のように光ってる!それでは下降開始!

AUTOMATED VOICE: Caution. Cage about to descend. ご注意ください。カゴが降りて来ます。

AUTOMATED VOICE: Caution. Cage about to descend. ご注意ください。カゴが降りて来ます。

EDDIE: And away we go! それでは作業終了!

EDDIE: Ah, that’s better. I can’t stand heights. ああ、やれ助かった。あの高さはどうもな。

MARTIN: Fine. Have you had your fun now? よろしい。君は楽しめたんじゃない?

EDDIE: You wanted the book – you got the book. Are you happy to sign off the tech log now? 君は規則が欲しかった ー これで得た。テク・ログにサインするんだろ?

MARTIN: Yes. うむ。

MARTIN: Right. And now that’s done, let me just say this: people like you love to mock doing it by the book, but one of these days you might just find yourself on a plane when something goes wrong and then you’ll be jolly glad that there is a book and that there are people like me who do it by it. 結構。さあ、これで終わったけど、言わせてもらう:君のような人達は規則通りにやることをバカにするのが大好きだが、いつか飛行機に乗って困ったことが起きた時に思うかもしれない。規則があって僕のように規則通りにする人がいてなんてよかったんだろうと。

EDDIE: Oh yes? ああそう?

MARTIN: Yes, actually. Goodbye. うん、きっとね。では以上だ。

EDDIE: Of course, I haven’t signed the tech log yet. でもちろん、俺はまだテク・ログにサインしてないよ。

MARTIN: ... Oh. ・・・あ。

EDDIE: When did you last check the radios? 最後に無線を点検したのはいつ?

MARTIN: This morning. 今朝。

EDDIE: What, all two hundred and fifty-six channels? 何だって、この全部、256チャンネルを?

MARTIN: No, of course not. いや、そんなわけがない。

EDDIE: Right. This aircraft is grounded. そうか。この飛行機は離陸できない。

MARTIN: What?! No! 何だって?!だめだ!

EDDIE: What can I say? You’ve shown me the error of my ways. 仕方ないだろう?君が俺のやり方の間違いを指摘したんだ。

********

DOUGLAS: All right, Arthur, for a cheese: according to Jean Paul Sartre, what is hell? いくぞ、アーサー、チーズだ:ジャン=ポール・サルトルによれば、地獄とは何か?

ARTHUR: Hmm. Right. Jean Paul Sartre. What would he have said? ふむ。そうか。ジャン=ポール・サルトルか。何と言っただろうな?

HERC: Are you familiar with Jean Paul Sartre, Arthur? ジャン=ポール・サルトルには詳しいのかい、アーサー?

ARTHUR: Of course I am. I think he’d have said that hell is something like when the baddies are in a concrete bunker and you’re out of grenades. もちろんだよ。きっとこう言ったな、地獄とは、悪党がコンクリートのくぼみにいる時に君が手榴弾を持ってないようなものだと。

CAROLYN: Dear heart, are you by any chance thinking of Jean Claude Van Damme? あら、あなた、もしかしてジャン・クロード・ヴァン・ダムのこと考えたりした?

ARTHUR: I might be, yes. そうかもね、うん。

DOUGLAS: Sorry, Arthur, “Hell is other people.” 悪いね、アーサー、「地獄とは他人のことなり」。

ARTHUR: What?! That’s just stupid! Other people are great! なんだ?!それってバカだよ!他の人ってすごいものなのに!

DOUGLAS: I’d love to have seen you and Sartre go head to head on that one. 君とサルトルがそれをとことん突き詰めるのが見たかったものだ。

CAROLYN: My go. 私の番。

CAROLYN: Ah, Art and Lit, please, Herc. ああ、芸術と文学、どうぞ、ハーク。

HERC: Oh dear ... this is terribly easy. Which Bizet opera features the Toreador Song? おやおや・・なんだえらい簡単だ。闘牛士の歌はビゼーのどのオペラか?

DOUGLAS : Oh dear! なんだ!

CAROLYN: I haven’t the least idea. 全然わからないわ。

CAROLYN: Is there something amusing you, Captain Hercules? なにか楽しいことでも、ハーキュリーズ機長?

HERC: Oh. You really don’t know? おや。本当に知らないの?

CAROLYN: No, I really don’t know. Tosca? ええ、本当に知らないの。トスカ?

DOUGLAS: Carolyn! That’s Puccini! キャロリン!それはプッチーニ!

CAROLYN: Take your word for it. 信じるわ。

HERC: Oh, Carolyn, you’re not gonna tell me you don’t like opera? ああ、キャロリン、まさか言わないよね、オペラは好きじゃないなんて?

CAROLYN: Well, what’s the point of it? It does two things badly. If I want a story, I go to see a play. If I want to hear music, I go to a concert. あら、それになんの意味があるの? ふたつのことが悪く作用してるのよ。もし物語を楽しみたいなら劇を見に行くし。音楽が聞きたければコンサートに行くわ。

ARTHUR: Do you, Mum? When? そうなの、ママ?いつ?

CAROLYN: Shut up, Arthur. What I have no use for is a ridiculous story sung at me by actors who can’t act in a language I don’t speak for four and a half hours. おだまり、アーサー。私が我慢がならないのは、おかしな話を演技もできない役者達が私に向かって歌って来てそれが理解もできない言葉で4時間半も続くってことよ。

HERC: Oh, what utter nonsense. Well-sung opera is the pinnacle of human endeavour. ああ、それはまったくばかげた話だ。歌の上手いオペラは人類の努力の頂点だ。

CAROLYN: How rot! 冗談でしょ!

HERC: ♪ Toréador, Toréador ... ♪ 

DOUGLAS : ♪ Toréador, Toréador ... ♪

CAROLYN: Yes, Arthur, the answer was wrong. Hell is being trapped in a grounded aircraft with two middle-aged pilots ... singing Puccini at you! ええ、アーサー、答は間違いだわ。地獄とは、離陸できない飛行機に閉じ込められて、さらに中年パイロットふたりがプッチーニを歌いかけて来ることだわ!

DOUGLAS and HERC : It’s not Puccini! プッチーニじゃない!

CAROLYN : I don’t care! そんなことはいいのよ!

********


EDDIE: Channel thirty-two. Golf Tango India radio check. チャンネル32。ゴルフ・タンゴ・インディア、無線テスト。

BIRMINGHAM ATC: Strength five. 強度5。

MARTIN: So, Eddie, how are you getting on? それで、エディ、調子どう?

EDDIE: The first thirty-two are clear as a bell, Commander. The next two hundred and twenty-four – who can say? 最初の32は鐘のようにいい音だ、司令官。その後の224 ー 誰かにわかる?

HERC: Hello there. Eddie, is it? I’m Herc, the other captain. I gather you’re very kindly checking the comms for us, yes? ハロー、君、エディかい?ハークだ、もうひとりの機長の。君、僕らの通信を点検してくれてるんだってね?

EDDIE: That’s right. Gotta do it by the book for the commander here. そうですよ。規則でこの司令官のためにやらなきゃならんので。

HERC: Oh, oh golly, yes. Cross the i’s and dot the t’s – couldn’t agree more. No, I just wondered if you fancy a little bet. You’ve got two hundred and fifty-six channels to check. I bet you fifty quid I know which one you’re on. おお、ああ、おや、そう。 i に横線引いたり t に点を打ったりでは ー もう通用しないと。いや、もしかしてちょっと賭けに興味ないかな。君は256チャンネルの点検がある。君に50ポンドかけて今どこをやってるか当てるぞ。

EDDIE: That’s pretty long odds, isn’t it? And how will you know I’m tellin’ the truth? そりゃ、ずいぶん分が悪いんでは? でどうやって俺がホントのこと言ってるかわかるって?

HERC: Oh, my dear chap, I trust you implicitly. Because, you see, my guess – on which I’m betting this fifty pound note – is that out of the two hundred and fifty-six channels, you’re on channel two hundred and fifty-five. おお、ねえ、君を、絶対的に信頼してるんだ。だってね、ほら、僕の推測はだな ー どこに50ポンドを賭けるかというとだな、それは256チャンネルのうち、君はチャンネル255をやってる。

EDDIE: Oh, I see. Well, very close, Captain, but as it ’appens, I was on two hundred and fifty-six! おお、そうかい。まあ、惜しかった、機長、だってね、256だったからよ!

HERC : Oh, curse my terrible luck. Here you go. ああ、なんて不運なんだ。さあ仕方ない。

EDDIE: Much obliged. OK, you’re good to go. 願ってもない。オーケー、もう行っていいぞ。

********

DOUGLAS: And on stand at 2.32. そして、2.32で待機。

MARTIN: Right. よし。


MARTIN : Ladies and gentlemen, welcome to Newcastle. I do apologise for our delay today and I hope you’ve nonetheless enjoyed your flight. And could First Officer Fairben step into the flight deck for a moment? 皆様、ニューキャッスルへようこそ。本日の当機の遅れにお詫び申し上げます。それでもフライトはお楽しみいただけたでしょうか。なお、フェアベン副操縦士、操縦室にお越しいただけますか?

DOUGLAS: Oooh! You’re going to ask her? おおお!彼女に申し込むんだな?

MARTIN: Yes. うん。

DOUGLAS: For a date, or to take your c.v.? デート、それとも履歴書を渡す?

MARTIN: None of your business. 君には関係ないだろ。

DOUGLAS: Fair enough. Well, good luck. わかったよ。まあ、頑張りたまえ。

MARTIN: Were you planning to just sit there? I mean, I can ask Arthur to get you some popcorn. そこに座ってると決めてたの?なんなら、アーサーにポップコーン持って来てってたのもうか?

DOUGLAS: Right. No. いや。わかった。

LINDA: You wanted to see me? 私に用事がありました?

MARTIN: Yes, I-I did. I just wanted to say to you that if, some time, I mean, in the future, well obviously in the future, if you felt like ... Linda, would you like to go to Duxford Air Museum with me? はい、ありました。ちょっと君に言いたかったんだ、もし、いつか、そのつまり、後で、そりゃ後に決まってるな、もしかしてよかったら・・・リンダ、ダクスフォード博物館に僕と一緒に行きませんか?

LINDA: Oh, I am so pleased you said that, Martin. あら、とても嬉しいわ、その言葉を言ってくれて、マーティン。

MARTIN: Are you?! そうなの?!

LINDA: Yes! Oh ... God, no, sorry – I don’t want to go out with you. Sorry. I should have said that first. I mean, no offence, but no. ええ!・・・あら・・・でも、いえ、ごめんなさい ー あなたとつき合う気はないの。ごめんなさい。それを先に言えばよかったわね。あの、悪気はなかったの、でもノーなの。

MARTIN: Right. So when you say you’re so pleased I said it ... そうか。それで、僕が言ってとても嬉しいって言ったのは、じゃあ・・・

LINDA: No, I meant I’m so pleased that you said that. I could see there was something and ... forgive me, but I had this awful feeling that you were gonna pull out a c.v. for me to give to Dad! いえ、あなたがそう言ってくれて本当に嬉しかったのよ。何かこう別の・・・許してね、でも嫌な予感がして、あなたが履歴書を出して来て父に渡せと言うのかと思ったの。

MARTIN: Oh, no, I ... wasn’t going to do that. ああ、そんな、僕は・・・そんなつもりじゃなかった。

LINDA: No, of course not. I’m sorry, but people do, though, and ... Oh, I’ve been thinking the worst of you all this time. Forgive me? そうね、そんなはずないわね。ごめんなさい、でもそういう人が多いのよ、それで・・・あなたのことも最低のことずっと考えてて。許してね?

MARTIN: Of course! Maybe I should give you my c.v. now! もちろんさ!じゃさ、今君に僕の履歴書あげるべきだったりして!

LINDA: There you are – you see, you’re funny! I had a feeling that you would be if you just relaxed. あらやだ、やっぱり、あなたおかしいわね!きっとあなたはリラックスしたらそうだと思ってたわ。

MARTIN: So ... might you, after all ...? それじゃ・・・もしかして、どうしてもだめ・・・?

LINDA : No. I think you relaxed because I said no, and I think you’re probably right about that. ノーよ。あなた私がノーって言ったからリラックスしてるんだと思うわ。そしてあなたはきっとそれでいいのよ。

********

HERC: Well, cheerio, Douglas. Jolly good to see you. それじゃあな、ダグラス。いや会えて嬉しかったよ。

DOUGLAS: Yes, and you. うん。君にもね。

HERC: Hope to bump into you again soon. またすぐそのへんで会えそうだな。

DOUGLAS: Well, funny you should say that. I was rather toying with the idea of, er, well, stretching my wings a little. ああ、君がそんなこと言うとはな。僕の方もそれは考えてみてたところだ、あー、なんだ、他所でも色々やってみたいかなと。

HERC: Oh? おう?

DOUGLAS: Yes. I wondered if it was time to be thinking about a move to a slightly bigger airline with aeroplanes in the plural. I mean, even Caledonian mightn’t be a bad ... うん。もしかして考えてもいい時かとね。多少大きい会社にだな、せめて飛行機が複数の。だから、カレドニアンも悪くは・・・

HERC: Oh, I wouldn’t do that. ああ、それは考えない方がいい。

DOUGLAS: Really? そう?

HERC: Goodness me, no, no. No, you’d find it deadly dull after all the excitement of charter life, nipping round the world like a sports car rather than lumbering about in a big old bus like us poor chaps. No, I envy you. あっと、いやいや。うん、死ぬほど退屈だと思うはずだ、チャーター生活で面白い思いをした後にはなあ、世界中スポーツカーみたいに動きまわって、僕らみたいな退屈な連中と大きな古いバスでのし回るのとは違うだろ。

DOUGLAS: But if – hypothetically – I were to ask ... だかもし、仮説だが、たのむとしたら・・・

HERC: Ah, but you wouldn’t ask, would you? あー、でも君はたのまないだろ?

DOUGLAS: No. As you say, I’m very happy where I am. うむ。君に言われたように、現状には満足だ。

********

HERC : And done. Well, thank you very much, Carolyn, for a far more entertaining trip than I had any right to expect. さてこれで。では、どうもありがとう、キャロリン、実に期待以上の楽しい旅だった。

CAROLYN: Our pleasure. Lovely to meet you. Goodbye. こちらこそ。お会いできてよかったです。さようなら。

HERC: Oh, and, er, Carolyn? ああ、それから、えー、キャロリン?

CAROLYN: Yes? はい?

HERC: I can’t tell you how wrong you are about opera. 君がいかにオペラをわかっていないかには言葉も出て来ない。

CAROLYN: Oh, come on, we’ve already had that argument, and I’ve already devastatingly won it. あら、やめて、もうその議論は済んでるし、私が打ち負かしたのよ。

HERC: I don’t think so, and I thought perhaps I’d prove it to you. There’s a rather super Rigoletto at Covent Garden at the moment. I don’t believe it’s humanly possible to see it and still dislike opera. Why don’t you come along? そうは思ってないな、そしてそれを証明できると考えていたのだが。それはすごいリゴレットをちょうど今コベント・ガーデンでやってる。それを見てもオベラを好きになれないとは人間的見地から不可能だ。行きませんか?

CAROLYN: With you? あなたと?

HERC: Yes. ええ。

CAROLYN : I think not. やめておきます。

HERC: Oh, all right. May I ask why? あ、なるほど。理由を聞かせてもらえます?

CAROLYN: Because I hate opera, as you know. オペラは大嫌いですから、ご存知のように。

HERC: Fair enough. Just a suggestion. Cheerio. わかりました。ご提案まで。では御機嫌よう。

CAROLYN: Er, what I like is walking. I often walk my dog, for instance, on Brinkley Chase near Fitton, and then sometimes I have lunch in a pub. え、散歩なら好きだわ。犬をよく散歩に連れて行くし、よくブリンクリー・チェイスとか、フィットンの近くの。そして時にはランチを食べにパブに入るわ。

HERC: Well, now you’re redefining the terms of the argument. おや、今度は争点を再定義しようと?

CAROLYN: Yes, I am. ええ、してます。

HERC: All right, then, how’s Thursday? わかりました、では、木曜日はどう?

CAROLYN: I’ll let you know. Bye. 考えてみます。じゃあ。

HERC : Jolly good! Now, I wonder if, er ... なかなかだな!さて、どうするかな、えー・・・
(Footsteps approach.足音)
HERC: Ah, you got my message. Excellent. Well, listen: I just wanted to get you on your own for a moment to tell you I was very impressed today by the way you handled our little stopover, and by your attitude generally. So, look, here’s my card. If you ever fancy slinging your c.v. over to Caledonian, I’ll make sure you’re on the top of the pile. ああ、メッセージ見てくれたね。結構。実は、ちょっと時間もらって君にだけ言いたい事があってね。ストップオーバーの対応や君の仕事に対する態度には非常に感動した。それで、さあ、これ僕の名刺。もしも君が履歴書をカレドニアンに出したい気になったら、候補の一番に押すよう僕が約束する。

ARTHUR: Gosh! Well, that’s very kind of you, Herc, but to be honest, I’m really happy here!  うわあ!ああ、君の親切は嬉しいよ、ハーク、でも正直言うとね、僕は現状に満足してるんだ!


飛行機
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スクリプトはこちらからお借りしました。Ariane DeVereさんいつもありがとう!






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2013/4/26

セルフ・レイジング・フラワー  イギリス

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うちに使いかけの食材が届きました。
ナッツとかスパイスとかハーブとか米粉とかフィッシュソースとか・・・
私が普段買わないアイテムも。
ひとつ前の記事に書いたイベント「アート・オブ・ダイニング」で
残った食材を、手伝った夫がいただいてきたのでした。

その中で「いやあ!懐かしい!」と思ったのが、こちらの小麦粉です。
材料のかなりの分は、日本で仕入れたようなのですが、
なぜかこの「小麦粉」は持参したらしく、その証拠に£1.39p と値段が。

この self raising flourというベーキングパウダー入りの薄力粉、
見てのとおり、
「ケーキ、スコーン、ビスケットに理想的」と書いてあるとおり、
お菓子作りに便利なのです。

メーカー名「Mc Dougalls」の右下には no need sift とも書かれ、
お菓子作りにつきものの「粉をふるっておく」手間もいらないのです!

ちなみにこの袋は1.5kgで約211円(£/152円計算)ですから、
気軽にお菓子が作れちゃいますね。

日本にもこういう便利なもの、専門店などに行けばあるのかな?
最近は自分でお菓子作りする人が増えているけど、
歴史のある西洋と比べたら需要がないのかしら?
ホットケーキ・ミックス粉がよく使われているみたいですけど
あれはベーキングパウダー以外にも色々入っていて味が決まってるから
使い勝手がよくないのですけど・・・
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タグ: 小麦粉 お菓子

2013/4/23

フィッシュ&チップスのアート  イギリス

THE ART OF DINING という写真とお食事を同時に楽しむイベントへ行きました。

イギリスの写真家Martin Parrさんの写真集(ポストカードのセット)1枚1枚に載ってるものと同じメニューを、イギリスのアイコンで飾られたクッキング・スタジオのレストランで楽しむという仕掛けです。

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↑ 例えば、5コースのメイン「フィッシュ&チップス」の写真は、このように「年配の女性らしき人が花柄のドレスのひざの上でフィッシュ&チップスを食べている」とすると、テーブルには「似たような花柄の布の上にテスコの袋に入ったプラスチックトレーに盛りつけられたお食事」が出て来るのです・・・!ちなみにこのかわいいテスコの袋は、旧デザインで市場からは姿を消していて、倉庫のストックから命を吹き返して日本にやってきたのです。

クリックすると元のサイズで表示しますタラはイギリスの味だった

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ブリットな演出:中央のマグはチャールズ皇太子&ダイアナ元妃:左下はマギー・サッチャー:私の席の後にはトニー・ブレアと女王の写真があった

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ギンガムチェックがピクニックか会社のパーティーのようなキッチュなかわいさ

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レースで仕切られたキッチンで50食分が用意されている。キャンプみたい。

ところで、このイベント会場の住所にデジャヴを感じた私は地図をググってビックリ仰天!
そこはなんと、私がその昔勤務していた会社が入っていたビルだったのです。しかも7階建ての7階という同じフロア!あまりの懐かしさに駅から徒歩15分の道をバスに乗らずに「私は道知ってるもん!」と歩いたら、すっかり迷い子になりiPhoneのお世話になりました・・・・
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