2018/10/17

映画「リトル・ダンサー」再見  その他の映画・ドラマ・舞台

クリックすると元のサイズで表示します
ジェイミー・ベルも本当に可愛かったですね。

「マシュー・ボーンのシンデレラ」にドキュンとなって、天使役のリアム・ムーアの出演作「Billy Elliot/リトル・ダンサー(ミュージカル)」の映画版の方を久しぶりに見ました。

一つ気付いたのは、これって映画が先でそれが元になってのミュージカルだったのですね。何を勘違いしていたのか逆だと思い込んでいました。

それでも私は映画の方を先に見た記憶があるのですが、その時の印象は「かなり暗く重い映画」でした。でも今見直したら全然暗くはない。2000年の映画なのでたぶん私はイギリスでDVDか何かで見たのだと思います。それで英語がよくわかってなくてその時家にあったテレビのスクリーンが暗く写っていたのかな、と(笑)。

そして今見てビリーの台詞がすごく面白くて彼がユーモアがあってすごく優しい子だったことに、今さら気づきました。

例えば、バレエの先生の娘デビーはビリーのことを好きで、家に行った時やオーディションの前の日に微妙な感じで好きだと伝えてくるのですが、ビリーにはぜんぜんその気はない。それで「もし見たかったらアソコを見せてもいいのよ」とまで言ってきた時のビリーの台詞は「いい。きみはいい子だよ。」(英語は「You're all right.」字幕では「見せなくても好きだよ」でパッと椅子から立ち上がって行ってしまうのです。彼女を傷つけないで期待も持たせない凄技!!

女装の好きな友達マイケルもビリーのことが好きで、ほっぺにキスしてきたり雪だるま作って冷たくなったビリーの手を自分の服の中(どこだったんだろう?)に差し入れて温めてくれるんですが、ちゃんと目を見て「僕がバレエが好きだからってホモってことじゃないから」って直球セリフを言うんですよね。それでもロイヤルバレエスクールのオーディションに受かってロンドンに旅立つ日には、バスに遅れそうになってもマイケルのところに行ってほっぺにキスしてお別れをするのには涙ウルウル・・・・

そうかと思うと、自分にバレエを特別に教えてくれてオーディションの話を出した先生には、「年をとりすぎだよ」って笑えない冗談か本気かわからないことを言ったり、熱心な先生に向かって「僕に気があるの?」と言ってみたり。

イギリスの映画やドラマはやはりセリフもわからないとだいぶ面白みがわからないんだなと思い知りました。

クリックすると元のサイズで表示します

ところでビリーの家はお父さんとお兄さんが炭鉱で働いて生活してる(しかもスト中だから給料はないはず)いわゆる労働者階級です。家はつながってて隣近所とは裏庭の方からお互いに見えてしまう感じ。ビリーはお兄さんと部屋をシェアしてるから、お父さんの部屋とおばあちゃんの部屋と多分3ベッドルームですね。そして小さなダイニングキッチンだけど、おばあちゃんはもう家事はできないから男子3人で家事をしてる割にキレイなんですよね。

いつも思うのだけど、日本の貧乏人の家ってホントに薄汚いキッチンや居間というイメージなんですが、

1984年の田舎町の貧乏な家なのに(ビリーのボクシング代50ペンスの心配も町の人は気遣ってた)日本の基準から見たら羨ましいほどの生活スタンダードではないですか。

この時代はサッチャーが改革したおかげでこうして炭鉱の危機にもなっているわけですが、

その前に政府が面倒を見ていた労働党の福祉政策の結果なんだなと、

学生の時に「揺り籠から墓場まで」とイギリスについて教科書に書いてあったけど、その実感はこうして映像で見るとはっきりとわかります。

今うちの国のAさんも福祉に力を入れるとか言ってるけど、収入がほとんど無い家でも大人3人と子供がこのレベルで生活できるようにしてくれないとダメですよ!
1



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ