あの人気ゲームがついに映画化!
こんなキャッチコピーの作品は最初から疑ってかからないといけません!
今回紹介するのは、そんな身構えて観るべき映画
「ハウス・オブ・ザ・デッド」です。
また
「オブ・ザ・デッド」かよー。はい!
とある島で行われるパーティーに参加した若者達が、島に蠢くゾンビに襲われる。
ただそれだけのお話。
元になったゲームは
「セガ」が開発した、ゲーセンで人気のガンシューティング。迫りくるゾンビをショットガン等で倒しまくるゲームです。PC版も出ていたと思います。
元が撃ちまくるゲームなので、映画の中でも派手に撃ちまくっています。見所はズバリこの1点のみ!・・・なのですが、どうにも乗り切れないのはゾンビがたいして怖くない所。ハッキリ言って
「しょぼい」です。ぴょんぴょん飛び跳ねたりして、まるで
ショッカーの怪人です。
全体の展開も「もっさり」してるし・・・
更に、画面の展開時や銃撃シーンに突然
ゲーム画面(フリープレイとか表示されてるし・・・)が挿入されます。この演出・・・セガに何か言われたのかなぁ?
とまぁ、ハッキリ言ってトラッシュものなんですが、ここで一つ弁護を・・・
そもそも何でこのゲームが映画化されたのか判らない。ちょっとゲーセンに通った事があれば
「ガンシューティングの映画化ぁ?」と首を捻るはず。海外で人気があるんでしょうが、映画にするのって無理あるジャンルだと思います。
売りが、そのガンシューティングらしいアクションのみならば、ゲームをプレイした方が面白いはず。それでも敢えてそれを売りにしようとするならば、プラスαが必要なのだが、この作品にはそれが無い・・・
聞く所によるとこの作品、そこらで
総スカンを喰らっているらしいですが、その前に、そもそもゲームを映画化する事が如何に難しいか頭に置いて観る必要があると思います。
ゲームは、大なり小なり完成された世界観を持っている。小説よりビジュアルで訴えているし、自分で操作するから感情移入もしやすい。各個人がそれぞれの想いをしっかり抱いているので、統一したビジュアルを見せる事が難しいと思う。
「バイオハザード」や
「トゥームレイダー」は数少ない勝ち組なんです!
ですから、冒頭で述べた通り「あの人気ゲームが映画化!」等というコピーは、最初からl眉唾で観るべきなんです!
それにしてもこの作品、位置的にゲームの前日譚を狙ったようですが、果たしてどれだけの人が理解した事やら・・・
最後に、作中出てくる「ハウス」はどうみても
「小屋」レベルでした・・・
「ハウス・オブ・ザ・デッド」 2003年 ドイツ・アメリカ・カナダ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★☆☆☆ ゲームが好きでもお勧めしません。
女優度数(5点満点)
★★★☆☆ スプラッターにありがちなスケベシーン有り。主役(かと思った)の女の娘は胸大きいです。

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