竜騎士の映画魂

「進撃の巨人　Attack　on　Titan」を鑑賞。

前評判が芳しくなく観るのを少し躊躇っていたが、機会があったので鑑賞した次第。
前置きで断っておくが、私はこの作品の漫画原作を読んだ事がない。世界観はもちろん、主人公が誰なのかも知らない状態で鑑賞した。

・・・率直な感想は、聞いていた前評判よりは全然まともに観れる作品。
そもそも、巨人を防ぐ為の壁をどうやって築いたのか？とか、世界観に違和感があるのだが、巨人の恐ろしい描写で何となく納得してしまう。話の流れについても同様で、とにかく巨人を何とかしようという話、というだけで何となく観れる。
最後エレンが巨人になった事で、巨人の謎に踏み込んで続く、というのも良い引きだとは思う。

それでも最後の爆薬盗んだ奴って何者？とか、気にならない点が無いわけではない。一番は、作品のテーマを作中の登場人物「シキシマ」が話してしまった事。ズバリ言ってるし・・・キャラクターに喋らせちゃダメでしょ。
細かい演出でも「なんでやねん！」と突っ込みたくなる展開もあるが、概ね普通に勢いでスルー出来るだろう。と、原作を知らずに観れば至って普通の作品と言える。

竜騎士採点　★★★☆☆