今回紹介する作品は
「バイハザード ダムネーション」です。
大ヒットゲーム
「バイオハザード」を原作とする
フルCGアニメーション。
東スラブ共和国での内戦の最中B・O・Wの絡む陰謀に巻き込まれるレオン(ゲーム2から登場した主人公の一人)の活躍を描く。
ストーリー的にはゲーム5と6の中間の出来事らしいのだが、4以降ゲームをプレイしていないので何とも言えない・・・
とにかく全編CGで描かれたわけだが、元がゲームだしゲーム内のムービーも、今の最新機種ならばこれ位当り前の様なクオリティだろうし、全く違和感は無い。気分的には正にゲーム内のムービーシーンをずっと観ている感じ。
描写は
ハンパ無く高クオリティ。少し前までは、やはり実写とは違和感があるCGだったが、この作品は人物を含めかなりのリアルさ。知らない人にCGと実写を混ぜてる(意味があるのかは判らないが・・・)、と言ったら勘違いしそうな程である。
昼間の明るい場所での人物、クリーチャーの臨場感溢れる表現が眼を見張ります。
とはいえ、人物はやはり違和感があるものの、それは(特に女性)キャラが
完璧過ぎるルックスだからだろう。それでも場面や光の加減によりかなり実写に近いリアルさが表現されている。
人物と言えば、今回レオンと因縁浅からぬスパイ
「エイダ」が登場。華麗なアクションで魅せてくれます。
その他のキャラクター的では、敵である
「リッカー」が可愛く見えてくるハズ!
繰り返しになるが、最新ゲーム機のスペックや描画能力の高さならば、すんなり作れるCGなのだろうが、それを一つの長編映画として成立させようとすれば、実写で撮るよりも苦労は多いであろう。それでもCGで作品を造るのは元の作品への
リスペクトに他ならない。
ゲーム・アニメ・マンガ原作の映画はCG技術の躍進と共に増加している。フィクションの世界を見せる為の強力な武器であるCGは、これからもそれぞれの原作中のイマジネーション部分をリアルに魅せる為に進化し続けるだろう。(単に物の質感という事で有れば既に
限界に来ているのかもしれないが・・・)

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