さて、娯楽として映画を楽しみ数十年が経過している。子供の頃(中学生位まで)は、劇場観賞は
お祭りの様なもので、年に何回も訪れる事はなかった。その代わりいざ劇場へ足を運ぶ時の
ワクワク感はハンパ無いモノがあった。(それが野郎友達のみでの観賞であっても・・・)
時代は変わり、
ビデオデッキの登場で
レンタル観賞が主流になった。観賞回数は増え、
アタリハズレを経験する中で徐々に嗜好傾向が固まっていった。
基本は
アクション。格闘からガンアクション・カースタントととにかく見栄えの良いアクションが基本。この辺はやはり男の子という事だろうか?ストーリーをじっくり見せるタイプは基本的に動きが無いのでスルーしていた。
そして、
プレイメイトが切っ掛けのパツキン美女好きであった為、ナイスバディの女の娘が登場すれば満足。ただ、強く綺麗な女の娘アクションはあまり見受けられなかった為、
即物的におっぱいを出すシーンのある作品、具体的には
ホラー・モンスターアクションに偏っていく。そしてこのジャンルは
B級の宝庫であり、そこでB級魂に火が付く事となった・・・と思う。
B級の楽しさとは?
これは難しい質問だ。そもそも何を以てB級というのか?個人的にB級認定しても観る人によってはA級(余りないと思うが・・・)やZ級かもしれない。(まぁ、Z級もB級も同じという意見もある)
竜騎士的なB級の定義は
「安い」(金が掛かっていない雰囲気が判る)・
「エロい」(無駄に脱ぐ、無駄にカワイイ娘が出演している)が基本で
「グロい」が入ると完璧である。グロいだけの作品は好きではないが、安い・エロいと合体する事で妙な親しみを感じるのだ。
このB級要素の中で「エロい」がウリになると
「エンジェル系」になる。
とにかく
下賤な作品が好みという事なるが、そんな作品を
一生懸命造っている人々が居ると思うと世の中
微笑ましく楽しい気分にならないだろうか?
真面目なだけでは息が詰まる世の中の
潤滑油としての役割をB級が担っているのではなかろうか?
大袈裟な事を言っているが、バカ映画・クズ映画を観て笑えるというのは
平和な証拠だ。

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