現在映画ソフトと言えば
ブルーレイディスク。そしてまだまだ元気な
DVD。レンタルもDVDになり久しいが、私の青春時代は
ビデオテープの時代。レンタルといえば当然ビデオだった。
我が家に
ビデオデッキが来たのは高校生の頃だったと記憶している。とにかく映画が好きだったが、映画館自体が少なかったので映画館と洋画劇場での観賞が基本だったとしても、数をこなす為にはレンタルビデオ店の利用は
必須だった。
まぁ、とは言え、何と言っても原動力としてはAVの存在が大きかった事は公然の秘密だが・・・
当時我が町にも結構な数のレンタルビデオ店があった。そこそこ小奇麗なお店を利用する事が多かったが、何処も家からは遠く気合を入れていかなければならなかったし、第一天候に左右されていた。そんな中駅近くにあった小さなレンタル店を利用する事が多くなった。その店の利点は学校帰りに寄れる手軽さだ。何処にいても店員の目が届くような狭い店だったが何故かここで借りたビデオには思い入れがある。
前回お話した
「ウイザード」や、友人に「騙されたと思って観てみろ」と勧められた
「ヒドゥン」、予約して入荷と同時に借りた
バオー来訪者等々・・・
お店は直ぐに
潰れてしまったが、思い出の作品と共に心に残るお店だ。
DVDの普及に伴いソフトは購入してしまう事が多くなり、レンタル店に足を運ぶ事は少なくなったし、小さなレンタル店は淘汰され大型店しか残っていない現在、メディアのノスタルジーと共にあの
胡散臭いレンタルビデオ店を思い出す・・・

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