お気楽ダークファンタジー
今回紹介する作品は
「ダーク・ワールド」です。
古本屋で見付けた古文書を使い、異界の扉を開けた「ルネ」は異界から怪物を呼び寄せてしまった。更に怪物を追って
半裸の女戦士が現れる。現れた女戦士はルネの悪夢に登場する人物だった。果たして、女戦士の正体と目的は?怪物を追い払う為若者達が奮闘する・・・
・・・あらすじが難しいですね。
端折るとわけが判らない。
黒魔術と怪物とアマゾネスと、一昔前のファンタジー作品を連想させるキーワードが並びますが、ファンタジー特有の重厚さは無く、最後の最後まで
お気楽な展開が続きます。
展開におかしな所が多々あります。「ルネ」が見る夢は、行方不明になった「サマー」という少女が実験体にされているという内容だが、行方不明時サマーは子供、実験体時は立派な大人。直接サマーを
知らないハズのルネがこの夢の人物がサマーであると気付く所が先ずおかしい。更に、気になるからサマーと連絡を取る為、古文書で異界の扉を開きサマーと交信しようと、かなり
はっちゃけた思考回路を発揮。もう、何が何だか・・・
登場人物も全ておバカ系。サマーはいわずもがな、ヒーロー役の男は過去の恋人を忘れられないダメ男。その恋人はレズビアン。ダメ男の親友はただのマッチョ。まとまり無し。
ヒロインはDVDパッケージでハンドアックスを構える女戦士。
黒ビキニに腰布という素晴らしく露出の多いコスチュームで
期待感はあるが、見掛けだけ。
ただ、アルバのパッケージと違いこのパッケージは
忠実。しかし、誰もがこの半裸の女戦士が斧で怪物を斬りまくる作品と勘違いするハズ。実際そうなら登場人物がおバカでも許せたのだが・・・
まぁ、意味も無く
水浴びシーンとかあって野郎を喰いつかせますが、
テレ東の
お昼のロードショーがお似合いのポジション。
正直、ず〜っとこのパッケージが
気になっていて何時か観ようと思っていたのですが、いざ手に取ると微妙・・・と躊躇していました。今回ヤケド覚悟で観てみましたが、
見事に焼けました・・・
「ダーク・ワールド」 2007年 カナダ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ B級好きな人が笑って許せる範囲。常人は怒りだすでしょうね。
女優度数(5点満点)
★★★★☆ ヒロイン「サマー」は魅力的。この娘メインの話で良かった・・・

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