竜騎士の映画魂

　今回紹介する作品は「ＸＸ　�Z　しなやかな美獣」です。
　
　「ＸＸ」（ダブルエックス）は、エロス＋バイオレンスがウリの人気シリーズ。
　今作に主演の「嶋村　かおり」さんはシリーズの「美しき獣」に続く登板。
　まぁ、シリーズとはいえ、キャラクター等引き継いでいる部分は無く、ただ美人のヒロインがいて、エロスとバイオレンスがくっついている、という部分のみでシリーズと謳っています。
　
　というわけで、今回もストーリーは割愛。
　嶋村さんの我慢出来ない演技に耐えながら、何とかラストまで観賞する事！
　
　繰り返すが、Ｖシネマってどうも中途半端なイメージしかない。
　やりたい事は判るのだが、技術（演技・演出）が追い付いていない感じ？そんな所が、自分自身にかぶる所がありこのジャンルが好きなのかもしれません。
　
　美貌のヒロインが活躍するアクション、と聞けば大いに期待出来る素材なのだが、良い所は嶋村さんのルックスのみという・・・今このジャンルは、マンガ・アニメ・ゲームと華盛りで逆にヒロインが主人公で無ければ売れない（言い過ぎ？）という時代だ。当然、ヒロインの立場はこの作品のように暗い部分は無いしアクションもへっぽこ過ぎるが、それでもある意味この「ＸＸ」シリーズは戦うヒロインアクションの礎になっているのかもしれない。
　
　＊同様の事が「８２分署」「ゼロウーマン」シリーズも言える。
　
　「ＸＸ　�Z　しなやかな美獣」　１９９７年　日本作品
　
　竜騎士採点(５点満点）　★★☆☆☆　基本的にＶシネマは酷評度合いが高い。真面目な作品としての評価はこの程度だろう。
　
　女優度数(５点満点）　★★★★☆　嶋村さんの美しさは本物です。パッケージだけでかなり騙せます。