怪獣映画の
原点!
今回紹介する作品は、日本が誇る怪獣映画の原点
「ゴジラ」です。
船舶の遭難事故が相次ぐ中、大戸島では謎の巨大生物が目撃された。島に伝わる伝説から「ゴジラ」と名付けられた生物は、大都市「東京」に上陸。町を焦土と化すゴジラに、人類はなす術が無かった・・・
ゴジラは、間違いなく
日本が生んだ偉大なキャラクターである。
この作品以降、怪獣映画が氾濫し、シリーズは最近まで新作が創られ続けていたし、海外でも抜群の知名度を誇る。野球選手のあだ名にもなっている。
作品が創られた時代を考えると、どうしても
「戦争」と関連をつけてしまう。描写も間違いなく意識されたものだ。そういう事も含め、公開後様々な評論がされてきたので、今更
素人がどうこう言う気は無い。
ただ、子供の頃このゴジラシリーズを観て育ってきた身として、原点とも言えるこの作品を紹介しないわけにはいかない。
作品のテーマ性云々は、そういった評論を見て頂くとして、子供の心に訴えかける怪獣「ゴジラ」の
造形と、それをリアルに見せかける
「特撮」の素晴らしさは、現在のCG慣れした目で見ても十分伝わるものである、と
断言できる。特にミニチュアの精巧さはモノクロであるがゆえにリアルさが抜群だ。
映画としてのカット割りや、演出等も実によく出来ている。思わず
「上手いなぁ」と唸ってしまうシーンも多数ある。
回顧主義ではなく、今の眼で観ても十分面白い、
死ぬ前に是非観ておくべき作品だろう。
「ゴジラ」 1954年 日本映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★★☆ 水爆大怪獣映画って危な過ぎるキャッチコピーだが、時代よのぅ・・・
女優度数(5点満点)
★★★☆☆ ヒロインの可憐な演技が、日本人女性像を見事に演出。

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