ちょっと期待していた展開じゃないなぁ・・・
今回紹介する作品は、空手少女が大活躍する作品
「ハイキック・ガール」です。
空手道場に通う高校生「土屋 圭」(武田 梨奈)は、腕試しとして黒帯狩りをするほどの腕前。しかし、師範である松村は彼女を認めず黒帯を与えなかった。そんな時圭は、「壊し屋」を名乗る集団からスカウトされるが・・・
「空手とは?」一言で言うとこの作品のテーマはこれだ。
でもねぇ、
普通の空手映画なんですよね。予告編を観ると、主人公である女子高生がハイキックを武器に
ミニスカ姿で次々と敵を倒してゆく、という映像が浮かんでくるんですが、実再戦ってるのは
師範です。その師範の戦いを観て、主人公が空手の本質に気付く、というストーリーなんですが、アクションに
華が無いんです。漫画
「なつきクライシス」のような華が欲しい。
迫力だけだったら男子のアクションの方が手に汗握るんですが、やはり
軽いんですよね。だったら、それを補うエフェクトや、ギミックを追加するべきなんでしょうが、何も無い。スローモーションで
「ホントに当たってるんですよ〜」とアピールしてるだけ。そのスローモーションもほとんどのアクションでやってるから物語の展開まで遅くなっている。
「マッハ!」等でハイスピードアクションに慣れているせいか、スゴく鈍クサいアクションに感じました。
オープニングでスカッとハイキック1発で、相手をKOしてるシーンがありますが、そのままのスピードで全て行けば良かったのでは?スローモーション
はここぞ!という時だけで良かったよ。
そんな展開の為か、全体的に
盛り上がりが無い作品になっている。
主人公を演じる
「武田 梨奈」は現役の空手選手。主人公の設定まんまなので違和感は無い。
その他、実際に活躍している格闘家が参加しているので動きは素晴らしいが、打撃のインパクトの瞬間腰砕けな無雰囲気が漂うのは、何故だろうか?実際に打撃を当てている、という事に執着した為、どうしてもインパクトの瞬間は
手加減してしまっているのではなかろうか?そうでないとしても、そんな風に捕らえられてしまうのは頂けない。
空手に対する愛は十分伝わってきますが、娯楽としては
イマイチだ。
「ハイキック・ガール」 2009年 日本映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ 正直、期待ハズレ。
レンタルで十分の内容。
女優度数(5点満点)
★★★★☆ 武田梨奈のハイキックは美しい。女子高生同士のキック合戦が一番の見所?

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