Vシネマ?なんだろうなぁ・・・
今回紹介する作品は
「制服サバイガール」です。
課外授業(?)を抜け出した少女達は、仲間のおじさんが開発しているアミューズメント施設へやって来た。「サバイバルランド」と呼ばれるその施設は、江戸時代のセットの中でサバイバルゲームをする施設
(?)だった。ゲームを始めた少女達だが、敵役の役者が奇妙な病原菌に感染し、思わぬ事態になって行く・・・
平たく言うと、主人公にアイドルを据えた
チープなバイオハザード。とにかく金が掛ってない。緊張感が無く
のんびりした展開が最後まで続く。
映画バイオハザードの功績は、遺伝子操作と怪物という時代にマッチした
アクションホラーを提示した事だが、逆に
粗悪品の氾濫を招き、設定自体のチープ化を加速させた。設定は完成されているが、撮り方次第で天と地ほどの差が出てくる。
日本におけるバイオ系は、殆どVシネマ程度の代物だろう。だから、アイドルを起用したりと、表面上だけ繕わなくてはならない。それは、悪い事ではない。というか、むしろ積極的にそちらに力を入れないと、どうあがいても原作・ハリウッド映画には太刀打ち出来ないからだ。最初に素晴らしいイメージを植え付けられている分、後発は目先を変えなければ最初から味見もしてくれないだろう。
今回は、植物人間化するという設定だったが、造形も演技も
意味不明(スーパー戦隊や仮面ライダーを見習って欲しい)でかなりの消化不良である。西洋的なゾンビモノは日本にはマッチしない。同じ設定を使うのであれば、ゾンビはもっとアレンジしなければならない。
CG技術の進歩で、ある程度見栄え良く創れるようになってるだろうが、基本が出来ていなければ危うい土台の上に立つ
不安定な作品になってしまう。
アイドルを起用する事で、演技面ではある程度目をつぶらなくてはならない。作品の出来を下げてでも、原石(アイドル)を輝かせる事に力を注いでいるのであれば意味のある作品になるのだが…
ちなみにUもありますが、それは次回のレビューで・・・
竜騎士評価(5点満点)
★★☆☆☆ かなり甘めの点数だが
立派なトラッシュ作品だ。
女優度数(5点満点)
★★★☆☆ 5・6人登場するが、知っているのは「仲村 みう」
「紗綾」「秦 みずほ」位でした。

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