コミカルSFホラー?
今回紹介する作品は久し振りの邦画
「幽霊VS宇宙人 GREAT」です。
「ロックハンター伊右衛もん」「略奪愛」の2本が収められたオムニバス。
「ロックハンター伊右衛もん」は四谷怪談をモチーフにしたSF作品。幽霊であるお岩と実は宇宙人だった伊右衛もんとのバトルの行方は?
「略奪愛」は、人間の精気をを吸う宇宙人とイタコが中心の幽霊軍とのバトルを描く。
両作品とも真面目な展開から一転ギャグに変わるストーリー展開。
「ロック〜」は過剰な
グロ演出(逆に笑える位)があり、
「どんな作品だ?」といぶかしんだが、後半ギャグになると安心して観れる展開に。このギャップが面白い。「略奪愛」は、最後の最後までシリアスな展開が続くが、ラストでギャグに一転。
ズッコケ的笑い(シュールである)を誘う。
正直金が掛かっているとは言えないが、総じて良く出来た作品ではなかろか?
しかし・・・邦画ってどうしてもVシネマ的
色眼鏡で観てしまう。この作品も、Vシネマっぽい画造り(実際B級だが・・・)でどこかB級っぽい。が、逆にそれに慣れている為、大作の方を覚めた眼で観ている気がするのだ。
こうした小さい作品に
「邦画」の未来があるのではなかろうか?
「幽霊VS宇宙人 GREAT」 2008年 日本映画
竜騎士採点(5点満点)
★★☆☆☆ 何回も観たい作品ではない。
女優度数(5点満点)
★★★★☆ 「略奪愛」のヒロイン(?)
「山本 彩乃」は、中々良いです。

0