竜騎士の映画魂

　アクション満載！ゲキレンジャー！！
　
　今回紹介する作品は「電影版　獣拳戦隊ゲキレンジャー　ネイネイ！ホウホウ！香港大決戦」です！
　昨年夏に公開された劇場版ゲキレンジャー。
　
　香港メディア王「ヤン」により「乾坤一擲武術会」に参戦させられた「ゲキレンジャー」と「リオ」と「メレ」。しかし、この武術会は、ヤンが世界制覇を成し遂げる為の布石だった。ヤンの野望を打ち砕く為、敵同士であるゲキレンジャーとリオ・メレが協力してヤンに立ち向かう！
　
　あらすじ通り、わかり易いストーリー。キモは、普段敵同士であるキャラクターが、共通の敵を破る為協力する所。子供達にとっては、正に夏休みのビッグイベントだっただろう。
　ＴＶシリーズの設定から、敵の設定が憎むべき敵というより「ライバル」として描かれている為、すんなり受け入れられる展開だ。
　
　見所は、何と言ってもラストの「呉越同舟獣拳合体」！子供大フィーヴァー！
　映画館に連れて行かれたお父さん達は、ゲストキャストの「小野　真弓」「インリン・オブ・ジョイトイ」で大フィーヴァー！
　
　何も考えないで、子供と楽しめる作品だ。
　
　正直、ゲキレンジャー自体のデザインは頂けないのだが、変身前のキャラクターはみんなイケている。アクションは、カンフーがモチーフだけあり、動きが激しく、見ていて楽しい。ゲーム的な画が多く、今の子供には向いているだろう。
　こうした事も、時代と共に変わっていくんだなぁ、と関心。
　
　３０分程の長さなので、パッと楽しむには丁度良いだろう。
　
　「電影版　獣拳戦隊ゲキレンジャー　ネイネイ！ホウホウ！香港大決戦」　２００７年　日本映画
　
　竜騎士採点(５点満点）　★★★☆☆　ヒーローモノの劇場版は異様に盛り上がる。好きな人にはお勧め！
　
　女優度数(５点満点）　★★★★☆　インリンが良い！エロテロリストの面目躍如。ゲキイエロー「ラン」のコスチュームのスカート部分はどのような構造なのだろうか？スパッツ型だと思うが・・・結構チラリズムを感じる。

　

　この話、好きだなぁ・・・
　
　今回紹介する作品は「大林　宣彦」監督作品「転校生　さよなら　あなた」です。
　
　転校生「斉藤　一夫」は、幼馴染「斉藤　一美」とひょんな事から、身体が入れ替わってしまう。戸惑いながら、それぞれの生活を続ける中、一美の身体に異変が起きる・・・
　
　元祖入れ替わりモノ（のリテイク）だが、やはり、この設定は良いね。
　
　男と女が入れ替わるという、判り易い画面のギャップでストーリーはドンドン進んでいく。
　
　他人の気持ちは、その人になって見なければ判らないわけだが、それにより本来の自分が変わって行く。この作品の場合、それは「成長」で、これが作品のテーマとなっている。
　
　自分が変わる時、何かを棄てなければならない。思春期から大人へと変わる時は、子供の自分を棄てなければならない。そんな事を、淡い恋心と家族愛でサラリと見せてくれる。
　
　思春期の少年少女が主人公という所も、作品のテーマを伝えるのに丁度良い設定。
　この手の入れ替わりモノは、ギャグにも、エロにも変化させる事が出来るが、やはりこの設定が基本なのだ。
　
　ロケーションも含めて、日本映画の良い所が詰まっている。小道具（携帯電話等）は今風だが、街の雰囲気や、そこに住む人々は何処か前時代的。ノスタルジーを感じさせつつ、独自の間と余韻を残す画が実に日本的。
　
　主演の２人の演技も良いです。「蓮佛　美沙子」さん（一美役）の男演技は必見です。歩き方とか良いよ！同じく「森田　直幸君」（一夫役）の女演技も素晴らしい。
　
　２人が一つになり、生きていくという事は、どちらかが生き、どちらかは消えるという事。身体が入れ替わり、お互いを理解する中、他人が自分になる時、その時が成長する時なのだ。その時がさよならの時・・・
　
　そして、新しい自分の人生が始まる・・・
　
　「転校生　さよなら　あなた」　２００７年　日本映画
　
　竜騎士採点(５点満点）　★★★★☆　監督からのメッセージからも判るように、未来の子供達にエールを送る作品だ。一美の兄の言葉は、どれも重い。
　女優度数(５点満点）　★★★★☆　主演の「蓮佛　美沙子」ちゃんのキュートな魅力と、男演技のギャップが良い！結構ヤルよこの娘！

　

　最近というか、以前から気になっていた事で、雨後の竹の子の様に出てくる「パチモン」タイトル作品を、今回は取り上げよう。

　余りにも堂々としたそのタイトルと、パッケージに唖然とするばかりだ。何も言われないのだろうか？

　　
　
　　

　　

　↑どーすか？これ？↑

　「ホステル」と「ホスピタル」は、並んでたら絶対間違えて借りるヤツいるぞ！

　「ザ・シューター　極大射程」のパチモンは「シューター」（ザが無い！）無限射程」って、どんだけ届くんだ？

　「エイリアンＶＳプレデター」のパチモンは、ご存知「ヴァンパイアＶＳゾンビ」色使いと構成が同じだよね。

　個人的には、このようなパチモンタイトルは（観る観ないに限らず）大好きであるが、ヤリ過ぎると暴動が起きそうな作品ばかりなので、逆に心配である・・・

　「アメリカンヒロイン　アストロガール　ＳＥＡＳＯＮ−２」
　
　前回に引き続き、ＺＥＮピクチャーズが贈るヒロインアクション「アストロガール」を紹介。
　
　辛くもドスベリオンを破ったアストロガールだったが、傷は癒えず、友人である「茜」に正体をも感づかれてしまう。
　一方、マフィアのボスはドスベリオンが残した宇宙鉱石ミネルバで茜を改造。アストロガールと対決させる。そこへ新たな敵「サンダーナイツ」が現れる。２つの敵と戦うアストロガールに勝利はあるのか！？
　
　前作の続き。展開としてはＺＥＮ節ＺＥＮ開といった感じ。主人公アストロガールが常にイタぶられています。
　メイキング等を観ていると、このイタぶられる演技は結構難しそうだ。それをキッチリこなす女優陣には、拍手を送りたい。
　
　今回のアストロガールはコスチュームが変更になり、露出度が大幅アップ。前作以上にムネが強調され、スカートはより短くなった。嬉しい限りです。
　
　作品にはおまけとしてメイキング映像が収録されているが、今回はアクション編。監督の熱の入った指導と、それを器用にこなしていく役者さんが納められている。
　これを観ると、たかがＶシネとは言い切れない「熱さ」が伝わってくる。
　
　ガブちゃんは、すっかりアクションが板に付いた感じ。もうＺＥＮ専属？
　
　「アメリカンヒロイン　アストロガール　ＳＥＡＳＯＮ−２」　２００８年　日本作品
　
　竜騎士採点(５点満点）　★★★☆☆　安っぽさがまたＺＥＮ作品の魅力なのだ。
　女優度数(５点満点）　★★★★★　コスチュームの露出度がアップした事により、満点を差し上げよう。ガブちゃんの逞しい脚にも注目。

　
　↑凛々しいガブちゃん！

　手軽に見れる続編
　
　今回紹介する作品は、アメコミ原作、超能力４人組の活躍を描く「ファンタスティックフォー　銀河の危機」です。
　
　宇宙から飛来した謎の生命体「シルバーサーファー」が、世界各地で異常気象を引き起こしていた。更に、彼が現れた惑星は８日以内に滅んでいる事が判明。政府から依頼を受け、ファンタスティックフォーがシルバーサーファーに挑む！
　
　ストーリー云々より、このシルバーサーファーというキャラが如何にもアメコミという感じで良い。見た目は、ターミネーター２っぽい液体金属調の人間が、同じく銀色のサーフボードに乗って空を飛び回っている、といった感じ。この発想がアメコミ。結構見た目はカッコイイっす。
　
　立ち向かうのは、前作からのお馴染みのメンバー。ゴム人間「リード」、岩石男「ベン」、ヒューマントーチ「ジョニー」、「透明人間」「スー」の４人。
　中でも、紅一点であるスー（ジェシカ・アルバ）の魅力が爆発！ボディースーツに身を包んで戦う姿も、普段着（眼鏡あり！萌え！）も魅力的。彼女を観るだけの作品と言っても過言ではありません。
　
　他のメンバーも良いキャラが揃っている。今回は、スーの弟であるジョニーにもスポットが当たっている。全身から炎を吹き出し空を飛び、シルバーサーファーと空のチェイスを繰り広げるシーンは、圧巻だ。
　
　作中、ジョニーが他３人の能力を身に付けて戦うシーンがあるが、あれ？って感じ。触れた人間と、能力が入れ替わるんじゃないの？御都合主義だが、気にしない。
　
　気軽に人類が滅亡する大事件が起き、気軽に解決しちゃってる感じがあるが、その辺りもアメコミ調かなぁ・・・と、ストーリー的には面白さは無いが、映像的な楽しさはふんだんにある。暇潰しに観るなら十分満足出来る作品だ。ジェシカ・アルバ好きならＤＶＤ購入決定だ！
　
　「ファンタスティックフォー　銀河の危機」　２００７年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点(５点満点）　★★★☆☆　構成的に観るべき所は無い。映像的にはＣＧバリバリで迫力はある。
　
　女優度数(５点満点）　★★★★☆　「ジェシカ・アルバ」萌え〜！彼女だけを観る作品ですよ〜！