炎の友情とはよく言ったもので・・・
今回紹介する作品は
「ロッキー4 炎の友情」です。
以前に続き
「ロッキー・ザ・ファイナル」公開記念としてお送りする今回のレビュー。
ロシアの「イワン・ドラゴ」
(ドルフ・ラングレン)と戦い、親友である「アポロ」がリングで死んだ。ロッキーは弔い戦としてロシアの大地でドラゴと戦う決意をする。
ボクサーとしての栄光と挫折を描いてきたシリーズも、このお話で
一段落。そう思わせる内容である。(実際は続きますが・・・)
チャンピオンとして安定しているロッキーにロシアからの刺客が現れるわけだが、これは当時の世界事情を映しているのかもしれない。それは、最後のロッキーのセリフ
「人は誰でも変われる」に集約されている。
スポーツを通じ世界平和を唱えるとは、
猪木並の行動だよ!
しかし、どうも、ラングレン演じる「ドラゴ」が悪役に見えない。最後リングでロッキーと戦う中で、彼はスポーツマンシップに目覚めるわけだが、彼は最初から自分の為だけに戦ってきた印象がある。
最終ラウンド彼は、国家の為ではなく自分の為に戦う!と雄叫びをあげるが、「え?最初からそうだったでしょ?」みたいな感想が出てくる。これは、ラングレンの
カッコ良過ぎるルックスが原因だろうなぁ・・・
炎の友情は、ロッキーのアポロとドラゴに対する物で、それはそのまま「アメリカ」と「ロシア」(当時ソ連)の友情にかかっている。わかり易すぎる・・・でも、これが重要な所。
単純明快!これは映画の基本でもありますね。
「ロッキー4 炎の友情」 1985年 アメリカ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ 昔の硬派漫画を思わせる内容。漢の友情ってこんな感じだよ。
女優度数(5点満点)
★★★★☆ ドラゴの奥さん役で
「ブリジット・ニールセン」(当時スタローンの奥さんだったか?)が出演。良いねぇ、クールビューティー。対照的なエイドリアンも映えるわけです。

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