竜騎士の映画魂

　ハイスピードぶっとびバイク！
　
　今回紹介する作品は、ハイスピードバイクアクション「トルク」です。
　
　凄腕ライダー「フォード」は、麻薬売買の容疑を掛けられ暫く姿を眩ませていたが、ほとぼりが冷め、町へ戻ってきた。しかし、そこで暴走族「ヘリオンズ」のリーダー「ヘンリー」に殺しと麻薬売買の容疑を着せられ、族とＦＢＩから終われる身に。無実を証明する為、フォードは仲間と共に疾走する。
　
　ストーリーとしては、特に観るべき所は無い。しかし、ある意味主役である「バイク」アクションは必見。
　画面的には「ワイルドスピード」を意識してもらえれば良いが、バイクだけに疾走感は相当な物。ただ、かなり「はっちゃけた」アクション（バイクのまま列車に飛び乗ったり、そのまま車内を走ったり）なのはご愛嬌。
　
　バイカーの一般的なイメージ（暴走族ってのが如何にもなヤツ等ばかり）がテンコ盛りで、個人的には結構引いて観ていたが、カッコイイ事は認めます。
　
　後半「Ｙ２Ｋ」なるモンスターバイクが登場します。これは、ヘリコプター用のターボエンジンを搭載し、理論上は最高時速４００キロが可能という、まさにモンスターバイク。これが街中を疾走するラストは、バカバカしいけど、楽しいシーンである。
　
　Ｙ２Ｋの疾走は、当然ＣＧで処理されているが、オープニングでのハイウェイ疾走等、生バイクの走りは独自の楽しさが伝わってくる。
　
　キャラクター的には敵の恋人（？）のピアス姉ちゃんが良い感じ。ブラックレザースーツにバリバリタトゥー、鼻やら唇やらピアスだらけで、見事な「ビッチ」ぶり。でもそこが痺れる、憧れるぅ〜！！！　
　
　まぁ、暇な時にボケ〜っと観る分には損は無い作品である。
　
　「トルク」　２００４年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★★☆☆　画面はカッコイイ！バイクが好きならばどうぞ！
　
　女優度数（５点満点）　★★★★☆　真のヒロインはパツキン美人の「シェイン」（モーネイ・マザー）だが、やはり敵のヒロインが好き！