ボンジョルノ!フランス仕込みの空中戦!
今回紹介する作品は、フランス空軍全面協力のエアフォースモノ
「ナイト・オブ・ザ・スカイ」です。
航空ショーでお披露目した最新戦闘機が突如消えた。その捜索に、ベテランパイロット「マルチェリ」とその相棒「セブ」が当たった。すぐに発見したが、反撃を受けそうになった為、やむなく撃墜。しかし、軍はその事実を隠蔽。マルチェリは、見方殺しの容疑を掛けられ退役させられてしまう。
真実を探ろうとする2人に、軍事兵器売買に絡む陰謀が迫る!
タイトルを直訳すると
「空の騎士」恐らく原題は違うのだろうが、配給がアメリカの会社なのでこんなタイトルになったのか?
さて、エアフォースモノといえば、大ヒット作
「トップガン」が真っ先に思い浮かぶが、それに比べるとかなり軽いイメージを受けます。この「軽さ」は、ストーリー云々というより、画面の軽さだ。フランス語の印象から、優雅で軽やかな印象を感じるからだろうか?
とにかく、戦闘機の動きが軽やか。戦闘機には詳しくないが、これは、主役戦闘機(ミラージュ)の性能によるものなのだろうか?
ストーリーのテーマは、テロを意識したものだが、前述の軽さと、登場人物の軽さで、それほど深刻なものではない。
そのキャラクターだが、キャラ同士が(かつての仲間とかで)知り合いのようで、意味深な登場の仕方の割りに、驚きが無い。色々過去があるようだが、その辺が語られておらず、
薄っぺらい印象だ。
更に、主人公「マルチェリ」は余りにも
華が無い。ただ、パイロットの女性キャラ(2人)はキレイだし、見所もある。「へチェット」というキャラの
悩殺ダンスシーンは見ものです!
戦闘機は、殆どが訓練飛行のシーンで、激しい戦闘シーンは無い。冒頭の戦闘シーン(ミサイルで狙われ、チャフ{っていうんだっけ?
囮の熱源}をばら撒くシーン)が迫力があり、一番の見所だ。
後は、ミサイルを撃つような遠距離での戦闘は無く、バルカンでの接近戦。実際の戦闘ではどうなのだろうか?
コクピット視点が多く、臨場感はある。それを観るとゲーム(プレイした事は無いが、
エースコンバットっぽい)画面のようなディスプレイが出るのだが、今は、こんな感じなのだろうか?興味深い。
と、全体的に軽さが気になる作品だが、総じて面白いと思う。もう少し主役に華があれば、更に満足なのだが・・・
竜騎士採点(5点満点)
★★★★☆ ボーっと観ていると話が見えなくなるが、満足度はある。
女優度数(5満点)
★★★★☆ パイロットの2人が良い!前述の悩殺ダンスだけでも観る価値あり!

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