さて今回は
「メジャーリーグ」を紹介します。
タイトルズバリ!のスポーツ物で、ストーリーも実に判りやすいコメディー作品です。
万年Bグループの球団「クリーブランド インディアンス」この度オーナー急死により、その未亡人がオーナーとなりました。しかし、新オーナーは本拠地であるクリーブランドが大嫌い。そこで、本拠地をマイアミに移すべく策を練ります。すなわち、ダメ選手でチームを造り、観客動員を減らそうとするのです。
集まった選手は、球は速いがコントロールの無いピッチャー、ストレートに強いが変化球は全く打てないバッター、足だけはメチャクチャ速い選手等癖のある選手ばかり。
しかし、開幕当初こそオーナーの思惑通り最下位をひた走っていたチームも、オーナーの狙いを知り一致団結。あれよあれよとワールドシリーズ進出を決めてしまうのです。相手は宿敵「ニューヨーク ヤンキース」果たしてその結末は?
この作品を観て感じる事は、バラバラな個々の癖も大きな輪(チーム)の内で団結すれば、素晴らしいまとまりを持った力になる、という事です。これはそのまま現実社会にも当てはまるわけで、良い教訓になるのではないでしょうか?まぁ、映画ですのでいささか都合の良い展開ではありますが・・・
さて、スポーツ物は、落ちぶれた者が努力して勝利を掴む、というジャンプ的要素を前面に出したサクセスストーリーが多く、シリアスな内容の物もありますが、この作品は基本的にコメディーである為全体のノリは軽め。
しかし、主人公「ジェイク・テイラー」の恋物語を軸に、各キャラの絡みもしっかり描かれていて、軽い中でのホロリとさせるエピソードが、作品にメリハリを付けています。
何よりも、作品を観た後は野球が好きになります。最近国内の野球は関心が薄れつつあるようですが、この作品を観れば、野球の素晴らしさを再確認できるのではないでしょうか?(といっても、私個人としては特別野球が好きなわけではありませんが・・・)
コメディーの良い所は、より万人向けである、という事でしょう。敷居が低いという事で、より多くの人に作品の趣旨をアピール出来ます。ですのでみなさん、是非ご覧になって下さい。
それにしても、「トム・ベレンジャー」に「チャーリー・シーン」、「ウェズリー・スナイプス」って、今考えるとキャスト豪華過ぎでは?
「メジャーリーグ」 1989年 アメリカ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★★☆ 最後の対決シーン「ジェイク」対「押さえのピッチャー」(名前忘れた)は鳥肌モノ!私が観たスポーツ物の中ではダントツの一押しです!
女優度数(5点満点)
★★☆☆☆ 「ジェイク」の恋人「リン」役のレネ・ルッソは、垢抜けない感じ。個人的にはオーナー役の女優の方が好みだ。

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