「エイドリア〜ン!!!」
今回紹介する作品は、肉体派
「シルヴェスタ・スタローン」の出世作「ロッキー」です。
しがない4回戦ボクサーの「ロッキー・バルボア」(スタローン)は、ヤクザのパシリで日銭を稼ぐ有様。しかし、彼に思わぬ転機が訪れる。それは、現ヘビー級王者「アポロ」との対戦だった。
自分を変える為に、彼はトレーニングを開始する。そして、運命のゴング!彼の人生は輝くのか?
最新作
「ロッキー・ザ・ファイナル」が公開される、という事で、原点を改めて観てみたのだが、思った程の感動は無かった。
確かに
「トップガン」と並び、映画史に残るであろうBGMは心揺さ振られはするが、ストーリー自体は、それ程でもない。公開時に観ていれば、大感動したのだろうが・・・
そのBGMで展開される特訓シーンも、今観ると取立て感動するモノではない。有名な階段を上がったシーンも、マヌケに見える・・・(嫌な大人だねぇ・・・)
キャラクターとしてのロッキーは、良い感じだ。ヤクザな仕事をしているが、根は心優しい。恋人「エイドリアン」との接点であるペットショップ、トレーナーとなる「ミッキー」との確執のシーン等、基本であるが、キャラ性を出すには十分な演出だ。スタローンのどこか
「ボケ〜」っとした雰囲気も不器用なキャラを後押ししている。
その他、サブキャラクターもみんな良いヤツだ。
それが、この作品の隠れたスパイスではなかろうか?みんな基本的に良いヤツ。それがたまに見せる優しさに、みんな心温まる・・・ってこれ
「ツンデレ」?
そういえば、エイドリアンも良く考えれば「ツンデレ」キャラでは?新たな発見(笑)
作品の本質よりも、音楽や、ラストの
「エイドリア〜ン!」が記憶に残っているが、それはそれで問題ないだろう・・・
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ 音楽も併せての点数。試合シーンは殆ど無い為、ボクシング映画というより、ヒューマンドラマであろう。
女優度数(5点満点)
★★☆☆☆ 「ツンデレ」とはいえ「エイドリアン」だけなので・・・

0