2006/4/1


 ヒミコ誕生日おめでとー
 とぎりぎりで言ってみる。何も出来なかったよお(T.T)
 せめてもの気持ちに「HI・MI・KO」でも歌ってみるか(やめとけ)
 色々なサイト様が祝われているので幸せです。やっぱりオンリー過ぎたから余裕あるのかトラ誕より盛況ですね。
 あ、そうそう具合悪いとか書いといてオンリーは無理やり行きました(今頃日記に書くことか・・・)
 まあ今日はそれはおいといて(なぜならもうすぐ2日になってしまうから)ホントにせめてもの気持ちですが、高校のときに書いた話の続きを載せてみます。

 おばばからの手紙を読んだ聖龍妃は顔色を変えた。
 玉座から立ち上がると、よろけるようにまた座りなおし顔に手をあて、衝撃から立ち直ろうとしているのようにその瞼を固く閉じた。
「どうなさいましたか、聖龍妃様」
 見かねてお付きの者が聞くと、聖龍妃は青ざめた顔を上げた。
「直ちに武宝と陵候、それから文官武官の主だった者たちを呼びなさい。女官達は部屋を出て行くように。これから評定を行います」
 

 聖龍妃からの突然の呼び出しに、武宝は急いで広間へと向かった。
 到着したとき、既に全ての者が揃って武宝が入って来るのを待っていた。
「遅かったですな、武宝殿」
 陵候の皮肉っぽい言葉を無視して武宝は自分の場所へとついた。
 聖龍妃は目を閉じている。
 その場を重い静寂が流れた。誰もが只ならぬ事がおきたのであろうと感じ取り緊張を漲らせていた。
 やがて聖龍妃は目を見開いた。
「先刻、妖部おばばからの書状が届きました」
 侍従たちを白く長い手で差し招くと、おばばからの手紙を台の上に広げさせた。
「これに・・・魔界の王、再び神部界を攻めんとすとあります」
 声にならぬ声が一同から発せられ、驚愕のざわめきがその場を満たした。
 その中を、書状を読み上げる侍従官の声が淡々と響く。
「魔界の王、再び神部界を攻めんとす。まずその先兵を送りて魔神山を制し、魔神を掌握せんとすなり。魔界の王その出自は不明なれど、先兵の呼ぶところの名ドアクダーと申せり。魔神鍛冶の長トンカラリンその孫トナリをしてモンジャ村に救援を求ましむ。我等微力にしてなす術なく、剣部シバラク、渡部クラマ両人に助けを請うべく使いを送れども、その行方不明にしてむなしく帰る・・・・」
「お待ちくだされ」
 陵候がなおも読み上げようとする侍従の声をさえぎった。
「これは何かの間違いではございませぬか。先の戦いでドアクダーは死に、魔界の者は滅びたはず。このような事など!」
 聖龍妃は静かな、だがきっぱりとした声で言った。
「魔界の王が死んでも魔界が滅ぶことはなく、また魔界の者が滅ぶこともないのです。元は善なる光なる性質の者であっても魔界で生まれば、または魔界パワーを受ければ即ち魔界の者になることは先の戦いで分かったはずのことです」
「は・・・おっしゃる通りではございますが、ドアクダーは確かに救世主殿の手で倒されたはずではございませんか」


 ここら辺は以下略とします。続き読んでも退屈なだけです。断言できます。
 おばばからの手紙の内容が、エセ古文・・・
 きっと古文の授業に苦しめられていたんだねって感じです。



 黒い雲が太陽の面にかかり、聖龍殿の庭を暗く翳らせた。
 不吉なものを感じて翔龍子は立ち止まり、空を見上げた。
 淀んだように灰色の雲が渦巻いている空は不気味な雰囲気をかもし出している。常にはない神部界の空模様であった。
「トラちゃーん!早く行くのだ”」
 少し離れたところからヒミコが手を振った。
「今行く」
 そう叫ぶと翔龍子は小走りにかけてヒミコに追いついた。
「トラちゃんちの庭は広いねえー。あちし気に入っちゃったよ!」
 お日様よりも明るい笑顔でヒミコが言うと、翔龍子もつられて笑顔になった。
「うわー!またトリさんなのだ!」
 二人の目の前を孔雀がつんと澄ましかえった様子で横切っていった。
「ヒミコ、あれは孔雀と言うのだ」
「くやく?」
「そうではない。く・じゃ・くだ」
 ヒミコはちょっとふくれた。
「あちし、あのトリさんあんまり好きじゃないよ。さっきのトリさんのほうがいいのだ」
 孔雀より鶏の方が好きというのも珍しいだろう。ヒミコの感覚は常人とは少し違っているようだった。
「ヒミコはどんな動物が好きだ?」
「あちし?うーんとね・・・トリさんに、ブタさんに、ウシさんに・・・えっとね・・・」
 ヒミコは真剣に指を折って数え始めた。その愛らしい様子を、翔龍子はこの上なく大切なものを慈しむ表情で見つめた。
「・・・とにかく、いっぱい好きなのだ!」
 数え終わったヒミコはあどけない笑顔で翔龍子を見上げた。
「はは、家畜ばっかりだな」
「カチクってなんだ?」
「家畜と言うのはだな・・・」
 言いかけて翔龍子はこれと同じようなことが前にも確かにあったと思った。
 思い出せない。けれども、とても大切なことだという気がした。



 ここで終わってます。この話をどう続けるつもりだったんだろう私・・・
 きっと何も考えていなかったに違いない。
 しかし本当に心の底からトラヒミ好きだったんだなー
 当時トラヒミ好きなことを自分ではあまり認識はしてなかったのに。
 タイプ打ちながら、ヒミコが指折って数える姿は可愛いだろうなーと思いました。ヒミコの指はきっとぷくぷくしてて柔らかいんだよ。手にはきっと笑窪みたいなのがあるんだよ。
 なんて書くと真性の変態みたいだ。
 こんな妄想するのはヒミコに対してだけなので、まあいいか(よくはないだろ)
 
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2006/1/3

時の記憶オリジナル2・3  時間の記憶オリジナル2

何にも考えずタイピングするだけってのは楽なもんですね。
私こんなにタイプ早かったんだーとちょっと感動。いつもは考え考えですから。
というわけでオリジナル第3弾。

辺りは舞い上がる羽毛と、けたたましく鳴きながら駆け回る鶏でいっぱいだった。その喧騒の中を、男たちが鶏を捕まえようと必死になっている。
 一歩鶏舎に踏み込んだとたん翔龍子は、埃と羽毛を吸って咳き込んだ。
「・・・ヒミ・・コ・・・・は?」
「は・・・」
 侍従官が答えようとしたとき、ひときわ高く鶏達が鳴き出した。
「・・・・・・・?」
「キャハハハハ!トリさんがいっぱいなのだー!!」
 鶏達が駆け回っている、騒ぎの中心にトラブルの源はいた。
「ヒミコ!!」
 降りかかる羽毛を気にしながら、翔龍子は一歩踏み出して叫んだ。
「あっ!!トラちゃん、トラちゃーん!!」
 丁度一羽の鶏の尾を捕まえようとしていたヒミコは、翔龍子に駆け寄ると首にしがみついた。
「キャハハ、トラちゃん久しぶりだねえー」
「よく来たな、ヒミコ!」
 ヒミコにつられて翔龍子も笑顔になった。
「でも、鶏をいじめるのはよくないぞ」
「うん、あちしトリさんたちと遊んでいたんだよ」
 悪びれることがない無邪気な答えである。翔龍子は少し苦笑した。
「ヒミコは動物が好きなのだな」
「だいすき、だいすき!!なのだ」
 二人が話している間に、いつの何か鶏達は小屋に戻されていた。
「翔龍子様、ほかの場所にお移りを」
 明らかに”助かった”という顔をして侍従官が申し出た。
「うむ、そうだな」
「うー、トリさんがいなくなっちゃったのだ」
 ヒミコがむくれて周りを見回した。
「聖龍殿には他にもいろんな動物や鳥がいる。見に行こう」
「行くのだ!!」
 ヒミコは大きな目を輝かせた。それからふと気付いて
「あ、そうだ。あちし、おばばからトラちゃんに手紙を預かってきたんだよ」
 白い書簡を腰の袋から取り出して差出した。翔龍子は受け取りながら首をかしげた。
「余に?母上への手紙ではないのか?」
 ヒミコは考え込むような格好をして
「うーん・・・・忘れちゃったのだ」
と笑った。
 翔龍子は侍従官に書簡を渡した。
「これを、母上にお取次ぎするように」
「は・・・?よろしいのですか?」
「構わぬ。もんじゃ村の長老殿の手紙ならば重要なことのはずだ。まず母上に目を通して頂くべきだろう」
「は!しかと!」
 侍従官が一礼して下がっていくのを見届けると、翔龍子はヒミコに笑いかけた。
「さあ、ヒミコ。一緒に見に行こう」
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2005/12/27

時の記憶オリジナル2・2  時間の記憶オリジナル2

もうこんなの日記じゃないよ日記じゃない・・・(はじめからそうだろ!)
またもや間をかなり空けてしまいました、うわわ。
あーでも更新の準備はしてますしてますよ。
クルクラッスの神像の続きを一話だけアップしようかどうか迷い中。あんまり、後々の展開には影響ないし、アップしてもいいかなあ〜どうしようかな・・・休みに入ってから考えようそうしよう。



翔龍子様」
黙り込んでしまった翔龍子に緞武宝は言う。義務感を、振り絞って。
「それは、違いますぞ。翔龍子様はこの創界山の皇子。いわば、この山の全てに対して責任を負っていらっしゃる御身ではありませんか」
(違う・・・)
言いながらも緞武宝は微妙な違和感を感じていた。
「御自分の責任を忘れていらっしゃるなど、そのようなことはございません」
(何故、翔龍子様は虎王様の記憶を失わなければならなかったのか。何故、虎王様は翔龍子様の影として消え去らなければならなかったのか)
「ましてや、これはお母上、聖龍妃さまの思し召しでございます」
緞武宝は、自分の答えが答えになっていないことが分かっていた。だが、それでも何かを言わなければならない、何かを。
「そうだな、母上の御意思だな」
「そうです」
強引に決め付ける武宝。だが、彼の心の中では押さえつけていた疑問が大きく膨らんできていた。
武宝は翔龍子を改めてつくづくと眺めた。品よく整った顔をやや俯き加減にしている翔龍子を、武宝は消えてしまいそうだと思った。
生涯の大部分を本来の姿でない魔界の者として過ごし、今またその間の記憶を抹消されてしまった翔龍子は、その存在そのものが不確かなのかもしれない。
二人の間にやや気まずい沈黙が流れた。
そこへ慌しく侍従官たちが駆け込んできた。
「翔龍子様、失礼いたします!」
なにやらかなり慌てた様子である。
「どうしたのだ、騒々しい!」
侍従官をしかりつけながらも、武宝は内心ほっとしていた。
「何事か?」
翔龍子が凛とした声で問う。
「は!」
侍従官は翔龍子の足元に平伏した。
「忍部の頭領殿が翔龍子様にお会いしたいと参じておられます」
翔龍子はパッと目を輝かせた。
「すぐ行く」
謁見の間に向かおうとする翔龍子の背に、侍従官は慌て呼びかけた。
「いえ、そちらではございませぬ」
翔龍子は足を止めて振り返った。
「謁見の間ではないのか?では、どこに?」
「は・・・鶏舎・・・で、ございます」
「鶏舎?」
翔龍子は怪訝そうな顔をした。
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2005/11/29

せっかくだから  時間の記憶オリジナル2

机の中のノートを見てたら、むかーし書いたのが出てきたので載せてみます。

「それは、なりませぬぞ!」
緞武宝は大声を上げた。
「下界に行かれるなど、もってのほかでございます!」
そうだ、まったくとんでもない。
緞武宝は翔龍子が虎王であった頃、下界に遊びに行ったり、いたずらばかりするのに悩まされていた。だが、まさか翔龍子がこのようなことを言い出すとは・・・
武宝はそのいかつい顔をしかめた。
「どうしてもだめか、武宝」
「・・・・・・」
武宝はただ、苦い顔をしている。
「・・・そうであろうな。すまない武宝、無理を言って。駄目ならよいのだ」
翔龍子は顔を伏せた。
「翔龍子様、いったいどうなさったのですか。なぜ下界になど」
今度は声を穏やかにして武宝は聞いた。先刻は大声を出してしまったが、翔龍子がただ遊んだりするために下界に行きたいなどと言い出すはずがない。
「いや、よいのだ武宝。時間を、取らせた」
そう言って踵を返す翔龍子の前に緞武宝は回りこんだ。
「翔龍子様、この緞武宝、そんなに信用が置けませぬか?」
真剣に問われて翔龍子は困ったような顔で武宝を見つめた。
(穏やかな目だ)
武宝は思った。
翔龍子の瞳はいつも穏やかなその底に溢れるばかりの感情を湛えているように見える。
深い、深い青。
緞武宝は、もう決してこの世には存在を許されていない少年の、凛とした、哀しみと決意を込めた眼差しをその中に見たような気がした。
(気のせいだ)
慌てて打ち消す。
(そうだ、気のせいだ。翔龍子様はそのことを覚えてはおられない・・・・思い出しては、ならないのだ)
「武宝・・・」
翔龍子はためらいつつ言う。
「武宝は、この創界山がドアクダーに支配されていたときのことを覚えているはずだな」
「・・・・・・!」
「余は・・・余だけが、自分のものである責任を全て忘れて、魔界の影響下にあって行ったことを全て忘れて生きていくのは、正しいことだろうか?」
「翔龍子様、まさかそれで下界に行って思い出そうというのですか?」
「・・・・・・」
翔龍子は答えない
何故、突然下界に行きたくなったのか。それは翔龍子自身にも分からなかった。
何故、武宝にこんなことを言ってしまったのか、それも分からなかった。
ただ、下界に行けば。―――ゲカイニイケバ
翔龍子の中の何かが、強く訴えていた。



まだまだ続くけどまた今度。
この翔龍子、星の涙に出てくる翔龍子と通じるものがあるなあ。多分1990年の秋ごろに書いたものじゃないかと思います。完結してない。長くなりそうなのであきらめたみたい。
にしても文章の書き方あまり変わってないですね私(進歩がないともいう)。10年以上たってるのに・・・
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