2007/7/30

中華ワタル3  中華ワタル

暑くなってきましたねーまあ、もう8月だから当たり前か。
夏本番を前にビリーズ・ブート・キャンプが気になっています。ハイテンションで楽しそう!
 でも私がやっても、きっとすぐにくじけてしまうに違いないな……

 刀はむき出しのままだったので、鞘がないかとあちこち探しましたが、見当たりません。
 仕方なくそのまま持って家に帰る途中、由美ちゃんを家に送ってく俊&その取り巻きと遭遇しました。俊は目ざとくワタルの持っている刀に気が付き、せせら笑います。
「あれ〜ワタルも刀を手に入れたんだ。まあ、貧乏なワタルにはそのぼろっちい刀がお似合いだよな〜あっはは!」
 ワタルは悔しかったのですが、確かにぼろ刀なので言い返すことも出来ません。急に持っていることが恥ずかしくなって、家に帰ったら部屋の片隅に放ってしまい、そのまま忘れてしまいました。
 
 その2、3日後……
 ワタルが水を汲んで運んでいると、由美ちゃんの悲鳴が聞こえてきました。
「やだー!こないでー!」
「あれー?拙者道を聞こうとしてるだけなのに、逃げないでー」
「由美ちゃん!!」
 ワタルが駆けつけると、髪の毛をぼうぼうと伸ばした恐ろしい風体の男が由美ちゃんに絡んでいるところでした。ワタルの横で、他の村人達がこそこそ言い合ってます。
「あれ、創界帝国のならず兵だよ。こわいこわい、最近はこの国にまで入り込んで乱暴を働くようになって」
「ほんとにねえ、この村はくにざかいだから、これからこんな輩がどんどん増えていくだろうね。ああ、まったくどうなることやら」
 ワタルはかっとなって家へ駆けて行き、数日前に拾った刀を掴んで取って返しました。ならず者はまだ由美ちゃんに絡んでいます。
「やだっ!カバッ!!あっちいってー!」
「ひどいでござる!せ、拙者河馬ではないでござるよーー!」
「やめろー!」
 ワタルは刀を構えると、せいいっぱい大きな声を張り上げました。
「ワタルくん!!」
 由美ちゃんがワタルのところに駆け寄り、背後に隠れました。
「この村から出て行け!乱暴を働くと、許さないぞ!」
「ご、誤解でござるよ〜拙者はただ……ん?」
 そこで、男はワタルの持っている刀に目を留めました。男の顔色が、変わりました。
「ほほう、おぬし刀の遣い手か?よーし、拙者がお主の腕前を見てやろう」
 ワタルは由美ちゃんを助けようと、精一杯虚勢を張って男を睨みつけていましたが、実は怖くてたまりませんでした。男が刀を抜くと震え上がりましたが、今更逃げるわけにもいきません。
「かかってこんか?ならば、拙者からいくぞ〜!!」
 二つの刀が打ち合わさります。防ぐだけでいっぱいいっぱいのワタルでしたが、男は余裕たっぷりで遊んでいるかのようです。
「ほれほれ、どうした?良いのは威勢だけか?それではそのオナゴを守れんぞ。おぬしを倒したら、拙者そのオナゴに身の回りの世話をさせようかな〜別嬪さんで気に入ったしなあ」
「や、やめろ……」
「それから村人を皆殺しにして、食料を全部奪っていくでござるよ〜」
 男の言葉にワタルは全身の血が逆流するように感じました。そんなことはさせない、させるものか!!
「やめろーーーー!!!」
 ワタルの迫力に圧倒されたかのように、男が一歩下がります。そこへワタルが全力で斬りかかります。
 男の手から刀が弾き飛ばされ、地面に突き刺さりました。
「この村から出て行け!!」
 男の首に刀を突きつけたまま、ワタルは叫びました。周りにいる村の者達が、皆あっけに取られたような顔をしているのにもワタルは気が付きませんでした。ついさっきまで、普通の村の少年だったワタルだというのに、急になんという変りようでしょう。その凛々しさ、強さ、勇敢さはまさしく戦士に見えました。
 男はワタルの手元をしばらくの間見ていたかと思うと、急にがばっと地面に伏しました。
「あいや、しばらく、しばらく!」
「出てけって言ってるだろ!」
「お主の力量を試すために無礼つかまつった。しかし拙者決して狼藉を働くためにこの村にやってきたのではござらぬ!それと言うのも創界帝国を救う救世主を探すためっ。そして、お主こそ、その救世主に間違いござらぬ!」
「なっ、何言ってんだよ!」
「お主の持つ神剣龍神丸こそ、救世主の証!」
「神剣!?このぼろっちい剣がそんな訳……」
 そこでワタルは言葉をとぎらせました。
手の中の刀はもはや、ぼろ刀ではありませんでした。たった今刀工の手で研ぎ上げたばかりのように輝きを放ち、刃紋も美しく、いかにもよく切れそうに見えます。柄は黄金作りで、目もくらむような大きな緑の宝玉が一つ嵌め込まれています。
「そんな、この刀は……だってさっきまであんなに汚かったのに」
「お主の勇気に反応したのだ。それこそ、お主がこの神剣龍神丸の真の持ち主である証!」
「龍…神……丸……」
 ワタルはつぶやきました。その名前をよく知っている、何度も呼んだことがあるという感覚が、懐かしい気持ちと共に沸き起こってきます。ワタルは戸惑いました。
ふいに男と視線が合いました。男の目は真剣で、そして澄んでいました。確かに見た目は恐ろしいけれど、賤しい心根の持ち主がこんな澄んだ目をしている訳がないと、ワタルは思い、刀を下ろしました。
 男はそれを見て破顔しました。いかついながらも、笑うと何とも言えない親しみを感じさせる顔でした。
「まだ名乗ってなかったでござるな。拙者、創界帝国は宮本村の、剣部シバラクでござる」
「……僕は、戦部ワタル」


分かりきった感じの展開ですね。ちょっと退屈な感じになってしまったかなあ。まあ、この辺りは前置きですので。それにしちゃ長すぎだ。
それより、中華と言う設定なのに苗字そのままってどうなのよ。という気もしますが、まあ、なんちゃって中華風ですので!
ところで、シバラク先生やクラマってどこの階層の出身なんでしょうね。村の名前は分かっても、階層は確かどこにも出てこなかった気がするんですよね。シバラク先生はやっぱ第一階層かなあ
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2007/7/29

こんな議員は嫌だ!!  日常

選挙に当選した!!……と言う夢を見ました。
他にも立候補していた仲間が何人かいたんだけど、何故か一番ヘタレな私が当選。
「ごめん、ごめんね、私だけ!」
「ううん、頑張ってね」
なんて青春ドラマみたいなさわやかなやり取りを交わした後に、それぞれ電車でばらばらの場所に出発。私は新幹線に乗って目的地のどこだか分からない部屋に到着したんだけど、一体議員って何をやればいいんだろうーよく分からないよーどうしようどうしよーと、かなりリアルに焦りまくっているところで目が覚めました。

目が覚めてから、期日前投票に行ったせいだと気付きましたが、なんでこんな馬鹿すぎる夢w
だったらなんでそもそも立候補したんだYO!!とか、いろいろ後で自分突込みを入れてしまいました。
そんな人には議員にはなって欲しくないものですね。

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2007/7/18

少し頑張ってみようかな  中華ワタル

トップページの更新日に2006年と入れるべきですね、もう。
1年経ってしまったか・・・・・・
その間、ほとんど何も書いてないので、再起動できるかきわめて不安な状態ですので、ただいまリハビリ中です。
というわけで、絶対覚えている人いない気がしますが、中華版ワタルの続きを唐突に書いてみました。
カテゴリの“中華ワタル”に一回目が載ってるので興味がある方はどうぞ。

 さて、現生国在住のごくごく普通の少年ワタル(13歳)は、平和な日々を送っていましたが、しかし、貧乏でした。
 いえ、特に食べるに困ることもない農家の息子なので、貧乏と言うほどでもないでしょう。けれども、村一番の別嬪さんの由美ちゃんを挟んで恋敵の俊が地主の息子で嫌味な金持ちで、事あるごとに財力の差をひけらかすので、いつも悔しい思いをしているのでした。
 その日もそうでした。仲良く川辺を散歩していた二人の前に、取り巻きを連れた俊が現れました。
「由美ちゃん、こんな貧乏くさいやつとじゃなくて、僕と一緒に行こう。ほら、見てよ、父上が創界帝国から刀を取り寄せてくれたんだぜ!ピカピカしててきれいだろ」
 どちらかと言えばワタルに好意を寄せている由美でしたが、まだ子供なので浮ついたところが多少あり、俊の刀に目を輝かせました。
「わあーきれい!」
「だろ?他にも僕の屋敷に来れば色々きれいなものが見れるんだぜ」
 ワタルは悔しくなり
「ふ、ふーん!!戦いもないのに刀を持っていてどうするんだよ!?」
「知らないのか、ワタル?創界帝国はこの頃勢力を拡大してて、戦が起こるかもしれないんだ!立身出世のチャンスなんだよ!」
「え……」
「まあ、ワタルなんかには立身出世は無理だろうけどな!行こう、由美ちゃん」
そう言うと、嫌味に笑いながら、俊は由美ちゃんを連れて去っていきました。うーん、スネオのようだ。由美ちゃんはワタルのことを気にかけるように振り向きますが、俊とその取り巻きに強引に急き立てられて行ってしまいます。


なんとも牧歌的でド○えもんのようなオープニングですね。そしてワタルが家に帰ると未来から来たネコ型ロボットが……
んなわきゃないって


「くそっ!!くそっ!!」
 ワタルは小石を何度も池に向かって投げ入れました。静まり返った木立の中で、水のはねる音とワタルの声だけが響きます。
 もう一つ小石を投げようと拾い上げたとき、突然ワタルは手を止めました。
――ワタル!!
 その声は直接ワタルの頭の中に響いてきました。
「だっ、誰!?」
 きょろきょろ辺りを見回しますが、誰もいません。
「……気のせいか」
 なんとなく勢いをそがれて草の上に腰を下ろしたワタルの頭に再び、声が響きました。
――ワタル!ワタル!私はここだ!
「……!!!」
 ワタルは立ち上がりました。
 気のせいではありません。暖かく、昔から知っていたかのように、どこか懐かしい声でした。
 ふと見ると草むらのある一点がぼんやりと光を放っています。
 ワタルはゆっくりと近づきました。わくわくするような、それでいて少しばかり怖いような気分がワタルを満たしていました。
――いま、今、ここから全てが再び始まるんだ……!!
 ワタルはそこで我に返りました。
「再びはじまる?なにを考えてるんだ、僕?」
 急に何だかばかばかしくなったワタルは、勢いよく草むらを掻き分け、そしてがっかりした声をあげました。
「なーんだ、ぼろっちいや!」
 ワタルの目の前に現れたのは、一振りの刀でした。もう大分長いことこの場所に放置されていたらしく、刃はさび付いています。
「きったないなあー」
 しかし汚れに覆われた柄の部分に、宝玉が鈍く光っているのにワタルは気が付きませんでした。
「でも、まあ、ないよりましか……」
 そういって乗り気のしない様子で刀を掴んだワタルは、はっとしました。
 途端に、見たこともない光景が目の前に広がったのです。
 広い広い平原を、どこまでも軍旗が埋め尽くしています。そして沢山の兵士達が、こちらを向いて歓声を上げています。
 ワタルは馬上から手を挙げてそれに応えていました。自信に満ち、慣れた様子で。そして横を向き、同じように兵士達に応えていた隣の人物の手を、しっかりと握りました……


 そこで急に不思議な光景は掻き消えました。
 ワタルは呆然と刀を握り締めたまま立っていました。いつの間にか日が西に傾いて、木立を赤く照らし出していました。
「あれっ……?」
 涙が頬を伝っているのに気が付いて、ワタルは戸惑いながら慌てて拭いました。
 手の中の刀を見ると、夕陽のなせる業でしょうか?先ほどより少しだけ、綺麗になったように思えました。
――これは、僕の刀だ。
 ふいに、胸の奥底から熱いものがこみ上げてきて、ワタルは一層強く刀を握り締めました。


なんだかしんみりしてしまいましたね。そしていきなり長すぎだ……
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