夏の甲子園大会。
また茨城は、一回戦敗退。残念な限りです。
木内・橋本時代の茨城県はどこへ行ってしまったのでしょう。
勝手に書かせてもらいます。
今の、茨城県高校野球は、木内さんが取手二高で優勝したときの以前に戻ってしまった・・・という感じでしょう。
甲子園で勝つことより、茨城県で優勝することしか考えていない。
なぜ? 現状では、甲子園で勝つ野球は難しいでしょう。
ある監督さんが言っていました。
「甲子園では、高校生同士の戦いなんですが、何か高校4年生と試合しているようでした。」
この言葉が、すべてを表している。
甲子園常連の強豪校は、一年生で入ってきた選手は、ほぼ完成している。
シニアやボーイズで、中学時代から硬式ボールを握り、高いモチベーションの中で練習している。
一年生に入って、すぐレギュラー選手なんて珍しくない。
九州から甲子園に出場したある高校は、練習の9割が打撃練習だそうだ。
ボールをとる、投げる、どのように守備をするか?なんて、ほぼ完成した選手だから、練習はバッティング中心で良いと言う。
残りの一割の練習で、守備の連携などをするという。
そのようなチームに、甲子園で真っ向勝負して勝てますか?
そういう高校野球が良いとは言ってません。
高校野球が、学校教育の一環なら、野球の出来ない選手を一から指導して甲子園に行くのも教育です。
どちらかといえば、今の茨城県は、それに近いのかもしれません。
シニアやボーイズで育った優秀な選手は、もはや甲子園に行くことだけを考えていないんです。甲子園で勝ちたいんです。
だから、優秀な選手たちは県外に行くんです。
中学生硬式野球の賛否が分かれるのも、よく解ります。
でも、少なくとも一時期、その中学生硬式野球の世界に関わった私としては、それを否定はしません。
苦しい練習をして、有名高校に行って甲子園を目指したいという志も理解してあげたいと思うのです。
シニアやボーイズの優秀な選手が入学して、甲子園で優勝を目指すような高校が県内にあればいいのですが・・・

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