震災から1週間がすぎ、少しは状況も落ち着いてきたように思えます。
しかし、それは私の周りだけで、東北地方の被災地や福島の原発では、まだまだ厳しい状況が続いているようです。
さて、少年野球ですが、今週末予定されていた大会なども軒並み延期、または中止。主催者の皆さんの苦悩が手に取るように解ります。
こんな時だからこそ、子供達に野球をやらせたい・・・そう思っている方も多いと思います。しかし、やっぱり状況を考えると、それは許されない。
そのような中、センバツ甲子園の開催が決まった。何となく複雑な気持ちだ。
選手たちには、甲子園で思い切りプレーして欲しい。そう思いつつも、片方では毎日の暮らしで必死な人もいる。原発だって、どうなるか判らない。
しかし、新聞社も名を連ねる主催者の大人たちが決めたこと。その趣旨も理解できる。
全国の人に勇気を与えたい。だったら、おおいに勇気を与えてももらいましょう。
我が、水戸エンジェルスは先週から練習を自粛しています。
@ 比較的大きな余震が想定されていること
A 原子力発電所が予断を許さないこと
B 県内ですら、避難所暮らしを余儀なくされている人が多いこと
そのようなことを考えると、どうしても練習を再開する気持ちになれません。
子供達も、大きな不安や厳しい毎日を過ごしていて、ストレスがたまっていることはいやと言うほど解ります。何とか、野球の練習でストレスを発散させてやりたい・・・ そうも思います。
でも、今、辛抱することも教えなければなりません。
野球どころか、寒さに震えながら、毎日の食べ物に困っている小学生が、まだまだたくさんいるんです。
子供達には、もう少し辛抱してもらうことにします。
辛いという字に、横棒一本足すと「幸」という字になります。
そのときまで、もう少し 辛抱 辛抱・・・

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