この春、水戸東シニアを巣立って、私立高校へ進学したT君。
もちろん高校の野球部で頑張っている。
春休みから野球部の練習に合流し、遠征試合にも同行し、試合に出してもらい活躍している・・・
風の便りで聞こえていた。
それだけでうれしいのに、今度また、このような話が聞こえてきた。
高校の授業で書かされた作文。
「何がなんでもプロ野球選手になる!」強い決意が書かれていたそうである。
しかし、ココまではよくある話。
その作文に「これからも家族を大事にしていきたい・・・」 泣かせますね。
今まで、自分が育ってきたのは家族のお陰・・・と、充分認識しているのだろう。
高校の野球部で頑張ることは大変なこと。ましてやプロを目指すことは、並大抵のことでない。
今は順調でも、世の中そうは甘くない。大きな壁にぶち当たることもあるだろう。挫折感を味わうときもあるだろう。
でも、家族に対する感謝に気持ちを持ち続ければ、どんな苦しいことでも乗り越えられる。私は、そう信じていたい。
そして、もう一つ。これまた泣かせることが・・・
その作文に添え書きされた、先生の言葉。
「プロになりたいその気持ち、先生も一生懸命応援しますよ。」
こんな先生に恵まれたこと、彼は幸せだろうし、夢にも一歩近づいたような気がしてならない。
24日から始まる、高校野球春の県大会。
背番号19番をもらったという彼の姿が、グランドで見られるだろう。

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