2013/8/25

フランシス・ベーコン展  映画&アート

現在ワタクシ、身も心もすっかりサマソニ廃人状態でありますが、見たかった展覧会があと一週間で終わってしまうため、愛知県の豊田市美術館で開催中のフランシス・ベーコン展に行ってきました。

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http://www.museum.toyota.aichi.jp/home.php

以前からベーコンは好きなのですが、見ると確実に心を蝕まれるような気がします。いや、良い意味で。心になにも傷跡を残せないものは芸術ではありませぬ。

ベーコンといえば、とろける男性、裸体。具象は解体され、再構築、リミックスされ、美しく、意味のない無垢になる。

本歌取り、というか、アートに自己解釈を入れて、さらに高いところに持って行くスキルというか。

前々からPSB(というかニール)はベーコンとの視点の共通点が多いと思っています。これまで特に言及はないのですが、ニールのような英国人アートコレクターにとっては避けて通れない道でしょう。しかもベーコンは1992年までロンドン(サウスケンジントン)に住んでいたのですし。

ベーコンはダブリン生まれながら両親は英国人で5歳でロンドンに移住、以後ロンドンを拠点にしているから、ほぼ英国人と言って良いでしょう。

一方、ニールもは英国北部人ながら両親のルーツはアイリッシュ(Tennantという姓もNeilという名前もアイリッシュに多い)、そしてロンドンに移住したのだから、生い立ちになんとなく共通点もありましょう。

ベーコンの絵のアイコンとも言える「叫ぶ顔」が、「戦艦ポチョムキン」からのインスパイアだと説明されると、ニヤリとしてしまいます。

ベーコンは82歳で死ぬまで精力的に創作し、情熱的に恋をします。恋の相手は若く美しい男性ですが、彼の一番有名なミューズ(ポスターにもなっているモデル、ジョージ)は、ベーコンの絶頂期、精神を病んで自死します。ピカソと同様、彼は愛人たちの生気を吸いつくすように、ボロボロにしていきます。ほとんどの愛人たちはベーコンより先に死んでしまいます。それも偉大な芸術家ゆえの不幸?

ジョージは「Young offender」で「Boy strange」だし、ベーコンの晩年の恋人、イースト・エンドのバーで出会ったジョンは、「WEG」の主人公みたい。

まあ、ニールもが誰かを死ぬまで追い詰めたかどうだか知らないけど、経験からヒリヒリ痛いような愛の歌を書いているのですから、彼らを肥やしにしているのは確かかも。

ということは、ニールもあと20年は愛の歌を書き続けられますね。え、あと20年しかないのか?マジで。ガンバレ!!


ところで、豊田市美術館はとても素敵な建物で、美術館そのものも美術品と言えます。

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で、美術館内のレストランで「ベーコンにちなんだランチ」を。ベーコン料理かと思ったら、違った。英国料理のローストビーフでした。

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