2010/7/21

Blackpoolレビュー  Pet Shop Boys

Pet Shop Boys, Empress Ballroom, Blackpool

ウイットのダッシュ、ひとつまみのの政治、アート・スクールの外観…ペット・ショップ・ボーイズのシンセ・ポップの公式はどんどん良くなるばかりだ。
Reviewed by Simon Price Sunday, 18 July 2010

誰も見ていないイルミネーションがキラキラする間、ブラックプールのハイシーズンに降り続く霧雨は、落ち込んだ気分に水をさす。

イギリスの雨の海水浴場は、おそらくペット・ショップ・ボーイズの音楽への完全な比喩だ。
きらめきと涙の絶妙のミックスだ。確かに「Every Day is Like Sunday(毎日が日曜日)」なムードはかつて彼ら自身「踊ることができるザ・スミス」と言われたバンドにぴったりだ。最初の言葉は、「Sometimes, you're better off dead(時々、死んだ方がマシだと思う)」(「West End Girls」の歌詞)だ。

そのような併置はデュオの生きる血だ。彼らの場合、皮肉は単に残酷なエコーであることを意味し、人生の鏡像、Cosmic Jokeのアプリケーションである。目的には純粋さ、明快さ、誠意(ボノをくさしていた時代にニール・テナントをぞっとさせたかもしれない単語)がある。それは彼らを支えていた。ポップ・グループの解雇を受け入れることへの、ペット・ショップ・ボーイズの大胆な拒否はうまく行っていた。彼ら自身の予定外の事に直面しても、彼らは穏やかにし続けた。

これは、少なくとも評価ではグラストンベリーを沸かせたショーだ。それはEmpress Ballroomのきらびやかな会場でさえもさらに上手く行った。「Pet Shop Boys Versus America」で文書化されたように、ペット・ショップ・ボーイズは、デレク・ジャーマン率いる1989年のツアーとその後のアメリカのミニ・ツアーによる演劇としてポップについて考え始めた。サンプルの引用:「ウィッグはそれぞれ1,000ポンドで、34のウイッグがあった。で、ウイッグ担当の人間が一人いた。」今日まで、ペット・ショップ・ボーイズのショーは、明らかに大金を詰めこんだけど、多くの独創性を含んでいた。

LED、ダンスする摩天楼、ピンク・フロイドの「The Wall」、全く見事に壊されるレゴのような建築物、ギルバート&ジョージからインスパイアされたボール紙まで、それはハイテクとローテクの想像的なミックスだ。ニールとクリスは、頭にOxoキューブで登場し、いくつかの衣裳替えを行う。

あるところで、ダンサーはキーボードとトランペットを演奏するふりをする。決してステージで「リアル」ミュージシャンを登場させないPSBの方針を強調する。クリス・ロウは、コンソールの後ろで、彼自身の好き勝手にしている。ペアの周到なよそよそしさは、長年のうちで緩和されている。テナントは「ハロー、ブラックプール!」と叫ぶ。拍手。地元っ子のロウは、ミラーボール・ジャケットを着て、踊るために前に出て、ポップで最も有名なQuiet Onesの1曲を誘導した。この故郷のショーのために尽力をした。有名なジェットコースターの場面からBirley通りのパーティーの映像フッテージを入れている。

一方で小さなクレーム…Ballroomはとてつもなく静かだ。私はペット・ショップ・ボーイズを見たことがあるが、その後彼らと話をしたかどうかは定かではない。一方、国歌のように「Heart」と「Always on My Mind」を大声で歌う群衆を、大音量でかき消す必要があったかについては疑問に思う。

「Go West」は、今夜のブラックプールでは抜きんでていた。転用という古典的な行為で、サンフランシスコのゲイの約束の地のVillage Peopleの領土拡張賛美歌は、ベルリンの壁が崩れたときの共産主義圏の民族の誤った夢のビタースイートな論評になった。「What Have I Done to Deserve This?」のための大きなスクリーンの上で、ピクセル化されたダスティを見た時、私がグッと来たことは認めざるを得ないだろう。コールドプレイの「Viva La Vida」がすばらしい歌であるということを「Domino Dancing」とのミックスでパフォーマンスすることによって、私にいやいやながら認めさせさえする。Dave Clark Fiveの「Glad All Over」のアンコールを、オレンジのウイッグをかぶってやったときも同じことが言える。

新しく、まっさらなマテリアルは、ペット・ショップ・ボーイズの一貫した優秀さがどれほど当然のことと思われているかを証明するだけだ。彼らは単に個人的なだけでなく政治的に抜け目ないオブザーバーに成長した。「君が間違ったことを何もしてないならば、恐れるものは何もない/隠すものがあるならば、君はここにいるべきではない」と、テナントは「Integral」で歌う。9/11後の西側でのパラノイアと外国恐怖症の環境を完全に要約している。「Building a Wall」で、「これ以上逃げる場所はない…」と、ペット・ショップ・ボーイズは、彼ら自身の語で言えば、「無菌で、清潔で、合理的で、完璧な(Integralの歌詞)」ままだ。それらのもののすべてであって、それらのいずれでもない。ライブは「West End Girls」で終わるが、そこはまさに彼らが世に出た場所だ。現在、彼らは不滅のひと組である。ポップの世代だ。(後略)
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